私のお父さん   作:ローファイト

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私のお父さんとお母さんの日本のお友達

 

今日はお父さんとお母さんの高校生の時のお友達が日本から遊びに来ます。

お父さんはロンドンまで車で迎えに行ってました。

 

 

「かなちゃん。久しぶり~」

「千鳥、おっす」

「恭子!オノDも!!」

 

お母さんは日本から来たお友達の恭子おばちゃんと両手をつないで、喜んでました。

 

「アスカちゃんも。久しぶり~、私の事、覚えてるかな?」

「こんにちは。うん。覚えてる」

恭子おばちゃんはとても優しいおばちゃんです。

2年前と4年前にも遊びに来たことがあります。

私が赤ちゃんだったころも会った事があるそうですが、赤ちゃんだったので覚えてません。

Dおじさんは恭子おばちゃんの旦那さんで、みんな同じ学校の同じクラスのお友達だったそうです。

でも、Dおじさんはなんで日本人なのにDおじさんって言うんだろう?

 

恭子おばちゃんとDおじさんにお土産で日本のお菓子と、日本で流行ってるデーモンウオッチのぬいぐるみを貰いました。

お母さんは紅茶とお菓子をだして、みんなでリビングでお話をしました。

 

「アスカちゃんはますます千鳥に似て来たな。きっと将来お母さん似の美人になる事間違いなしだな」

「うむ。肯定だ。アスカはきっとかなめに似て美人になるだろう」

「はいはい、ありがとねオノDと宗介も。まあ、確かにアスカは私の小さい時にそっくりだけど、性格はどっちかというと宗介に似てるかな」

「そうかもね~。アスカちゃんって大人しいし~」

「何?恭子。私が騒がしい奴みたいじゃない!」

「しょっちゅう叫んでたのは誰だよ。クラスで一番声がでかかったのも千鳥だろ?」

「しょうがないじゃない!宗介がいつもいつも騒ぎを起こすから!」

 

お父さんとお母さんたちはとても仲良くお話してます。

とても楽しそうです。

私も一緒にいるだけで楽しい気分になります。

 

「何にしろ昔の相良を知ってるだけに、こんなに親バカになるなんて、想像もつかなかったよな」

「うむ。それも肯定だ。俺もそう思う」

「あんたはちょっとは否定しろっての!」

「うふふふふっ、かなちゃんと宗介君は相変わらずだね」

 

 

 

「おいしょっと」

「……恭子……お腹……もしかして」

「そうだよかなちゃん。妊娠5か月なんだ」

「恭子!………よかった。よかったよー恭子。でもなんで妊娠中の大事な時にわざわざ遠いところに来たのよ」

「それはね。かなちゃんに直接報告したかったの」

「え?なんで」

「かなちゃんさ。わたしが子供出来ない事。ずーっと自分のせいだって責めてたでしょ。あの時の怪我のせいだって。そんな事全然ないのに。だから、かなちゃんにはあの時の怪我とかは全然関係ないよって直接いいたかったの。だいたいかなちゃんと宗介君が悪いわけがないのに。悪いのはかなちゃん達と学校を狙ったテロリストなんだから。だからこれでお終い。もう、あの時の事を負い目に思わないで、かなちゃん」

「………恭子……ありがとう。……本当にありがとう……恭子…」

お母さんは恭子おばさんを抱きしめて泣いてました。恭子おばちゃんはそんなお母さんを優しく微笑みながら、頭をさすってくれました。

 

その後ろでお父さんは恭子おばちゃんに黙って頭を下げてました。

 

良くわからないけど、お母さんと恭子おばちゃんを見ていて私も涙が出てきました。

悲しいわけじゃないです。なになのかはわかりません。嬉しいに近いと思います。

お母さんも嬉しいから泣いたんだと思います。

 

 

恭子おばちゃんとDおじさんは10日程、お家でお泊りしました。

その間、一緒にいろんなところに遊びに行きました。

お母さんと恭子おばちゃんは本当に仲良しです。

私もこんな風に学校のお友達とも大人になってもずっと仲良しでいたいなと思いました。

 

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