私のお父さん   作:ローファイト

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私のお母さん

 

 

今日学校の休み時間に教頭先生とお話しました。

教頭先生は髪の毛が全く生えていない卵のような頭をしたおじさんです。

 

教頭先生は私のお母さんがどういう人なのか聞いてきました。

 

 

私のお母さんの名前はカナメ・チドリ29歳。

誕生日はお父さんとおなじの12月24日

 

お母さんは大学のえらい先生です。

何を教えているかと言うと……えーと、たしか工学なんとかという先生です。

実はよくわかりません。

 

お母さんはどういう人かと聞かれたので、こう答えました。

「美人の大学の先生です」

 

「そうか、君はあの世界的に有名な工学博士、天才科学者チドリ博士の娘さんだったね」

教頭先生がそう言ってました。たぶんそうだと思います。

 

 

次に教頭先生は普段は家でお母さんは、何をやっているのかを聞いてきました。

なので私はこう答えました。

……ふだんのお母さんは…………

「お父さんを何時もハリセンで叩いてます」

 

「え?君は大丈夫なのかい?え?それはドメスティック・バイオレンスじゃないのか?え?」

教頭先生が言っている意味はわかりませんでしたが、ものすごく心配そうな顔をしていました。

 

「お父さんとお母さんは何時も喧嘩ばかりしているのかい?」

 

「喧嘩じゃありません。お父さんが何時も怒られてます」

 

「………カウンセラーに相談した方が………君はその…叩かれたりされてないのかい?」

 

「?……お母さんは私にも、たまに怒ることもあるけど、叩いたりしません。代わりにお父さんが叩かれます」

 

「?……お父さんはお母さんに叩かれて何か言っているかい?」

 

「うーーん。あっ、『痛いぞ』『なかなかいい攻撃だ』『キレがイマイチだな』『かなり痛いぞ』って言ってます」

 

「?……お父さんはどんな表情かな?」

教頭先生は少し考えるような顔をしてから、こう聞いてきました。

 

「お父さんはいつも普通です」

お父さんはあまり表情が変わりませんが、汗とか、目の動きでわかります。

 

「!?……SM夫婦………まさか、あの工学博士の趣味が女王様だったとは…………君も大変だろうが、頑張りなさい」

教頭先生は、私に優しそうな顔をしてこう言って、フラフラと何処かへ行ってしまいました。

お母さんが女王様?教頭先生の言っている意味がよくわかりませんでした。

 

 

お母さんはお父さんによく怒るけど、お父さんは全然気にしていないみたいです。

お母さんはお父さんが大好きです。お母さんからよくお父さんにキスをしています。

車でお母さんの大学にお父さんが送り迎えをする時は何時もです。

お母さんはお父さんとくっついているのが好きで、一緒にいる時はずっとくっついてます。

そんなお母さんとお父さんを見るのが大好きです。

 

お母さんはたまに怒ると、ものすごく怖いけど、普段は優しいお母さんです。

料理は美味しいし、お庭のお花の世話を一緒にしてくれます。

寝る前は本を読んでくれたりします。

本当はお掃除もお父さんより上手です。

 

お母さんがお休みの日は何時も、3人でお出かけします。

お母さんとお父さんと手を繋いで仲良くお出かけするのが大好きです。

 

そんな、お母さんは私は大好きです。

 

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