【デッドマンズA:==『取り戻す』者の物語==】   作:enigma

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第十八話

現在の持ち物

アヌビス神のDISC+6

クレイジーダイヤモンドのDISC+7

マジシャンズレッドのDISC+14

ホワイトアルバムのDISC+16

パープルヘイズのDISC+2

デス・13のDISC+1

ザ・ハンドのDISC

グレイトフル・デッドのDISC

ジャンピンJフラッシュのDISC

C・ザ・レインボーのDISC

G・E・RのDISC+3

ヘブンズドアーのDISC(4)

エンペラーのDISC(8)

マン・イン・ザ・ミラーのDISC(6)

タワー・オブ・グレイのDISC(5)

F・FのDISC(8)

プッチ神父のDISC

鉄球

ヤドクガエル

エニグマの紙(0)

エニグマの紙(0)

 

 

お金 7892G

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

===ヴェネツィアホテル===

 

「・・・ハッ!」

 

迷宮の30階でレクイエムジョルノを倒し、階段を暫く上っていたが、ようやく帰ってこられたようだ。

 

「こ…今度は落ちなかったみたいだな。ああ、よかった…」

 

ホテルの外からの帰りはどう考えてもヤバそうな高さから落ちてきたため、実は今回の帰りも内心かなり心配だったが、どうやら今回は違ったようだ。ああ、よかったよかった。

 

「でもこれからどうするよ…もうほかに行くとこなんか「待てーーーーーーー!」

ん?なんだ?廊下の方で誰かが騒いでるな。」

 

とりあえず確認のため、俺は扉に近寄って外を見ようとした・・・・・・次の瞬間

 

{バタンッ}「ンメェーーーーーーーーー!!」

 

「うわ!?なんだこいつ!?や、ヤギ!?」

 

突然扉が外からこじ開けられ、背中に裁ちバサミ?を背負った小さなヤギが入ってきた!なんなんだこいつ!

 

「ンメェーーーーーーーーー!!」カカカッカカカッ

 

「ちょっ、おいこら!走り回るな!」

 

部屋の中で走り回るヤギ?を捕まえようとするが、かなりすばしっこくてなかなか捕まえられない。

 

「ンメェーーーーーーーーー!!」カカカッカカカッカカカッ 

「あ、ちょ、こら!待ちやがれ!」

 

そのままヤギは、俺の手をすり抜けて、地球儀とベッドの間にある壁に向かっていき、

あ、お、おいこら!

 

「ンメェ!!」バゴオッ

 

そのままそこの壁をぶち破っていった・・・・・・ってえ!?

 

「えええええええええええええええええ!?そこってこんなに壊れやすかったの!?安造り過ぎるでしょうJK(常識的に考えて)・・・(;ω;)」

 

俺はただ、ヤギがぶっ壊していった壁の向こうの景色を、呆然と眺めることしかできなかった。その時だった。

 

「待てーーーーーーー!」

 

突如として扉からまた誰かが入り、何のお構いもなく走ってきてヤギがぶっ壊していった壁へと近づいていった。

その誰かさんは壁に出来た穴から外の光景を血眼になってしばらく見渡し・・・そして悪態をついた後、穴の向こうを悔しそうに眺めていた。

・・・・・・・あ、あれ?ていうかこの人は…もしかして・・・・・・

 

「クソ!またしても逃げられた。あと一歩の所だったのに・・・」

 

特徴的な髪形とヘアバンド、万年筆の先の部分を模したピアス・・・そうだ、間違いない!この人は・・・!

 

「さて、これからどうしたものか・・・」

 

ジョジョの奇妙な冒険第四部、荒木裕彦の漫画家の理想像として元は書かれていた、あの岸辺露伴だ。

 

「このダンジョンに挑むか?いやでもまだ死にたくはないし「あの~すみません。」ん?」

 

放っしかけると一応呼びかけには答えてくれた。しかし何やってんだこの人。

 

「何か用かい?用もないのに話しかけないでほしいな・・・」

「いや、用も何もここ僕の拠点なんで…どういう事情があるかは知らないけれど勝手に上り込むのはやめてほしいんですけど。」

 

誰だって自分の家に勝手に上り込まれたら嫌だろう。

それはそうだ、自分の安息を邪魔されるということなんだから。誰だっていやに違いない。

 

「む、それはすまなかったね。しかし僕にもどうしても優先しなくてはならない事情があってね。そうもいってられなかったのさ。」

「・・・それってもしかしてさっきのヤギみたいなやつですか?」

 

あんなものを追っているとは…まあ確かに漫画のネタになりそうな奇妙極まりない格好のヤギだったが…

 

「そうだ。クソ、折角捕まえられそうだったのに・・・」

 

露伴さんは悔しそうにもう一度悪態をつき、これからどうするかと悩むように口に手を当てて考え込む。

そして・・・しばらく考え込んだのち、俺の方を見て何か閃いた様な表情をしながら話しかけてきた。

 

「・・・いや待てよ、ひょっとして君も奇妙なダンジョンを探索しているのかい?」

 

「?ええ、いろいろ事情あってやっていますけど。」

 

・・・あ、これ何か予想できた気がする。

 

「それはちょうどよかった!ひとつ頼まれちゃくれないかな。」

 

やっぱりだ。そしてこの流れで予想できる内容と言えば・・・

 

「・・・もしかしてこの穴の先がダンジョンになっているからあなたの代わりに僕がダンジョンを進んであのヤギを捕まえてきてくれってことですか?」

 

「察しが良くて助かるよ。けど惜しいな、手に入れてきてほしいのはあのヤギじゃあない。」

 

うわぁ―いやっぱりここまで予想通り・・・・・・?あれ、ヤギじゃない?それじゃあいったい何を持ってくるんだ?

 

「君に探してきてほしいのは、このダンジョンのどこかにあるらしいボヘミアンラプソディーっていうスタンドディスクだ。こいつには漫画を現実にする能力があってね、僕としてはぜひとも手に入れたくて、ずっとこのスタンドを探していたんだ。」

 

ボヘミアンラプソディー!?あれ?それじゃああのヤギって、ひょっとして『狼と七匹の子ヤギ』に出てくるあの親ヤギがボヘミアンラプソディーで現実に跳び出てきたやつなのか…あれ?あれが現実にいるってことは・・・もしかして、この先にウンガロがいるんじゃね?

 

「そうだったんですか。」

 

「ああ、それでさっきのヤギが怪しいんだが、いつもあとちょっとってところで逃げられてしまうんだよ。どうやらそこの壁の穴が奴らの住処の様なんだが…」

 

「・・・まあ確かに、あのヤギはボヘミアンラプソディーの能力で実体化した『狼と七匹の子ヤギ』に出てくる親ヤギですからね。遠からずあれに目を付けたのは正解だと思いますけど…というかいつの間に俺の拠点があれの住処になってたのかよ。」

 

「・・・君がなぜそれを知っているのかとか結構疑問が残るけど、今は置いておこう。」

 

「それがいいですね。もしここで『実は君が持っているんじゃないのか』とか聞かれても僕は持っていないから持っていないとしか答えられないですし。」

 

「まあそれはおいといてだ、どうだろう、僕の代わりにここに入って行って、そのスタンドを取ってきてもらえないだろうか。」

 

「・・・まあいいですよ。僕もちょうど他に行けそうなところがありませんでしたし。」

 

こればっかりは俺もさっきまで頭を悩ませていたところだ。まあ悩み始めた直後にあれが来たけど…

 

「グッド!それじゃあよろしく頼むよ。出来れば僕が行きたかったんだけど、生憎まだ死にたくないんでね。なあに、ちょっと深いところまで潜るだけさ。」

 

「・・・参考までに聞きますけどそのダンジョンって何階まであるんですか?」

 

「さあ、でもちょっとなのは知ってるよ。」

 

要するに何も知らないんじゃねえか。まあ別にいいけど。どうせ帰る手段が見つかるまでは限界超えてでも潜り続けるつもりなんだし。

 

「それじゃあこのままいきますか。」

 

そういって穴のほうに進み、入ろうとする・・・・・・・・よくよく考えるとこの穴って死刑執行中脱獄進行中のあの穴に似てるな。穴の向こうに広がる景色と言い壁の断面に見える溝と言い…なんか不吉すぎる。

 

「よい・・・しょ?」

 

あれ?入れない。どういうことだ?

 

「ああ、それと言い忘れてたことがあったけど、」

 

「?なんですか?」

 

「そこのダンジョン、アイテムの持ち込みはできないからね。」

 

「なん・・・だと・・・?」

 

そ、そいつは困った…ようやく希望がつかめたと思ったらこれかよ!

 

やれやれ、下手したらまた地獄タイムが始まるのか…

 

「……………まあそれでもいいさ、何があってももう諦めない。必ず、制覇してみせるぞ。」

 

いくら体験しても、死ぬことへの恐怖はなくならない。だが俺はそれ以上に果たしたいと思う目的があるんだ。こんなところで足を止めていられない。

 

なあに、希望はまた見つけてやるさ・・・というか見つからないと詰む!だから早めに来てくださいお願いします・・・!

 

・・・とりあえず、持ち帰ったアイテムをすべて亀の中に置き、お金をすべてペリーコロさんに預ける。よし、準備完了だ。

 

「ここからが真の試練・・・望む未来を勝ち取るための本当の意味での試練と俺は受けとった・・・。」

 

ならば行くしかないだろうな。

 

覚悟を決めて、改めて穴の中にはいっていく。

 

さて、いったい何が待ち受けているのだろうか。

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