スプラという方とタイマン勝負をすることになりました。
………絶対勝てませんよね?
私、初心者ですよ。
先ほどスプラさんのウデマエを確認させてもらったのですが、あの、すみません、私C+なのですが、S+の方と対等に戦えると思っているのでしょうか。
とりあえず、経験を積むということにしておきましょう。
今日の武器紹介!
武器紹介はもうしたって?
ノンノン、今日はもう一つ武器を持ってきているのです。
それは、スプラシューターという初心者、熟練者?御用達の武器です。
サブはクイックボム、スペシャルはスーパーチャクチ………私が使う武器の中でそこそこ苦手な武器。
他のシューター系の武器であればある程度使えるくらいにはAIMはあいますよ。
なぜかスプラシューターだけあわないのです。
本当になぜでしょうか?
そんなことを思いながらデカ・タワーのプライベートマッチの部屋に向かいます。
「おい、なんで俺と同じ武器を使っているんだ?」
「やはり、タイマンやるのであれば好きな武器ではなく、同じ武器を使うのが一番だと思ったので…」
「そうかい。後悔してもしらねぇぞ。」
タイマン勝負が始まろうとしています。
今回のタイマン勝負のステージはハコフグ倉庫!
タイマンのルールは相手をより多くキルしたほうが勝ちという単純なルールです。
しかし、相手は私よりも経験を積んでいるS+の方です。
転生前は私もS+でしたが今は違います。
今の私でどこまで戦うことができるのでしょうか。
Ready go!
試合が始まりました。
私は正面から行きますよもちろん。
えぇ、もちろん正面から、
「てめぇ!いきなり後ろか!?」
ちっばれました。
左ルートから一気に相手の裏を取ろうとしたのですがうまくいきませんでした。
面倒ですが、正面から撃ち合いといきましょうか。
「ちょこまかと逃げやがって!」
正面から撃ち合いをするといったな?
あれは嘘だ。
「どこに行きやがった?」
「ここですよ。」
「なっ!?ふぎゃっ!」
「1キル。」
私は中央にある箱?が積まれている場所の中央にいましたが、なぜかスプラさんは気づいていなかったのでキルさせてもらいました。
もう少し考えて動いたほうがいいと思うのですが、スプラさんはそんなことを考えている余裕もなさそうですね。
私はどこでしょうか?
正解は~
『ここでした。』
「ぐはっ!?」
ハコフグ倉庫って、自陣の下り坂の両サイドに段差のようなものがあるのでそこの下の隠れていると頭に血が上った相手(スプラさん)は気づいていないようなのでキルしやすいですね。
その後、残り時間が経過し、試合終了。
試合結果は………私の2キル差で負け。
あの後、私は怒り狂ったスプラさんにものすごい形相で襲われ、最終的には負けました。
「俺の勝ちだな。」
「あたりまえじゃないですか。私、C+になったばかりの初心者ですよ。」
「………信じられねぇが本当のことだからなぁ。」
「私は今日はレギュラーマッチに潜るつもりでしたが疲れたので買い物でもして帰りましょうか。」
「…はぁ~仕方ねぇ。荷物持ちぐらいならやってやる。」
「そういってくれるのはありがたいのですが、いいんですか?予定とかもあると思うのですが…」
「予定はねぇよ。それより、どこに行くんだ?」
「もちろん、フク屋に行きます。アタマ屋とクツ屋はう~ん、どうしましょうか…」
「荷物持ちをしてやるって言ってるだろ。気をつかわなくていいぞ。」
「そういうことなら行かせてもらいます。」
スプラさんが荷物持ちをしてくれるので、気になっている場所すべてに行けることが決定しました!
フク屋では、三着買い、アタマ屋では帽子を三つ、マスクを二つ買いました。
クツ屋に行った際にはスプラさんがなんと二足、私に靴を買ってくれたという意外なことが起きました。
「本当に助かりました。荷物持ちありがとうございます。」
「ここがお前の住んでる場所だな?早く荷物を降ろさせてくれ。」
「今鍵を開けるので少し待っててくださいね。」
鍵を開け、荷物を家の中に入れてもらう。
荷物を玄関に置いたスプラさんが真面目な顔をしながら、
「お前は見ず知らずの男を家に上げるほどの不用心なのか?」
「スプラさんは優しいと思ったので家に上げましたが、見ず知らずの他人を家に上げることはしませんよ。」
「はぁ~もういい。おれはもう帰るからな。」
そういうと、スプラさんはかえってしまいました。
と、思っていたのですが、外から声が聞こえてきたので窓を開けてみるとスプラさんがいました。
「お前の名前を聞くのを忘れてたから教えてくれないか?」
私は名前を名乗るのを忘れていたのを思い出し、
「私の名前はオルです。」
「そうか。名前を聞きたかっただけだから、じゃあ、俺は帰る。」
スプラさんは今度こそ帰っていった。
「久しぶりに自分の名前を口にしましたね………まぁ今はどうでもいいので夕食の準備です!」
このように今日も一日過ぎていくのであった。