【デッドマンズA:==『取り戻す』者の物語==】   作:enigma

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祝!岸辺露伴は動かない、単行本化決定ィィィィ!!!!


ちなみに今回はあの人が出ます。
そう、ディアボロの熟練者たちなら誰でも一度は怒らせたあの人です・・・

それでは、どうぞ・・・・・


第六話

現在の持ち物

 

エコーズact3のDISC+3 (装備中)

 

グレイトフル・デッドのDISC+1 (装備中)

 

ハーミット・パープルのDISC (装備中)

 

デス・13のDISC

 

フー・ファイターズのDISC(6)

 

タワー・オブ・グレイのDISC(12) (装備中)

 

プロシュート兄貴のDISC

 

携帯電話

 

Android

 

音楽プレイヤー

 

お金 5001G

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どうも皆さんこんにちわ、梶原 泰寛です。僕は今、6階の階段前にいます。

 

タワー・オブ・グレイ撃破後、別の通路から出てきた女性と会うも、それがヌケサクであることを見破って原作ばりのやり取りをした後ぼこぼこにしたり、

ブルりんことブルーノがこちらの攻撃を無視しながら二人がかりでタックルしてきて、背中と頭を思いっきり打ち付けて悶絶したりとか、いろいろありました。(ちなみに地味にヌケサクよりも強かったことに色んな意味で焦ってしまった。吸血鬼とはなんだったのか・・・)

 

まあそんな中でも、デス・13やプロシュート兄貴のDISCなど、役に立ちそうなものや、エコーズはたまに発動なしでも能力を叩き込めるということ(まあおそらくほんとにまれなことなので、アテにすることはありえないが。)、後装備し続けられるは四枚までということが分かったので行幸ですが。

 

そんなわけで、回想終了

 

 

 

 

 

 

 

階段を下りていき、次の階についた。

 

周辺を確認すると、広場にはイエローテンパランスを身に纏ったラバーソウル、運命の車輪(ホイール・オブ・フォーチュン)、カミソリを持った不気味な動く人形の三体がうろついていて、通路は前に一本、人形のいる方向に一本あった。

 

「だれだてめえ!ジョースターどもの仲間か!?」

 

ラバーソウルがこちらに気づいたようで、声を張り上げてくる。他の敵も、その声に反応してこちらにどんどん寄ってき始める。

 

急いで目の前の通路に突っ走り、飛ばされてくるガソリンの散弾を防ぎながら通路に潜り込む。

 

次に、少し進んだ後、振り返ってあの三体が通路に入ってくるのを確認し、タワー・オブ・グレイを飛ばす。

 

タワー・オブ・グレイは口から塔の針(タワーニードル)を突きだしながら一直線に飛び、並んでいる三体を一気に貫いていく。

 

後は弱った敵を順番に攻撃し、とどめを刺す。

 

「ふう、人形はまだわからないが、ラバーソウルとホイール・オブ・フォーチュンは初期とは言え承太郎も苦戦したからな。一体ずつでもかなり厳しそうなのに複数同時とか今は無理無理。」

 

そういってその場を後にしようとすると、さっきの人形からスタンドが出てくる。

 

(あれってエボニー・デビルが取りついてたのか、今逃がすのはまずい気がするな。)

 

そう思って倒そうと攻撃するが、殴った瞬間あっという間にどこかに飛んできてしまった。

 

(それにしてもあいつかなり固かったな。次に見つけても倒すのは難しそうだ。)

 

そう結論付け、再び他の場所の探索を続ける。

 

暫くすると、アイテムがたくさん落ちている広場を遠目から見つけた。

敵がいないか用心しながら俺は中に入っていく。すると、

 

「レストラン・トラサルディへようこそ!」

 

部屋の中に入ったと同時に、入り口の傍から突然声を掛けられた。声の主を確認しようと体の向きを変えると、そこにはコックの姿をした西欧人が立っていた。

 

「(ニコニコ)」

 

西欧人は、とても優しそうな笑みを浮かべているのが印象的だった・・・・・・というか、俺としてはこの人に思い当たる節が有り過ぎるんだが・・・・・・・

 

(あれ、この人ってもしかしてトニオさんじゃね?でもここ明らかにレストランって感じじゃねえんだけど。食べ物も一応置いてあるけど、どっちかというとフリーマーケットじゃね?」

 

「フフフ、耳に痛いお言葉デスネ。シカシ、ここに置いてあるものはドレモ間違イナクあなたの助けにナルものばかりデス。ゼヒトモみていってクダサイ。」

 

トニオさんが苦笑いしながら話す。あれ?途中から口に出してた?

 

「あ、ありがとうございます。・・・ちなみにどのあたりから聞いてましたか?」

 

「レストランとイウ感じじゃナイ、とイウあたりからデスネ。」

 

・・・・・・迂闊だった。まあいや、とりあえず商品を見てみるか。

 

あ、でもその前に・・・

 

「あの、ちょっといいですか。」

 

「ドウかしましタカ?」

 

「個々の商品の値段って変わることってあるんですか。」

 

「ソウデスネ。装備ディスクなどは修正値の数にヨッテ変わることはありマスが、それ以外の一回しか使わなイ物は変わりませんヨ。」

 

(よしよし、少しずつだが情報は集まっている。商品の値段は一通り見た後で記録しとくか。)

 

 

 

 

とりあえず商品を確認すると、

 

ラバーズのDISC(3)700G

 

ザ・フールのDISC 4400G

 

カエル 200G

 

カエル 200G

 

ケンゾーのDISC 1500G

 

ピッツァ 100G

 

サンドマンのDISC 1500G

 

ジョジョの奇妙な冒険14巻 390G

 

娼婦風スパゲッティ 600G

 

が置かれていた。

 

とりあえず単純な防御力とおなかの具合を考えてザ・フールのDISCとピッツァを買う。

 

そして・・・

 

(トニオさんの料理、まさかこんなところで食べられるなんて・・どうしよう、お金が足りないから何か売らないと食べられない、けどどれも売るには惜しいものばかりだ、ああけど・・)

 

そう、俺の目の前には、あの億泰が大絶賛していたトニオさんの料理の一つ、娼婦風スパゲッティがあるのだ!

 

トニオさんに憧れてよく料理を作るようになった俺も似たようなのをちょくちょく作っていたが、実際にこれをこの目で拝むことになるとは思わなかった。

 

(食べてみたい、けどお金足りない。食べてみたい、けど足りない。たb・・)

 

そんなこんなで20分経過・・・

 

通路から入ってくる敵を撃退しながら考えに考えた結果、結局食べることにした。誘惑には勝てなかったんや・・・  

ちなみに売るのは兄貴のDISCだ。

 

「それではトニオさん、いただきますね。」

 

「エエ、ドウゾごゆっくりオ楽しみクダサイ。」

 

ちなみにお金は後払いでも別にいいそうだ。俺は娼婦風スパゲッティを口に運び込む。

 

「!ンマ~~イ!!俺辛いのはちょっと苦手だけどこの味はクセになりそうだ。」

 

(スゲェ、マジで美味い!美味過ぎるッ!!食えば食うほどもっと食いたくなるってこういうのを言うんだろーなぁ~~~~~!あー、やっぱ食っといて正解だった!)

 

スパゲッティはみるみる減っていき、あっという間になくなった。あーうまかった!また機会があれば今度は別のも食ってみてェ~~~~~~~~ッ!!

 

「ごちそうさまでした!」

 

「フフフ、オ粗末様でス。」

 

この感動を伝える意味を込めて、トニオさんにお礼を言っておこうと俺は口を開いた。

 

 

 

だがその時!異変は突如として起きたのだ!

 

「トニオさん、どうもありg・・あがが!?」

 

声を出そうとした瞬間、俺の顎に変化が起きた!顎が本来の可動域を超えて突き出し始めたのだ!

 

(なんでだ!?俺虫歯は一本もないはずなのに!?)

 

そして次の瞬間、俺の左の奥歯がものすごい勢いで真正面に飛んでいき・・・・・

 

(・・・・・あ)

 

---ズビシィッ!!

 

「ヘブゥ!??」

 

トニオさんの額に見事にクリーンヒットしたのだ。

 

メキメキメキッ

 

「・・・・と、トニオさあああん!?だ、大丈夫で・・す・・・・か・・」

 

俺は思わぬことに驚きつつも、歯が生えかわる音を聴きながら、安否の確認と謝罪をするためにトニオさんに近づこうとした。

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・けど、その時の俺にはできなかった。足が動かなかったのだ。なぜかって?・・・それは・・・・・

 

 

 

「・・・・フ、フフフフ・・・・」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

 

下を向き、額を抑えた状態のトニオさんからは、天使のような柔らかな雰囲気の代わりに今まで感じたことのないほどの凄まじい殺気とスゴ味があふれ出したからだ!

幸い虫歯は突き刺さることはなかったものの、その笑顔が素敵だった顔から血を流してッ!!

 

「(ガタガタガタガタガタガタ・・・)」

 

それは、さっきまで俺が戦ってきた敵や状況と比べると、洗面所の水道水と、超大型台風の真っただ中にある、太平洋の荒れ狂う大波ぐらいに差があった!

 

(あ・・・あああ・・・・・・)

 

立ち向かえば・・・決して生きて帰れない。眠れる獅子をたたき起こしてしまったことへの恐怖と後悔だけが、今の俺を支配していた。

 

 

 

 

 

しかし、ここで俺は、自分の中に残された最後の、もはや絞りカスとも残りカスともいえないレベルの勇気を振り絞り、ある行動に出る!

 

(せめて、せめて一言くらいは、ちゃんと謝らないと・・・)

 

「・・と・・・トニオ・・さん・・」

 

最早後悔はない、

 

「・・ご・・・」

 

決断は済ませた、後は・・・やるだけだ!

 

「・・ゴメンナサイ・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あの人生最大ともいえる失態から・・・・・・・・どれほどの時間が経っただろうか。

 

おれはただ、あの地獄の化身のような状態になったトニオさんが、無慈悲な鉄槌を下すのをただ待つことしかできなかった。

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

トニオさんが、唐突にこちらに顔を向けてくる。

 

(ああ、終わった・・・なにもかも・・)

 

まだまだ悔いは山ほどあるが、そんなことを言える状態じゃないと覚悟を決め、今は静かに目を閉じる。

 

「・・・・顔ヲあげてクダサイ。ワタシはモウ怒ってハいまセンヨ。」

 

「・・・・・・・へ?」

 

俺は、トニオさんの口からありえない言葉を聞き、即座に目を開けてトニオさんのほうを見る!

 

「元はト言えばワタシがソノ料理についてチャント説明しなかっタのが問題だったのですカラ。」

 

「ァ、有難うございます。」

 

(よ、よかったあああああ!何とか許してもらえ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・いやそういうわけじゃないなこれ。)

 

顔はよく見るとかなり無理やり笑顔を張り付けているようにしか見えない。

 

今にも噴出してきそうな怒りを全力で押さえていて、迂闊なことを言おうものなら瞬時に殺しにかかるって感じがビンビン伝わってくる。エンジンの音を聞いてジェット機の物だとわかるくらいにはっきりと。

 

視線を手元に落とすと、あの仗助に振りかざしていたごついサイズの薬用石鹸を何時の間にやらこれでもかっていうくらいに握りしめており、この距離でも血管がはちきれんばかりに浮き出ているのが非常によくわかる。

 

(こ、これ以上何かしてしまう前に早いとこ出よう!ぶっちゃけもう耐えられん!)

 

即座に単行本を取ってトニオさんに金を渡すと、今までにないぐらいに全力で店を出ていき、階段を駆け下りていった。

 

 

 

 

 

 

・・・・ふう・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

(こ、怖かったよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!)

 

 

今回の一件が、俺の人生で一番のトラウマになったことは言うまでもない。

 

 

 

 

 




以上です。普段怒らない人が起こるととても怖いですね。
それではみなさん、サラダバー^^
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