ヘンケンとの二人きりでの初デート?
話すのは構わないけど、それって回想録と関係あるの?
え?ない?
ないんだったら話さないわ。
いや、良いから良いからって言われても嫌なもんは嫌よ。だってプライベートだもの。それに、アンタに話したら尾ヒレどころか胸ビレまでつきそうだし。
じゃあデートした時期だけでも?
それくらいならまぁ……いっか。
アレはたしか、呉から二式大艇に乗って横須賀に帰って、着いたその日にヘンケンからデートに誘われて、仕事とスケジュールを調整して一週間後にデートしたわ。
楽しめたのか?
そうねぇ……緊張し過ぎてデート当日の記憶は朧気だけど楽しめてたと思う。
それまでの人生で初めてした普通のデートだったからってのもあるんでしょうけど、あの人ったら日本の学生が取るようなデートプランを立ててきててさ。
駅前で待ち合わせしてウィンドウショッピングして映画見て食事して、夜景を楽しんで帰ったわ。
え?ホテル?
行くわけないでしょ!いくら奇兵隊がパパラッチの類を物理的に排除してくれてたって言っても人の目はあったからね!?
そんな中、横須賀鎮守府の提督と第7艦隊の司令長官がホテルにでも入ろうもんなら週刊誌の格好のネタよ。
実際、私とヘンケンのデートがネット上で噂になっちゃって誤魔化すの大変だったんだから。
ええ、アンタも知ってるでしょ?
あのデートはあくまで接待。
帰国する前に日本の街中を歩いてみたいと言いだしたヘンケンを、提督である私が案内して回ったって事にしたの。
でも私的には、デート当日よりデートに誘われた日の方が楽しかったかな。
なんて言うか、第7艦隊の司令長官って色眼鏡無しで、初めてあの人を見れたのがその日だったから。
~戦後回想録~
横須賀鎮守府司令長官。紫印円満中将へのインタビューより。
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「と、言う訳でデートしよう」
「いや、どういう訳よ」
貯まっていた仕事も一段落つき「明日から通常業務に戻れるわね」なんて、お互いげんなりした顔を見合わせて満潮と話してたら、執務室を訪れたケンドリック提督が開口一番にそう言った。
ノックもせずに執務室に入るなんて失礼過ぎでしょ。米国にはノックするって習慣がないのかしら。
「じゃあ私は先に部屋に戻るわ。後はごゆっくり」
「待って!なんで出て行こうとするの!?一緒に居てよ満潮!」
「いやぁ~、だって夕飯の支度もあるし……。あ、そうだ。なんなら、ヘンケン提督も一緒に食べる?」
「ご相伴に預かろう」
「はぁ!?」
即答かよ!
少しは悩むとか遠慮するとかしなさい!
いや、別に一緒に食事するの自体は構わないんだけど、満潮の手料理を食べるって事は私たちの部屋にこの人が来るって事よね?
冗談じゃない!
この人が私たちの部屋に入るのは初めてじゃないって言っても、親しくもない男性をホイホイと部屋に招きたくないわよ!
「そう、だったら19時くらいに来て。準備しとくから」
「了解した。ミッチーの手料理、楽しみにしているよ」
「ミッチー言うな。じゃあそれまで、円満さんと談笑でもしてて。くれぐれも……」
「紳士的に、だな。任せろミッチー」
私の意見など聞こうともせず、満潮は飽きずに「だからミッチー言うな」と言いながら執務室を出て行った。
残されたのは私と、執務机を挟んだ対面に佇むケンドリック提督のみ。
私の職場であり、時には憩いの場ともなる執務室が危険地帯になってしまった。
「さて」
「ひっ……!」
「どうしたエマ。何故怯えている?」
怯えもするわよ!
だって密室に、アンタみたいな大柄でいかにも鍛えてますって感じの男と、小柄で吹けば飛ぶような私が二人きりなのよ?
しかもアンタは私に惚れてて、隙あらば私の純潔を奪おうとしてる餓えた狼!
アンタがその気になったら、抵抗も出来ずに食べられる(意味深)ウサギでしかない私に怯えるなって言う方が無理よ!
「安心しろエマ。君に乱暴などしない」
「ほ、本当に?」
「本当だ。君に乱暴しようものなら、そこのソファーにいるご婦人に何をされるかわからないからね」
「え?ソファー?」
ケンドリック提督が左手の親指で指した先にあるソファーを見てみると、いつからいたのか、桜子さんが右肘を背もたれに預けてこちらを覗っていた。
いや、ホントにいつからいたの?
先生からの命令で、桜子さんが私の護衛をしてくれてるのは知ってるしいつもそこで寝てるのも知ってるけど、今日もいた事にケンドリック提督に言われるまで全く気付かなかったわよ?
「へぇ、伊達に第7艦隊の司令長官をしてない。って訳ね」
「これでも叩き上げなのでね。まあ、単純な腕っ節では君やMr.Crazyに敵いそうにないが」
などとケンドリック提督は言ってるけど、先生には及ばないものの、桜子さんとなら実際にやり合えば良い勝負しそうってのが私の感想ね。
それはさておき、桜子さんは何か引っ掛かったのか首を傾げて何かを悩んでるわ。
「ミスタークレイジー?誰?」
「先生の事よ。どうしても正しく発音出来ないんだってさ」
「それでなんでお父さんがミスタークレイジーになるのよ。そんな名前じゃ……。あ、もしかして苗字の
その通り。
と、私は首を縦に振ることで肯定した。
私からしたら別に発音しにくいとは思えないけど、米国育ちのケンドリック提督からしたら、『くれいし』と音が近いCrazyが先に立っちゃうんだと思う。
「暮石が訛っちゃうんじゃあ、お父さんの下の名前とかどうなるの?」
「それは私に聞かれても……」
言われて初めて思った。マジでどうなるんだろ。
桜子さんからケンドリック提督に視線を移してみると、「ko、koujyu……jyu……」と、唇をアヒルみたいにして繰り返してるわ。
「ぷっ……!何よその顔」
「わ、笑うことはないじゃないかエマ。日本人の名前が難しすぎるのが悪いんだ」
よほど恥ずかしかったのか、ケンドリック提督は頬を赤く染めて私と桜子さんから顔を背けてしまった。
へぇ、この人でも照れる事があるのね。
なんだか、ちょっとだけ可愛いじゃない。
「お父さんの名前って難しい?時代錯誤とは思うけど」
「難しくはないわね。漢字だって小学生レベルだし」
まあ、ケンドリック提督からしたら名前の発音が難しいんであって、先生の名前が特別難しいわけじゃない。
先生の名前に比べたら、今流行り?のキラキラネームの方がよほど難しいわ。
「二人とも取り敢えず座ったら?大サービスでこの桜子さんがお茶を淹れてあげるから」
「どういう風の吹きまわし?何か企んでるの?」
「別に何も?あなた達二人の会話に興味があるだけ」
怪しい。
人
まさか会話を録音して、青葉なりに売りつける気かしら。
いや、無いわね。
だって桜子さんは超がつくほどの機械音痴だもの。そんな桜子さんが録音機材、例えばICレコーダーなんかを持ち歩いてるとは考えられない。
「ほらほら、二人ともさっさと座りなさい。ヘンケンは円満の隣と対面、どっちが良い?」
「……対面でお願いしよう」
「OK。じゃあ円満はこっちね」
と、言いながら、桜子さんは私の手を強引に引っ張って壁側に座ったケンドリック提督の対面に私を座らせた。
いつもなら少しは抵抗するんだけど、ケンドリック提督が私の対面を選択したのが意外すぎて抵抗するのを忘れてしまった。
隣、と即答すると思ってたのに……。
「ヘンケンはコーヒーの方が良いわよね?米国人だし」
「いや、それは偏見じゃない?」
なんて言いながら給湯室に向かう桜子さんに思わずツッコんだら、ケンドリック提督は「エ、エマ!今ヘンケンと……!」とか言いながら腰を浮かせた。
アンタの事じゃないから座ってろ。
「そんなに、私にヘンケンって呼んで欲しいんですか?」
「あ、ああ。その、好きな人に愛称で呼ばれるのは俺の夢の一つで……」
す、好きな人とか軽々しく言うな!
アンタみたいなプレイボーイ風の男が口にすると軽く聞こえるのよ!
ええ軽いわ!
頬をポリポリと掻きながら恥ずかしそうに言うから少しだけ、本当に少しだけキュン!としたけど軽いのよ!
「ケンドリック提督なら、恋人がいた事くらいあるでしょう?愛称で呼んでもらえなかったんですか?」
「恋人?自慢じゃないが、俺は誰かと交際した経験は無い」
「はぁ!?嘘でしょ!?」
「本当だ。Promでも相手が見つからなくて参加できないほどモテなかったんだ」
え~っと、Promって確かPromenade(舞踏会)の略称で、学年の最後に行われるダンスパーティーの事よね?
ケンドリック提督の容姿なら、黙ってても女性の方から(趣味が普通の女性に限る)寄ってきそうに思えるけど……。
「米国は余裕があったんですね。ケンドリック提督がhigh schoolを卒業する頃ってとっくに開戦してましたよね?」
「余裕なんてなかったさ」
「でも……」
「まあ聞いてくれ。俺が育ったのはサンフランシスコなんだが……。君も識っていると思うが、サンフランシスコはカリフォルニア州北部に位置し、太平洋とサンフランシスコ湾に囲まれた半島の先端にある丘の街だ。当然、開戦初期は深海棲艦からの攻撃に晒され、街は廃墟さながらの様相を呈した」
それなのにhigh schoolに通え、しかもPromまで開いた?
ケンドリック提督の歳から逆算すると、卒業したのは今からだいたい7~8年前。
日本で例えると正化25年から26年頃、戦況がある程度安定した時期ね。
米国も似たような感じだったのかしら。
「海に面した州全てがそうだった訳じゃない。だが俺が育ったサンフランシスコの大人たちは、困難な時代だからこそと言って俺たちをschoolへ通わせてくれた。俺たち子供に、平和だった頃と同じ経験をさせてくれたんだ」
そう、ケンドリック提督は心の底から感謝しているように語った。
そしてたぶん、その経験こそがこの人の戦う理由。
この人が国に、いえ、故郷のために戦う理由なんだと、私には思えたわ。
艦娘になった頃の私とは真逆と言っていい、綺麗な理由。正直言って……。
「羨ましい……」
「羨ましい?」
「ええ。ケンドリック提督は私が元艦娘だって事、ご存知ですよね?」
「ああ、知っている」
「私と同世代の艦娘。特に駆逐艦は、仇討ちや食い扶持を求めて艦娘になった子がほとんどです。もちろん、私も例外じゃありません。私は、食うに困って艦娘になりました」
「君が艦娘になったのはたしか……」
「正化24年。今から9年ほど前です」
安定はしてなかったものの、シーレーンと制海権を取り戻して戦況が安定し始めた時期よ。でも個人的には最悪の時期だと思ってる。
安定していく戦況に正比例するように国内情勢も安定してたんだけど、それは社会的に独立していた大人とその庇護下にいる子供だけ。
私のような戦災孤児は、開戦当初と変わらず路地裏に溢れていたわ。
ゴミ箱を漁ってその日の食べ物を確保したのも憶えてるし、そんな私たちなど風景の一部のように無視し……。
いえ、私たちのような、今が戦争中だと思い出させる者達を見ないようにして呑気にデモなんかを繰り返す大人たちを冷めた目で見つめてたのも憶えてる。
そんな経験をしたせいか、私は提督になった今でも国のために戦おうなんて考えていない。
私が戦い続けているのは個人的な理由。
ただ、私と同じような思いを他の子にさせたくないから戦争を終わらせようとしているだけ。
ケンドリック提督のように、胸を張って言えるようなお題目じゃないわ。
「やはり俺の目に狂いは無かったようだ。君は最初に思った通り、最高の女性だ」
「私みたいな元ストリートチルドレンが最高だなんて、米国にはろくな女性がいないんですか?」
ちょっと嫌味が過ぎたかしら。
でもケンドリック提督は気にしてないようね。いや、私は彼の予想通りの反応をしちゃったんでしょうね。だって、そう言うと思ったと言わんばかりに微笑んでるもの。
「いないよ。俺が知る限り、君より素晴らしい女性はいない。君に比べたら、そこらの女など路傍の石も同然だ」
「お、煽てすぎです。私はそんな大層な女じゃ……」
私だって女だ。煽てられて嬉しくない訳じゃない。
嬉しくない訳じゃないけど、今は嬉しさより危機感の方が勝ってる。
だって瞬間湯沸かし器以上に熱くなりやすい桜子さんがいるのに、私以外の女性を路傍の石呼ばわりしたのよ?
まだ後ろから殺気の類は感じないから良いものの、下手したら執務室が破壊されかねないんだからね?
「気を悪くしないで欲しいんだが、君の存在を知ってからしばらくして、俺はあらゆる手段を用いて君の経歴を調べた。だから、君がどういう経緯で孤児となり、艦娘になったのかも知っている。よって、君が艦娘になった理由。いや、艦娘として戦っていた理由にも察しはついている」
「はははは……。たいしたストーカーっぷりですね」
渇いた笑いしか出てこない。
背中にも嫌な汗かいちゃったし、正直ドン引きしちゃったわ。
「申し訳ないとは思っているよ。だが、俺が敗北した女性がどんな人なのかを調べずにはいられなかったんだ」
「は?敗北?貴方が私に?」
「そう、俺は君に負けた。君にその自覚はないだろうが、君が俺と同じく『戦争を終わらせる』と言っていると聞いた時に、俺は君に負けたんだ」
いや、何を言いたいのかわからない。
どうしてそれで負けたことになるの?そのセリフを言った順番が私の方が先だったとか?
「日本に俺と同じく『戦争を終わらせる』と宣っている元駆逐艦がいる。そう聞かされた時は、自分のことは棚上げにして『ご大層な理想を掲げる奴だな』と呆れただけだった。だがふと思ったんだ。米国でも、駆逐艦になる子は復讐か食い扶持目当て。国のため、正義のために艦娘に志願した駆逐艦は俺が知る限りCharlieくらいだ。そんな、
「おかしい……ですか?」
「ああ、おかしいね。大義名分などない。ただの自己満足でこの戦争を終わらせるなどと豪語するのは馬鹿か狂ってるかのどちらかだ」
馬鹿狂ってる……か。
ケンドリック提督のように、胸を張って言える理由で提督になった人にはそう見えるのね。
でも、それがなぜ、私がこの人に勝ったことに繋がるんだろう?
「彼女は国のために戦争を終わらせようとしてるんじゃない。恐らくは個人的な理由だ。と、思い至った時に、俺は君に負けたと自覚した」
「どうしてですか?貴方が言う通り、私が提督になり、終戦を目指しているのは個人的な理由からです。貴方のように、国のためになんて大義名分は持っていません」
「それが理由だよエマ。俺は大義名分無しに戦うことが出来なかった。偽りだったとしても、俺に平和を享受させてくれたサンフランシスコのために戦う。そこに住む人々を守るために戦う。祖国を害する敵を殲滅し、真の平和を掴み取る。そう思わなければ、俺は戦うことが出来なかった。なのに君は、個人的な理由で戦い続けている。大義名分と言う名の御旗無しに君は戦い続け、戦争を終わらせようとしている」
「私に大義名分が無いのが……理由?」
「そうだ。さっきも言ったが、俺は大義名分無しではきっと戦えなかった。復讐などという在り来たりな理由だけだったら恐らく一兵卒止まりだっただろう。大義名分があったからこそ、俺は第7艦隊の司令長官まで昇格し、終戦を語る事が出来たんだ。もうわかるだろう?大義名分無しでは戦えない俺と無しでも戦える君。どちらが強いかなど考えるまでもない」
だから、俺は君に負けたんだ。
と、ケンドリック提督は締め括った。
考えすぎ。思い込みが激しい。勝手に勝者にされて困惑する事しか出来ない。
でも同時に、少ない情報でここまで私の事を評価してくれたことを光栄にも思う。
だって先生ですら、彼ほど私を評価してくれた事はないんだもの。
「それでも、戦争を終わらせるのは俺だがね」
「あら、私に負けたんじゃなかったんですか?」
「その時は、だ。まだ戦争は終わってないんだから勝負は継続中だろ?」
ふむ、言うなれば第2ラウンドってとこ?
でもお生憎様。
戦争を終わらせるのは私なんだから、2ラウンド先取で私が完勝するわ。
「楽しみにしておいてくれエマ。終戦と言う名の指輪を手に、再び君にプロポーズするよ」
と、ケンドリック提督はニヒルに微笑んで私に宣言した。
だったら私も宣言してやろうじゃない。
だって私は元駆逐艦。
言われっぱなしは性に合わない、血の気が多くて負けず嫌いな元駆逐艦なんだから。
「それは無理よヘンケン。私が終わらせるんだから、貴方がその指輪を手にする事は絶対にないわ」
おっと、思わずヘンケンって呼んじゃった。
ケンドリック提督も予想外だったのか、嬉しさと驚きが綯い交ぜになったような顔してるわ。
でもまあ、少し恥ずかしいけどお礼だと思って呼んでやろう。
喜びなさいヘンケン。
今だけだけど、貴方の夢を叶えてあげるわ。私の事を誰よりも認めてくれた貴方への、私なりのお礼として。
「勝負よヘンケン。私と貴方、どちらが先に戦争を終わらせるかのね」
ーーーーーー
色気のないカップルだなぁ。
って、思いながら様子を見てたわ。
それから折を見てコーヒーを出してあげたんだけど、二人は私がいても遠慮無しに、アイオワ他数人の日本語が出来る米艦娘を日本に預けるって話を皮切りに「君ならここはどう攻める?」とか「貴方だったら何人回す?」とかって戦術の話を始めたわ。
正直言って退屈だった。
私も戦術に関しては明るい方だけど、二人の会話の内容の視点が上すぎてチンプンカンプンだったんだもの。
でもまあ、お似合いのカップルだなって安心もした。
血生臭い話ばかりだったけど、ヘンケンと戦術の話をしている円満は、変な話だけど年相応のただの女に見えたから。
どうして執務室にいたのか?
執務室に居たんじゃなくてヘンケンと一緒に入ったのよ。
たまたま、小腹が空いたから食堂で摘まみ食いした帰りにヘンケンが執務室に行こうとしてるのが見えたから面白いことになりそう……もとい!円満の貞操が危ない!って思ったから尾行して一緒に入ったって訳。
え?護衛をせずに摘まみ食いしてたのかって?
してたに決まってるでしょ。
摘まみ食いで執務室を離れたのなんてほんの十数分だからね?
それまでは、円満と満潮の仕事の邪魔をしないよう、気配を消してソファーで寝てたんだから。
あ、そうそう。
ヘンケンって、円満に「好きだ」とか平気で言うような奴なのに、円満と向かい合ってる間はずっとガッチガチに緊張してたのよ?
いや、別に誤魔化してないから。
それでね?円満は気付いてなかったようだけど、アイツってコーヒーを淹れながら二人を観察してた私に、視線で「早く戻って来てくれ」ってずっと訴えかけてたんだから。
最近円満に聞いたんだけど、アイツがモテなかったのは本当で、女性にどう接していいのかがガチでわかんなかったんだって。
ホントあの二人って、モテそうなのに経験無しって意味でもお似合いだったわね。
~戦後回想録~
奇兵隊総隊長。神藤桜子大佐へのインタビューより。
主要キャラ人気投票
-
朝潮(一部主役である二代目。大淀含む)
-
神風(二部主役である初代。桜子さん含む)
-
大和(影が薄い三部主役)
-
紫印 円満(実質三部の主役?)