「一騎打ち?」
雄二と今話しているのは木下優子…秀吉のお姉さんだそうで。まぁよく似てるのな。
「あぁ。代表同士のな」
俺たちは今Aクラスにいる。何故かって?宣戦布告をしに来たんだ。けど通常の宣戦布告ではない。
〜1時間前〜
「なぁ雄二。Aクラスにはどうやって勝つんだ?」
Bクラス戦が終わった次の日。雄二が遂にAクラスに宣戦布告をすると言い出したために出た質問。だがそれは誰もが抱いている疑問でもある。
「今の僕達で勝てる気がしないんだけど」
「ワタシや瑞希だけで勝てるもんでも無いしな」
AクラスとBクラスですら戦力差は歴然なのだ。それがFクラスとなるともはや爪切りと戦車並だろう。
「皆の疑問ももっともだ。だから教えよう、対Aクラス戦の作戦を」
雄二は語り出す。
「作戦は至って簡単だ。俺と翔子の一騎打ち、これだけだ」
クラス全員がはてなマークを浮かべる。
「一騎打ちと言ってもただ戦う訳じゃない。科目を絞るつもりだ。内容は100点満点で小学生レベルの歴史のテスト」
「…なんでそれで勝てるんだ?」
光輝の疑問にクラス全員が頷く。文月学園は学力にも力を注いでいるのだ。その学校の首席ともなれば小学生レベルのテストなぞ朝飯前なのではないか…と言うことだ。
「勿論理由はある。あいつは1度覚えたことは忘れないんだ。それで昔から一つだけ間違えて覚えてる問題があってな。それが出れば俺たちの勝利だ」
「なんというか…」
「運ゲーじゃの」
「てゆーかさっきから霧島さんのこと翔子って呼んでたりよく知ってそうに話すけどどう言う関係なの?」
「俺と翔子は幼馴染だ」
その言葉を聞き黒き集団が姿を表す。そうFFF団だ。
「諸君。ここはry」
霧島は普通に美人だからな。そんなやつと幼馴染の雄二を妬んだんだろう。…哀れすぎるだろFFF団。
「落ち着くのじゃ。ここで雄二を殺ってしまったらAクラスに勝てなくなるじゃろう」
『確かに』
『それは不味いな』
『秀吉可愛いよ』
秀吉の言葉に素直に従うFFF団。理由は多分秀吉がかわいいからだろう。見境なしか。
「てか、そんなことしてるからモテないんだろ」
『『『ぐはぁっ!!』』』
魔理沙の無慈悲な一言により全FFF団が死亡する。もっともな意見だと思うんだけどな。
「秀吉礼を言うがその納め方はどうかと思うぞ」
「ああでも言わんと納まらんと思うての。悪いとは思っとる」
「……」
「で、雄二は本当にそんな運ゲーに身を任せるのか?」
「いや、この方法は確実に警戒されるだろう。…だからもう1つ、考えている作戦がある。それは…」
「受諾出来ないわ。絶対に何かあるでしょう」
「そうか…ならこれならどうだ。お互い代表者を出して戦うってのわ」
「代表者ね…数は?」
「そうだな…5人か7人ってところだ」
木下優子は考える。向こうの戦力でこちらに勝てそうな者達を。
(まず姫路さん、霧雨さん。次に坂本君も何かあるわね。虹村君も場合によっては…)
優子はムッツリーニの存在を知らない。それでも最悪こちらが負け越してしまうくらいにはFクラスにも
「だめ、それも受諾出来ないわ」
「案外お堅いんだな。じゃあ……デュエルでならどうだ」
『デュエルで決着をつける作戦だ』
「デュエル………それもダメだわ」
「そうか……。ところでBクラスとやり合う気はあるか?」
「Bクラスって…昨日来てたあの?」
「あぁ。あれが代表をやっているクラスだ」
「でもBクラスはFクラスに負けたから3ヶ月間は宣戦布告出来ないはずだよね?」
「知っているだろう、あの戦争は『和平交渉にて終結』ってなってる事を。…BクラスだけでなくDクラスもな」
「……それって脅迫?」
「人聞きが悪い。ただのお願いだよ」
「………」
「いいじゃないか、受けてやって」
木下優子が悩んでいると男子生徒が1人やってきた。
「凛じゃねーか、久しぶりだな」
「よう光輝。久しぶりだな」
この男は丸藤凛。あの有名なサイバー流を操る丸藤亮を先祖に持つ次期サイバー流の師範代だ。1年の時のデュエルの成績は2位。俺と決勝戦で白熱の試合を展開した。
「丸藤君、受けてもいいって?」
「このクラスはデュエルの腕もいいんだから負けるとも思えない。それに代表もやる気だ」
「……(こく)雄二の提案を受けてもいい」
「代表も…いいの?」
「……うん。その代わり条件がある。負けた方は何でも言うことをひとつ聞く」
「…上等だ」
「はぁ、分かったよ。代表者は7人でいい?」
「それで構わない。じゃあ一時間後にまた来る」
こうしてFクラス対Aクラス、7人のデュエルが決定した。
「それではこれよりAクラス対Fクラスの代表戦を始めます」
高橋先生を立会人として遂にAクラス戦が始まる。
「では、両名とも準備はいいですか?」
「ああ」
「……問題ない」
「それでは1人目の方、どうぞ」
「あたしから行くわ」
「ワシがやろう」
秀吉と優子の姉妹…もとい姉弟対決だ。
「秀吉、アンタが相手なのね。特に新鮮味もないわ」
「そうじゃな。家で何度も戦っているからのう」
「いつも通り勝たせてもらうわ」
「何を言っておる。勉強では到底勝てんが、デュエルでなら5分じゃろう!」
「それでは…デュエル開始!」
「「デュエル!」」
「先行はわたしが貰わ、ドロー」
「ねぇムッツリーニ、木下さんのデッキってなんだっけ?」
「………木下優子のデッキは
「わたしはマドルチェ·マジョレーヌを召喚する。マジョレーヌは召喚時にデッキから『マドルチェ』と名のついたモンスターを手札に加えることが出来る。この効果で『マドルチェ·シューバリエ』を手札に加える」
「よく覚えてたねムッツリーニ」
「………一般教養」
「…ちなみに須川君のデッキは?」
「………知りたくもない」
「流石康太。女子のデッキだけ顕著に覚えてるな」
「………言いがかりはよせ」
「私はさらにフィールド魔法マドルチェ·シャトーを発動する。これでターンエンドよ」
優子LP8000
手札5
伏せ0
フィールド マジョレーヌ·シャトー
「マドルチェシャトーが厄介だな」
「だね。攻撃力500upは結構でかいよ」
「秀吉がどう崩すか見ものだぜ」
「ワシのターンドロー。ワシは魔法カード 演目〜プロローグを発動」
演目〜プロローグ 通常魔法
①デッキから『
「効果によりデッキから『
①召喚·特殊召喚時にデッキから『
「そのままアシスタントを召喚。効果によりデッキから『
①墓地のこのカードを除外することにより墓地の『
「カードを1枚セットしてターンエンドじゃ」
秀吉LP8000
手札4
伏せ1
フィールド アシスタント
「私のターンドロー。わたしはマドルチェシューバリエを召喚。バトル!マドルチェマジョレーヌでアシスタントに攻撃!」
秀吉LP8000→7500
「次にシューバリエでダイレクトアタック!」
秀吉LP7500→5300
「わたしは永続魔法 マドルチェチケットを発動してターンエンドよ」
優子LP8000
手札4
伏せ0
フィールド マジョレーヌ、シューバリエ、シャトー、チケット
「ワシのターンドロー。ワシは
①召喚に成功した時墓地の『
「ピアニストの効果で墓地からアシスタントを特殊召喚。アシスタントの特殊召喚時の効果発動じゃ。デッキから『演目〜拍手喝采』を墓地に送る」
演目〜拍手喝采 装備魔法
①フィールド上の『
②装備モンスターが戦闘によってモンスターを破壊した時ワンドロー出来る。
「そしてレベル4のピアニストとアシスタントをオーバーレイ!誰もが憧れる英雄よ、今姿を表わせ!エクシーズ召喚ランク4
「出たわね、秀吉のエースモンスター」
①一ターンに1度エクシーズ素材を1枚墓地に送り墓地の『演目』カードを選択して発動する。そのカードを発動する。その後そのカードをデッキに戻す。この効果は相手ターンでも発動できる。
「ヒーローの効果発動。墓地の『演目〜拍手喝采』を発動する!」
「あれ?拍手喝采は装備魔法だよね?結局デッキに戻ちゃうんじゃない?」
「明久…お前あんだけ秀吉とデュエルしてて知らないのかよ…」
「えっ?」
「
「そ、そうだったね。ありがとう雄二、すっかり忘れてたよ」
「絶対知らなかったろ…」
「バトル!ヒーローでシューバリエに攻撃じゃ!」
シューバリエには他のマドルチェを攻撃対象に出来なくする効果があるからな。
優子LP8000→7300
「シューバリエの効果発動。相手に破壊された時デッキに戻るわ。けどシャトーの効果で代わりに手札に戻す。さらにチケットの効果も発動。マドルチェが効果によりデッキか手札に戻ったためデッキからマドルチェを手札に加えるわ。わたしはマドルチェエンジェリーを手札に加える」
優子手札6
「モンスターを戦闘で破壊したことで拍手喝采の効果でワンドローする。ワシはこれでターンエンド」
秀吉LP5300
手札5
伏せ1
フィールド ヒーロー、拍手喝采
「わたしのターンドロー。…わたしはマドルチェ·マーマメイドを召喚。そしてマドルチェマジョレーヌとマーマメイドをオーバーレイ!エクシーズ召喚ランク4クイーンマドルチェ·ティアラミス!」
「今度は姉上のエースモンスターじゃのう」
「ティアラミスの効果発動!」
「させん!リバースオープン、演目〜起」
秀吉の発動したカードを見て渋い顔をする優子。
「なんてタイミングで発動するのよ…」
演目〜起 通常罠
①相手のモンスターの効果が発動した時に発動できる。その効果を無効にする。
「危ないところは分かっておるからの」
「…わたしはカードを3枚伏せてターンエンド」
優子LP7300
手札3
伏せ3
フィールド シャトー、チケット、ティアラミス
「ワシのターンドロー。畳み掛けるぞ姉上!ヒーローの効果発動、墓地の『演目〜プロローグ』を発動!効果でデッキから
①このモンスターの召喚成功した時手札の
「そのままダンサーズを召喚。効果で同じくダンサーズを特殊召喚じゃ。さらに墓地のチアダンサーの効果発動。チアダンサーを墓地から除外することで墓地のアシスタントを特殊召喚する。特殊召喚されたアシスタントの効果発動。デッキから『演目〜承』を墓地に送る」
演目〜承 通常罠
①デッキの上からカードを2枚墓地に送ることで発動できる。相手のモンスター一体を手札に戻す。
「
①一ターンに1度エクシーズ素材を1枚墓地に送り墓地の『演目』カードを選択して発動する。そのカードを発動する。その後そのカードをデッキに戻す。この効果は相手ターンでも発動できる。
②このカードは墓地の『演目』と名のついたカード1枚につき攻撃力が100upする。
「今墓地にある演目カードは2枚。よってトップアーティストの攻撃力は200upじゃ。バトル!ヒーローでティアラミスに攻撃!」
「トラップ発動!マドルチェ·マジック」
マドルチェ·マジック 通常罠
①フィールド上のマドルチェを1枚デッキに戻す。その後相手のモンスターを1枚デッキに戻す。
「対象はティアラミスとヒーロー」
「…ヒーローはエクストラデッキに戻る。しかし拍手喝采が墓地に送られたことでトップアーティストの攻撃力がさらに100upじゃ!トップアーティストでダイレクトアタック!」
優子LP7300→4400
「ターンエンドじゃ」
秀吉LP5300
手札5
伏せ0
フィールド トップアーティスト
「秀吉中々追い詰めたな」
「だね。墓地に起承があるのが強くて、拍手喝采もあるから大抵のことは対象出来そうだね」
「わたしのターンドロー。…秀吉、アンタもう勝った気でいる?」
「まさか、姉上とのデュエルで気を抜いたことなどありはせん」
「そう、それならこれから逆転されても驚かないのね!トラップ発動!トラップスタン!」
「なんじゃと?!」
「さらにトラップスタンにチェーンしてトラップ発動、マドルチェ·ハッピーフェスタ!」
「これは…」
「やばいな秀吉…大量展開が来る…」
「ハッピーフェスタの効果で手札のマドルチェ·シューバリエ、エンジェリー、ホーットケーキ、クロワンサンを特殊召喚!そしてこのターンに発動されるトラップの効果は無効になるわ」
先程雄二が解説した通り
「これで心置き無くモンスター効果を使えるわ」
秀吉の墓地の演目〜起を警戒していたのだろう。承も厄介だが。
「エンジェリーの効果発動。リリースしてデッキからマドルチェ·メッセンジェラートを特殊召喚。メッセンジェラートの効果発動。特殊召喚時にフィールドに獣族がいるからデッキからマドルチェ·マジックを手札に加える」
「………不味いのぅ」
幾千と戦っている秀吉はこれから起こることを予期していた。
「ホーットケーキの効果発動。墓地のエンジェリーを除外してデッキからメッセンジェラートを特殊召喚。またメッセンジェラートの効果発動。デッキからマドルチェ·マナーを手札に加える」
「どんどんいくわよ!マドルチェ·ホーットケーキとクロワンサンをオーバーレイ!エクシーズ召喚ランク3 マドルチェナイト·マカロイアル」
マドルチェナイト·マカロイアル ランク3 「マドルチェと名のついたモンスター2体」A1800D1800
①一ターンに1度エクシーズ素材を1枚取り除き墓地の『マドルチェ』と名のついたモンスター一体をデッキに戻すことでそのモンスターの攻撃力の半分を攻撃力に加える。エンドフェイズに元の数値に戻る。
「メッセンジェラート2体でオーバーレイ!エクシーズ召喚ランク4 クイーンマドルチェ·ティアラミス!ティアラミスの効果発動。素材を1枚取り除き墓地のマジョレーヌをデッキに戻し
この時シャトーの効果によりマジョレーヌは手札に戻る。さらに墓地のマドルチェが手札に戻った時にチケットは効果を発揮する。
「チケットの効果発動!デッキからマドルチェ·ミィルフィーヤを手札に加える。さらにマドルチェ·マジョレーヌを通常召喚、効果発動。デッキからマドルチェ·ホーットケーキを手札に加える」
優子のコンボは最終へと向かっていく。
「マカロイアルの効果発動!エクシーズ素材を1枚取り除き墓地のメッセンジェラートを手札に戻すことで攻撃力を800upさせる」
「バトルよ!マジョレーヌでダイレクトアタック!」
秀吉LP5300→3400
「シューバリエでダイレクトアタック!」
秀吉LP3400→1200
「ティアラミスでダイレクトアタック!」
「っ!」
秀吉LP1200→0
「…ワシの負けじゃ姉うe」
「マカロイアルでダイレクトアタック!」
「姉上ぇぇ?!」
秀吉LP0→-3100
木下秀吉DEATH
まだ生きていますとは突っ込めなかった。
という訳で今回は秀吉の
あと間違っているところがあったりこれってどうなの?みたいな所は気軽に質問ください。