「おーす明久。勉強はしたか?」
「ぜーんぜん。家でゲームしてたよ」
「おいおい、そんなんで試験大丈夫か?」
「どうせ期待してないんでしょ?」
「当たりだ。だが点数には期待してないが戦力としては期待してるぞ」
「そうなの?それは意外だな」
「おはようなのじゃ2人とも」
「おはよう秀吉」
「おっす」
「今日はずっとテストなのじゃろ?雄二よ」
「そうだな。昨日でみんな消耗してるだろうからな」
「そしたらBクラス戦は明日だね」
「そうだ、ここが正念場だからな気合い入れていくぞ」
「うん」
「うむ」
「よーす明久、雄二、秀吉」
「………おはよう」
「おはよう。2人とも早いね」
「今日は幽香が早かったからな」
「………観察のため」
「ムッツリーニなんの観察じゃ?」
「………黙秘する」
「大体分かるけどな」
「おはよう!」
「おはよう魔理沙。今日も元気いっぱいだね」
「もちろんだぜ!」
「早く座りなさいよアキ」
「あぅ、まだ怒ってる美波…」
(なぁ雄二、昨日明久島田に何したんだ?)
(戦死しそうなところを助けずに逃げたらしい)
(なるほど、そりゃ怒るわな)
「……もう怒ってないわ」
「ほんとに!」
「うん。だって一限目の監督の先生……船越先生だもん♪」
「ちくしょう!」
泣きながら目にも止まらぬ速さで教室を飛び出た明久。
「…流石に可哀想に見えるな」
「雄二の作戦じゃろうて」
「マジか雄二。鬼畜だな」
「あいつの不幸が俺の幸福だからな」
「うわぁ…」
「………歪んだ友情」
「疲れたぁー」
ちゃぶ台にぐでーと溶けていく明久。
「確かに疲れたな」
「全部テストだからな。デュエルがしたくなる」
「ほれ明久。溶けてないで昼じゃぞ」
「今日も屋上で食うか」
「………賛成」
「よーし、それなら僕も贅沢にソルトウォーターでも…」
「あ、あの!」
「ん?どうしたの姫路さん」
「昨日言ってた通りお弁当を作ってきたんですけど…嫌じゃ無ければ食べてください!」
「あーそういえばそうだったな」
「本当に姫路さん!久々にカロリーが取れるよ!」
「よくそんな食生活で死なないの」
「………無駄にしぶとい」
「へぇー。そんな話してたのか。幽香も連れて行って大丈夫か?」
「断る理由が無いからな、風見がいいならな」
「サンキュー。じゃあ呼んでくるわ」
「瑞希ったら中々すごいの作ってきてるわよ」
「少し見せてもらったけど手が込んでたぜ」
「それは楽しみだな〜」
「そ、そんな大したものじゃ無いですけど…」
明久達は屋上に、俺は幽香を呼びにAクラスへと足を運ぶ。その途中で俺を迎えに来たであろう幽香とばったりあった。
「幽香ちょうどいいところに」
「もしかして迎えに来てくれたの?」
「ああ、なんでも姫路が弁当を作って来たらしくてな。よかったら幽香かもどうだって話だ」
「そうだったの。それならありがたくいただきましょう」
「そしたら屋上に行こうぜ。みんなは先に行ってるから」
「ええ。……」
無言で手を差し出す幽香。
「あー。…はい。お手をどうぞ」
「ありがとう」
幽香はたまにこういう事をして来る。お嬢様として扱え…的な。まぁそこもかわいいところなんだがな。幽香の手を持ちゆっくりと話しながら屋上を目指す。……その後俺はもっと早くに屋上に行くべきだったと後悔することになるとは知らずに……。
「遅れてすまないな。幽香を連れてき……た……」
屋上に入ってみると……そこは地獄絵図だった。
「あ、明久?何があった?!」
全身が震えて顔面蒼白の康太に今にもKO寸前のボクサーの様な雄二。屋上の隅っこで見てはいけないものを見たようにガタガタと震えている島田に魔理沙。極めつけは完全に白目を向いて気絶している秀吉である。ただ1人無事な明久に説明を求める。
「…………弁当」
「え?」
「姫路さんの…弁当」
「姫路の弁当がどうかしたのか?」
「姫路さんの弁当がこの悲劇を生んだんだ…」
「なん…だと…?!」
「どうしたの光輝…あら、なにこれ」
「俺にも何が何だか…。」
「あ、虹村君に風見さん。いらしてたんですね
「あ、ああ。ついさっきな」
「ゆっくりしていってくださいね。…わぁ〜皆さんお弁当全部食べてくれたんですね!」
「……なぁ姫路。ひとつ聞いていいか?」
「なんですか?」
「今日の弁当に何入れたんだ?」
「何を入れた…ですか。特に普通ですけど…隠し味にあれを入れました」
「…何を入れたんだ?」
「
「………それって確か…」
「場合によっては塩酸と青酸ソーダが出来るわね」
「劇薬じゃねーか!?」
「どうしてそんなもの入れたのかしら姫路さん」
「少し酸味が欲しかったので…」
…は?酸味が欲しかったから?
「………幽香さん。お願いできますか……」
「任せなさい。姫路さん、少し話があるから向こうに行って貰えるかしら」
「いいですけど何のお話ですか」
「あなたの料理についてよ」
姫路を連れ屋上を一旦出る幽香。何をお願いしたかって?osiokiに決まってるじゃないかハッハッハ。
「……うぅ、死ぬかと思った…」
「生きてたのか雄二」
「何とかな」
「……雄二」
「……なんだ?」
「……さっきは無理やり食べさせてごめん」
「……分かってくれたならいい」
屋上には姫路の悲鳴がこだました。
「さて、明日の午後からはBクラス戦になる訳だがその時は光輝にも活躍してもらうぞ」
「もちろんだ。前回戦えなかった分暴れるぜ」
「勝てる算段はついとるのか?」
「もちろんだ。相当予定外のことが起きなければ問題なくな」
「それが終わったらついに…」
「Aクラス戦ってわけね」
「今からワクワクしてるぜ!」
「でもAクラスには勝てるかしら?」
幽香が笑みを浮かべながら言う。まさに強者の余裕と言うやつだろう。
「どうだろうな。何、その時を楽しみにしとけ」
「何かあるようね。いいわ、楽しみに待ってるわ」
「という訳で明久、今からBクラスに宣戦布告してこい」
「どういう訳!?嫌だよ!」
「仕方ないな、じゃあジャンケンで決めるぞ。それなら文句ないだろ」
「ジャンケンか…。うんそれなら」
「心理戦ありでいこう」
「あれだね、何を出すか先に言うやつだね。よしそれなら僕はグーを出すよ」
「それなら俺はお前がグー以外を出したら…殺す」
「えっちょ!」
「じゃーんけん」
ぽん←雄二パー
ぽん←明久グー
「よし行ってこい」
「納得できるか!」
「でもBクラスはイケメン好きって話らしいぞ明久」
「なるほど、なら僕が襲われる心配はないね」
「でもお前ブサイクだから…」
「失礼な!僕は365゜どこから見てもイケメンでしょ」
「5゜多いぜ明久」
「実質5゜じゃな」
「みんななんて大っ嫌いだ!」
泣きながらBクラスへと向かう明久。昼休みの終わりにまたボロボロになって帰ってきた。
「よしみんな、補給テストご苦労だった」
そして次の日の午後。ついにBクラス戦だ。
「前線は魔理沙と姫路にやってもらう」
「しっかり戦えよ!」
「が、頑張ります!」
『『『うぉぉぉーー!!』』』
『キーンコーン』
「よしオメーらきっちり死んでこい!」
『『『サーイェっサー』』』
チャイムの音と共に戦場へ向かうバカども。こちらは理系科目で攻める作戦だ。Bクラスは文系が多いし姫路と魔理沙の得意科目だからな。…てか姫路置いていくなよ。
『Bクラスだ!』
廊下の向こうから恐らく様子見の5、6人がやってくる。完全に舐められてるなこれ。Bクラスは当たり前のように文系の先生を連れてるな。
『Bクラスa.b.cが虹村に現代文で勝負を挑む!サモン』
…けどあんまりなめんなよ?
「サモン!」
現代文
Bクラスa175点
Bクラスb168点
Bクラスc186点
虹村光輝256点
『なにぃ!?』
『Aクラス並の点数じゃないか!』
「当たり前だろ、俺の勉強の先生は幽香だぜ」
黒い槍を持った俺の召喚獣は相手の召喚獣に特攻する。
『け、けどこっちは3人だ、やっちまえ』
aの召喚獣の攻撃を弾きそのまま反撃する。だが深くは行かない。後にあと2人もいるため挟み撃ちにされたら流石にきついからな。それでも挟み撃ちにしてこようとするbとc。その場合はあえて片方によりもう片方から距離をとる。そのように出来るだけ1体1の状況を作る。
『くそ、全然やられないじゃないか!』
「そう簡単にやりるつもりは無いから…な!」
守りが甘かった1人に槍をつく。槍のいいところは狙ったところに素早く突きを繰り出せるところだ。見事に喉に命中し召喚獣が消えていく。
Bクラスb 戦死
『なんだと!?』
よし、この調子で…。
「どけどけどけー!」
向こうの数学のフィールドは魔理沙が無双してるな。まぁそれもそうだな。
数学
霧雨魔理沙402点
あの点数だからな。学年でもトップクラスだろう。
「あ、あの…。遅れました…」
それに加えて姫路までやってきた。まさに鬼に金棒だな。
「数学は基本的に2人に任せて他は現代文にいる奴らを数学に誘導する感じに戦え!決して1人で戦おうとするなよ!」
『『『おう!』』』
「………光輝」
「うお?!びっくりした!…どうした康太」
「………雄二が呼んでいる」
「雄二が?なんでまた」
今は前線もいい感じに維持出来ているし危ないところも特に無いと思うんだが。
「………どうやらBクラスの代表が根元らしい」
「根元……あいつか」
根元恭二。それは1年の時のデュエルの成績を決めるトーナメントの事。あいつは対戦相手だった俺に下剤を仕込んだ菓子を差し入れてきた。女子の名前で書いてあったため康太に確認を取ってもらったらそんな女子はいないとのことだったため明久に食わせたところ下剤が入っていると判明した。
「……確かに何かありそうだな。すぐ向かう」
「………(こく)秀吉も連れていけ」
「了解」
秀吉を連れ教室に急ぐ俺。その時に教室が少し騒がしい事に気がついた。
「なぁ秀吉。なんか教室うるさくないか?」
「確かにそうじゃのう。何かあやしい雰囲気じゃ」
「よし……誰かいるのか!」
息を殺し教室に近づいて勢いよくドアを開ける。するとそこにはBクラスの連中が何かをしていた。
「あ?Bクラス様がうちのクラスに何の用だ?」
『な!?虹村!』
「これは……筆記用具がいくつか折られているのう」
「ほーう。お前ら何してんだ?」
こいつら……何とも呆れたことを…。
『い、いや何も…』
「何してたかって聞いてんだよ!」
『うっ…』
「大体想像はつくが…ワシらの文房具を破壊しようとしたのだろう」
「だよなー。だからそんな性根が腐ってるお前らは」
『な、何を…』
「根性叩き直してやるよ」
『いや!これは根元に言われて…』
「それに同意したんだろ!」
破壊工作をしようとしてた2人にアッパーと右ストレートをぶち込んでやった。死人は後で康太が処理してくれるだろう。
「教室が騒がしいと思ったら…何があった?」
「こいつらが文房具の破壊工作をしようとしててな、雄二こそなんで教室を開けたんだ?」
「根元から交渉があってな」
「どんなのじゃ?」
「4時までに戦争が終わらなければ明日に持ち越しにするというのだ」
「同意したのか?」
「ああ、こちらにデメリットが無いからな。どちらかと言うとありがたい交渉だ」
「なるほどな…けど嫌な予感がするな」
「相手があの根元だからのう。気を緩めんようにせねば」
秀吉の言葉に同意する俺ら。…だが次の日その悪い予感は当たってしまった。
戦争は結局4時までには終わらず次の日。雄二の作戦によりBクラスを教室の中に閉じ込めろとのこと。その為に全体的に点数が高い姫路の力が必要なんだが(魔理沙は理系は得意だか文系はそこまでではない)肝心の姫路の様子が…
『姫路さん!こっちをお願い!』
「はい!……あっ…」
こんな感じにさっきから何故か手を出さないでいる。
「…なぁ明久。おかしくないか」
「姫路さんだよね、明らかに何かあるよね」
2人で姫路の代わりに戦いながら話をする。その時にふと2人とも根元に視線がよった。
「「!!」」
その根元はいやらしい笑みを浮かべながら手に何かを持っていた。
「あれは……手紙か?」
「もしかして…」
「うぅ…」
「…やっぱり」
「あれが原因っぽいな」
「そうだね……。姫路さん」
「はっはい!」
「体調が悪そうだから休んでおいでよ」
「え…いや、私は」
「無理すんなよ。もう姫路がいなくても勝てるからさ」
「そうそう、だから安心して休んでてよ」
そう、俺達が絶対に根元に制裁を下すと。
「「許さねーぞ(ないよ)根元!」」
「絶対にBクラスを教室に押し込めろ!」
俺は今代表でありながら前線に出て指揮をとっている。理由は明久と光輝から姫路を前線から外してほしいと言われたから。正直姫路が抜けることはかなり痛かったが…
『雄二、俺たちは今かなり切れててな』
『必ず根元をぶっ倒すからお願い!』
あの2人にあんなこと言われたら仕方ないよな。
「代表自ら前線に出るとは、相当手一杯のようだな」
「なに、そっちこそこもるしか脳がないように見えるけどな」
「黙れ!…にしても暑いな!こんな時にクーラーが故障か!」
Dクラスは上手くやったようだな。あとはあいつらに託すしかないな。
「…一旦引くぞ」
「結局逃げるのか、お前ら絶対に代表を討ち取れ!」
よし、根元の護衛が薄くなった。
「…頼んだぞ3人」
雄二のその言葉を皮切りにBクラスの窓にロープがたらされる。そこから光輝とムッツリーニ、そして保健体育の先生が降りてきた。
「なっ?!」
「……Fクラス土屋康太」
「同じく虹村光輝が代表に保健体育で勝負を挑む!」
しかし2人の勝負は周りにいた護衛が代わりに受ける。
「は、はは。確かに驚いたが残念だったな!お前らはここで」
「根元……お前代表向いてないよ」
「なに!」
ロープからさらに2つの影が…明久と鉄人が降りてくる!
「Fクラス吉井明久が!」
『作戦はこうだ。Bクラスの護衛を少しだけ減らす。完全には無理だろう。だから光輝とムッツリーニが囮として先に行く』
「Bクラス代表根元恭二に!」
「なんだと!?」
『護衛がいなくなったところで明久が根元と戦う。』
『でもなんで僕が?保健体育の成績ならムッツリーニが適任じゃない?』
『護衛が2人以上いた時に点が高いムッツリーニと光輝の方が抑えやすい。それに何も保健体育で挑む訳じゃない。ちょうどいい教科があるだろう』
そう、デュエルの担当フィールドは誰か。学年主任の高橋女史の他にもう1人。鉄人がいるのだ。
「デュエルを申し込む!」
『だから明久。死んでも勝てよ』
「くそ、まさかもう1人いるとは…」
「さぁ、先行は根元君からでいいよ」
「ちっ…ドロー!俺はモンスターを裏側守備表示でセット。カードを2枚伏せてターンエンドだ」
「僕のターン、ドロー!」
さて、明久のデュエルを見るのは久々だな。見せつけてくれよ。
「僕は
①このモンスターの召喚·特殊召喚時にデッキから『
「僕はこの効果で
①このモンスターの召喚·特殊召喚時にデッキからカードを1枚ドロー出来る。②このモンスターがフィールドから墓地に送られた時にデッキからカードを1枚ドローできる。
「バトル!エアーマンで裏側モンスターを攻撃!」
「バカめ!セットされたモンスターはマシュマロン!その効果により吉井に1000ダメージを与える!」
明久LP8000→7000
「くっ!カードを1枚伏せてターンエンド」
明久LP7000
手札5枚
フィールド エアーマン
伏せ1枚
「少し戦略が甘いんじゃないか。ドロー。俺はさらにカードを2枚伏せてターンエンド」
根元LP8000
手札2枚
フィールド マシュマロン
伏せ 4枚
「僕のターンドロー。…僕は
「その効果にチェーンしてトラップ発動!1枚目仕込みマシンガン 2枚目自業自得 3枚目おじゃまトリオ 4枚目積み上げる幸福!」
出たな、根元のチェーンバーン。相変わらずいやらしいデッキだ。…が強いの事も事実だな。
「まず積み上げる幸福により2枚ドローする。その後おじゃまトリオにより吉井のフィールドにおじゃまトークンを三体だす。」
明久フィールド エアーマン バブルマン おじゃまトークン×3
「そして自業自得の効果。お前のフィールドには合計五体のモンスターがいる。よって2500のダメージ」
明久LP7000→5500
「最後に仕込みマシンガンの効果により2200のダメージを受けてもらう!」
明久LP5500→3300
「……僕はバブルマンの効果により1枚ドローする。」
明久のやつ結構なダメージを食らったな、これは根元のやつかなり手札が良かったな。
「僕は魔法カード エクストラフュージョンを発動する!」
エクストラフュージョン 通常魔法
①自分の手札·フィールドから『
「フィールドのエアーマンとバブルマンを融合!現れろ
①このモンスターの特殊召喚時にフィールド上のモンスター一体を選択して発動する。そのモンスターを装備カード扱いでこのカードに装備する。②このカードが破壊される代わりに装備カードを破壊できる。
「バブルマンが墓地に送られたことによりワンドロー。さらにウォッシュライダーの効果でマシュマロンを装備カードにする!バトル!ウォッシュライダーで根元君にダイレクトアタック!」
根元LP8000→5600
「僕はこれでターンエンド」
明久LP3300
手札6枚
フィールド ウォッシュライダー
伏せ1枚 マシュマロン
「俺のターンドロー。…カードを3枚伏せて魔法カードブラックホールを発動。おじゃまトークンが破壊されたことにより吉井に900ダメージ!」
「ウォッシュライダーの効果でマシュマロンを墓地に送ることで破壊を防ぐよ」
明久LP3300→2400
フィールド ウォッシュライダー
「俺はこれでターンエンドだ」
根元LP5600
手札0
フィールドなし
伏せ3枚
「僕のターンドロー…」
「終わりだ吉井!トラップカード発動!破滅への一歩!」
破滅への一歩 通常罠
①相手フィールド上の特殊召喚されたモンスター一体を選択して発動する。選択したモンスターを破壊し相手は破壊したモンスターの攻撃力分のダメージを、自分は攻撃力の倍のダメージを受ける。
「この効果により俺は4800のダメージを、吉井お前は2400のダメージを受けてもらう!これで俺の勝t」
バカだな根元、ヒーローはピンチの時に
「まだだよ、トラップ発動 」
かけつけるもんだって知らないのか
「ヒーローは遅れてやってくる」
ヒーローは遅れてやってくる 通常罠
①自分のLP以上のダメージを受ける時に発動出来る。そのダメージを無効にしそのダメージよりも攻撃力の低い『HERO』と名のついたモンスターを墓地から一体特殊召喚出来る。
「なにぃ?!」
「効果によりダメージは無効!さらに墓地からバブルマンを特殊召喚!効果によりワンドロー」
「ばか…な」根元LP5600→800
「手札から魔法カード エクストラフュージョン発動!」
(だ、だが俺のリバースカードは奈落の落とし穴にマジックシリンダー。例え何が来ても…)
「フィールドのバブルマンと手札の
①このモンスターの融合召喚成功時相手の魔法罠ゾーンのカードを全て破壊する。相手はこの効果に対してカードの効果を発動出来ない。
「テンペスターの効果で根元君のリバースカードを全て破壊する!」
「俺のリバースカードが?!」根元伏せ 2→0
「これで終わりだ!テンペスターでダイレクトアタック!!」
「っ!」根元LP800→0
「僕の勝ちだ!」
「良くやったな明久」
「流石の腕前じゃ」
「いやーそれほどでも」
今デュエルに勝った明久を労っている。と言うのも…
「や、やめろ!俺はそんなもの着な…」
「おらぁ!」
「ふぐぉ?!」
根元の女装姿なんて見るに耐えないからな。
「ほらよ明久、何に使うかは知らないが」
「ありがとう雄二。えっと……あった!…これはどうしよう」
「ゴミ箱でいいんじゃないか?」
「それもそうだね」
ポーイ←根元の制服
これにてBクラス戦も無事に終了した。
「あの、明久君話って?」
Bクラス戦の放課後。明久に呼び出された姫路。もちろん根元に奪われた手紙の件だ。
「はいこれ」
「これは…!」
「大丈夫中身は見てないから」
「明久君……ありがとうございます!」
「どういたしまして」
「やっぱり明久君は優しいです」
「そんなこと…」
「そんなことあります!」
「そう…かな?」
「はい!………一ついいですか?明久君は告白されるとしたら手紙で言われるのと直接言われるの、どちらが好きですか?」
「ぼ、僕が告白されるとしたら?うーん、手紙もいいけどやっぱり直接言ってもらいたいかな」
「そう…ですか。そうですよね」
次の瞬間手紙をビリビリに破き始める姫路。
「ひ、姫路さん?!何を」
「明久君……………私はあなたの事が好きです」
「…………え…?」
「よろしければ私とお付き合いしてください!」
最初は全然理解出来なかった明久。けど姫路の真剣な眼差しを見て徐々に理解していく。自分が告白されたのだと。
「………姫路…さん。…………………ごめん!僕は姫路さんとは付き合えない」
「………」
「………も、もちろん気持ちは嬉しいけど…!」
「いえ、何となく分かっていました。明久君に好きな人がいることは」
「………ごめん」
「謝らないでください。明久君が悪い訳じゃ無いですから」
「…うん、ありがとう姫路さん。これからも宜しくね」
「はい!……では私は先に行きますね」
「うん。また」
…分かってた。それに告白して逆にスッキリした感じがした。……けど一つだけ。一つだけ後悔があるとすれば……
「………うっ、うあああぁーー!」
もう少し早く勇気が出せていたら結果は変わっていたのかな。
はい、という訳で明久のデッキは