【デッドマンズA:==『取り戻す』者の物語==】   作:enigma

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第二十一話

確かに波紋を覚えて、探索効率も上がった。

 

ゾンビや吸血鬼はスタンドに波紋を送り込むことで今までよりも格段に手早く倒せるようになった。

 

波紋法を使うことの恩恵は思いつく限り得られたはずだ。

 

だがしかし、それでも食料などの問題はどうしても運だよりになる。まあここらへんはぼやいても仕方がないな。

 

また、一応冒険をするうえで、最大目標と最低目標を決めることにした。

 

最大目標はダンジョンのクリア&ボヘミアンラプソディーの回収、最低目標は、なかなか手に入らないディスクはできるだけ持ち帰り、レクイエムの大迷宮などでそれらを使いこなせる様にすることだ。

 

これはもし冒険の途中で強力なスタンドを手に入れても、それを確実に使いこなせなければこの先を乗り越えていくのはかなり難しいと考えたからだ。

 

無論元の世界に帰るのは最終目標。これは本当に何もできなくならないかわり変わることはない。

 

さて、前置きが長くなったな。それじゃあ始めるとしよう。俺の試練を・・・

 

 

 

 

 

 

 

===梶原泰寛の試練===

1階

 

「さて、さっそくディスクを発見したけどこれは何だろう{ズブズブッ}………………ゑ?」

 

い、いかん!あまりにも信じられないものが見えて思わず間が空きすぎた上にもj…もとい「え」が変なことに!も、もう一度見てみよう!

 

(;つД⊂)ゴシゴシ

 

(゚Д ゚;)……

 

(つД⊂;)ゴシゴシゴシゴシ

 

(゚Д ゚;)………∑(゚Д゚;)!?

 

こ、これは・・・ザ・ワールド!!い、良いのか!?一層目からこんなもの手に入れちゃっていいんですか!?

 

(ひゃっふううううううううう!やったああああ!!今、この瞬間だけは!素直に浮かれてもいいはず!)

 

ここからしばらくの間、敵が来るまで馬鹿みたいにはしゃいでました。・・・馬鹿か俺は・・・

 

「さ、さて、そろそろ行くか。」若干浮かれながらもとりあえずデス・13のディスク+1を獲得する。いかんいかん、気を引き締めないと・・・

 

そう考えながら、両手で顔を思いっきりはたく。・・・痛い。けどさっきよりは落ち着いてきた。

 

よし!OK!

 

そう考えながら、見つけた階段を下りていく。

 

2階

「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄!」

 

「「「「「ぎゃああああああああああああああ!!」」」」」

 

襲い掛かってくる敵たちを片っ端から殴り飛ばしていく。何度でも言おう。これはいいものを拾ったと。

 

「この階はもう用はないな。さ~て次だ次{カチッ}こ、今度はなんだ!?」

 

足元には、これでもかというくらいにドス黒い蜘蛛のような生き物の絵が描かれていて、次の瞬間背後にこの世の何よりもドス黒いと思わせる一枚の絵が出現する。

 

(あれ!?見たことない罠だけどこれって・・・まさか露伴が行ったルーブル美術館の!!?)

 

次に、周囲のどこからともなく、四体ほどの亡霊が出てくる。

 

(こいつら、本当にただの亡霊じゃない!あれは5年前に死んだ俺の父方のお爺ちゃん!あいつは7年前に死んだ母方の曾お婆ちゃん!どいつも俺の親せきや遠縁の人ばかり!間違いない、これはあの山村仁左右衛門の『月下』!この世で最も邪悪な絵!)

 

どんどん亡霊どもが近寄ってくる。遠距離用のスタンドで撃つが、山村仁左右衛門の怨念が強すぎるせいか全くダメージにならない。

 

どうしたらいい!?こいつらには触れるだけで死に追いやられてしまう!どうしたら・・・そうだ!

 

頭にさっき鑑定したドッピオのディスクを差し込み、ドッピオに変身する。俺の意識はドッピオの意識の裏に隠れ、視界だけは共有している。

 

(よし、これで階段のそばまで行ければ・・・)

 

亡霊どももどこかに散って行ってしまうが、階段の近くに到着することができた。

フフフ、最近ますます運がおれに味方をしている気がするな。だがまだ油断はしてはいけない。

 

無事に攻略して帰るまでが、真のダンジョン攻略だ。例え万に一つのことだろうと・・・可能性というものの持つ恐ろしさを侮ってはいけないんだ。

 

5階

うん、ザ・ワールド強いね、大概瞬殺だったよ。まあ多分これでもまだ俺が弱いだろうけど。

 

「えっとこの部屋は・・・オウフ。」

 

モンハウだったでござる。勘弁して;;

 

「「「「「「「ま~ち~や~が~れ~!!」」」」」」」

 

「( ゚ω゚ ) お断りします」

 

通路に入り込んだ後、通路で敵を迎え撃つ。うは、タイマンが楽すぎて逆に怖くなるなこれ。

 

このレベルだと、一番警戒しなきゃならないのは罠と食料の残量くらいか。

 

いつもより比較的楽に敵を蹴散らし、中のアイテムを回収していく。腐った食い物はエコーズact2の罠で焼いてぎりぎり食えるようにした。食い物(゚д゚)ウマー

 

ヤバいものは、余っている装備ディスクを入れると中でディスクが融合した。この段階でDIOの骨か、かなりいい感じになってきたな。

 

 

8階

「喰らわせろ!act3!」

 

『S・H・I・T!』

 

「無駄だって言ってんだろうが、この田吾作がー!{ドズンッ}ガハッ!?お、重い!?立てねえ!」

 

「とどめだ!」ドゴドゴドゴッ

 

よし、後二体!・・・そろそろ来るな。

 

「愚か者が!どこを見て居る。」

 

「チッ、オラァ!」

 

非常にゆっくりに見える跳び蹴りをしてくるだいアーにスタンドをかぶせたラッシュを放つ。

 

「ふん!{ガシィッ}かかったなこの阿呆が!くらえ、稲妻十字空烈刃(サンダークロススプリットアタック)!」

 

ダイアーはそれを見切り、俺の両腕を両足を広げて封じ、そのまま攻撃をする。よし、詰んだなこいつ。

 

「・・・馬鹿が。解らないのか?お前は捕まえたんじゃなくて捕まったんだってことに。もっと周りに気を使うべきだぞ?」

 

「何を馬鹿なことを{ドシュウッ}・・・カハ、こんな・・・馬鹿な・・・」

 

ダイアーは突如として自分の胸にぽっかり空いた風穴に、何が起こったのかわからないまま絶命した。

 

この謎の現象の正体。それは俺の使っているスタンド、プラネット・ウェイブスの力だ。

 

このスタンドは今の俺にはまだ十分に制御できていないものであり、俺の意思とは関係なく不定期に空から隕石が落ちてくるのだ。

 

俺が戦っているときには若干隕石の落下ペースが上がるが、それでも自分の意思通りに落とせるわけではないから、まだいまひとつ信用できなくはある。

 

まあ落ちてくる隕石は俺には絶対にあたらず、常に薄皮一枚分くらいのスペースで完全に燃え尽きて無くなってしまうため、俺に被害がないのは助かったが。

 

まあなんだかんだで、最後に残った運命の車輪を睨み付ける。

 

「く、クソ!どいつもこいつもてんで役に立ちやしねえ!」

 

「そういうセリフは俺を倒してからにしろよ。あとお前…今恐怖したな?手に汗を握っているぞ。」

 

こいつのサインは見切った。あとは問題ない、何もな。

 

「ひひ、それがどうした!テメーはこのままひき殺せばそれで終わりだろうがよ!」

 

そういいながら俺に突撃してくる。このままなら確実に衝突されてしまうだろう。このままならな…

 

「お前の恐怖のサインは見切った。エニグマ!」

 

俺の中から、土偶のような模様と洋装をしたスタンド、あらゆるものを紙にファイリングする能力を持ったエニグマが出現し、運命の車輪に絶対無敵の攻撃が発動する。

 

「な、何だこれは!俺の車が、体が、紙に引きずり込まれていく!?」

 

「お前の結末は、エニグマの紙となって俺の糧になることだ。あばよ。」

 

「く、くそがああああああああああああ!」

 

断末魔の雄たけびを上げながら、運命の車輪は紙に封じ込まれて消えた。

「容量は4か、まあまあだな。」

 

このまま中身を開ければすぐにでも外に出てきてしまうが、それはどうしても持ちきれなくなった時でいいだろう。

 

敵を全滅させた後、波紋で傷の治療を行った後落ちている者の鑑定に勤しむ。

 

見つかったのはムーディーブルースとデス・13のディスクだ。修正値がついているうえにどれもあって困るものではないため、非常に助かる。

 

とわいえこのままだと食い物がないために飢え死にしてしまう。まあこればっかりは祈るしかないな。

 

 

10階

ここに来るまでは特に何も変わりなかった。強いてあげれば敵のレベルが若干上がっていることくらいか。

 

「さて、ここは何があるか{シュンシュンッ}・・・?今何か通らなかったか?」

一瞬何かが目の前を通り過ぎた気がする。頭をフル回転させ、今の状況を起こせそうなやつを思い出す。

 

(目の前を通るだけで何もしない?少なくともホル・ホースやマンハッタントランスファーではない。目の前、いや、近くを通るだけ、通るだけで攻撃?・・・まさか!マズイ!どこだ!奴はどこに・・・うおおおおお!!)

 

気づいた時には遅かった。すぐさま通路のほうへ駆け出すも、自分の意思とは関係なくどんどん瞼が落ちていく。

 

(どこだ!?どこにいるんだ!?・・・リキエル!)

 

さっきはよく見えなかったが、おそらくあれはロッズ、別名スカイフィッシュともいわれるあの生物だ!

 

その生態は、ジョジョの世界では正確には知られていないが、確かリキエルの操るそれは生物の持つ体温を通りすがる際に食ってしまうという習性があったはずだ。

 

ちなみにエンポリオの話だと、重要な臓器などの器官の体温が一定以下にまで下がると、そこに重大な機能障害(例えば肺の場合は肺胞が綿くずのように口から出てきたり、腎臓なら最悪血尿が出るようになり、そのまま壊死する)をもたらすらしい。

 

(どこか、どこか近くにいるはずだ。まずはある程度通路を進んで…)

 

のどのあたりの感覚がなくなっていく。クソ!今度は喉か!

 

(く、もうすこし・・・よし!ここだ!)

 

ある程度通路を通った先で、通路の先にF・F弾を撃つ。この先に敵はいないようだ。

 

ここは一本道だ。リキエルもさすがに一直線にこざるを得ないはずだ。

(よし、敵の攻撃が中断された。これならば…)

 

ある程度進んだ後、後ろ側の通路にエメラルドスプラッシュを撃つ。後ろから叫び声が聞こえた。・・・よし、今度は当たったな。

 

「何か落し物は・・・ないか。しけてんなあ。」

 

念のためリキエルが何か落として行ってくれてないか確認するが、やはりというべきかなにも落としてはいかなかった。

 

まあいいけどね。

 

 

 

14階

「うおおいテメー!さっきから足元に罠を置くんじゃねえ!これじゃあ足の踏み場がなくなるだろうが!」

 

「へっ、それがどうした!悔しかったらここまで来てみろよ。ま、そんなことできる訳ねえよなテメーにはよー!」

 

「こいつうぜええええええええ!」

 

次の階に来てジョセフが出てくるようになってから、逃げ回りつつ罠を仕掛けられたり、他の敵と連携を取るようになり、正直かなりストレスがたまるようになった。ジョセフが二人そろった時はわりかしイラッと来たものだ。

 

「くらえ!ズームパンチ!」

 

「くっ、これしきの攻撃、波紋を覚えた俺には効かねえよ!」

 

通路の角から突然誰かの拳が伸びてくる。叫び声と技名からして、あれは一部主人公ジョナサンの攻撃だな。

 

敵の攻撃を、波紋でコーティングしたザ・ワールドの腕や、途中で手に入れ漫画で強化したウェザーリポートで防御しながら近寄っていく。

 

「射程距離に入ったぜ!くらえ、無駄無駄無駄無駄無駄!」

 

「ぐおおおおおおおおお!?」

 

射程距離に入ったジョナサンをミンチになりそうなくらい殴り飛ばして倒す。

 

やはり波紋を覚えてるのと覚えてないのとでは段違いだな。ゾンビや吸血鬼には基本かなりの有効だになるし、波紋の戦士、ジョナサンやジョセフ、シーザーにダイアーさんに波紋でしびれさせられることもなくなった。

 

(とわいえあのヤローを追い回したところでどうせ別の奴も来ちまうだろうしな。ここはいったんあいつはおいとくか。)

 

というわけで、足の踏み場があるうちにとっとと部屋を出る。このまま通路を通ってくるなら暗闇に乗じて倒せるだろうしな。

 

「さて、次の部屋には何が・・・」

 

目の前に現れるモンスターハウスとジョセフ軍団に、思わず唖然とする。

 

そして後ろにはさっき倒し損ねたジョセフがいる。

 

「「さあ」」「「みなさん」」「「ご一緒に~?」」

 

「「「「「「ハッピーうれピーよろピくねー♪」」」」」

 

ここで思わず、仗助のディスクを使ったわけでもないのに本気でブチ切れそうになった俺は悪くないはず。思わずパープルヘイズでウイルスばらまき攻撃しようとした俺は悪くないはず。

 

まあ冷静になるのも一瞬でしたけどね。戦闘中だし。

 

 

 

 

15階

===広大な砂漠===

つぎの階へ下りていくと、今度は果ての見えない砂漠に行きついた。太陽の熱線と、砂漠からの輻射熱が非常に熱く、似たような岩がそこらかしこに広がっていて位置感覚が狂いそうだ。

 

「早く次に行かないと、脱水症と熱射病で一気に倒れそうってさっきからさらに熱くなってきてないか?」

 

ここに来た時から、少しずつだが確実に温度が上がってきている気がする。さっさと階段を見つけないと・・・

 

ウェザーリポートで射程範囲内の気流を操作し、それを感知して周囲の様子を探る。マンハッタントランスファーよりは精度が落ちるが、これもかなり便利な方法ではある。

 

「・・・・・・よし。階段の位置は確認できた。」

 

けどまずいな、ついでに分かったけどここゲブ神とドノヴァンが割と多くいるみたいだ。あとそこらの岩に紛れて妙なやつが隠れてる。

 

幸い階段に行く途中にいるようなので、そいつも始末しに行くとしよう。

 

そう思いながら階段のある方向に歩き出した時だった。

 

「な!?あ、熱い!さっきとは比べ物にならないぞ!」

 

思わず太陽のほうをちらっとだけ見ると、明らかにおかしいくらい太陽が近くなっているのが見えた。

 

(馬鹿な、まさかこれはザ・サンのビジョンか!?)

 

気づくと同時に、太陽の方向からレーザーが飛んでくる。

 

「く、ウェザーリポート!」

 

とっさに周囲に濃霧を作り出して威力を抑えるものの、やはり完全には防ぎきれず、何発かくらってしまう。

 

さらに、周辺にいたゲブ神たちがおれに気づき、こちらに猛スピードで向かってくる。

 

「(しょうがない、やるしかないな。)ウェザーリポート!」

 

最近、何とか自分の精神力で能力をフルに使えるようになってきたので、その成果をここで発揮する。

 

砂漠を覆い尽くすように分厚い雲が発生し、雨が全体的に降る。その直後…

 

------ゴロゴロゴロゴロ  ピシャーz_ンッ

 

空から何条もの雷が降り注ぎ、部屋内のすべての敵や岩に降り注ぐ。全て終わるころには、視界に入る範囲の敵はすべていなくなっていた。

 

「ハア・・・ハア・・・」」

 

自分でやっといてなんだがこの方法は消耗が激しいため、今のところは修正値をどうしても使いたくないときや、トマトとモッツァレラチーズのサラダなどの精神を回復させやすいものがあるときくらいしか使わない。

 

まあ今回は紙の中にサラダを入れといたからいいんだけど。

 

「{ガツガツガツガツ ゴクンッ}ごちそうさまでした!さて、歩きながらアイテム回収するか。」

 

こんだけ広いと下手に歩き回るわけにもいかないからな。

 

途中でディスクケースのようなものを拾い、階段に向かう。

 

ちなみに中には、見た目に反してかなりディスクが入っており、J・ガイルなどのごみも入っていたが、チョコレイト・ディスコやボールブレイカー&スキャン、タスクact3など、かなり助けになりそうなものもいくつか入っていた。

 

・・・ていうかボールブレイカーってスタンドじゃなくて完全なる鉄球の回転エネルギーのことだったような・・・あ、でも確かあれって黄金の回転エネルギーがスタンドにまで昇華したものだったっけ?

 

スキャンの方は・・・まだスタンド能力と言えなくもないけど・・・ハッ、まさかこれをもとに鉄球の技術を習得することも!?

 

な、なんということだ!これは何が何でも持ち帰らなくては・・・

 

 

 

18階

「ふう、やっとここまでこれたか。」

 

ストーンオーシャンを拾い、プラネットウェイブスに読みながらそう呟く。

 

このダンジョンでここまで潜れたのもかなり久しぶりな気がする。

 

前はディスクと食料の運もあったためか33階くらいまではいけた時もあったのだが、途中でボインゴのディスクを鑑定のために使ってしまい、次の階で第五部のモンスターハウスの真っただ中に降りてしまったのだ。

 

おかげで全員からフルボッコにされてしまった。確かあの時の死因はギアッチョに全身凍らされて粉々にされたんだっけか。

 

あいつも大概厄介だよな~。遠距離攻撃はもろもろ跳ね返してくるわ凍らされるわ速いわで太刀打ちどころの騒ぎじゃなかったし。

 

「ッと、思い出に浸ってる間に食い物が見つかったな。」

 

これはピッツァか、ちょうど腹もすいてたしとっとと食っちまおう。

 

「いただきま「{グニグニ}イヒヒヒ{シュパッ}グハッ!?こいつハイプリエステスか!」

 

こいつには序盤の装備がまともにそろっていないときに散々辛酸を舐めさせられた。

 

14,5階辺りから出てくるはずなのになぜかトニオさんの店にはほとんど必ずと言っていいほどの頻度でいたからな。何度この不意打ちに殺されたことか。

 

「・・・なんだか思い出してるうちにますます腹が立ってきたぞ!もともと倒すのには変わりないが覚悟しやがれ!」

 

「ギャハハハハハ!シャアアッ!」シュバッ

 

「喰らうかよ!act3 FREEZE!」ズドドドド

 

敵と俺の攻撃が交差し、たがいに背中を向けたまま静止する。

 

・・・・・・・

 

「くっ!」

 

俺の首に一本の赤い線が走り、そこから出血する。

 

「グ、グギャアア!?」

 

対して敵は、体を地面にめり込ませてまったくと言っていいほど動けなくなる。

俺はフー・ファイターズで傷を埋め、波紋を織り交ぜて治療をしながら地面にめり込んだハイプリエステスのもとに行く。

 

「これで終わりだ。」ゴシャアッ

 

そしてそのままとどめを刺し、後に残ったものを拾う。

 

それはサンジェルマンと書かれた紙袋で、中にはサンドイッチやポルポと同じくらいの大きさのピッツァ、大きいカエルなど、5,6個は食量が入っていた。

 

「…怪我の功名ってやつか。これはありがたく受け取っておくよ。」

 

とりあえずおなかもそろそろ限界なので、ポルポサイズのピッツァを少しちぎって食べた。さすがにあのサイズを一度に食うのは無理。

 

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