ハイスクールD×D 転生生徒のケイオスワールド   作:グレン×グレン

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設定を追加しました。

特に主要キャラにマテリアル的な設定欄を用意したので、よかったら見てください。











あと感想に質問があったので、ヒロインズの胸のランキングを裏設定に追記しました。


進級試験、大波乱です!!

 まあそんなことがいっぱいある中、ついに来ました昇格試験!!

 

 まあ試験会場に人は少ないけどな。これはまあ仕方がない。

 

 グレモリー眷属全員に昇格の話が出なかったことも納得だ。これだけしかないならそりゃ人数は少ないだろう。

 

「み、みみみ宮白!! 俺、なんか緊張してきたんだけど!!」

 

「はいはい深呼吸しろ」

 

 イッセーがなんか緊張してるのがおかしくなってきたな。

 

 別にここで落ちたからって死ぬわけでもあるまいし、悪魔の寿命は長いんだからいくらでもリカバリー聞くし。

 

 まあ、今回で受かればラッキー程度に考えたほうがいいだろう。

 

「宮白くんは自然体だね」

 

「ま、正直自信あるし?」

 

 木場にはあっさりそう答える。

 

 実は筆記試験にはかなり自信がある。

 

 交渉というものは、相手がどう思うかを理解しなければやってられない。

 

 そして、俺は魔術師たちの指導役として様々な悪魔との交渉を何度も行ってきた。

 

 必然的に悪魔の思考は理解しようと努めている。各領地の基本方針ぐらいは完璧に頭に入っている。

 

 くっくっく。筆記試験は一発合格する自信があるぞ!!

 

 素の戦闘能力だってグレモリー眷属では確かにかなり低いというか、サポート専門のアーシアちゃんとギャスパーを除けば最低クラスの自信はある。が、それでも禁手に至っている神器保有の転生悪魔なんて間違いなく少数派だろう。

 

 強化武装の大半や神格や改造手術の発動はできないとはいえ、それ抜きでライザーを撃破しかけた俺の実力なら、実技試験だってそこそこ行ける自信があるぞ!!

 

 イッセーに至ってはむしろ相手がかわいそうすぎるぐらいの戦闘能力だ。木場と朱乃さんはむしろバランスよくさばきそうだなホント。

 

 うん。軽い気持ちだが落ちる姿が想像できない。

 

「あ、俺終わったらちょっと用事あるから先合流しててくれ」

 

「え?」

 

「こっちにいる悪魔との会合の話があってな。終わらせてから追いつくから、先行っててくれ」

 

 こっちもいろいろと忙しいので、せっかくの機会は逃さずやっておきたい。

 

 何事もマメな奴が成功するもんだ。こういうところはしっかりやっておかないとな。

 

「あ、兵夜くんだー」

 

 と、そんなことをしていたら久遠がやってきた。

 

「桜花さんもこっちだったのかい? 奇遇だね」

 

「会長が気を利かせてくれたんだよー」

 

「あらあら。ソーナ会長も粋な計らいをしますわね」

 

 木場たちと談笑しながら、久遠は俺たちと一緒に会場に向かっていく。

 

 しかしやはりというか数が少ない。

 

 やはり冥界は基本的には貴族社会か。別に悪いだなんていうつもりはないが、サーゼクス様達が善政を強いてくれているからこそ平和だということだな。

 

「やっぱりもっとよくなってきた方がいいんじゃねえか、冥界?」

 

「あー、まあ仕方がないところもあるけどねー」

 

 イッセーのぼやきに、意外にも久遠が頬を書きながらそれを押させる。

 

「戦争が停止してから改革になったのがアレなんだろうねー。数を増やすのはともかく質を強化する必要が低くなったから、頭数を増やすだけで貴族たちが満足しちゃったんだよー」

 

「それは確かにいえてるね。実際禍の団が動き始めたことで会長に賛同する悪魔たちが増えてきたと聞いているよ」

 

 木場のいうことは確かにその通りだ。

 

 転生悪魔制度は絶滅寸前の悪魔を増やすために行われたものだからな。

 

 これで戦争が続行状態なら、強力な戦力が必要になるわけだし、裏切られたりしたら迷惑だから嫌でも相応の地位につける必要があるだろう。

 

 少なくとも、中級悪魔の数はもっと増えているはずだ。

 

「平和も必ずしもいいことばかりじゃないからねー。ほら、安定してると腐敗することって多いじゃんー?」

 

「平和ボケって言う言葉もあるしなぁ。何事も適度な刺激があることが一番ってわけだ」

 

「そういう意味じゃ禍の団のおかげってわけかよ」

 

 久遠と俺の結論に、イッセーが苦い顔をする。

 

 まあ気持ちはわかるが、果たして禍の団という共通の敵がなければ今の各種神話を含めた和平が成立していたかというと微妙なところだ。

 

 政治っていうのは割と本気で難しいものだ。

 

「でも桜花さんはいいよなぁ。桜花さんだったら上級悪魔もあっさり行けそうだし」

 

「え? そうかなー」

 

 イッセーの言葉に久遠は微妙に苦い顔をする。

 

 ふむ、そこまでいうことだろうか?

 

「俺らが大活躍すればするほど、その俺らを単独で追い込んだお前のスペックが引き立つわけだからなぁ。実際シトリー眷属じゃ一番の出世頭だろ」

 

「模擬戦でも駒王学園生徒だけなら勝率ぶっちぎりトップじゃないか。いや、宮白くんが偽聖剣を反則技として使いたがらないのも原因だけど」

 

「イッセーくんあいてに勝率9割を超えている女子は久遠ちゃんだけですわよ? と、いうかそんな勝率を出してるのは一人もいませんわよ?」

 

「乳語翻訳を使ったときに『条件反射でいくよー』とか出てきたときはぽかんとしたし。というか、それで完封された時は俺死のうかと思ったんだけど」

 

 グレモリー眷属による連発褒め上げが出るが実際その通りだ。

 

 マジで模擬戦を行ったら勝率ランキングトップランカーは久遠・イッセー・木場の三人だったりするし。堂々女子ランキングトップ。と、いうか一位とることもかなり多い。

 

 しかも女子なのにイッセー相手の勝率でもトップランクなのがすごい。ちなみに二位は動くタイミングを直感で読める俺だったりする。ただこれは木場が隠し玉を持っていそうなので変動はありだろう。

 

「いや、魔法世界じゃ脱がし合いになることなんて珍しくもないからー。洋服崩壊そんなに怖くないしー」

 

「いや、乳語翻訳は!? 俺あれで自信なくしたんだけど!?」

 

 うん、あれを突破するのは反則だろ。

 

 読まれるのを防いだとかそういうわけじゃなくて読まれても問題なく倒してるのが厄介だ。

 

 戦闘においてあまり考えないゼノヴィアを引き離して堂々の女子トップだからな。

 

「いやいや、考えを読む相手に考えないで戦うのは漫画でもよくあるじゃんー。「右ストレートでぶんなぐる!!」的なー?」

 

「いや、桜花さんって前にバックステップの姿勢で懐に潜り込むなんて搦め手使ったよね?」

 

 木場が冷や汗交じりにいうがアレはビビった。俺もつられて反対側見てたから何があったのか全くわからなかったぞ。

 

「あんなことを条件反射で出来たらたまりませんわよ?」

 

「いや、武術って「条件反射でできることを増やす」のが基本なところがあるからー。イッセーくんたちだってあと十年戦い続けてたら嫌でも身につくよー?」

 

「お前一体どんな人生送ってきたんだよ!?」

 

 明らかに俺たちよりはるかに濃い人生送ってきたとしか思えないんだが!?

 

「え? 言ってなかったっけ? 傭兵部隊の部隊長ー」

 

 あっけらかんといった一言に、俺たちはいっせいにぽかんとした。

 

「両親がそこのベテランだったから、私もかなり小さいころから戦闘慣れしてたからねー。呑み込みが早かったから何となくで小規模戦闘とかに参加してたら、いつの間にか速いこともあって特攻隊長になっちゃったんだー」

 

「マジで!? 桜花さんって合計年齢宮白とそんな変わらないんじゃなかったっけ!?」

 

「んー。前は19歳ぐらいだったかなー? 隊長になったのは14・5歳ー?」

 

 ・・・若すぎだろ。人間世界でそんな年の隊長がいるような軍隊、明らかに問題があるだろ。

 

「あの世界って実力主義だから十代前半の戦闘要員なんてそんな珍しくもないしねー。伝説的な英雄のナギ・スプリングフィールドも十代で偉業を成し遂げたしー? 高等教育受けた人だって、中学生ぐらいで騎士団入りとかよくあるよー?」

 

「そのうち、十歳になる前に戦場で英雄になった人とか来そうですわね」

 

 俺らもさすがにびっくりの低年齢層に朱乃さんがあきれてしまった。

 

 まあ俺たちも同感だけど。

 

 久遠はそういうことには慣れっこなのか、普通に歩いているが、急にどこか暗くなった。

 

「だから、別にそんなにすごいわけじゃないんだよー。・・・実際、そろそろやばいしねー」

 

 久遠の表情に影が映る。

 

 ・・・え? 何か問題でもあるの?

 

「・・・身長180センチ、Eカップ」

 

 いやすいません。お前って身長160ギリギリでどう見てもひいき目でB―

 

「宮白くん? 彼女が相手だからってデリカシーない想像はいけませんわよ?」

 

 はいすいません!!

 

「な、なんかすっごい色っぽいお姉さんな予感がしてきましたが、それって一体誰でしょうか!?」

 

 そしてイッセーは鼻血を流そうとするな!?

 

「前の私ー」

 

 ふむ。

 

 なるほど。

 

 酷いなオイ。

 

「だから失礼ですわよ?」

 

「はいすいません!?」

 

 マズイ!? 感想を思っただけで殺される!?

 

「いや、胸は正直戦闘に邪魔だから好都合なんだけどねー? 兵夜くんに挟むのは小雪ちゃんやベルさんがいるしー? ナツミちゃんは成長しそうだしー?」

 

「最近思うんだけど、俺はこの割り切りぐらいがうらやましく思う」

 

 イッセー。たぶん今シリアスだからそういうのやめろ。いや、俺も同意見な時はあるけどね? アグレッシブな上に斜め上だもん部長たち。

 

 朱乃さん? そこでドSな表情浮かべないでください。反省してもうちょっと正攻法で行ってください。

 

「問題は手足の長さだよー。前の動きのままじゃこの差がかなり邪魔になるねー。今までは何とかなってきたけど、勘がだいぶ取り戻せてきたからこのままだと逆にかみ合わないんだよー」

 

 あ~。なるほど。そういうことね。

 

「それはキツイね。魔力攻撃タイプの朱乃さんや策略タイプの宮白くんはともかく、前衛職としてはかなり大変だ」

 

 特にこういったことが重要な木場はかなり深刻な表情だ。

 

「それに今までは勘を取り戻せばいいから普通に何とかなるけど、そろそろ貯蓄が切れそうなんだよー。たぶんそろそろガクンと遅くなるかなー。第一・・・」

 

 割と深刻な現状なのがよくわかってきたが、最後に一番暗くなっていた。

 

「・・・出遅れが、あまりにひどすぎるしねー」

 

「で、出遅れ? むしろ桜花さん前に出すぎなぐらいじゃ・・・」

 

「違うよイッセーくんー。私は出るのが遅すぎるぐらいだよー」

 

 イッセーの言葉を遮って、久遠ははっきりと断言する。

 

「いや、私ってなんていうか会長に会うまで適当に生きてきててさー。ぶっちゃけ合うまで廃ゲーマーだったからー」

 

「「「「廃ゲーマー!?」」」」

 

 すごい意外な一言が飛び出してきましたよ!?

 

 俺も初耳なんだけど!?

 

「いやほらー、MMORPGってキャラクター作るじゃんかー。作ったキャラクターしかいないっていうのが結構楽でさー?」

 

「ああなるほど」

 

 言われてみればすごい納得だ。

 

 異物感がひどい転生者にとって、最初から作ったキャラしか存在しないネットゲームの中は居心地楽だな。

 

 俺もイッセーに出会う前なら嵌りそうだ。

 

「だからインドア系ぶっちぎりで全然運動しなかったからねー。兵夜くんの真逆で成長期は一次も二次も鍛えてないからもやしっこなんだよー」

 

「そんなもやしに負けまくっている剣道部の連中って一体!?」

 

「そこはほら、経験の差で動きが予想できるからなんとかー」

 

 イッセーがドン引いているが気持ちはわかる。

 

 そんなんで全く運動してない奴が仮にも運動しまくっている奴を超えられたらあれだろう。

 

 だがお前もあまり人のこと言えない状況だからな? 身体能力では追い抜かれてる現状にアレな気分なのは俺もだからな?

 

「この差はかなり大きいからねー。気や経験で何とかするのも限界があるしー、そろそろいい加減追いつかれるよー」

 

 そういいながら笑う久遠の表情は、今までにないぐらい影があった。

 

「だからまー、中級ぐらいが限界かなー?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 どことなくもやもやするものが残ったまま迎えた昇格試験。

 

 とりあえず筆記はほぼ完ぺきに終了した。

 

 セラフォルー様のご機嫌取りのために覚えた魔法少女レヴィアたんの知識まで役立つとは想定外だった。なんで禍の団の知識まで併用してるんだよ。試験内容がバリエーションにとびすぎているんだけど、これ合格者が少ない原因の一つじゃないだろうか?

 

 冥界というのは多芸であることが求められるようだ。この辺人間界はもうちょっと専門的なのでわかりやすい。

 

 で、ある程度休憩してから実技試験。

 

「いいかイッセー? とにかくガードを固めろ。防御を充てんすることが重要だ? いきなり不意打ちもらって気絶したら笑えないからな? お前は鎧になるまでが大変だから気を付けろよ?」

 

 俺はとにかくイッセーに注意する。

 

 まあ、これはそこまで心配してない。

 

 そもそも魔術を使えばなりたての俺だって上級悪魔の期待のルーキーであるライザーと渡り合えたんだ。

 

 禁手になるということがそもそもレアな状況の世界でイレギュラーな禁手になった俺はその時点で中級ぐらいなら何とかなるだろう。素の俺で何とかなるならグレモリー眷属でやばいやつは完全サポートタイプのアーシアちゃんかギャスパーぐらいだ。

 

 余裕すぎたんで偽聖剣はオーバーホールに出した。アーチャーにもオーバーホールが終わったらゆっくり休んでいるように言っているし、戻ったら新たな偽聖剣のお披露目だろう。

 

 イッセーだって回避に徹すれば中級悪魔ぐらいなら何とかなるだろう。つか不完全な状態ですらライザーをボコるはヴァーリをボコるはしてるんだから、今更中級悪魔程度に引けは取るまい。

 

 よほど試験で情けない真似でもしなければ、試験官もイッセーの実技試験は気にしないだろう。

 

 と、言うわけでイッセーの試験は始まり、的確に対処をしてのけている。

 

 うん、現時点でも相手になってないな。

 

 まあ禁手になる前というイッセー最大の欠点に対する特訓は嫌というほどしているから、あの程度の実力では一発も当てられんだろう。むしろ禁手にならなくても苦戦しないレベルだ。

 

 やはり俺たちは頭一つとびぬけているな。この試験で一番危険なのはやっぱり俺か。

 

 イッセーも禁手になったし、俺はこの日のためにかき集めてきた試験参加者のデータから俺の試験の対策に徹底して―

 

「我は万物と渡り合う龍の豪傑なり!!」

 

 ・・・・・・あれ?

 

 今なんかとんでもないセリフが聞こえてような・・・。

 

「今度は俺の番だぁああああ!!!」

 

 イッセーがなぜか全力出してるぅ!?

 

 しまった! ガードを固めるよう言いすぎて全力で耐久力あげやがった!?

 

 だけど攻撃力まで全力なのはいかがと思うっていうか、これ相手死ぬ!?

 

「ちょっと待―」

 

 木場や朱乃さんも動こうとしてるけど、これは間に合わない!?

 

 まさかと思ったけどあのバカ本当に実技自信なかったのか!? やばいうっかりした!?

 

 心の中で謝罪会見の原稿すら作り始めた瞬間、イッセーと相手の間に割り込む影があった。

 

「そいや・・・!!」

 

 次の瞬間、割り込んだ影こと久遠が、一瞬でイッセーにネックハンキングツリー!!

 

 そのままイッセーが天井突き破って上空へドーン!!

 

「うわぁああああああああああああああああ・・・っ!?」

 

「・・・ふうー。危なかったー」

 

 ・・・本当に危なかったです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「イッセーくんー? きみは自分の強さがわかってないねー?」

 

「い、いや、相手も中級試験に出るんだから油断できなかったし・・・」

 

 試験を中断して久遠がイッセーを正座させていた。

 

 珍しく久遠の額に青筋が浮かんでいる。

 

 こいつがマジで怒ったところ、初めて見た。

 

「あのねー? 中級昇格試験なんて部活のトップ決定戦だよー? 全国大会常連のイッセーくんレベルで何を無茶苦茶やってるのかなー?」

 

 うん、言ってることは正論なので何一つフォローできない。

 

 昇格試験の話が出てから、ことあるごとに実技試験の対策とか言っていたがここまでとは思わなかった。

 

 過ぎた自虐は人を不幸にする。教訓として覚えておこう。常に客観的な視点を心がけねば、今回のようなギリギリで何とかならなければ悲劇を生む事態もあり得たのだ。

 

「いや、でも俺はいつも苦戦してるし―」

 

「白龍皇なヴァーリ・ルシファーとか、兵夜くんもビックリなドーピングしまくりのシャルバ・ベルゼブブとか、最新の魔剣をもったザムジオ・アスモデウスとか設定盛りすぎの魔王血族相手にことごとく勝ってる時点で自分がチートなの自覚しようよー。神滅具の禁手な時点で並の上級悪魔を凌駕しているんだからねー? 敵がチートなだけなんだからねー?」

 

 なんでこいつはテロ組織の主力や神と彼らを比較したのだろうか?

 

 とんでもないビッグネームを比較対象にされたせいで、受験者の人たちはおろか試験官すら真っ青になってるぞ。

 

「いや、あれはみんなオッパイの力で何とかなっているようなもんだし」

 

「それ以前の問題だからねー? 前から言おうと思ったんだけど、イッセーくんの戦闘能力と成長率の自覚のなさっぷりは私としてもコンプレックスを刺激されるというかー・・・」

 

「勝ちこされてる相手に言われても実感わかないって・・・!」

 

 ・・・試験、いつになったら再開するんだろう?

 

 




Q 本日の兵夜のうっかりは?

A うっかりイッセーをあせらせすぎて死者が出かけた!!




なまじ実力を把握しているからこそ、まさかここでビビるとは思わなかったことが敗因。マジで全力出すなどと想像もしてなかったのです。



久遠の悩みは結構深刻。まあ現時点ではぜいたくな悩み・・・・・・・・・のようでいてインフレ激しいので結構マジな悩み。

戦闘経験が豊富で自分を熟知しているから頭一つとびぬけているが、熟知しすぎているので頭打ちになるのを理解してしまっているといった感じです。実際久遠が超強いのはこっちの特訓ではなく以前の能力と知識がほとんどですから。バリバリ稼いで金ためているイッセーたちに対して、遺産で贅沢しているが、金稼ぐ速度が追い付いていない感じ。兵夜や小雪は遺産をやりくりしてしっかり増やしていくみたいなノリです。

わかりやすく言うと兵夜の逆。ないから鍛えまくった結果そこそこ戦えるようになったのが兵夜。あるけどなまけまくった結果、そこそこ戦える程度なのが久遠。

因みにあるけどないという微妙な立ち位置で、トラウマもあったので努力し続けてきたのが小雪。あるけどつかったことがない前世で、こっち来てから鍛えてきたのがベル。ナツミはそういう意味では久遠側だが、天才系なのでやろうと思えばパワーアップ可能といった感じ。

とはいえそのあるものが豊富すぎるので今のところはイッセーを翻弄できるのですが。実際当分はシトリー眷属最強の座を降りることはないでしょうってぐらいに強い。冗談抜きで勝つことを捨てればジャック・ラカンを足止めできるぐらいには強い。ちなみに勝つことを捨てずにまともにやり合って勝算あるのがナツミ。最初からまともに勝負しないのが兵夜。






ちなみに味方陣営で一番兵夜が戦いたくないのが久遠。

戦闘経験が豊富でかつ自分のスタイルがほぼ完成しているので付け入るスキがなく、戦術面で上回れるところが多いので勝ち目が非常に薄いのです。戦術でソーナを狙おうにも、瞬動とパクティオーカードの合わせ技ですぐに追いつかれるし何より本人もそれは熟知しているのでリカバリーも速い。

しいて言うなら遠距離攻撃力の低さぐらいしか欠点がありませんが、それも超高速移動ができるので欠点というより特徴レベル。冗談抜きで駒王学園生徒で一番戦士として完成しています。まあ元本職なので当然ですが。

因みに同様の理由で曹操にとってもシトリー眷属で一番の鬼門で、女宝が効くかどうかわからないのでうかつに攻めたくないと認識されています。実際突破可能ということにしているので、グレモリー眷属よりよっぽどやりにくい相手です。

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