【デッドマンズA:==『取り戻す』者の物語==】 作:enigma
===梶原泰寛の試練===
1階
「貴様のようなド素人に栄えあるドイツ軍人であるこの俺を倒せるものかー!!」
「やかましい!そんなの知った事か!」
穴に入った後、出た先でいきなり前のダンジョンにはいなかった敵、第二部に出てきた、ジョセフを砂漠で追跡していたあのドイツ軍人、ドノヴァンと交戦した。
俺もかなりの数の敵と交戦してきたが、こいつは素早いだけでなくもの凄く身軽なため、攻撃を一発当てるのもかなり苦労する。クソ、せめてスタンドがあれば…
「ほらほらどうしたー!大口叩くわりにはこの程度かー!?」
「ウルセエこのボゲェ!今ぶっ飛ばしてやるから覚悟しやがれ!」
多少当たることもあるが、それでも当たる直前で威力を殺されたりして、有効打とは言い難い。クソ、こうなりゃ贅沢は言ってられねえ。
「・・・?なんだ、もう諦めたのか?」
「・・・そうだな、正直このままお前に勝つのはかなり難しい、正直もう無理じゃないかと思ってる。いっそ一思いにぶっすりと刺し殺してはくれないか?」
全身の力を抜き、諦めのポーズをとる。あとは相手が乗ってくれるかどうかだが。
「ククク、いいだろう、一思いに今すぐ殺してやろうぞ!」
ナイフを構えながら、徐々にドノヴァンが近寄ってくる。さっきのやり取りで、こいつのナイフの速さは見切った。後はタイミングの問題だ。
ぎりぎりまで相手をひきつける。ナイフを突きだすまでの一瞬が勝負だ。
「死ねええい!」(今だ!)
ドノヴァンが心臓めがけてナイフを突きだしてきた直後、全身に思いっきり力を入れてそのナイフを最小限の動きで躱し、突き出された腕をつかむと同時に、
ドシュッ ゴキンッ「ぎやああああああああああ!!き、貴様アアアアア!!」
ドノヴァンの両目を瞬時に目つぶしでつぶした後、体重移動を利用して掴んでいた腕を思いっきりへし折る。これであと少し!
「とどめだ!」ゴキャッ ドサッ
怯んでいるドノヴァンの後ろに回り込み、明らかに首の可動域を超えた範囲まで回してとどめを刺す。
ドノヴァンはほかの敵と同じく、徐々に薄くなって消えてしまった。
「ゼェ・・・ゼェ・・・(今度の敵はこんなんばっかか?やれやれ、先が思いやられるぜ…)」
早くスタンドディスクが欲しいと考えながら探索を開始する。
幸い丸々一枚分のピッツァもあるため、6階までなら探索もスムーズに進む…はず。
「お!ようやくみつかった!」
少し歩きまわって装備ディスクを二枚見つけ出す。ふう、ひやひやするぜ。
「さて、これは一体何かな…てあれ?スタンドの像が見えない。」
前のダンジョンまでなら、装備ディスクは手にとってみればすぐに判別できたが、今回はこれも判別できないようになっているのか、ディスクの表面が曇っていてよくわからなかった。
(とは言えこのままダンジョンを進むのは危険だしな、呪いディスクの場合もあるがためしてみるか…)
鬼が出るか蛇が出るか。恐る恐る、その二枚のディスクを順に頭に差し込む。
「ええっとこのディスクは・・・・・やった!パール・ジャムだ!」
こいつは装備していると腹のヘリが遅くなるうえに、発動でこいつ自身を食って腹の足しにできるからかなり重宝する。よかった~。
「さてこいつは・・・・・やあ、またあったな。)
装備した途端体を乗っ取られ、全身に茨のビジョンが絡まる。
「あん?テメーが誰のことを言ってるかは知らねえがそいつはたぶん俺とは違うアヌビス神だぞ。」
そう、今のはアヌビス神のディスクだった。まあこれよりよっぽどひどいディスクも結構あるから、むしろこいつでよかったというかなんというか。
(まあそれはいいとしてだ、これからしばらくよろしくな。)
「ああ、俺も敵を思いっきり斬りまくりたいからな。よろしく頼むぜ旦那。」
とりあえず最初がこいつらでよかったというべきか。
(こうなると今の段階で一番無難な判別方法はトニオさんの所で値段を聞くか早めにアブドゥルのディスクを割り出すくらいだな。
あの人判別のできて無い奴も判別できた奴も関係なくきっちり値段をつけてたし信頼度はかなり高いはずだ。まあ最悪訳もわからず発動を使うか装備して判別する(漢鑑定)ときもあるだろうが。)
さて、次はどんなのが来るかな。
「レストラン・トラサルディーにようこそ!」
(よっしゃあああ!来た!トニオさん来た!メインシェフ来た!これで勝つる!)
(テンション高えなおい!!)
ふん!なんだっていいさ!さ~て今回のアイテムは…お金の都合上漫画くらいしか買えねえ・・・とりあえず商品の値段でも覚えとくか。
(あ、でもこれ二十一巻だ。アヌビス、これ買うぞ。そしてお前に読む!)
「はいはい。・・・よし完了だ。」
「御代は390Gとなりマス。」
(お、おい、どう見ても金が足りないぞ。)
(落ち着け、さっき記憶ディスクを二枚拾ったろ。値段を確認して売ればぎりぎり買えるだろ。)
「?どうかしましたか?・・・そのディスクを売るんですね。それぞれ250Gとなります。」
(一枚売れば足りそうだな。というわけでよろ。)
「あいよ。これでお願いします。」
「ハイ、どうもありがとうございました。」
「(お達者で~)」
さて、次だ次。今度はもっと数をそろえてから来たいもんだが。
6階
「チュミミー「ウシャアア!!{スパッスパッ}」・・・{ドサッ}」
ふう、やっぱりパール・ジャムあるとスゲー楽だ。探索効率がいつもと段違いだ。
途中でネアポリスのピッツァがぶっ壊されたときは本気で泣きそうになったけど・・・
(お、次の階段か。ここら辺でディスクの鑑定を…)
{次の泰寛の未来は…モンスターハウスでぼこぼこにされてリタイアだーー!}
(・・・・・・・・・・・)
オイオイこれはボインゴのディスクか?
「これはちょっとまずいかもな。降りる場所によってはリンチにされるぞ。」
(お、おおおおお落ち着け!ま、ままままだ慌てるような時間じゃない!とりあえず残りのディスクの鑑定をだな…)
「思いっきり動揺しまくってんじゃねえか!」
ちなみにアブドゥルとプッチのディスクも見つかったから、ホワイトスネイクとジャンピンジャックフラッシュのディスクの鑑定もできた。
よ、よかった。この二つ、いや、ジャンピンジャックフラッシュがあればまだ何とかなるぞ…!
「さて、降りる場所次第だな。」
(祈っておこうか…この旅路が無事に済むように。)
「いやもうフラグがもうビンビンな気がするぞそれ。」
だ、大丈夫だ!真空があればまだ勝機は・・・
7階
(結論、肩透かしもいいところ。)
「まさかここまでの威力だとはな…」
次の階でモンスターハウスの真っただ中に立つことになったものの、ジャンピンジャックフラッシュの発動で部屋内の自分の周り以外を真空にしたら、ゾンビ以外はあっという間に弾けてくたばった。
残ったジャック達もかなり弱っていたというか所々が血液が蒸発したためかグズグズになっており、倒すのは簡単だった。
(さて、モンスターハウスと言えば敵はそうだけどアイテムの回収率も半端ないからな、罠警戒でよろ。)
「アイアイサー。」
いや~ホント罠もアイテムもあるわあるわ。
ホワイトスネイクの罠のおかげで装備ディスクの鑑定にも困らないわでいいことずくめだな!
まあ全体攻撃できないうちは控えたいけど・・・
「そこそこ手に入ったな。この調子でいければいいが。」
(まあそうまくいかないのがここなわけで…よし、はよ階段行こうぜ。)
「了解だ。」スタスタ カチッ「(うん?)」
ヒュウウウウウウウウウウウウウウウウウウゥゥゥゥゥゥゥゥゥ・・・・・・
「(・・・・・・・・しまったああああああああ~~~~~~!!)」
こうして仲良く落ちて行ったのでした まる
「(・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・)」
( ゚д゚)
エルメェスプッチF・Fジョリーンアナスイウェザーエルメェス
プッチウェストウッド看守マックイィーンアナスイウェザーウェストウッド看守
F・FジョリーンアナスイエルメェスプッチF・Fジョリーンアナスイウェザー
エルメェスプッチウェストウッド看守マックイィーンアナスイウェザーウェストウッド看守
F・Fジョリーンアナスイ
(つд⊂)ゴシゴシ
(;゚д゚)
エルメェスプッチF・Fジョリーンアナスイウェザーエルメェス
プッチウェストウッド看守マックイィーンアナスイウェザーウェストウッド看守
F・FジョリーンアナスイエルメェスプッチF・Fジョリーンアナスイウェザー
エルメェスプッチウェストウッド看守マックイィーンアナスイウェザーウェストウッド看守
F・Fジョリーンアナスイ
(つд⊂)ゴシゴシ
(;゚ Д゚)ホォォーー…?!
エルメェスプッチF・Fジョリーンアナスイウェザーエルメェス
プッチウェストウッド看守マックイィーンアナスイウェザーウェストウッド看守
F・FジョリーンアナスイエルメェスプッチF・Fジョリーンアナスイウェザー
エルメェスプッチウェストウッド看守マックイィーンアナスイウェザーウェストウッド看守
F・Fジョリーンアナスイ
「(・・・・・・・・・・・・・・・)」
はいみなさんご一緒に~
\(^o^)/
本日の死因
ホワイトスネイクをムーディーブルースで送った後、F・F弾に撃ち抜かれて死亡
・・・あんまりですよ。
===ヴェネツィアホテル===
「・・・は!?」
・・・・・ふう。ひどい目にあった。もう迂闊に歩き回るのはやめよう。腹減ったとき以外。
「どうした梶原君、ずいぶんと疲れているようじゃないか。ダンジョン帰りかい?その様子だと失敗したようだが。」
俺がうなだれていると、露伴さんがおれに声をかけてくる。
「ええ、そういうことです。まあ一筋縄ではいかないことはわかってたんですけどね。」
冗談抜きであの状況はやばかった。どうあがいても絶望しかなかったよ。
「ハハハ、そりゃそうだろう、この僕でも死を覚悟するほどのものだからね。まあ僕としては一刻も早く持ってきてほしいものだが。」
気楽に言ってくれるな~。自分は行かないくせに。
「まあ慌てずゆっくりやって行きたまえ。我々も天国へいく方法を探しているが見当はついているものの未だに手に入れることはできていない。まあ私達には時間はたっぷりとあるが。探し物で焦りは禁物だぞ梶原君?なあプッチ。」
「まったくもってその通りだよ、DIO。そうだ!できれば君にも私たちが天国へ行く協力をしてほしいものだが。どうだろう梶原君。必ず君のためにもなるはずだよ?」
「ハハハ、とりあえずどうしたら手に入るかとか情報を聞かないとどうしようもありませんねそれは。」
「それは協力してくれるとみなしてもいいんだね?よし、ならば教えてあげるから君もこっちにくるといい。」
「ええそうですね。とりあえずそっちに・・・・・。」
・・・・・・・・あれ?おかしくない?今この部屋には誰がいる?
「?どうしたのかね?早くこっちに来なよ。」
まず俺、そして岸辺露伴先生、そして・・・・・・
「フム、DIO。ひょっとしたら私たちがここに住み着いていることに今更ながら違和感を感じ始めているのではないのかな。」
・・・・・・・・・・ベッドの上のプッチとDIO!!?
「この反応を見る限りきっとそうなのだろうな。しかしこのままほおっておくのも「ちょ、ちょっと待て!」なにかね?やっぱりやめておくのかい?」
今のこいつらを見る限り、俺を襲ってくることはないだろう。ダンジョンの奴らと違って敵意やプレッシャーがなさすぎる。
それに今こいつらにどうしてここにいるだとか質問したとしても、きっと「そんなことに答えて私たちに何の得があるのかね?」とか言われてはぐらかされるだけだろう。
ぶっちゃけ敵とかアイテム泥棒とかじゃなきゃ俺自身どうでもいいし。
それよりは今、ちゃんと天国へ行く方法をこいつらから聞き出した方がよっぽど建設的なはずだ。
おそらくその工程は俺が実際にすることになる。ひょっとしたら、それをもとにこの世界から元の世界に戻れるかもしれない!使えるものはなんだって使わないと!
「いや、違う!むしろ逆だ!是非俺にも協力させてくれ!今は一つでも情報が欲しい!」
「・・・・・(ニヤリ)と、言うわけらしい。プッチ、君から話をしてもらえるかい?」
どうやら俺の真剣さが伝わったようだ。まあまだ安心するには早いが…
「ああ、勿論さ。では梶原君、心して聞いておいてくれ。」
DIOは俺から視線を外すと、またベッドに寝転がって本の続きを読み進めていた。悪の帝王だらしねえー!
プッチは聖書と思われる本を膝の上に置くと、俺の方に話しかけてくる。大丈夫!メモの準備は万全だ!
「まず私たちの求めている天国への行き方には次のものが必要になる。一つは我が親友DIOの骨、次に我がスタンド「ホワイトスネイク」、そして最後に、四匹のカブトムシ。これらがそろうことで天国への扉が開かれる。わかったかな?」
え~と、これって原作に照らし合わせると割と足りないものは多いけど、たぶんメイド・イン・ヘブンのディスクのレシピか?
DIOの骨は入れ物であったしホワイトスネイクはさっき死ぬ前に亀の中に送ったから…四匹のカブトムシってなんだ?
そもそもカブトムシってアイテムにあったか?もしかしてDIOの骨って装備ディスク以外は入れてもあんまり意味ないから何かの比喩表現とか?
「えーと、前の二つはわかるんですけどカブトムシってなんですか?何かの比喩表現か何かですか?」
「まあそんなところだ。実際に何をさしているかは私達にも分からないがとにかくこれらが必要だということはわかっている。」
「いまさらですけどそれでいいんですか・・・」
「見つからなかったときは…しょうがないさ。それが僕たちや君の運命だったということさ。」
えええええええ!?なんつー適当な!・・・とほほ、しょうがない。とりあえずこれで探すしかないか;;
「わかりましたよ。とりあえずこれで探してみます。」
「頼んだよ。」
そういうとプッチは、再び聖書を開いて読み始める。
・・・今思ったけどこれ完全にベッド占拠されたな。畜生、俺のベッドが!(;ω;)
「オイオイ、僕との約束も忘れるなよ。」
「わかってますよ、いつか手に入れて見せます。」
・・・畜生!どいつもこいつも馬鹿ばっかか!(;Д;)