ハイスクールD×D 転生生徒のケイオスワールド   作:グレン×グレン

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ついにキャラコメもここまで来たなぁ・・・。


キャラコメ 第十弾!

 

兵夜「はい、今回もやってまいりましたキャラクターコメンタリー。本日のゲストは!」

 

ナツミ「はいはいはーい! げんせいたるしんさってやつ(じゃんけん)で選ばれたなつみだよ♪ でー」

 

サイラオーグ「俺の立場だと違和感がある。サイラオーグ・バアルだ」

 

ナツミ「いや、順当じゃん?」

 

兵夜「ある意味この話における真の主役。二次創作であるこの話でもめちゃ優遇されてただろうに」

 

ナツミ「いつもと違ってシリアス多めかな?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

兵夜「で、最初は学園祭の準備中だがいきなり一苦労だ」

 

ナツミ「兵夜仕事しすぎだね」

 

サイラオーグ「仕方あるまい。冥界の重要人物ともなれば、いやでも複数の仕事をこなすようなものだ。セラフォルー様はもちろんのこと、皇帝ディハウザー・ベリアルも主演映画を複数持っている」

 

兵夜「俺、平和になっても過労死するかも」

 

ナツミ「が、頑張れっ」

 

サイラオーグ「いい眷属を探すことを進めよう。秘書としての仕事ができるものはお前の立ち位置だと必要不可欠だろう」

 

ナツミ「いいこというね。やっぱサイラオーグはいい人だ」

 

兵夜「なんか微妙に心苦しい」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

兵夜「で、今回も巻いていくがイッセーのトラウマが遂に噴出。我慢の限界にきた姫様がブチギレかけた」

 

サイラオーグ「しかし話に聞くだけでもひどい過去だ。確かにこれは心が深く傷つけられるだろう」

 

ナツミ「たいがい負けない過去あるよね、サイラオーグも」

 

兵夜「不幸合戦になるから飛ばすぞ。まあ、俺としてはできる限り頑張ったつもりなんだが・・・」

 

ナツミ「先送りにしたせいで大変なことになったね・・・」

 

サイラオーグ「まあ、この場の全員の共通認識として彼女は死んだというのが前提だからな。まさかあのタイミングで襲撃されるなどと想定できるわけがない」

 

ナツミ「あんなことがあったのにスケベなままのイッセーもたいがいだけどね」

 

兵夜「お前はホントイッセーに辛辣だな。ま、実際それはすごいとは思うけどな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ナツミ「レーティングゲーム開始だよー! まずボクたちが観戦に来てるところだね?」

 

サイラオーグ「この発言がこの後の伏線になっているとは。まあ、これはそういう意味で言ったのではないだろうが」

 

兵夜「誰が予測できるかあんなもん。あと何気にあんたの評価も高いな」

 

サイラオーグ「気恥ずかしいな。無能であることは自覚しているのだが」

 

ナツミ「いや、魔力以外はすげぇだろあんたは」

 

兵夜「いきなりサミーマモードはいるな。まあ、ついてないのはその魔力こそが悪魔の重要ステータスってところなんだが」

 

ナツミ「でもこの後のタイマンは予測はできなかったが納得っていうか。身内大好きだもんな、ご主人」

 

サイラオーグ「振り返ってみれば未熟を痛感させる試合だった。まだまだ俺も若輩だということか。・・・すまなかったな」

 

兵夜「いや、俺もすこし暴走しすぎていた。そこまで深く気にしなくても構わない」

 

ナツミ「っていうか兵夜は無茶しすぎ。ゲームはゲームって割り切るタイプだと思ったんだけど?」

 

兵夜「いや、ゲームにかこつけて落とし前をつけるつもりだったから・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

兵夜「で、ここからが本番」

 

ナツミ「・・・対決の余波で勝手に敵襲とか、何それ」

 

兵夜・サイラオーグ「すまなかった」

 

ナツミ「フィフスもフィフスでぱにっくだし。なんていうか、敵役なのに苦労人っていうか」

 

兵夜「そこは気にしなくていい。その分ヘイト稼いでるから」

 

サイラオーグ「それはそうだな。スパロの件は許せんことだ」

 

ナツミ「割と重要な情報だよね」

 

兵夜「なんていうか原作で出すのが難しいから裏設定を公表しよう」

 

ナツミ「ふんふん」

 

兵夜「スパロは間桐直系の魔術師の家系。実は第二次聖杯戦争の後の生まれだから古いし、俺たち転生者の中でも生前の年齢ではかなりでかい部類だ」

 

ナツミ「おお! 味方の転生者で長生きって珍しいね」

 

兵夜「魔術属性は吸収で、頭首の影響もあり使い魔の使役を得意とする。加えて大聖杯の微調整なども手伝っているから、フィフスに匹敵するレベルで聖杯に詳しい。フィフスが聖杯戦争をほぼ完ぺきに再現できたのもスパロを確保できたことだ。・・・腹立たしいが遠坂は聖杯戦争開催時は弱小も弱小だったからな、技術的にはあまり役に立ってないんだ」

 

サイラオーグ「この知識ゆえに先般の危険性があったが、同時にこの知識の価値ゆえに身の安全が確保できたようなものだ。サーヴァントによる被害を考慮すれば俺でもかばいきれなかったからな」

 

ナツミ「じんせーばんじさいおーがうまってやつだねっ」

 

兵夜「因みに遠距離通信系の神器を保有。精神的苦痛からの逃避として禁手に目覚めている」

 

サイラオーグ「能力としては自身が心で願っている条件に合致する人物と会話できる能力だ。だが、これがあまりにも致命的だった」

 

兵夜「転生者且つ魔術師であり聖杯戦争関係者という、確実に話せる相手とつながったはいいが、寄りにもよってそれがフィフス。・・・これで俺とかだったらまた別の展開もあったわけだが」

 

ナツミ「じゃあ、スパロがボクたちと一緒になった可能性あったの」

 

兵夜「どうだろうな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ナツミ「で、ついにレイナーレ登場だね。・・・強すぎ」

 

兵夜「元が弱いことをいいことに、徹底的に魔改造してるからな。ぶっちゃけあの場にいる連中のなかでも五指に入るぞ」

 

サイラオーグ「正面から行けば俺でもレグルス抜きでは厳しいだろう。それを精神的に動揺している状況下では兵藤一誠もどうしようもあるまい」

 

兵夜「しかも自覚してなかったから余計に来た。完璧に対応が裏目った・・・」

 

ナツミ「いや、こんなもん予想できねぇだろご主人。気にすんなよ」

 

サイラオーグ「とはいえそれが原因で宮白兵夜の復活を促すあたり、状況は二転三転しているな」

 

ナツミ「まあ、話聞いてりゃここまで見てる連中はみんな予測つくだろ。この流れなら死んでもよみがえるだろ」

 

兵夜「お前ら俺を何だと思ってる。・・・普通に怨霊として呪い殺すにきまってるだろ」

 

ナツミ「うん。それ十分トンチキ」

 

サイラオーグ「そして敵味方ともに合流してからが本番だな。フィフス・エリクシルの罵倒が始まるが・・・」

 

ナツミ「いいたいことはわかるし一理あるが、マジむかつくな」

 

兵夜「そりゃぁ、何があっても倒れずくじけない圧倒的強者の理論だからな。普通の連中にはまねできないし、何より弱者には無理な話だ」

 

サイラオーグ「正論であることが暴論でないとは限らないからな。俺も似たような理想を持っているが、だからこそ「それができる」と人々に理解させねば始まらんだろうに」

 

兵夜「それは無理だろう。フィフスみたいなやつは根本的に他人がどうだかなんて気にしないだろうし」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ナツミ「で、そこから兵夜がかっこいい啖呵切ってるよね」

 

サイラオーグ「弱者だからこそ言える強者へのアンチテーゼというやつだな。俺も同じような間違いにはまりかけていたから覚えておかねば」

 

兵夜「弱い奴は弱い奴なりの頑張り方があるってだけの話だ。まあ、それで開き直っていいわけでもないんだが」

 

ナツミ「でも、ボクたちには必要だよ。・・・うん、かっこよかった」

 

サイラオーグ「兵藤一誠にも負けない男の見せっぷりだな。いっそお前もつついてみたらどうだ?」

 

兵夜「あんたがつつけ! 俺はそんなトンチキパワーアップはごめんだね!!」

 

ナツミ「でもイッセーはトンチキだね。すごいよね。原作とは違った進化だね」

 

兵夜「少しぐらいは原作勢にもオリジナリティを入れてみたかったからな。・・・というより原作であの三形態があまり目立たなかったからな」

 

ナツミ「そういえばすぐ真女王になってたもんね・・・」

 

兵夜「しかも戦車は戦車でサイラオーグに一撃で砕かれたし・・・」

 

サイラオーグ「む。少し興に乗りすぎたか・・・」

 

ナツミ「いやいや、気にしなくていいから」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

兵夜「そしてこの戦い真のクライマックス。フィフスVSサイラオーグ」

 

ナツミ「うわすっごい優遇! トリだよトリ! すっごいねぇ!」

 

サイラオーグ「ふむ、すこし役者不足な気もするが、素直に感謝するべきか」

 

兵夜「何言ってんだか。このライオンハート編のトリを飾るのに、あんたより適任はいないだろう」

 

ナツミ「しっかしフィフスはホントに一人で突っ走るキャラだね。サイラオーグ追い詰めたよ」

 

兵夜「まあ一発勝負の切り札だと思ったのがいくつもあったら不意を打たれる。ここまで隠し玉として隠し通したフィフスが一枚上手だったか」

 

ナツミ「でもサイラオーグには仲間がいるもんね!」

 

サイラオーグ「ああ、あれには不覚にも涙が出そうになった。あの時ほど眷属たちに感謝したことはないだろう」

 

ナツミ「そしてしっかりスパロがフィフスにお礼参り!」

 

兵夜「一発勝負しかできないのが欠点だが、それゆえに最大級の破壊力を持った代物だ。あれを喰らえばオーフィスも悲鳴を上げるぞ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ナツミ「でも生きてたね。ハイになってるのかもしれないけど殴りかかってきたし」

 

兵夜「あのまま倒れてたら追加で痛い目見ないで済んだものを・・・」

 

サイラオーグ「とはいえこれで戦いは終了し、文化祭か。・・・宮白兵夜、無理はするな」

 

兵夜「断る。せっかくの文化祭を彼女ほったらかしにしてベッドで寝るなどできるか」

 

ナツミ「妙なところで男見せるよね、兵夜」

 

サイラオーグ「しかし、レイナーレとの決着はまだ持ち越しか」

 

兵夜「それは仕方がない。レイナーレの役目はイッセーの宿敵のようなものだ。あいつの過去の傷を乗り越えるのに、あの女ほどの適役はいない」

 

ナツミ「小物のくせして影響力すごいよね。規模でも質でも最低ランクのボスだったのに」

 

サイラオーグ「異世界の技術力はなめてはいけないということだろう。俺たちも精進せねばな」

 

 

 

 

 

 

 

 

兵夜「そういうわけで、ライオンハート編はこの辺で終了」

 

サイラオーグ「次はついに進級試験か。長いようで短かったな。この速さで昇格の可能性が出る下級悪魔はそうはいないだろう」

 

兵夜「いやいや。神様倒してんだからその時点で試験受けさせてくれよ」

 

ナツミ「でも、それがあんな大騒ぎになるなんてね」

 

兵夜「そういうわけで、次回もよろしく! ・・・ああ、次回はかなり短くなるのでそこのところもよろしく」


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