バカと遊戯王と召喚獣   作:はまなつ

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10話です。ようやくAクラス戦が終わりました。長かった。7連戦は書いてて楽しいですけどきついですね。次回からは文化祭ですね。お楽しみに。


10話 雄二VS翔子

「ごめん、負けちゃった」

 

「大丈夫だ、そこまで期待はしてなかった」

 

「雄二気キサマ!決めてこいとか言ったくせに結局それか!」

 

「ライフ差だけで言うとボコボコだったな」

 

「うっ」

 

明久が気にしているであろう事を隠す気もなく言い放った。

 

「もうちょっとやさしい言い方なかったの?確かにもっと削りたかったけど」

 

「しかし流石の実力じゃったな、丸藤は」

 

「………明久が負けるのも無理はない」

 

「でも明久君も奮闘してましたよ!」

 

姫路が速攻で明久の隣に陣取る。目ざといな。

 

「そ、そうだぜ。明久もかっこよかったよ」

 

負けじと魔理沙も明久にすり寄る。これはあれだな、負けられない戦いってやつだ。明久め、ラノベの主人公みたいな状況になってやがるな※主人公です。

 

「ありがとう二人とも。勝ってたらもっとかっこよかったんだけどね」

 

「そんなことないですよ、十分かっこよかったです!」

 

「ひ、姫路、近すぎだろ!」

 

姫路がグイグイ明久の腕を自分の胸に押し付けている。思わず魔理沙も狼狽えるほどに。

 

(腕に柔らかい感触が!耐えろ理性、耐えろもう1人の僕!)

 

あんなんされたら明久やばいんじゃないか?とか思って明久を見たら案の定やばい顔をしていた。具体的に言うともう一人の明久が。

 

「ワ、ワタシだって!」

 

「ちょっ、魔理沙まで!」

 

魔理沙も姫路と同じように明久に抱きつく。……なんだあれ。3人もとここが教室ってこと忘れてないか?かなり男子達から憎しみのこもった目で見られている。

 

あ、FFF団が(ry。あれ、康太もいるよねあっちに。いつの間に入団してたんだよ。っておいおい、Fクラスの教室でならともかくここでカッターとかは出すんじゃない。Aクラスの皆さんはそういうのに耐性無いんだぞ。

 

「……まぁ向こうは放っておいて、最後雄二だぜ」

 

まさかのスルー。自分でもびっくりするくらい見なかった事にした。

 

「うむ、正真正銘の最終戦じゃ。きっちり決めてくるのじゃぞ」

 

秀吉も何も無いかのように振舞っている。案外胆力凄いねよ秀吉。

 

「あぁ、任せとけ!」

 

「楽しんでこいよ!」

 

雄二がゆっくりと壇上に上がる。ここで勝敗が決まるデュエルのため自然と教室に緊張感が生まれる。静まる教室に雄二の顔も必然的に強ばる。

 

「おい雄二!」

 

その中で静寂を切り裂くように発言する者が一人。学校1のバカが雄二に罵倒(応援)を送る。

 

「負けたら容赦しないぞ!」

 

明久のその言葉に雄二はクスッと笑ったあと

 

「負けたお前が言うんじゃねーよ!」

 

そう言い捨てた。その顔は先程とは打って変わって笑みが見てとれた。雄二の肩も軽くなったようだ。

 

「ほんっと明久と雄二は仲いいな」

 

「やめてよ気持ち悪い」

 

「ふふ、わりぃ」

 

「まったく」

 

雄二が壇上に立つ。そこには既にデュエルディスクを身につけた霧島が立っていた。

 

「やる気満々だな」

 

「………もちろん。この時を楽しみにしてた」

 

「そうか、じゃあ早速やるか」

 

それ以上2人は言葉を交わすことはなかった。もう話さずとも理解し合っているのだろう。

 

「両方準備はいいですね。では、最終戦開始!」

 

「「デュエル!」」

 

「………先行は私、ドロー。手札から永続魔法六武衆の結束を発動。そして手札から真六武衆ーカゲキを通常召喚」

 

「いつも通りの動きだな」

 

「六武衆の先行だからね。これは雄二キツいかも」

 

「……カゲキの効果発動。手札から☆4以下の六武衆を特殊召喚する。出て、六武衆の影武者。六武衆が2体召喚されたから六武衆の結束に武士道カウンターが2個乗る」

 

「その後どうせシンクロだろ?」

 

「………うん。☆3カモンに☆2影武者をチューニング。シンクロ召喚☆5 出陣せよ、真六武衆ーシエン」

 

六武衆の主力の内の一つ。魔法、罠の発動を1回無効にする厄介な効果を持っている。

 

「………六武衆の結束をリリースしてカードを2枚引く。カードを1枚セットしてターンエンド」

 

翔子

LP8000

手札4

伏せ1

フィールド シエン

 

「完璧って程じゃないが十分いい動きだ」

 

「シエンがやっぱり面倒だね」

 

「かといってここで何もしないとさらに展開されて取り返しがつかんのじゃ」

 

「………雄二の動きに期待」

 

「俺のターンドロー。確かにシエンは厄介だ。けどこうすりゃいい!速攻魔法 フルモンスターゲート発動!」

 

「…………っ!そのカードは」

 

「そう、まず()()()としてフィールドのモンスターをリリースする」

 

フルモンスターゲート 速攻魔法

①フィールド上のモンスター一体をリリースして発動する。リリースしたモンスターのプレイヤーは通常召喚可能なモンスターが出るまで山札をめくる。最初に出たモンスターを特殊召喚しめくったカードは山札の下に戻す。

 

「よし、コストなら無効化されない!」

 

「上手く躱したね雄二!」

 

「ほら、山札をめくれよ翔子」

 

「………最初に出たモンスターは六武衆のご隠居。守備表示で特殊召喚する」

 

「どんどん行くぜ!バーサーク·ゲイジャルグを通常召喚」

 

バーサーク·ゲイジャルグ ☆4 戦士 地 A1900D0

①このカードが戦闘ダメージを与えた場合相手の魔法、罠ゾーンのカードを1枚破壊する事が出来る。

 

雄二のデッキはバーサーク。戦闘ダメージを与えると効果が発動するモンスター達。男らしく殴っていく雄二らしいテーマだ。

 

「バトル!バーサーク·ゲイジャルグで六武衆のご隠居を攻撃!」

 

「………何もしない。そのまま破壊される」

 

「速攻魔法 バーサーク·チェンジ発動!」

 

バーサーク·チェンジ 速攻魔法

①フィールドの『バーサーク』を一体リリースして発動。そのモンスターの☆+3までの『バーサーク』をデッキから特殊召喚する。『バーサーク·チェンジ』は一ターンに1度しか発動出来ない。

 

「ゲイジャルグの☆は4。よって☆7までのモンスターを特殊召喚する。こい、バーサーク·グングニル」

 

バーサーク·グングニル ☆4 戦士 地 A1700D0

①このカードが戦闘ダメージを与えた場合カード名を一つ宣言する。このカードがフィールドか墓地に存在する限り宣言したカードをお互いにプレイ出来ない。この効果はデュエル中に1度しか発動出来ない。

 

「グングニルでダイレクトアタック!」

 

「………っ!」

 

翔子LP8000→6300

 

「グングニルの攻撃が通った!」

 

「さて、雄二はなんのカードを宣言するんだ?」

 

六武衆はこれを使えなくすれば大丈夫ってカードが明確にはない。なのでここで止めるカードは結構悩みどころだが。

 

「グングニルの効果で宣言するのは、真六武衆ーシエン」

 

「シエンを選択したか」

 

「門じゃ無いんだね」

 

「雄二としては魔法、罠を消されるのが嫌だったんだな」

 

「カードを1枚セットしてターンエンドだ」

 

雄二

LP8000

手札2

伏せ1

フィールド グングニル

 

「盤面は完全に雄二の有利だな」

 

「霧島さんはどうするかな」

 

「少なくともシンクロはしないと思うが、どうかな」

 

「………私のターンドロー。まずは真六武衆ーミズホを通常召喚」

 

ミズホってことはあのコンボだ。

 

「………次にミズホがいるから真六武衆ーシナイを特殊召喚。ミズホの効果発動、シナイをリリースしてバーサーク·グングニルを破壊する。その時シナイがリリースされたから墓地から真六武衆ーカゲキを手札に加える」

 

中々に強力なコンボ。あまり使っている所を見た事がないが十分強いと思う。

 

「バーサーク·グングニルが破壊される、その時トラップ発動、バーサーク·ステップアップ」

 

バーサーク·ステップアップ 通常罠

①バーサークが破壊時発動出来る。その攻撃力+1000までのバーサークモンスターをデッキから特殊召喚する。

 

「グングニルの攻撃は1700。よって2700までのバーサークを特殊召喚する。こい、バーサーク·ゲイボルグ!」

 

バーサーク·ゲイボルグ ☆7 戦士 地A2500D0

①このカードが戦闘ダメージを与えた場合相手の手札を見ないで1枚選択しそのカードを墓地に送る。

 

「………雄二はいやらしい」

 

「褒め言葉として受け取っておこう」

 

「………カードを1枚セットしてターンエンド」

 

翔子

LP6300

手札3

伏せ2

フィールド ミズホ

 

「俺のターンドロー。俺はバーサーク·ロンギヌスを通常召喚」

 

バーサーク·ロンギヌス ☆4 戦士 地A2000D0

①このカードが戦闘ダメージを与えた場合カードを1枚ドローする。

 

「バトル、バーサーク·ロンギヌスでミズホを攻撃!」

 

翔子LP6300→5900

 

「戦闘ダメージを与えたためカードを1枚引く。どんどん行くぞ、バーサーク·ゲイボルグでダイレクトアタック!」

 

「………ダイレクトアタックされた時手札から六武衆の殿を特殊召喚する」

 

六武衆の殿 ☆3 戦士 地 A500D1800

①自分がダイレクトアタックされた時手札のこのカードを特殊召喚する事が出来る。

②このカードは一ターンに1度戦闘破壊されない。

 

「チッ、面倒だな。カードを1枚セットしてターンエンド」

 

雄二

LP8000

手札2

伏せ1

フィールド ロンギヌス、ゲイボルグ

 

「押してるな雄二。霧島が防戦一方だ」

 

「いつにも増して気合い入ってそうだからね。そのままの勢いでいって欲しいけど…」

 

「相手は霧島、流石にこのままやられんじゃろう」

 

「………今日の雄二、いつもより激しい」

 

「おい翔子。変に艶かしい言い方をするな。誤解が産まれるだろ」

 

「………産まれた方が好都合」

 

「頼むからやめてくれ」

 

「………考えておく、ドロー。………」

 

「考え込んでるな」

 

「バーサーク相手にこのままエンドってのも無いと思うけど」

 

「………まずはリバースオープン、諸刃の活人剣術。墓地のシナイ、ミズホをフィールドに戻す」

 

墓地の六武衆を2体特殊召喚する強カード。リビデが2回分とか聞いたら普通に強くね?

 

「…………またミズホの効果、シナイをリリースしてバーサーク·ゲイボルグを破壊する。その時シナイの効果で墓地の六武衆の影武者を手札に戻す」

 

「ゲイボルグが効果の対象になった時トラップ発動 肉を切らせて骨を断つ」

 

肉を切らせて骨を断つ 通常罠

①フィールド上の『バーサーク』モンスター一体を破壊して発動する。破壊したモンスターの戦闘ダメージを与えた時の効果を発動する。

 

「ゲイボルグを破壊して翔子の手札を1枚破棄する。俺が選択するのは1番右端だ」

 

ハンデスされたカード 真六武衆ーカゲキ

 

「………1番捨てられたくなかったカード。ただではやられてくれない、雄二は意地悪」

 

「本気のデュエルってのはそういうものだろ」

 

「………うん、それもそう。シナイの効果で六武衆の影武者を手札に。ミズホの効果は不発になる」

 

「霧島の反撃も上手く躱してるな」

 

「けどここで霧島さんが終わりなら学年首席にはなってないよ」

 

そう、学年首席になるには頭が良いだけではなれない。デュエルの腕も大きく関わってくる。その二つを踏まえた上で霧島は学年首席になっている。このまま終わるはずがない。

 

「………手札から六武衆の影武者を通常召喚」

 

「☆5のシエンはシンクロ出来ない。となると違う六武衆になるよな」

 

「今出せるのが☆5と☆8のシンクロ。どっちを出すかな」

 

「………☆2 六武衆の影武者に☆3六武衆の殿と☆3ミズホをチューニング。出陣せよ、☆8 六武衆の剣聖」

 

六武衆の剣聖 ☆8 戦士 炎 A2500D2400

「六武衆と名のついたチューナ+チューナ以外のモンスター一体以上」

①このカードの攻撃力は墓地の『六武衆』と名のついたモンスターの数×100upする。

②一ターンに1度このカードが破壊される時、または効果の対象になった時墓地の六武衆一体を除外して発動する。破壊または効果の対象を無効にする。

 

「………今墓地にある六武衆の数は7体、よって六武衆の剣聖の攻撃力は3200になる」

 

「六武衆の剣聖か。攻撃力が上がるのはバーサーク相手に効くな」

 

「戦闘ダメージを与えずらくなるからのう。手っ取り早く除去したい所じゃが」

 

「………剣聖の破壊耐性が厄介」

 

「最初みたいにフルモンスターゲートがあれば楽だけどそう簡単にいかないよね」

 

「………バトル。六武衆の剣聖でバーサーク·ロンギヌスを攻撃」

 

雄二LP8000→6800

 

「………これでターンエンド」

 

翔子

LP5900

手札1

伏せ1

フィールド 六武衆の剣聖

 

「俺のターンドロー」

 

「一気に不利になったな」

 

「手札も少ないしリバースもない。どうする雄二」

 

「……やるしかないか。手札から魔法カード ルーン魔術を発動」

 

ルーン魔術 通常魔法

①手札の『バーサーク』と名のついたモンスター一体を特殊召喚する。

 

「俺は手札からバーサーク·ブリューナクを特殊召喚」

 

バーサーク·ブリューナク ☆8 戦士 地 A2600D0

①このカードが戦闘ダメージを与えた場合相手の場のカードを1枚破壊できる。

 

「バトルだ、バーサーク·ブリューナクで六武衆の剣聖に攻撃!」

 

「攻撃力の低いブリューナクなくで攻撃か」

 

しかしバーサークには戦闘を有利にするカードが豊富にある。今回もそれを狙っているのだろう。

 

「ダメージステップ時に速攻魔法 バーサーク·オーバーを発動」

 

バーサーク·オーバー 速攻魔法

①フィールド上の『バーサーク』モンスター一体の攻撃力を1500upする。そのモンスターはこのターンのエンドフェイズに破壊される。

 

バーサーク·ブリューナクA2600→4100

 

翔子LP5900→5000

 

「………六武衆の剣聖の効果発動。墓地の六武衆のご隠居を除外して戦闘破壊を無効にする」

 

六武衆の剣聖A3200→3100

 

「けど戦闘ダメージが通った!」

 

「そこだ、ブリューナクの効果で…」

 

「六武衆の剣聖を破壊する!」

 

六武衆の剣聖の破壊耐性は一ターンに1度。2回は無効にできない!

 

「………トラップ発動」

 

しかし、霧島はここに来て最悪の罠を張っていた。

 

「………六尺瓊勾玉(むさかにのまがたま)

 

それはカードの破壊を無効にする罠。霧島が1番最初にセットしていたカードであり、このデュエル中で最も刺さったカードである。

 

「なっ…、ここに来て六尺瓊勾玉(むさかにのまがたま)か!」

 

流石の雄二もこれには動揺する。ブリューナクの効果が無効にされ破壊される。

 

今の雄二は手札もフィールドも伏せもない。つまり絶体絶命だ。

 

「くそ、ターンエンドだ」

 

雄二

LP6900

手札0

伏せ0

フィールド

 

「………私のターンドロー。手札から六武衆ーザンジを通常召喚。…そのままバトル、六武衆の剣聖でダイレクトアタック」

 

雄二LP6900→3800

 

「ザンジでダイレクトアタック」

 

雄二LP3800→2000

 

「………ターンエンド」

 

翔子

LP4900

手札1

伏せ0

フィールド 六武衆の剣聖、ザンジ

 

「ここで終わってたまるか、俺のターンドロー!」

 

「ここで雄二が負けるか決まるな」

 

「男見せろよ雄二!」

 

「俺はバーサーク·ゲイボウを通常召喚」

 

バーサーク·ゲイボウ ☆4 戦士 地 A1900D0

①このカードが戦闘ダメージを与えた場合墓地の『バーサーク』と名のついたカードを1枚手札に加える。

 

「バトル、バーサーク·ゲイボウで六武衆ーザンジを攻撃!」

 

翔子LP4900→4800

 

「ゲイボウの効果発動、墓地のバーサーク·オーバーを手札に加える」

 

「あれなら次のターンにやられる可能性は薄くなったな」

 

「けどオーバーを使ったらゲイボウは結局破壊されるからその後勝てる道が作れるかどうかだよ」

 

「カードを1枚セットしてターンエンド」

 

雄二

LP2000

手札0

伏せ1

フィールド バーサーク·ゲイボウ

 

「………私のターンドロー。雄二、いい加減やられて」

 

「それは出来ないな、俺にも負けられない理由がある」

 

「………知ってる、雄二はいつでもそう。戦う時は何かしらの理由がある。でも私も代表として負ける訳にはいかない。魔法カード 月の書を発動」

 

「なんだと?!」

 

「月の書だとバーサーク·オーバーが発動出来ない!」

 

「………六武衆の剣聖で攻撃」

 

「……くそ、破壊される」

 

「………ターンエンド」

 

翔子

LP4800

手札1

伏せ0

フィールド 六武衆の剣聖

 

「絶体絶命だな」

 

Fクラスもどことなく諦めムードだ。それもそうだ、どう見たって雄二が負ける。しかし……

 

「でも雄二は諦めないよな」

 

「ここまできて諦める(サレンダー)なんてしたらぶっ飛ばすぞ雄二!」

 

「するわけないだろバカ、俺のターンドロー!」

 

さて、運命のトップデックは?

 

「魔法カード 死者蘇生発動!墓地のバーサーク·ブリューナクを蘇生する!」

 

「さっすが雄二!」

 

「ゴキ○リみたいにしぶといね!」

 

いや、そこは明久も同じだと思うと口の先まで出かかった。

 

「言ってるからねそれ!」

 

「バーサーク·ブリューナクで六武衆の剣聖を攻撃!」

 

先程と同じ光景。しかし、先程と違い霧島にセットカードが無い。つまり邪魔されない!

 

「ダメージステップ時にリバースオープン、バーサーク·オーバー!ブリューナクの攻撃力を上昇させる!」

 

バーサーク·ブリューナクA2600→4100

 

「………六武衆の剣聖の効果で墓地の六武衆の殿を除外して破壊を防ぐ」

 

翔子LP4800→3900

 

「バーサーク·ブリューナクの効果発動、六武衆の剣聖を破壊する!」

 

「………ついに破壊されちゃった」

 

「よし!」

 

ガッツポーズをする雄二。ようやく六武衆の剣聖を除去出来たのだ、自然と出たんだろう。

 

「意地の破壊だな」

 

「でも次のターンだね」

 

そう、問題は次の霧島のターン。バーサーク·オーバーの効果でブリューナクは破壊される。そうなると雄二の場はがら空き。攻め放題なのだ。

 

「ターンエンド。エンド時にブリューナクは破壊される」

 

雄二

LP2000

手札0

伏せ0

フィールド

 

「でも霧島さんも手札が少ないし六武衆に単体で攻撃力2000を上回るカードは無いから安心だね。今持ってる手札も全然使ってないし」

 

「………私のターンドロー」

 

「あー、なんか雄二が負ける未来が見えた」

 

「………私は真六武衆ーカゲキを召喚。バトル、カゲキでダイレクトアタック」

 

雄二LP2000→1800

 

「な、なんでよ光輝。今だって攻撃力200のカゲキで攻撃して…」

 

「知らないのか明久」

 

「………速攻魔法発動、六武衆の理。カゲキをリリースして墓地のキザンを特殊召喚」

 

「解説は死亡フラグなんだよ」

 

「明久てめーー!」

 

雄二LP1800→0

 

Fクラスのちゃぶ台がみかん箱になった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「くそ、明久があそこで解説なんてしなければ」

 

「僕のせいなの?!」

 

「謝っとけって明久」

 

「……危なかった。吉井がいなかったらあそこで負けてたかもしれない」

 

「霧島さんまで!」

 

「まぁまぁ、落ち着くんだぜ明久」

 

「……ところで、約束」

 

「分かっている、なんでも言え」

 

「それじゃあ……雄二、私と付き合って」

 

教室全体が唖然とする。え、なんて?ツキアッテ?

 

「やっぱりな。お前、まだ諦めてなかったのか」

 

「……私は諦めない。ずっと雄二のことが好き」

 

なん……だと?!幼馴染とは言っていたけどそこまでの関係だったとは。雄二も、中々隅に置けないな。

 

「拒否権は?」

 

「ない」

 

あ、雄二が連れていかれた。FFF団が行動する間もなく2人は消えていった。

 

その後は鉄人が担任になったことを知らされたり、明久が魔理沙と姫路に連れていかれたりと試合が終わったのに騒がしかった。

 

「かく言う俺も幽香に連れられるのであった」

 

「誰に言ってるのよ」

 

「いや、言わないといけない気がして。てかやっぱり拗ねてたか」

 

「拗ねてなんかいないわ。急に甘い物が食べたくなったの」

 

「はいはい、お供しますよお嬢様」

 

こうして俺たちの下克上は終わりを迎えた。




雄二のバーサークは戦闘ダメージを与えた時効果が発動するデッキ。名前は雄二が悪鬼羅刹とか呼ばれてたらそうなりますよ。バーサークの後に続くのは槍の名前です。
霧島のデッキはすぐ六武衆って決まりました。なんかイメージピッタリじゃないですか?
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