ハイスクールD×D 転生生徒のケイオスワールド 作:グレン×グレン
イッセーSide
え、どういう状況!?
俺の目の前でキャスターが使ってるっぽい巨人と、グランソードが激しい戦闘を繰り広げてる。
しかも気づけばGSと戦ってるのは雰囲気的にグランソードの部下っぽいぞ!?
「リアス、これはどういう状況だ」
「か、
サイラオーグさんの問いにも、リアスも何やらよくわかっていない状況下だ。
「グランソード、よくグレートレッド用の戦術とか計画してくれた」
ポツリとオーフィスがそんなことをつぶやく。
「ドラゴンスレイヤーを探したりいろいろしてくれた。禍の団でそんなことしてくれたの、少ない」
え、えっと、つまりグランソードは味方ってことでいいの?
「赤龍帝、無事か!!」
グランソードの取り巻きが、俺たちに声をかけてくる。
「後は俺たちに任せて避難に意識を向けてろ! 兄貴はもちろん俺たちは、オーフィスの味方だ!!」
「・・・グレートレッドが倒されることはこちらとしては反対なので、味方になられても正直困るのですが」
ソーナ会長が眉間にしわを寄せて頭を抱えている。
「まあまあー。協力してくれるっていうんですからここは素直にたよりましょうー」
いつの間にか戻ったのか、桜花さんがとりなすが気持ちはわかる。
っていうか禍の団にも真剣にオーフィスを考えてくれる人はいたのか。
なんていうか、そこは少し安心した。
こいつにも、気を使ってくれてるやつがちゃんといたんだ。
「言ってる場合じゃないわね。少し危険なことになったわ」
と、アーチャーさんが額に手を当てて溜息をつく。
「え? 兵夜くんもいないけどそれが原因ですかー」
「と、いうか豪獣鬼に反撃されて死にかけてるわね。だから言ったのにあの子は馬鹿なんだから」
・・・ってマジで!?
「どうすんですか俺たちだってボロボロなのに!?」
「っていうかイッセーくん! よく見ると街も壊滅状態でそれどころじゃないわよ!?」
俺も絶叫するがイリナの言うとおりだ。
フィフスが色々やらかしてくれたせいで首都が壊滅状態になってる。
空襲されたってここまではならないだろうってぐらい崩壊状態だ。これ、修復できないだろ!!
助けに行こうにも破壊がひどすぎてどこ行ったらいいかわからないし! くそ、どうしたらいいんだよ!!
グランソードの一派は大活躍してくれてるけど、豪獣鬼が強力すぎてGSを何とかしきれない。
あいつさえ何とか出来れば戦局は傾くんだけどどうしたものか。もっと大きいやつの方はグレイフィアさんたちが何とか抑えてくれてるけど、それだってジリジリと近づけられてるのに!!
「・・・とにかく兵夜を見つけましょう。そうすれば何とかなるわ」
「いや、宮白は確かにすごいやつだけど、さすがにこの状況を何とかできるとは思えねえんだけど」
アーチャーさんがやけにはっきり断言するので、匙がついツッコミを入れる。
だけど、アーチャーさんは平然としていた。
「兵夜の切り札は発動条件を満たしているもの。戦闘続行さえ可能なら豪獣鬼は何とかなるはずよ」
マジ!? あいつそんな切り札あるならさっさと使ってくれよ!!
「でもどうやって回復させるの? 言ってはなんだけどアーシアだって限界よ?」
あ、そうだった!!
アーシアもボロボロで回復力がもうほとんどないんだ!
フェニックスの涙はアーシアがいるから持ってきてないし、くそ、どうしたものか!!
どうすればいい、どうすれば!
部長のおっぱいの力を借りてもこれはどうしようもない! いくらなんでも俺だって限界がある。
普通に譲渡してもさすがに無理があるだろうし、くそ、どう・・・すれ・・・ば
「そうだ」
あった。
一つだけ、状況を何とかできそうな方法が、あった!
「アーシア! 試したいことがある」
俺は、まず断りを入れることにした。
今からやることはとても失礼なことだってことぐらい自覚している。ちゃんと本人の了承を取ってからにするべきだってことぐらい俺だってわかる。
「はい、なんですか?」
うん、確信もないからすごく言いずらい。
「・・・アーシアのおっぱいに赤龍帝の力を譲渡してもいいかな?」
部長のおっぱいに譲渡した時、俺は結果的にすごい力を得ることができた。部長のおっぱいのフェーズが進化したからだ。それは莫大な魔力とおっぱいをもつ部長らしいものだった
だとするなら、アーシアのおっぱいのフェーズを進化させれば、癒しにかかわる強力な力が得られるんじゃないだろうか。
でもこれふつう断られるよなぁ。部長の時は特別だよなぁ。
「・・・はい、イッセーさんがそういうのでしたら」
ってアーシアちゃんもOK!? 俺の女たちはなんでこのへんてこりんな展開に対する許容値が高いの!?
俺はなんて恵まれた男なんだ。これは神に感謝するべきか? いや、俺悪魔だしそれはないか。
だが、OKが出たならやるしかない。据え膳食わぬはなんとやら!!
「つ、ついにアーシアさんのおっぱいまで進化するのね!? 主よ、どうかお力を貸してください」
「あらあら、やっぱりアーシアちゃんは特別ですわね。でも私だって負けませんわよ」
「やはり私に続くのはアーシアということね。いいわ、ここまで登ってきなさい!」
なんか部長たちのノリがすごいことになってる! っていうかイリナ、神様にそんなことお願いしていいの!? っていうか朱乃さんにもしていいんですか!?
ゼノヴィアがいなくて本当によかった。あいつなにかとんでもないことしそうだもん!!
「・・・時々思うのですが、真面目に頑張っている自分たちが馬鹿らしくなるんですが」
「でもいいじゃないですかー。これぞオカ研ってノリですよねー」
会長にフォローしてくれてありがとう桜花さん! でも自分でもこのノリはどうかと思ってるよ!!
「もう少しぐらい真面目にやってもいいと思うのだけれど」
「・・・最低です。というより、おっぱい無い私はどうすればいいんですか」
アーチャーさんと小猫ちゃんの冷たい視線にこそ同意する当たり、俺は俺でもう駄目な気がしてきた!!
でもこうなったらやけだ。やってやるぜぇえええええええ!!!
Other Side
グランソードはその時確かに見た。
なぜその時に視線を向けたのかはわからないが、兵藤一誠がアーシア・アルジェントの胸に手を当てるのを確かに見た。
そして真っ先に思ったことは、なぜリアス・グレモリーではないのかということだった。
リアス・グレモリーの乳とはリアス・グレモリー眷属の最終兵器であることは、禍の団ならだれもが知っている常識中の常識である。
乳首をつつかせることで禁手へと導き、顔をうずめさせることで覇龍の暴走すら抑制する。さらには有事の際には転移し、そして乳首をつつくことで禁手を進化させる。挙句の果てには輝きを放ち、さらに上位形態へと昇華させる。
グレモリー眷属の勝利の裏にはリアス・グレモリーの乳があったといっても過言ではない。禍の団がこれまで敗退を決してきたのも、リアス・グレモリーの乳があったからだ。
それらを警戒して、グランソードはリアスとイッセーの間に割り込むことだけに特化した部隊を編成しようという案もあった。
頭おかしいといわれることも多いだろうが、大まじめにやっておかないと自分たちも二の舞になる。それだけ重要な内容なのだ。
堕天使総督アザゼルが、乳力を真剣に考慮しているというのもうなづける。エルトリアが強くなったのもそこにあるのだろう。
正直自分の趣味ではないが、そういう力の高め方もあるのかとは思っている。
だが、だからなぜそこでアーシア・アルジェントなのだろう。
そこまで考えて、グランソードは一つのことに思い当った。
そういえば、なぜかレーティングゲームの時に空間がつながった一件で、兵藤一誠はリアス以外の乳の輝きも浴びていた。
つまり、リアス以外の乳にも新たな力が雇ったということに―
次の瞬間、アーシアの乳から輝きがイッセーに飛び、さらに兵藤一誠が強い輝きを放ち始める。
次の瞬間、リリス中に存在する損傷している者が急激に修復された。
それは、怪我ではなく損傷だった。
傷だけでなく、焦げた地面も、崩壊した建物も何もかも、一斉に修復した。
しかし、GSや豪獣鬼には一切の影響を及ぼしていない。
「アーシア・アルジェントは無差別回復してしまうのが難点だって噂だったが」
この光景を見てグランソードはいきを飲み、そしてその絡繰りを悟って腹を抱える。
「・・・カッカッカ! なるほど、赤龍帝が使ってるのか!!」
アーシア・アルジェントが直接力を使っているのではない。
それを赤龍帝がバイパスすることでより強大な形で回復力を使用し、さらには敵味方識別能力すら発揮する。
その光景をみてグランソードは素直に感心し、そしてさらに歓喜するに値するものを見る。
再生するビルから、強大な聖なるオーラが発生する。
・・・宮白兵夜が、動く。
Side Out
でかした、イッセー。
おかげで動ける程度どころから全力で暴れられる程度には回復した。
ダメージ受けすぎてせっかくの切り札が使えなくなるところだったが、これで奴を叩き潰せる。
「我、引き抜くは理すら両断する剣の頂なり」
最近の強敵は本当に強敵で、グレモリー眷属が総出になっても苦戦する連中ばかりだ。
そして、俺はグレモリー眷属の足りないところを補う担当。
「夢幻の想いで無限を断ち、邪道を駆ける」
だから、そのための奥の手こそ俺の担当。
今までの研究と神格の力、そして悪魔の駒の技術でそれをなす。
「我、万難を排す一振りの刃となりて―」
その実験相手としてはまあ十分だろう。
さあ、アーチャーの魔術と冥界の技術と俺の努力の結晶を―
「蒼穹の元に進むべき大地を切り開こう!!」
この場で今すぐ開放する!!
「これぞ、最終兵器!
寄り透き通り深みのある蒼の鎧で、今すぐお前を叩き潰す!!
豪獣鬼はGSをつかんでたたきつけようとするが、俺はそれを迎撃しない。
GSが襲ってきたらさすがにきついが、奴の攻撃だというのならもはやおそるるに足らん!!
そのまま突進して勢いのままにはじき返し、そのまま光魔力のブレードを形成し、一太刀で切り捨てる。
大きく切り裂かれた豪獣鬼が持ち直すより早く、結晶体を呼び出して全身を滅多打ち。
一瞬でボロボロになった豪獣鬼の首を狙って、神魔の刃を振り払う。
・・・よし、計算通りの成果が出た。
わるいが、こいつを発動させた以上そう簡単にやられたりはしない。
研究すればある程度の対策はできるだろうからこんな簡単に勝てたりはしないだろうが、だがそれでも凶悪であることに変わりはしないだろう。
「兵夜くん早いねー」
久遠が駆けつけてきたが、一瞬で終わらせたので確かに早かったか。
「そうでもないさ。どうやら追い詰められたところを連れてきたみたいだから、だいぶ弱ってたしな。HPが低かったから押し勝てただけだ」
「いや、そういう領域じゃないっていうか、どんな反則技使ったんだよっていうかー」
久遠はあきれているが、俺はその手に持っているものを見て目を見開いた。
魔鳥が封じ込めているその球体は、明らかに曹操の七宝だった。
「それまだ残ってたのか?」
「うん。だから兵夜くんにどうするか聞こうと思ってー」
・・・なるほど。
「だったらぜひもらっておこうか。ちょうど使いたい用事があったしな」
よし、これで最後のピースもそろってくれた。
さて、覚悟はいいだろうなあの野郎。
まあ支配の聖剣使うって時点で予想していた人も多いでしょうが、偽聖剣の上位形態です。前にも伏線は張ってましたし。
コンセプトは「通常形態を使って苦戦する言いわけができた仮面ライダー最強フォーム」です。その設計思想上をかなえるため、初手から使うことができないという欠点を持ってますが、切り札です。
因みに発想が英国面なうえにピーキーな設計ですが、その分はまればものすごい効果を発揮します。
んでもってイッセーの乳力はケイオスワールドではリアス以外にも伝染します。
ヒロインズごとに能力を変えていくつもり。アーシアの場合は通常時を超える超広範囲万能敵味方識別回復能力。破壊されたビル群だろうと治せる万能性を持ちながら、アーシアの欠点だった敵味方識別不可能をイッセーをバイパスすることで解決する逸品です。
四章入ってからイッセーの乳技が停止気味なのが不満だったので、ケイオスワールドでは積極的に追加していこうかと。・・・さすがに女性読者からクレームが来たのだろうか?