週末は三笠公園に行って来ます(=゜ω゜)ノ
彼女と初めてまともに話せたのは呉での休暇中だったわ。
SaratogaやIntrepid達と一緒に、lunchがてら日本観光に行こうとしてたら廊下を歩いていた彼女を見つけたの。だから、みんなと別行動して彼女と話すことにしたわ。
どうして彼女と話したかったのか?
そうねぇ……私と
日本に来て、日本の艦娘達に会う度に失望していた私は一縷の望みを彼女にかけたの。
確信が持てたのはずっと後の事だけどbingoだったわ。
彼女は私が望んだ通りの人だった。
彼女は私の同類だった。
それを確かめられたのが、私が日本で得た何よりの収穫だったわ。
元Iowa級戦艦一番艦 Iowa。
現バーガーショップマクダニエル日本支店副店長へのインタビューより。
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「Hi!ヤマート!」
「大和です。ヤマートと伸ばさないでください」
「Oh……。相変わらずcoldデース。meはもっとyouと仲良くしたいでござるのに」
今ござるって言いました?
話す度に思いますが、相変わらず変な日本語ですねこの人。
生まれも育ちも米国の割に上手いとは思いますが、それでも要所要所を英語で言うので、ルーなんとかさんみたいでわかり辛いです。
「他の米国艦達と観光に行ったんじゃなかったんですか?アイダホさん」
「No! IdahoじゃなくてIowaよ!Idahoは今、
日本語でおk。
中途半端に日本語と英語が混ざってるので何言ってるかわかりません。
だいたい、今はお昼時なんです。
ただでさえお腹が空いているのに、余計なことに頭を使ってカロリーを消費したくありません。
「ヤマートも今からlunchデースか?」
「だから伸ばすな。そう言う貴女も今からですか?」
「当たり前田のcrackerデース!だからご一緒シーマショ!」
なんて古いギャグを……。
今の若い子は恐らくわかりませんよ?それに、彼女のわざとらしい日本語は聞いてるだけでイラついてきます。
イラついてはきますが……断ったところで諦めてくれそうにはありませんね。
「お好きにどうぞ。ただし、私の連れに絡まないと約束してくれるなら。ですが」
「連れ?ヤマートしか見えまセーンよ?」
見えないのは当たり前です。
だって一緒に居ないんですもの。私の連れである朝潮ちゃんとは食堂で合流予定なのです。
なんでも、呉にそのまま居残る事になった矢矧のお別れ会を作戦に参加していたメンバーでだけででもやろうと言う話になったのだとか。
あれ?そう考えると……。
「来ちゃダメじゃないですか?」
「why!?さっき好きにしろって言ったデース!」
いや、言いましたけど……。
だって昼とは言え矢矧のお別れ会ですよ?
そこに、同じ作戦に参加しただけの他人を同席させるのは少し問題があるような気がしないでもないんですもの。
そりゃあ、みんな良い人ばかりですから歓迎してくれると思いますよ?
思いますけど、ただの昼食だと思っているアイオワさんは肩身が狭い思いをするかもしれません。
いえ、そうに違いありません。
ここは日本を代表する大和型戦艦の一番艦として、ゲストあるアイオワさんに肩身の狭い思いをさせるわけにいきません(使命感)!
なので申し訳ありませんが……。
「ここを通すわけにはいきません!」
「どうしてそうなった!?」
あら?今の発音は凄く自然でしたね。
でもアイオワさんは何故か「しまった……」と呟きながら右手で口を押さえています。
もしかしてこの人……。
「普通に喋れるんじゃないですか?」
「な、なぁんのコートデショーカ?ニッポン語
怪しい。
明らかに冷や汗を流しながら両手の平を上に向け、明後日の方向を見て「ワッカリーマセーン」と言うアイオワさんからは嘘くささしか感じません。
少しカマをかけてみますか。
「そう言えば、ヘンケン提督はリップサービスで最初は似非外人風の喋り方をしていたと噂で聞いた覚えがあります。貴女もそうなのでは?」
「何のコートヤラ……」
あくまでしらばっくれるつもりですか。
ですが目が泳いでいますよ?それでは「やっべぇどうしよう」とか考えてるのが丸わかりです。
ならば……。
「そうそう、アイオワさんはお好み焼きを食べましたか?」
「オコノーミヤキ?
「それは好都合です。呉に居る間に行く機会があったら『お好み焼き』とは注文せずに『広島焼き』と注文してください。そうすると……」
「オマーケしてクーレルとかデースか?」
「いえ、店の人が広島県民ならガチ切れします」
「それダメなヤツじゃない!どうしてそんな危険なことをさせようと……!あ……」
フッ、やはりその喋り方は演技。いやキャラ付けだったのですね。
余談ですが、広島県民に向かってお好み焼きを広島焼きと呼ぶとガチ切れするのは本当です。
実体験なので間違いありません。(誰の実体験かは秘密です)
どうやら広島県民にとってはアレが唯一の『お好み焼き』らしく、人によっては『広島風お好み焼き』と呼んでも発狂しますので注意が必要ですね。
あ、もちろん異論は認めます。
あくまで個人の実体験に基づいた話でしかありませんので、(しつこいですが、誰の実体験かは秘密です)本当にそうなのかどうかはご自身でお確かめください。
ただし、本当にガチ切れされた。店から追い出された。殴られた等々の被害受けても責任は負いかねますので、試す場合は自己責任でお願いします。
ああ、それと断っておきますが……。
「広島を貶める気は微塵もありません。良い所ですよ?広島は」
「Hay大和。後ろに人はいないのに誰に向かって言っているの?」
「さあ?誰にでしょう?」
問われてアイオワさんに向き直りましたが本当にわかりません。
どうしてだかわかりませんが、そう言わなければならない気がしたんです。
まあ、それは置いといて。
「もう、キャラを作るのはやめたのですか?」
「別に作ってたわけじゃないわ。ただ……指揮官のマネをしてあんな喋り方をしてたら……」
「期待されて後に引けなくなった。ですね?」
「Yes.正直後悔してるわ。喋ってる内に自分まで何言ってるかわからなくなるんだもの」
と、盛大に溜息を吐きながらそう言ったアイオワさんは本当に後悔してるっぽいですね。自業自得とは言え、少し同情的な気分になってしまいます。
と言うか、若干イントネーションに米国訛りはありますが流暢に話せるんですから、変にキャラ付けなどしなければよかったのに。
「ここで立ち話もなんだし、lunchしながら話さない?」
「あ、それはダメです。今から友人のお別れ会なので」
「それで、一度OKしていながら断ったの?」
「はい。アイオワさんが肩身の狭い思いをするかもと思いましたので」
「ふぅん。ニッポン人は変な事を気にするのね。States なら飛び入りguestは大歓迎よ?」
ここは日本ですので米国の常識は適用されません。
でもそう言うって事は着いてくる気ですか?阿武隈さんプレゼンツのお別れ会に?
参加するの自体は構わないんですけど、阿武隈さんには悪いですがお勧めは出来ません。
だって、確実に収拾がつかなくなりますもの。
普段でさえ、彼女旗下の駆逐艦たちは好き勝手して阿武隈さんの指示を聞かず、それに阿武隈さんが「皆さん、あたしの指示に従ってください。んぅぅ、従ってくださぁいぃ!」と半泣きで叫ぶのは日常茶飯事です。
しかも今日は、阿武隈さんの天敵とも言える北上さんも同席するはず。
お別れ会がお別れ会の体を成さなくなるのは必然です。
「う~ん。やっぱり違うのかしら……」
「何がですか?同性にマジマジと見られて喜ぶ趣味はないのですが……」
ただし朝潮ちゃんは除く。
朝潮ちゃんになら私の隅から隅まで見て欲しいですもの。いいえ、むしろ見せつけたい。
朝潮ちゃんに私自身も見たことがない部分まで見て欲しい!そのためなら……。
「M字開脚も喜んでする覚悟です!」
「
おっとマズい。
朝潮ちゃんのつぶらな瞳で見つめられる想像をしてたせいで、大和撫子という本名からは考えられない程はしたないことを言ってしまいました。
アイオワさんの蔑むような視線が痛いです。
(おい、こんな奴は放って置いてサッサと行け)
「何をそんなに急いでいるんですか?」
慌てなくても時間はまだありますし、私のお腹もあと十数分は持ちます。
それなのになぜ、窮奇はそんなに苛立っているのですか?
「あら、急いでるように見えた?そうね……meは少し焦っていたのかもしれないわ。正直、探すのにも疲れてたから……」
「いや、今のは……」
(おい!早くしろ!)
貴女に言ったのではない。と、言おうとしたの窮奇に邪魔されてしまいました。
さっきから何をイライラしてるんです?もしかしてお腹が空きました?
窮奇が空腹というだけでイライラするとは思えませんが、もしそうなら……。
「少し、幻滅しました」
「幻滅?幻滅ってどういう事?」
あ、またやっちゃった。
でも会話は成立してるっぽいですね。
今のセリフが気に障ったのか、アイオワさんまで苛立ち始めたのが問題ですが。
(行かないのなら体を乗っ取るぞ!)
「あーもう、情けない。自分の思い通りにならないだけで拗ねないでくださいよ」
「拗ねるな?拗ねたくもなるわよ。生まれてからずっと探し続けてきたのに今だに見つからない。一縷の望みに賭けて貴女に会ってみたけど確証が持てない。
ちょっと黙っててくれません?
窮奇へのセリフが何故か貴女の心の琴線に触れて落ち込ませてしまったようですが、私が話している相手は窮奇であって貴女ではありませんので。
(もういい。お前には頼まん。せっかくお前の顔を立てて、出来るだけ乗っ取らないようにしてやってた私の思いやりを蔑ろにするお前にはガッカリだ)
「はいはい、貴女のお眼鏡に叶わなかったようでごめんなさいね」
「い、いや、確証が持てないだけでまだそうと決まったわけじゃないわ。貴女には親近感を感じるし……」
だから反応しないでください。
貴女が反応するせいで、自分がどっちと話しているのかわからなくなってきたじゃないですか。
だいたい親近感って何です?
私と貴女のどこが身近だと?
背丈が同じくらいだからですか?それとも私と同じように朝潮ちゃんに飼われるのが趣味とか?
まさかとは思いますが、私と似た境遇とか言い出しませんよね?
「ねえ貴女、大和には行ったことがある?」
「奈良県にですか?え~とたしか、中学校の修学旅行で……」
「No!記念艦の大和よ!港に浮いてるでしょ!?」
「ああそっちですか。いえ、行った事はありません」
と言うか行く気になれないんです。
朝潮ちゃんが行ってみたいと言ってたので、朝潮ちゃんと一緒なら行っても良いかなとは思っていましたが……。
あ、ちなみに。
奈良県、特に奈良盆地周辺は今の地方行政区分になる前は大和国と呼ばれていたんです。
もっと詳しく解説しても良いですが、怒られそうな気がしないでもないので続きはウィ〇ペディア先生にでも聞いてください。
「貴女が横須賀に戻るのはいつ?」
「明後日の予定ですが……それが何か?」
「だったら、呉に居る間に行ってみて。貴女が私と同じなら思い出すかもしれないから」
「まるで、自分は特別な存在とでも言っているようですね」
「特別……と言えば聞こえは良いわね。でも私は、いえ、私たち転生者はこの世界にとって異物よ」
は?転生者?
ラノベやアニメでよくある、一度死んで別の世界に転生するなり召喚されるなりするアレですか?
アイオワさんの真剣な瞳を見る限り本気で言っているようですから、彼女は自分が転生者だと信じているようですね。
米国人も中二病になるとは驚きです。
「今は信じなくてもいい。でも、転生者は本当にいるの。それだけは覚えておいて」
「はぁ……」
言いたいことはソレだけ。とでも言うように、アイオワさんは「変な人ではあるけれど、貴女がそうであることを願ってるわ……」と呟いて食堂の方へ行ってしまいました。
一方的に絡んできて変人呼ばわりとは、米国人には礼儀というものがないのでしょうか。
(ふん、ようやくいなくなったか)
「あら、あの人が嫌だからこの場から離れたかったんですか?」
(当たり前だ。奴は敵だぞ?)
「いや、味方でしょ?一緒に戦った仲間じゃないですか」
私もアイオワさんの事は苦手に感じていましたが、それはあくまで喋り方。あの人自身は嫌っていません。
(お前、また忘れてるな?)
「忘れてる?何をですか?」
(いや、憶えていないと思い込んでるだけか?まあ、どちらでもいいか。奴に助言されたようで腹は立つが、『大和』に
だから何をです?
窮奇にしてもアイオワさんにしても、何か私に伝えたいことがあるならハッキリと言えばいいじゃないですか。
それなのに、二人揃って記念艦の大和に行けばわかる的な事を言って有耶無耶にするんですもの。尺でも稼いでるんですか?
(おい、たしか朝潮が行きたがっていただろう?明日連れて行ってやれ)
「貴女に言われなくてもそのつもりですよ。でも出来ることなら……」
(行きたくない。だろう?)
「はい……」
なんで行きたくないんでしょう。
いえ、行きたくないだけではありません。視界にすら収めたくないと思っています。
そんな私の心中を察したかのように、窮奇は苛立ちが隠った口調で言いました。
(ふん、臆病者め)と。
主要キャラ人気投票
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朝潮(一部主役である二代目。大淀含む)
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神風(二部主役である初代。桜子さん含む)
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大和(影が薄い三部主役)
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紫印 円満(実質三部の主役?)