ハイスクールD×D 転生生徒のケイオスワールド 作:グレン×グレン
・・・見てみて描いてみたいという方がいたらメッセージか返信でご連絡ください。設定協力は惜しみません。
そして本編はダブル主人公による処刑用BGMスタート。乱舞Escalationあたりを脳内再生しながらお楽しみください。
戦局はいまだ微妙だが、しかしここは俺がやるしかない!!
そう思いシャルバに向き合った瞬間、シャルバが吹っ飛んだ。
「ぐぉおおおおおおおお!?」
な、何が起こった!?
「宮白! ここは任せろ!!」
見れば鎧を再びまとうどころか、明らかに形状が変化しているイッセーの姿があった。
え、どういう状況だ!?
いや、今はそんなことを考えている場合じゃない。
イッセーもそれはわかっているのか、いうことは短く簡潔だった。
「宮白、任せろ!!」
「・・・任せた!!」
今のイッセーは明らかに勝算がある。
なら今はそれに賭ける。
「フィィイイイイイイイフゥウウウウウウウスゥウウウウウウウっ!!」
突撃をかけてぶつかるのはフィフス。
現状の戦力として俺が一番こいつの相手をするべきだし、何より相手をしたいとも考えている。
だがそれ以上に。
「俺の女と仲間をボコってくれた礼はしっかり払わないとなぁ? この科学フェチアルケミストが!!」
「返り討ちにしてやるぜこれが!!」
伸ばしたブレードをフィフスの奴はなんと掴む。
見れば、奴の皮膚は微妙に色が変わっていた。
「錬金術の組成変換による皮膚硬化! 魔術も道具も馬鹿も使いようってなぁ!!」
そのまま動きを止めて回し蹴りを放ってくるも、擬態の力でブレードを伸ばしてそれを躱す。
その後も高速で攻防を繰り広げるが、しかし向こうのほうが一枚上手か!
やはり一筋縄ではいかないか。
ならばこちらも小細工を使おう。
鉄球を呼び出すと擬態を使ってそれをホールドし、鉄球のように振り回す。
フィフスはやすやすとそれを受け止めるが―
「ボン♪」
魔力を流すと一瞬で爆発した
「魔力感応式の爆薬の味はどうだい? 中身は最新型の爆薬だから効くだろう?」
「てめえやってくれるなオイ!!」
思ったより効いてないな。
まあ上級悪魔で山肌思いっきり削り取るような業界だし、この程度では無理があるか。
化学兵器を直接攻撃に使うにはひと手間必要・・・と。
実験している場合ではないが、しかしだからこそデータは必要だ。
データがあれば罠にかけやすくなる。さすがにサーヴァントを温存している状況下では倒せるとも思えないし、とにかくボコる程度に弁えた方がいいはずだ。
ただし徹底的にボコる。
イーヴィルバレトで牽制しながら、俺は絶対にこいつをボコると決めている。
これが国家間の戦争ならもう少し我慢できただろう。
だが相手はただのテロリストだ。情けも遠慮もかける必要はない。
やれ人の親友を追い込むは、やれ人の女をボコるは、やれ人の主を殺しに来るは、やれ人の仲間に苦難を与えるは。
「・・・いい加減腹に据えかねてるんだよ!! 叩き潰す!!」
「やってみなこれが!!」
全力で蹴りと蹴りがぶつかり合う。
しかし奴の蹴りは俺を押し返した。
伝説クラスの武装を模倣した強化武装をもってして互角が無理か!
そして弾き飛ばされた一瞬の隙をついて、針金の腕が一斉にショットガンの砲口を向ける。
やばい・・・躱せない!
だが、その瞬間奴が閃光に呑まれた。
しかも連発で来た。
「くたばれ馬鹿が! ・・・無事かご主人!!」
見ればなんというか宝石だらけの成金ボディースーツみたいな姿になったナツミが、デカブツを全滅させてこちらに砲撃を叩き込んでいた。
「こっち気にしてる暇があるならとっとと行け、馬鹿ご主人!!」
「・・・おう!!」
砲撃をさばくので手いっぱいになっているフィフスに突進する。
「クソが!? ヤーヌス!!」
『承知!』
「魔法の矢、風の101矢!!」
フィフスの声に反応して、例の二本足が飛びかかるが、しかし俺にぶつかりより先に横からの雨あられのような魔力の弾丸がたたきつけられ、魔力の帯になるとその動きを一瞬止める。
「行って! 兵夜くんー!!」
「フィフス・エリクシルッ!!」
久遠の声に背中を押され、奴の背中に掌底を叩きつける。
そしてすかさずゼロ距離からの光魔力の一斉砲撃を叩きつけた。
「がっは・・・っ!?」
背中から血を流し倒れかけるフィフス。
このチャンスを逃さず追撃しようとしたが、拘束を振り切った二本足が、腹部から細い手のようなものを展開すると、フィフスを掻っ攫う。
『撤退します! これ以上は持ちません!!』
「・・・くそ、覚えてやがれよ、これが」
ブースターを全力で稼働させ、フィフスたちが高速で遠ざかる。
こっちも損傷が激しい。追撃は、無謀か。
まあいい、これで当面の危機は逃れた。
あとは、イッセーが無事ならいいんだが・・・。
イッセーSide
ガリガリと大事な物が削れてくのが馬鹿な俺でもわかる。
だけど、その分ものすごい力が湧き上がっているのもわかる。
『相棒! 今の出力は不完全すぎる。覇龍に比べればナマクラみたいなもんだ』
これでそれかよ! 本当の覇龍ってどんだけ凄いんだ?
でも、それでも今の禁手よりかははるかに上の出力だ。
これならいけるか、ドライグ?
『安心しろ。あの程度の小物を倒す分には問題ない』
だったらいいさ! これ以上減る前に終わらせる!!
「舐めるなよ下等な下民が!!」
シャルバが蠅を使役し、そこから莫大な魔力の砲撃を叩き込む。
正直暴走一歩手前の俺じゃあ細かく移動して回避するなんて不可能だ。
正面から突っ込む!
こっちに迫ってくるフルバーストを、両手両足全部使って弾き飛ばす。
正直衝撃で手がしびれそうだけど構うものか!
この野郎がディオドラにアーシアの神器について教えたっていうなら、つまりこいつがアーシアを追放したようなもんだ。
・・・聖女に相応しい優しいアーシアをよくも魔女だなんて呼ばせてくれたな。
ディオドラもぶっとばしてやりたかったけど、あいつは宮白が徹底的にぶちのめしたから今はいい。
今は・・・。
「部長を殺そうとしたてめえを、それも含めて叩き潰すだけだぁあああああ!!」
全部の攻撃をぶっとばして、俺はシャルバの目の前までたどり着く!
「馬鹿な!? 今の私は前魔王クラスまでパワーアップしているというのに―」
「それがどうしたぁ!!」
顔面に拳をたたきつける!!
その鼻っ柱を頭突きで砕く!
蹴り落として地面に叩きつける!
前魔王だか何だか知らないが、ドーピングでえた能力なんてこの程度か!!
「・・・思い上がるなよ下級な転生悪魔風情が!!!!」
シャルバが左腕を突き出す。
なんか妙な機械がついてるぞ?
などと思ったら、その機械から馬鹿でかい光線が発射されて俺を飲み込もうとする。
・・・・・・痛ぇええええええええ!? 全身が焼ける!?
「オーフィスの蛇によって高められた私と、禍の団の技術が、貴様程度の薄汚いドラゴンにどうにかなるなど有り得んのだ!!」
シャルバが俺を嘲笑うが、舐めんじゃねえ!!
「アスカロン!!」
ドラゴンになった左腕と、ある意味で同種の力であるアスカロンを使って光線を受け止める。
よし! これならもろに喰らうより遥かにましだ!!
「真なる魔王の末裔だかなんだか知らないが・・・」
背中の翼を全開にして、無理やり光線を押しのける!!
そのままシャルバの目の前にまで突進して、全力で左腕を振りかぶる!!
「うちのアーシアちゃんをひどい目に合わせて―」
伝説の聖剣を伝説のドラゴンで強化すれば―
「―ただで済むと思ってんじゃねえええええええええ!!」
てめえ1人ぶっとばすのに苦労しねえんだよ!!
「がぁあああああ!?」
吹っ飛ばしたシャルバはそれでも立て直そうとする。
しぶとい!
こっちも消耗が激しくて、そろそろやばい気がしてきた。このままだとあいつを倒す前にこっちがガス欠になる!
ドライグ! なんかいい手無いか?
『ならちょうどいいものがある。これならいくらなんでも倒せるだろう』
ドライグが送ってくる情報をみて、俺もこれならいけると確信した。
よし! これで文字通り吹き飛ばす!!
鎧の腹部が展開すると、見るからに凶悪そうな砲身が突き出る。
ああ、自分でも怖くなるぐらい凶悪なパワーが溢れ出てくる。これなら確実に勝てる!!
「こ、この化け物め! この私がこんなところで―」
と、シャルバが魔法陣を展開しようとする。
あの野郎逃げる気か!? やっべえ、こっちはチャージ中で止める余裕がない!?
正直慌てる俺だったが、そのシャルバの腕が急にピタリと止まる。
何事かと思ったが、焦りまくっているシャルバの顔を見るとシャルバが狙ってやったわけじゃないようだ。
「こ、この力は・・・っ!」
まさかと思って顔を動かすと、そこには両目を輝かせているギャスパーの姿が!
ギャー助ぇえええええええ! でかしたぞぉおおおおおおお!!
「イッセー先輩、トドめです!!」
「おっしゃあ!!」
思わぬナイスアシストに歓喜しながら、俺は全力を込めて奴をにらむ。
「喰らいやがれ、ロンギヌス・スマッシャーァアアアアアアアア!!」
目の前が放出されたエネルギーで真っ赤に染まる。
それは誰も耐えられそうにないような出力を出し、そのままシャルバを飲み込んだ!
「馬鹿な!? まだ偽りの魔王どもに一泡も吹かせていないというのイ!? ヴァーリの小僧に目にもの見せてないのに!? おのれ、おのれ赤い竜め、赤龍帝ぃいいいいいいいいいいいいいいいっ!?!??!」
みっともない絶叫を挙げながら、シャルバはそのまま包まれていった。
なんだかフィールドもものすごい破壊されたけど、これなら行けたか。
・・・やったぜ、宮・・・白、部ちょ、う。アーシ・・・あ・・・。
Side Out
色欲によって暴走を抑えたイッセー。原作とは違った形で乳龍帝の本領を発揮しました。