「眩しいなぁ。なんなんだ?」
「ここかね?天界と人界のあいだに広がる世界だよ。」
ひとり呟いていた、と思ったら、いつの間にか青年が後ろに立っていた。
「ってうぉい!?いきなりお前誰だ!?」
「何。ただの神だよ。君には済まないが転生をしてもらおうと思ってね。」
「は?転生?俺生きてんじゃないの?」
「いや?死んだよ?」
「・・・・・・は?死んだ?」
「うん。死んだ。」
「・・・ちなみになんで?」
「俺のミス。」
「おい?今なんつった?(ボキボキ)」
「いや、ね?俺の上司がメガネ落としちゃってさ、その時に手が当たってさ、インクボトル倒してね。
その時慌てて直したんだけど丁度君の名前のところだけ消えてしまってね。
名前のないものはいきていくことはできない。他者に知られているなら尚更ね。」
「・・・なるほど。だから死んだのか。まあミスは許せんけど、ま、しゃーないか。」
「・・・怒らんのか?」
「いや、むしろ神様でもミスすることがあんだなって思って若干親近感が湧いた。ずいぶん人間っぽいんだなって思った。」
「ははは、まあ、人間界に書かれているものだと随分人間離れしているしな。俺たちだってミスぐらいすることあるさ。」
「へえ。そういえば転生って言ってたよな。どこ?」
「ああ、君のパソコンの中に入っていたものと似た世界だよ。」
「・・・色々入っているんだが。ガンダムとか東方projectシリーズとか。」
「あ、それそれ。転生先は東方だよ。」
「マジで?」
「不満か?特典とかいろいろ付けるが。」
「いやむしろその正反対。めっちゃ嬉しい。」
「そうか。なら良かった。」
「ところで特典って?」
「とりあえず鬼すら足元に及ばないほどの筋力、天狗以上のスピード、実質無限とも言えるほどの妖力、霊力、魔力でどうだい?無論能力もあとで選んでもらうよ。」
「スゴ・・・強すぎんだろ・・・」
「じゃあ、この中から紐を4本引いて。」
「え?これで決めんの?」
「大丈夫。充分どれもチートだから。」
「あ・・・そう・・・
んじゃあまあ適当にこれとこれとこれっと。」
「えーとどれどれ・・・?
『分解と再構成を司る程度の能力』っていきなりチートかよ。
あとは『時間と空間を司る程度の能力』、『あらゆるものを作れる程度の能力』、『体を進化させることのできる程度の能力』?
強すぎんだろ。どうやって倒すの?」
「知るかよ。前からくじ運だけは良かったんだ。」
「良いってどころじゃないよこれ・・・まあいいや。適当に転生させておくよ。
じゃあ二度目の人生行ってらー。」
「あんたほんと軽いな。まあいいや。特典とか転生とか色々ありがとうな。」
「気にすんな。ま、楽しんで来い。というわけで奈落の底まで『ボッシュートになります』」
「おいまてどういう意味だ!?」
ポチッ
ガコンっ!
「お前今度会ったら絶対しばくからなあああああああああああああああああああ!」
足元に空いた穴によって下に落ちていく。