ハイスクールD×D 転生生徒のケイオスワールド 作:グレン×グレン
兵夜「はい、どんどん出てくるキャラコメケイオスワールド。続いては冥界合宿のヘルキャット編」
小猫「どうも。表題のヘルキャットこと塔城小猫です」
久遠「はいはいー! 本章メインヒロイン兼ボス格の桜花久遠ですー!」
兵夜「オカルト研究部がインフレする話といっても過言ではないが、いきなりその一歩目で冷水ぶっかけられるという調子乗ったらいかんぜよという話でもある。なかなか面白い流れだな」
小猫「そして実力をもってしても桜花先輩に上回れてしまうわけで、今回グレモリー眷属ぼろぼろですね」
久遠「いやー。もうちょっと手加減するべきだったかもしれないけどねー? それだと目的達成できないしねー?」
小猫「イッセー先輩に次ぐレベルでモテモテですね、宮白先輩」
兵夜「はっはっは。あいつのレベルは無理がある」
小猫「それはそれとして兵藤邸がとんでもないことに。原作でもそうでしたが、兵藤邸をペンタゴンにでもするつもりですか?」
兵夜「んなこと言っても敵が敵だからな。どうせならまとまって住んでる方が安全だし、何より親御さんの安全も確保できるし。・・・何よりアサシンが怖かったし」
小猫「そんなに危険なんですか?」
兵夜「戦闘能力という意味なら、異世界補正があろうとイッセーが禁手になれば十分対応可能だ。だからこそ戦闘能力とは別の意味で脅威であるキャスターとアサシンは警戒しないといけない。親御さんを人質に取られたりしたらイッセーたちだと一気に瓦解するだろう?」
久遠「男用の別館作ってるところが気が利いてるよねー」
兵夜「まあそれぐらいの気は利かすさ。そしてこっちはこっちで聖杯戦争対策はできる限り行っている」
小猫「犯罪者であることから躊躇なく魔力を絞るあたり性格悪いですが、報酬は用意しているあたり人はいいですね」
久遠「つかまってるのに三食おやつ付きって、脱獄どころか出所する気もなさそうだよねー」
小猫「ついでに自分の魔力量の少なさも解決しているあたり抜け目がない」
久遠「そしてちゃっかりぼろもうけー。これ、ほかの魔術師に怒られたりしないの?」
兵夜「特許権なんてもんは先手必勝だ。ちゃんと組合にはいるみかえりは与えてるから、そこは納得してもらわないと。・・・冥界政府や各種神話体系から資材集めるのも楽じゃないんだぞ?」
小猫「・・・つくづくそのあたりの才能ありますね」
久遠「でもアザゼル先生には気づかなかったりー」
兵夜「いうな」
小猫「あの人はこの時点では別格ですから。気づくのは桜花さんやベルさんぐらいでは?」
久遠「小雪さんでも気づけるよー? まあ小雪さんは元本職だから逆説的に気配察知も長けるけどねー」
兵夜「つくづく俺の女は俺よりハイスペックだ。小猫ちゃん、泣いていいかな?」
小猫「よしよし。これから頑張っていきましょう」
小猫「そして冥界へと向かっていますが、レイヴンの存在が幸運へつながってますね」
兵夜「災い転じて福となす。とはこの国の言葉だったな」
小猫「そのあたりでフィフスも納得してくれればよかったのですが」
兵夜「そこは認識の差だろう。似たようなものだから必ずしもOKというわけじゃないだろうからな。いや、それで納得してほしいんですが。・・・あ、でも根源到達なんてそれぐらいしないと無理かもしれないしやっぱ無理か」
久遠「そういえば兵夜君は、領土経営とかどうするつもりなのかなー」
兵夜「グレモリー領でも生粋の霊地を確保した。あとはそこを餌に魔術師たちの工房を作り上げ第二の時計塔に。んでもって魔術による鉱石探知などで新たな鉱脈を発見して、その利益からマージンをもらい研究費用に。同時に研究資材や資料などは時計塔よりもはるかに楽に閲覧できるようにして、その分研究成果などの利益を俺の手元に来るようにして・・・」
小猫「ストップ。暴走してます宮白先輩」
久遠「が、頑張ってるねー」
兵夜「まあ、アーチャーの研究成果などがあるから間違いなく当面は問題ないんだが。神代なめんな」
兵夜「それはともかくとして、グレモリー夫妻はがっつきすぎだ」
小猫「この時点ではイッセー先輩トラウマまみれですもんね。気づかなかったのは悪かったです」
兵夜「まあ、恋愛経験ど素人の群れで気づくのも難しいといえば難しいか。俺だって様々な人材あっせんの経験があってこそ理解できたようなもんだ。気にしない気にしない」
小猫「それはそれとしてアザゼル先生にすべて擦り付けましたね」
兵夜「まあ、一発ぐらいは殴ってやりたいとは思ってたから都合がよかった。小雪に殺されかけたが」
久遠「そりゃぁお父さん代わりがいきなり殴られたら頭に血が上るってー。せめて根回ししようよー」
兵夜「アドリブに無理言うな」
小猫「でも、これは深刻です。冷静に考えてなんでスケベなままなんですか、あのドスケベ先輩」
兵夜「ホント、女性恐怖症通り越して女性蔑視になってもおかしくないよな。変な方向に行って猟奇殺人犯にならなくてよかった」
久遠「確かにねー。じっさいライオンハート編では最悪な形で暴発したわけだしー」
兵夜「扱い方を間違えたと本気で後悔してる。・・・俺のうっかりでもトップクラスの失態だぁ」
小猫「それこそど素人じゃ無理ですよ。気にしない方がいいと思います」
久遠「まあ、それはそれとして・・・。グレモリー眷属ってアプローチあれだよねー」
兵夜「感想であったな。イッセーハーレムはあれだから「本気恋愛じゃない。からかわれてるだけだ」ってなるって。反面こっちは本気なのがまるわかりだから確信されて社会的信用が・・・」
小猫「よしよし」
久遠「あんなこと言っといて今更だよー。覚悟決めてもらわないとねー」
久遠「そしてサイラオーグさん登場だねー。まさか見抜かれるとは思わなかったよー」
兵夜「まあ、この時点で生粋の武芸者だからな。わかったとしてもおかしくない」
小猫「確かに。転生悪魔じゃない若手悪魔で、あの人以上の実力者はいませんし」
兵夜「まあ魔王末裔四人衆は互角に渡り合えるわけだが」
小猫「エルトリアもですか?」
兵夜「もちろん。まあ獅子王の鎧という奥の手がサイラオーグ・バアルにはあるわけだが、それにしたって異世界能力というアドバンテージがあるからな。ザムジオの魔王剣がいい例だろう」
小猫「それはそれとして宮白先輩、政治方面に優れてますね」
久遠「まあ実際、和平はしたけどアドバンテージはとるからなって人たち多そうだよねー」
兵夜「それはそうだろう。どこの国だって正真正銘一枚岩な国家があると思うか? 日本だって政党いくつもあるだろうが」
小猫「どこも黒い」
久遠「そういった内乱とかも書くつもりだったのかなー?」
兵夜「まさか。そこまで黒いとD×Dの作風がけがれるだろう。一度作者は試して書いたが失敗したしな。やるなら別のアプローチだ」
久遠「そうなんだー。でもこっから兵夜くんの神の本気だねー」
小猫「神だけに」
兵夜「上手いこと言ってるつもりだろうけどまだ違うからな。まあ、胸を張って生きていくとこのころからそうだったが、だからといって本当に胸を張れるのかはまた違う話だったからな。そのあたりで「胸張れます!!」と断言できるほどまだあの時はトンチキじゃなかっただけで」
小猫「自分でトンチキ言わないでください」
久遠「でも、そうやるって決めた男はかっこいいよねー。うん、好きになってよかったー」
小猫「・・・宮白先輩、顔真っ赤ですね」
兵夜「そういう小猫ちゃんはにやにやしてるね!! 珍しくて興奮しそうだよチクショー!!」
小猫「そしてラブコメしながらトレーニングですが、宮白先輩体いじくりすぎでしょう」
兵夜「はっはっは。仕方がないだろう。君ら自分の設定考えろよ」
久遠「伝説級の妖怪の末裔。当代の赤龍帝。教会暗部の実験最後の生き残りにして、イレギュラーで生まれた新ジャンルの剣士。伝説級の聖剣の担い手。堕天使最高幹部と日本異能業界最高峰の家系の愛の子。魔王の妹。邪神を宿したハイデイライトウォーカー。主神のお付きのヴァルキリー。・・・何このチート軍団ー、設定一つはこっちに分けてよー」
兵夜「こんなもんに追撃するためにはこっちもそれ相応の方法が必要だ。久遠だって特訓しすぎて死にかけてるしな」
小猫「あの時の私が人のこと言えませんが、ハードトレーニングすぎでは?」
久遠「あ、あははー。ちょっと頑張りすぎたかなー?」
久遠「そして兵夜くんの女装スキルを挟んでから、小猫ちゃんの話だねー」
兵夜「グレモリー眷属は設定盛りすぎだが、同時に不幸も多すぎだろう。この時点で解決できてた雪侶の誘拐事件が軽く見えるぞ」
久遠「誘拐されて死にかけたとか、普通なら悲惨なんだけどねー。どこにハイスペックなのかって感じかなー」
小猫「まあ、何の自慢にもなりませんが」
久遠「この後裏事情をしっかり把握したあたり、兵夜くんいろいろしすぎだよー」
兵夜「はっはっは。もっと褒めろ」
久遠「でも、強化武装の出番があまりなかったのは残念かなー」
兵夜「そこについては反省している。二次創作は設定を練る難易度が下がるのが利点だが、オリジナリティを入れるという重要部分があるからなかなか難しいもんだ」
小猫「でも、あの時ほかの選択肢があるといってくれたことは感謝してます。・・・正直イッセー先輩ではなく宮白先輩になびきそうになりました」
兵夜「ロリ猫担当はナツミがいるから結構ですグファ!?」
小猫「・・・私は成長します」
久遠「これは兵夜君が悪いけど、ナツミちゃんがロリ担当公言してるから慣れすぎてたのもあるねー・・・」
兵夜「そして修行が終了するわけだ。何とか俺は聖杯戦争のマスターとして技量は及第点に」
久遠「これで及第点とかどんだけ難易度高いのー?」
兵夜「そりゃお前、サーヴァントなんて上位存在相手にするのがどれだけの難易度だと思ってんだ。この世界でも上級悪魔クラスじゃないと一対一じゃ戦えないぞ?」
小猫「それでも今のグレモリー眷属ならほとんどが大丈夫なあたり、インフレ極まりましたね」
久遠「それはそれとしてナツミちゃんといちゃついてるねー。やっぱり白馬の王子さまって女の子としてはあこがれちゃうなー」
兵夜「自分でも黒の方が似合う気がするんだが・・・」
小猫「それでもイッセー先輩が優先だというあたり、確かに癖が強いですよね、宮白先輩」
久遠「そこが大事なんだけどなー」
小猫「まあ、それはそれとして匙先輩たちとも合流しましたが、結果的に桜花先輩はドレスじゃなくてよかったですね」
兵夜「今にして思えばドレス姿も見たかったがな」
久遠「さらりと言ってくれるねぇ兵夜くんはー」
小猫「しかしイッセー先輩はいろいろと酷い。何がひどいってトラウマがあるからとはいえ気づいていないのがひどい」
兵夜「まあ、あれ過ぎるとはいえ雪侶のアプローチによくわかってなかったからな。鈍感なのは確かに事実なんだ。・・・自分がモテるだなんて思ってなかったから」
久遠「目頭熱くなるねー。悲しさでー」
小猫「ほぼ自業自得です」
久遠「い、言われちゃったねー」
小猫「ここで桜花先輩の過去が少し明かされましたが、傭兵部隊というのはわかりませんでしたね」
久遠「まあ、あまり絶賛されるような職業じゃないからねー」
兵夜「俺は嫌いじゃないぜ? 金が大事なのは確かなんだし、金で動いてくれるからこそ公平なところもあるしな」
小猫「それにしても宮白先輩にしても桜花先輩にしても早死にしすぎです。いつの時代ですか」
久遠「いや、これでも主要味方転生者じゃ、私一番上なんだけどー?」
小猫「底辺争いしないでください」
久遠「そして少し飛ばすけど禍の団の暗躍だねー。兵夜君が余計な気をまわしてタンニーンさん呼ばないから苦戦必須だよー」
兵夜「代わりにサイラオーグ・バアルを連れてきただろうが!!」
小猫「しかし強いですねフィフス・エリクシル。この時点でとはいえイッセー先輩を一蹴してます」
兵夜「ぶっちゃけフィフスの戦闘方面でのコンセプトは「イッセーメタ」だ。イッセーを活躍させて、かつ主人公である俺が活躍するようにするためには、俺の宿敵ポジションであるフィフスがイッセーに倒されるわけにはいかなかった」
久遠「即席のイッセー君に対して堅実に積み重ねたフィフス。しかものちに対龍特化魔法の使い手になるしねー」
兵夜「正攻法でイッセーは勝てん。こいつ脳筋思考だから」
小猫「彼は頭脳派ではないんですか? あれだけの儀式を完成させるなら頭脳は必須では?」
久遠「頭がいいにしたって、それが戦術とかに使えるかは別だからねー。たぶん頭の良さは学者タイプだと思うよー?」
兵夜「実際アインツベルンは戦下手だからな。いや、強力な触媒を用意するという正攻法はしてるんだが、余計なことをして毎回台無しにしてる」
久遠「えっと、第三次は神様召喚なんて無理をして逆に最弱を引いたんだよねー」
小猫「そして第四次では傭兵を雇ったにもかかわらず、仲が良くなるはずのない英霊をあてがったと」
兵夜「そして第五次ではステータスを重視し過ぎて戦下手なのに戦術を完全放棄したクラス設定。・・・第四次は完全にマスターのイエスマンになっていれば勝てただろうに。どっちにしても裏切られたが」
久遠「アインツベルンが勝ったら人理崩壊とか言われてるもんねー。ちょっとかわいそうになってきた」
小猫「もともと不老不死による人類救済が目的だったのに、なんであんなことに」
兵夜「長い年月は問題もあるということだ。俺たちも気を付けないとな」
久遠「・・・で、話し戻すけどイッセーくんの―」
兵夜「それは無しで。無しでお願いします胃が痛いから!!」
小猫「感動と恋心が台無しです」
兵夜「そしてフィフスとヴァーリのサーヴァントが初登場だが、割と面白い設定だろ?」
久遠「ここでは明らかになってないけど、冬将軍ってありなのー?」
兵夜「原作シリーズでも、絵本のジャンルがOKなら大丈夫だよ。擬人化はギリOKなんだろう」
小猫「〇これが自衛隊でも大流行の日本だと、第二次大戦の艦艇とかも召喚されそうですね」
久遠「日本刀とかお城とかも召喚されそうだねー。さっすが日本だよー」
小猫「別の意味で終わってませんか?」
兵夜「それはともかく!! フィフスの奴はアインツベルンではありえないほど堅実に戦略を狙った結果、そこの方面をサーヴァントに任せるという逆転の発想! 実際サーヴァントは経験豊富だから、マスターであるフィフスが強いならこれもありの発想だ」
久遠「実際無理ありすぎだけど、この世界だからこそできるよねー」
小猫「しかもあえて姿を現して能力を誤認。この時点で先手を取られてますね」
兵夜「味方もパワーアップするなら敵も上げとかないとな。つまらないだろ、下手な蹂躙ものなんて」
兵夜「そして一気に行くぜ! クライマックスのVS生徒会!!」
小猫「生徒会が桜花先輩一人の手でパワーアップしてますね。おかげで低評価しなくてよかったですが、このあたりで桜花先輩の指導者適正の片鱗が」
兵夜「いやぁ、ここは俺のうっかりが見事に光る。勘違いでパワーアップを想定できてないからぼろ負け寸前!」
小猫「むしろこの短期間で自分の強化と味方の強化を同時に行った桜花先輩が褒められるべきかと。いい加減宮白先輩のうっかりにもなれましたし、それをどうにかできないグレモリー眷属の脳筋指向にも問題が」
兵夜「まあ、下手に小細工するより力技で粉砕した方が有効だしな、グレモリー眷属」
小猫「確かに必要性が薄いですからね。宮白先輩一人で策の不意打ちとか防げますから。実際事前準備のおかげでむしろ被害は減ってますし」
兵夜「まあ、原作と同じ展開はほっとくとして、ここで本領を発揮するのが久遠なわけだ。・・・勘を取り戻せてないのはナツミも同じとはいえ、いったん抜いたからな、これで」
小猫「隙がありませんからね、桜花先輩。近接戦闘技術では若手ぞろいのD×Dでは最上級で、加えて魔法戦闘も及第点」
兵夜「離れたところからちくちく削ろうにも、遠距離瞬動でカバーできる。とどめに圧倒的に豊富な経験値ゆえに、こちらが不意を打とうにも即座に対応してくる。経験値の少なさが欠点の会長のフォローを行い、指示を完ぺきにこなせる理想的な部下だ」
小猫「実際宮白先輩出し抜かれてますからね。公共放送で結ばれるとか、恥ずかしすぎです」
兵夜「俺の公開ラブシーンシリーズの幕開けだ。・・・で? 第三者視点で見て実際どうよ?」
久遠「は、恥ずかしくなってきたー!!」
兵夜「はい、そういうわけでヘルキャットへんはこれにて終了。俺の優等生生活の終了も近い・・・」
小猫「ご終了さまです」
久遠「そして次回は体育館裏のホーリー編! 次回のゲストは当然わかるよね!!」
兵夜「あ、いっとくがアーシアちゃんは出ないぞ?」
小猫「・・・アーシア先輩のメイン回ですよね?」
兵夜「出せるわけないだろう常識的に考えて。あの外道についてあの子が思い出す必要なんて欠片もない。呼ぶのはMVPだ」
久遠「ああ、なるほどねー」
小猫「たしかに納得です」
兵夜「そういうわけで次回のゲストはだれか? それは次回のお楽しみだ」