「よっしゃ!これで並んだぞ!」
またも湧き立つFクラス。姫路が勝ったことでお互い2勝。結果が振り出しに戻った。
「ふぅ、勝てて良かったです」
「流石だ姫路。この一勝はでかい」
「ナイスデュエル!」
「やっぱり頼れる存在じゃの」
「………ナイス」
「そ、そんなことないですよ」
みんなから褒めちぎられ顔を赤くしながら照れる姫路。
(ほら明久、お前も言ってこいよ)
(う、うん)
「姫路さん、その…お疲れ様。いいデュエルだったよ」
「ありがとうございます!私もお役に立ちましたか?」
「もちろん!これ以上ない活躍だったよ」
「えへへ、ありがとうございます!」
「……なんか近くね?」
俺は姫路と明久を見てて思った。近いというのは2人の心の距離だけでなく物理的にもそうだった。
(振られたんだよな、姫路は?あれじゃあ傍から見たら付き合ってるように見えるぞ)
俺はチラリと魔理沙を見る。案の定顔が不機嫌だった。
(これは……修羅場だな)
俺はこれから起きるかもしれない月9ドラマのような展開を予想して1人静かに明久に合掌をした。
「さて雄二。次は誰が行く?」
次に出る使者を雄二に聞く。
「ここはさらに連勝して勢いに乗りたい。光輝頼めるか」
頼めるか。雄二から言われた俺は自然と口角が上がる。
「やっとか!みんなのデュエルを見てうずうずしてたんだ!」
意気揚々とステージの上に上がる。先程からいいデュエルばかりで感情が昂っていた。そんな俺の対戦相手は…
「やる気は十分みたいね光輝」
幽香だった。
「あれ、俺の対戦相手は幽香だったか」
「あら、私じゃ不満だったかしら?」
「そうじゃない。てっきり凛の奴が出てくると思ってたからな」
凛と俺の実力は互角。そしてデュエルの成績の1位と2位だ。順位的な意味でいえば俺の対戦相手の最適解は凛だと思っていたんだが…
「凛には明久を担当して貰ったの」
「それは作戦か?」
「半分はそうね」
なるほど。俺よりも明久と戦わせた方が勝率が高いと思ったんだろう。けど舐められたもんだな。
「明久を舐めてると痛い目見るぞ?」
「舐めてなんかいないわ。彼の実力は十分知っていての行動なのよ」
「そうか。…それで、もう半分の理由は?」
まぁ大体予想はしているが
「決まってるでしょ。いい加減あなたを倒したいのよ」
幽香は深い笑みを浮かべて言った。
「やっぱりか。相変わらず負けず嫌いだな」
「それに関してはお互い様よ」
「確かにそうだな」
幽香と俺のデュエルは俺が勝ち越している。そのため負けず嫌いの幽香はこの大舞台で俺をぶっ潰したいらしい。
「いいぜ、受けて立つ!」
「…両者準備はいいですね。では…初め!」
「「デュエル!」」
「先攻は俺だ、ドロー!まずは魔法カード 龍の供物を発動」
龍の供物 通常
①デッキから『レインボーアイズ』を1枚墓地に送る。『龍の供物』は一ターンに1度しか発動できない。
「デッキからレインボーアイズチェトレドラゴンを墓地に送る」
レインボーアイズチェトレドラゴン 光 ドラゴン☆8A2800D2400
①手札か墓地の『レインボーアイズ』を一体特殊召喚する。『レインボーアイズチェトレドラゴン』の効果は一ターンに1度しか発動できない。
「さらに手札からレインボーアイズホープドラゴンを通常召喚する」
レインボーアイズホープドラゴン 光 ドラゴン☆4A1700D1500
①このカードが召喚.特殊召喚した場合デッキから『レインボーフュージョン』と名のついたカードを1枚手札に加える。
「効果でデッキからレインボーフュージョンを手札に加える」
レインボーフュージョン 通常魔法
①レインボーアイズと名のついた融合モンスターによって決まられた融合素材を手札又は場から墓地に送ることで融合召喚する。
②ゲームから除外されているレインボーアイズを1枚墓地に戻すことで墓地のこのカードを手札に戻す。
「カードを1枚セットしてターンエンドだ」
光輝
LP8000
手札4
伏せ1
フィールド ホープドラゴン
「私のターンドロー。ふーんそうね…」
「全力で来ないとすぐに決着がつくぜ」
「知ってるわよ。何回デュエルしてると思ってるの」
光輝のレインボーアイズは高い攻撃力を持つドラゴンを次々に召喚するデッキ。つまりワンキルしやすいのだ。
「私は手札からローンファイアブロッサムを通常召喚。効果発動、自身をリリースする事でデッキから好きな植物族を特殊召喚する」
「まずは定石通りだな」
「デッキからローンアイスブロッサムを特殊召喚」
ローンアイスブロッサム 水 植物☆3A500D1400
①一ターンに1度自分フィールド上の植物族モンスターをリリースして発動する。墓地または除外されている植物族を一体特殊召喚する。
「そのままローンアイスブロッサムをリリースして墓地のローンファイアブロッサムを特殊召喚。またローンファイアブロッサムの効果発動」
これにより墓地に2種類のブロッサムが置かれる。これでいつでも再利用が効くようになった。
「私はデッキからギガプラントを特殊召喚」
「ギガプラント…そうそうに破壊しないとやばいね」
「デュアルで再召喚すると植物族を特殊召喚出来るからのう。残しておくと厄介じゃ」
「バトル!ギガプラントでホープドラゴンを攻撃!」
「リバースオープン!欠けた虹」
欠けた虹 永続罠
①『レインボーアイズ』が墓地に送られた場合発動出来る。墓地の『レインボーアイズ』一体を除外する事でデッキから『レインボーアイズ』一体を墓地に送る。『欠けた虹』の効果は一ターンに1度しか発動できない。
「ギガプラントの攻撃はそのまま続く。ホープドラゴンは破壊される」
光輝LP8000→7300
「ホープドラゴンが墓地に送られた事で欠けた虹の効果を発動する。墓地のホープドラゴンを除外してデッキからレインボーアイズエリュオンを墓地に送る」
レインボーアイズエリュオンドラゴン 光 ドラゴン☆8A2800D2400
①このカードが召喚.特殊召喚された時フィールド上に『レインボーアイズチェトレドラゴン』がいた場合デッキまたは墓地から『レインボーアイズアジーンドラゴン』を特殊召喚出来る。
②このカードが召喚.特殊召喚された時フィールド上に『レインボーアイズアジーンドラゴン』がいた場合デッキまたは墓地から『レインボーアイズチェトレドラゴン』を特殊召喚出来る。
③『レインボーアイズエリュオンドラゴン』の①、②の効果はどちらか一ターンに1度しか発動できない。
「墓地にエリュオンとチェトレね。絶対に次のターンで三体揃うでしょ」
「それはどうかな?」
ほぼ隠す気もないような笑顔で答える。
「安い嘘つかない。カードを2枚セットしてターンエンド」
幽香
LP8000
手札3
伏せ2
フィールド ギガプラント
「幽香こそ、絶対妨害するだろ」
セットカードが2枚。邪魔されない訳がない。
「あら、どうかしら」
お返しと言わんばかりに小悪魔のような笑みを見せる幽香。
「嘘つけ、ドロー。それなら俺はゲームから除外されているホープドラゴンを墓地に戻すことで手札からレインボーアイズエクスドラゴンを召喚する」
レインボーアイズエクスドラゴン 光 ドラゴン☆6A2100D500
①除外されている『レインボーアイズ』モンスター一体を墓地に戻すことで手札から特殊召喚する。
なんてことは無い特殊召喚が出来る☆6モンスターだ。ギガプラントに攻撃力も負けている。それなのに幽香は悩んでいる。それは何故か?
俺のデッキのエースモンスターが関係している。
「さぁどうする、幽香さんよ?」
「…いやらしい手ね。いいわ、何もしない」
いないと踏んだのかそれとも作戦か。いずれにしろエクスドラゴンの召喚を通す。
「よーしそれならバトル!」
「やっぱりいるのね」
「当たり前だ、エクスドラゴンでギガプラントに攻撃!」
攻撃が負けているモンスターでの攻撃。普通なら自殺行為だが…
「ダメージステップ時に手札からレインボーアイズセブンスドラゴンを捨てることでエクスドラゴンの攻撃力を2500upさせる!」
レインボーアイズセブンスドラゴン 光 ドラゴン☆7A2500D2000
①場のレインボーアイズが戦闘するダメージステップ時手札のこのカードを捨てることでその戦闘の時だけ攻撃力が2500アップする。
②またこの効果で攻撃力を上げたレインボーアイズが戦闘ダメージを与えた場合そのモンスターをリリースすることで発動できる。墓地のこのカードを特殊召喚する。
「これによりエクスドラゴンの攻撃力は2100から4600になる!」
幽香LP8000→5800
「さらにエクスドラゴンが戦闘ダメージを与えたため自身をリリースする事で発動!」
「それにチェーンしてトラップ発動 種子まき」
種子まき カウンター罠
①フィールド上の植物族モンスターが破壊された時発動できる。破壊されたモンスターよりもレベル、攻撃力が低い植物族モンスターをデッキから特殊召喚する。
「私はデッキからダンディライオンを特殊召喚」
「ダンディライオンか…めんどいな。まぁいい、墓地からセブンスドラゴンを特殊召喚する。そのままダンディライオンに攻撃!」
「ダンディライオンが墓地に送られた事で綿毛トークンを2体特殊召喚ね」
「俺はカードを1枚セットしてターンエンドだ」
光輝
LP7300
手札2
伏せ1
フィールド セブンスドラゴン、欠けた虹
「私のターンドロー。早速行くわ光輝。永続魔法 増草剤を発動」
墓地の植物族を毎ターン特殊召喚することが出来る増草剤。発動が簡単なくせに強力な効果を持つ。
「私が墓地から特殊召喚するのはローンファイアブロッサム」
「召喚時にトラップ発動 フラッシュオブセブン!」
フラッシュオブセブン 通常罠
①墓地の『レインボーアイズ』を一体除外する事で発動する。フィールド上のカードを1枚除外する。
「墓地のエクスドラゴンを除外してローンファイアブロッサムを除外する!」
「効果くらい使わせてもいいじゃない」
「容赦なくいっておかないと負ける可能性があるからな」
「ふん、カードを1枚セットしてターンエンド」
幽香
LP5800
手札2
伏せ2
フィールド 綿毛トークン×2
「俺のターンドロー」
(幽香のセットカードの1枚は多分あれだよなー。けど使わせるしかないか)
「俺は魔法カード レインボーフュージョンを発動!」
「トラップ発動 ポリノシス。綿毛トークンをリリースして発動を無効にする」
「やっぱりポリノシスか」
「予想通りかしら?」
「予想通りだ。けどどうすることもできないけどな」
「そしたらバトルだ!セブンスドラゴンで綿毛トークンを攻撃!」
「トラップ発動
「うげぇー!」
破壊されるセブンスドラゴン。
「こっちは予想出来なかったようね」
「可能性は考えてたがないことを祈ってた。セブンスが墓地に送られたから欠けた虹の効果発動。墓地のセブンスを除外してデッキからウォーリアドラゴンを墓地に送る。そしてターンエンドだ」
光輝
LP7300
手札2
伏せ0
フィールド 欠けた虹
「私のターンドロー。手札から魔法カード 弱者蘇生を発動」
弱者蘇生 通常魔法
①自分の墓地のレベル3以下で攻撃力が1000以下のモンスター一体を特殊召喚する。
「対象はローンアイスブロッサム。そしてローンアイスブロッサムの効果発動。自身をリリースして除外されているローンファイアブロッサムを特殊召喚。こちらも効果発動」
「やっぱりその2体がいると厄介だな」
手札、墓地、除外をしても結局はローンファイアブロッサムに繋げられ好きな植物族を特殊召喚される。
「私がデッキから特殊召喚するのは…獰植物ー冬虫夏草」
「これまためんどいカードを……」
獰植物ー冬虫夏草 植物族 地☆7A2600D2100
①このカードが戦闘によって破壊された場合このカードを破壊した相手モンスター一体のコントロールを得る。
「バトル!冬虫夏草でダイレクトアタック!」
光輝LP7300→4700
「ターンエンドよ」
幽香
LP5800
手札2
伏せ0
フィールド 冬虫夏草、綿毛トークン
「俺のターンドロー!どうすっかなー冬虫夏草」
「どうせ突破出来るんでしょう?」
「出来るけど効果を発動させるんだよな」
悩む光輝。
「仕方ないか。手札から魔法カード 天翔る虹!」
天翔る虹 永続魔法
①一ターンに1度墓地の『レインボーアイズ』一体を特殊召喚出来る。
②このカードが破壊された場合除外されている『レインボーアイズ』一体を特殊召喚出来る。
「この効果で特殊召喚するのはレインボーアイズチェトレドラゴン!そしてチェトレドラゴンの効果を発動。墓地からレインボーアイズエリュオンドラゴンを特殊召喚!エリュオンの効果発動!召喚時場にチェトレがいるためデッキからレインボーアイズアジーンドラゴンを特殊召喚する!」
これがレインボーアイズの必殺技のひとつ。強力なドラゴンが次々特殊召喚される。
レインボーアイズアジーンドラゴン 光 ドラゴン族☆8A3000D1500
①このカードが相手に戦闘ダメージを与えた時墓地のレインボーアイズを1枚除外する事で除外したモンスターの攻撃力の半分の数値を相手に与える。
「バトルだ!エリュオンドラゴンで冬虫夏草を攻撃!」
幽香LP5800→5600
「冬虫夏草が戦闘破壊された時の効果を発動。エリュオンドラゴンのコントロールを得る」
「すまんエリュオン。アジーンドラゴンでエリュオンを攻撃!」
幽香LP5600→5400
「戦闘ダメージを与えたためアジーンドラゴンの効果を発動する!ホープドラゴンを墓地から除外して攻撃力の半分のダメージを与える!」
幽香LP5400→4550
「チェトレドラゴンで綿毛トークンを攻撃!」
「ターンエンドだ」
「それで十分じゃない?」
「奪われて無かったらもっとダメージ与えられてたしな、なんとも言えん」
光輝
LP4700
手札2
伏せ0
フィールド チェトレ、アジーン、天翔る虹、欠けた虹
「私のターンドロー。いいわ、強いカードを引けた」
「やめろよー」
「無理よ。魔法カード 死者蘇生発動。ローンファイアブロッサムを特殊召喚。効果発動!リリースしてデッキから獰植物ージャイアント.ホグウィードを特殊召喚!」
獰植物ージャイアント.ホグウィード 地 植物族☆9A2900D2400
①一ターンに1度相手のモンスター一体を破壊出来る。
②このカードがモンスターを破壊した時相手の墓地に破壊したモンスターと同名モンスターがいた場合そのカードを除外する。
「ジャイアント.ホグウィードの効果発動。アジーンドラゴンを破壊する!」
「やっべ。とりあえず欠けた虹の攻撃発動。ウォーリアを除外してデッキからレインボーアイズオルタナティブドラゴンを墓地に送る」
「バトル!ジャイアント.ホグウィードでチェトレドラゴンを攻撃!」
光輝LP4700→4600
「モンスターをセットしてターンエンドよ」
幽香
LP4550
手札1
伏せ0
フィールド ジャイアント.ホグウィード、リバースモンスター
「俺のターンドロー!」
「さて、どうする?」
「…もちろん。
強気な光輝の発言にどよめく会場。それに伴い幽香の顔が歪む。
「嫌な予感しかしないんだけど…」
「まぁみてな!天翔る虹の効果発動!墓地のレインボーアイズオルタナティブドラゴンを特殊召喚!」
レインボーアイズオルタナティブドラゴン 光 ドラゴン族☆8A2700D2000
①このカードの攻撃を0にする事で発動。攻撃力2700以下の『レインボーアイズ』をデッキから攻撃表示で特殊召喚する。ただしこの効果で特殊召喚したモンスターの攻撃力は0になる。
「オルタナティブの効果発動!攻撃力を0にしてデッキからレインボーアイズパワードラゴンを特殊召喚!」
レインボーアイズパワードラゴン 光 ドラゴン族☆4A1800D700
①このカードが墓地に送られた場合除外されている『レインボーアイズ』1枚を手札に加える事が出来る。
「……なんか見えてきたわ」
「流石幽香!墓地のレインボーフュージョンの効果発動!除外されているウォーリアドラゴンを墓地に戻すことで手札に加える。そのままレインボーフュージョンを発動!」
「フィールドのオルタナティブとパワーを融合!融合召喚☆8 レインボーアイズディシディアドラゴン!」
レインボーアイズディシディアドラゴン 光 ドラゴン族☆8A2700D2600
①このカードをリリースする事で墓地または除外されている『レインボーアイズ』一体を特殊召喚する。この効果は相手ターンでも発動出来る。
「パワードラゴンが墓地に送られたため除外されているセブンスドラゴンを手札に加える!」
「そういうことね」
「そういうことだ、バトル!ディシディアドラゴンでセットモンスターを攻撃!」
「セットされたカードはボタニティ.ガール。墓地に送られたからデッキのローンアイスブロッサムを手札に加える…けど次のターンは無さそうね」
「ディシディアドラゴンをリリースして墓地のレインボーアイズアジーンドラゴンを特殊召喚!アジーンでジャイアント.ホグウィードを攻撃!その時に手札からレインボーアイズセブンスドラゴンを捨てる事で攻撃力を2500up!」
幽香LP4550→1950
「アジーンが戦闘ダメージを与えたためアジーンをリリースして墓地からセブンスドラゴンを特殊召喚!」
深いため息をつく幽香。
「セブンスドラゴンでダイレクトアタック!」
「また負けちゃったわね」
幽香LP1950→0
光輝の勝者の雄叫びが教室に響いた。
光輝の『レインボーアイズ』は除外するギミックが多く除外をよく利用します。また融合をするデッキです。これから新しい融合も出てくるでしょう。
幽香の獰植物はただの強力な植物族モンスターです。