まぁ、その書く気が起きなかったと言うか何というか書くことは決まっているけどこれで良いのかって感じで悩んでしまい時間が掛かってしまいました。
申し訳ありません。
出来れば気長に続きに期待して下さい。
ナザリックに帰還してすぐに私は第七階層の羅生門の寺院に戻ってきてからペストーニャを呼んでこの子の怪我を治してもらっい今は特に使っていない大部屋でこの子を寝かせて、この子の首元を見ていた。
私は、この子が寝ている間にあるアイテムを着けさせた。
そのアイテムとはかつて仲間達でアイテムの材料を集めて作り上げたはいいがこのナザリックを攻略に来る者がいなくなり結局、私が使う機会が訪れなかったモノで長らく宝物殿の奥で保管されていたアイテム。
見た目は禍々しいオーラが溢れる勾玉のペンダントで一切穿通、 一切焼却、一切詛呪、一切熔融、一切粛清、一切嘲弄、一切両断の7つでこれからをまとめて一切鏖殺の首飾りと私は名付けた。
それらは今、一切穿通を茨木に、一切焼却を巴に、一切詛呪を千代女に、そして私が一切熔融と一切両断の二つを持っているがそれぞれ効果が異なり今回、私はその中のある意味、一番曲者の一切嘲弄をこの子に着けさせた。
一切嘲弄の効果は陰陽術や呪術系の効果範囲拡大と威力増加などの効果を持っておりこの手の職に就いている者なら誰もが欲しがるモノなのだがこのアイテムを作る過程であるデメリットも出来てしまったのだ。
そのデメリットとはこのアイテムの所有者に継続的に呪いダメージを受けてしまうのだ。
そのダメージ量は下手をすると付きっ切りで回復職のやまいこさんに回復してもらうか私のイブキドウジの自動回復スキルを各種スキルをフルで使い続けるレベルのモノで今まで誰も装備できなかったのだがこの子は全くそのダメージを受けている様子はないおそらくはこの世界特有のタレントと呼ばれるモノの効果でダメージを無効化しているのだろう。
まぁ、ンフィーレアの話をアインズさんから聞いて私の方でも似たようなタレントもしくはこのアイテムのデメリットを無効化できる者を適合者として千代女に探させていたのだがこんなに早く見つかるとは思いもしなかった。
「酒呑童子さぁぁま!!お待たせしました!このパンドラズ・アクター只今参りました!!」
私が大部屋で待っているとさっき呼んだパンドラが私のいる部屋の扉を開けて入っていた。
まぁ相変わらず痛々しいキメキメポーズもセットでやって来たパンドラに一言言ってやりたいがそれを言うと今後このネタでアインズさんをからかえなくなるのでグッと今は我慢して私は本題に入った。
「よう来はったね。パンドラ、ほんならこの子の転生の準備始めよか」
「はい!了解です!」
パンドラの敬礼に若干イラっとしつつ私は天井に目をやりそこにいる千代女に声をかける
「千代女もよろしゅうな」
「はっ!」
こうしてメンバーは揃ったまぁ、正確には私が持っている転生用アイテム、殺生石を使用するだけなのだが、この世界で色々な法則やアイテムの効果が変化しているモノが多い。
そしてこのアイテムを使うことによってこの子の肉体は変化するのだ。その際暴れたりしてうっかり私が殺したりしたらマズイので呪術や忍術で相手を拘束する術を持つ千代女とあらゆる状況に対応できるパンドラを呼んだのだ。
正直、パンドラではなくペスにそのまま残ってもらえば良かったのではと今更少し後悔している。
「ほんなら、行くで」
転生用のアイテムをこの子に使ってすぐにこの子の体が光始め、枯れ木のような体はどんどん大きくなり最初は140cmくらいあるかないかくらいだった背が今は大体160cmくらいはあるだろう。
そして頭にキツネの耳がお尻には尻尾が一本生えた。
さらに1番の変化は寸胴のような凹凸のない体型だった体が今ではかなりの大きな凹凸(何と何とは言いたくない)出来ている。
そしてようやくこの子の体の光が収まると同時に体の変化も収まった。
「う、うん」
「どうやら、目覚めたようですね」
「そうみたいやね」
「ア、ああ」
しばらく言葉を発したいなかったのだろう。
この子、改めて彼女は瞼をゆっくりと開けてから私を見たあと言葉を出そうとして上手くいっていないようだ。
「うーん。なんや、まだ上手いこと話せへんみたいやねぇ〜 」
「あ、あなたさまはあのときのかみさまてすか」
辿々しくはあるが彼女は私に話しかけてきた。
「フフ、ウチが神さんやっておかしいこと言い張る子やねぇ〜まぁ、今はその認識でもええか、それよりもあんたはんの名前は?」
「りりあ、です」
「ふーん。でもあんたはんの命はもうウチのもんやからその名前捨ててうちの為に生きてもらうで」
「は、はい。むしろこのなまえはすてたいとおもっていますから」
「さよか、なら丁度ええわ、あんたの名前は今から玉藻や、まずはここの事をパンドラと千代女から聞くとええわその後からウチの下僕になるための力と知恵を身につけてもらうからねぇ」
そして私はリリア改め、玉藻にナザリックの最古図書館【アッシュールバニパル】にある魔導書などでパンドラに教育してもらい茨木の召喚獣(妖怪モンスター)との戦闘させてレベル上げを行なっていくことを提案しそれを実行するために一度、王都にいる茨木を呼び戻すことにした。
茨木side
「ぐっ!」
「マジありえないんですけど」
その光景を見た者は戸惑うだそう。
それは錦の羽織を着た少女が執事服の老人を壁際まで蹴り倒し、今まさに首筋に当てた刀でその首を切り落とそうとしているところだった。
「い、茨木様。そのこれ・・はその」
そう震える声で答えるのはお嬢様様の演技を忘れて何か喋ろうとするソリュシャンだったがそれを茨木と呼ばれた少女、いや今は鈴鹿御前と名乗りそれに相応しい姿に変身した茨木童子の鋭い眼光で黙らせる。
「ソリュシャンへの罰はおいおい酒呑童子様が下すから今は後回しにするし、でも今回の元凶であるアンタは別なわけ!それは分かるしょセバス」
ここに至るまでには数日ほど時間を遡る。
王都の商業組合にて
「それではお邪魔致しました。皆さま」
そうして頭を下げて扉を閉めたセバスはすぐにお嬢様の役を演じているソリュシャン改め
「お待たせしました。メイヴお嬢様」
「全くね。セバス、この私を待たせるなんてイケないわぁ!でも今はその話は後でしてアゲルわ。それよりも喉が渇いたから早く何か持ってきてくれない」
と命令し馬車に向かう。
「では、早速準備させていただきます」
そしてメイヴを馬車に乗せてからセバスも馬車に戻り、そこでつまらなさそう刀を手入れをしている人物にも声をかける。
「鈴鹿さん、メイヴお嬢様がお戻りになられました。準備をお願いします」
「はいはい!かしこまり!」
そういって声高らかに鈴鹿は馬車に戻りセバスと共に準備を始める。
こうして3人は王都での情報収集を行っていた。
ここまではすべて順調に行えていた。
順調に王都の細かな情報から冒険者の情報までいくつか集めることに成功していた茨木に酒呑童子から一度ナザリックに帰還するように命が降り茨木が数日開けてこの屋敷に戻って来たことである問題が発覚したのだ。
吾、いけない、いけない。
これから任務で王都なのだ。
今の吾は茨木童子改め鈴鹿御前なのだ。
それに成り切らなくてはそう気持ちを新たにして私は屋敷の近くに転移門を開いてもらい屋敷のドアを開けると前に来た時とは違う異変に私は気付いた。
「ふんふん、何んか人臭くない?この屋敷」
と私は屋敷の中を見渡していると何者かがこちらに近づいて来ているのが分かった。
しかし、それと同時に妙な事にも気が付いた。
足音はするがその音が妙に自信なさげと言うかおどおどした感じのものだった。
この屋敷にいるのはセバスとソリュシャンとあとはシャドーデイモン数体のみでこんな足音をするような者はいないはずだ。
ならば、これは誰のものだと疑問に思いつつ、一応警戒のために刀に手を掛け足音がする屋敷の奥を睨む。
すると屋敷の奥から一人のメイドがやってきた。それも私の知らないメイドだった。
「アンタ、誰よ?ここはメイヴお嬢様の屋敷なんだけど?」
私の声か、もしくは私の持っている刀に驚いたのかメイドは震えながら答えた。
「わ、わたしは、その・・・セバス様に拾・・てもって、ここで働かせてもらって、いるツ、ツアレとい、います」
「はぁ!そんな話、私聞いてないんだけど!」
実際に私はそんな話は聞いていない。
それにここに来る前に私がいない間のセバス達の報告書は全て読んだがそんな事は一言も書いていなかった。
あの真面目なセバスがそんなミスをするのかと疑問に私が思っていると後ろの扉が開いた。
「おお、これは鈴鹿さんお戻りでしたか」
「ちょっと!セバスこれはどういうことか説明するし!」
私はあのメイドを指差して説明を求める。
「も、申し訳ありません。そうでしたね、少し込み入った話になるので奥の部屋で待って頂けますか」
そして私は奥の部屋に行った。
私がしばらく奥の部屋で待っているとセバスと変装したソリュシャン(メイヴ)がやって来て私はあのメイドがここにいる経緯をセバスから聞いた直後、セバスを蹴り飛ばしていた。
本来の姿に戻って本気の全力で殴り飛ばしてやりてやりたかったがここにいる間は誰がどうやってみているか分からないから出来る限りその姿でことに対処せよと酒呑童子様から言われているので私はギリギリの理性で変化を解くのをやめてそのままの姿で蹴り飛ばしたのだ。
本来なら私の蹴りなんて難なく避けれる癖にそうしないということが余計に私をイラつかせた。
「私に蹴られたってことはつまりそういうよね。セバス!」
「・・・」
それでもセバスは黙っているさながら斬首を待つ囚人のようにも思えた。
「もういいし、取り敢えずここでその手足を切り落としてからアンタを酒呑童子様の所に連れて行くし」
私はまず腕を落とすために刀を振り落とした。
「まぁまぁ、少し待って下さいよ。鈴鹿さん」
私は確かに刀を振り下ろしたはずなのに後から入って来た別の刀によって滑るように軽く軌道を変えられ床に突き刺さった。
いや、そんなことはこの際どうでもいい。
「あ、あ、いや、酒呑・・お」
「ああ〜ダメですよ。鈴鹿さん、ここではそれはなしでしょ、って言うても驚かしたんは、ウチやからしゃあないか」
そう、ここにいるはずのない人、浅葱色の羽織を着た少女剣士。
しかしその姿は次の瞬間には霞のようにボヤけてから全く別の本来の姿を現した。
鬼の中の鬼にして吾の偉大なる創造主様。
「酒呑童子様!一体どうしてこちらに!」
ソリュシャンとセバスが目を見開いて驚いていた。
「まぁ、本当は突然行って驚かしたろうと思うたんやけどねぇ〜なんや、ややこしいことになっとるさかい少し見とったんよ。まぁ、茨木が
そこまでするとは思わんかったから、流石に手を出させてもうたけど」
と酒呑童子様がこちらを見てきたので吾はすぐさまその場に跪いた。
「も、申し訳ありませんでした!」
「まぁ、ええわそれよりも」
と酒呑童子様が何か言おうとしたタイミングで扉を叩く音がしたのでその場の全員がそちらを向いた。
「セバス、適当に相手してさっさと戻ってきい。話はその後や」
「はい、かしこまりました。すぐに戻って参ります」
そう言ってセバスとソリュシャンが扉から出てったことで私と酒呑童子様の2人きりになったことで酒呑童子様が口を開いた。
五章の千代女ちゃんが可愛い過ぎで最後に泣いてしまった。
あと、誤字多くてすいません。