ハイスクールD×D 転生生徒のケイオスワールド   作:グレン×グレン

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お待たせしました!!

ルシファー編もでたことですので、少しずつ連載再開していこうかと思っております。


課外授業のデイウォーカー
波乱、巻き起こりそうです!


 

 部長たちがルーマニアに旅立ってから数日後。俺は風呂に入りながら一息ついていた。

 

 ああ、部長たちには悪いが俺は今心底充実している。

 

 なぜなら・・・。

 

「ひょ、兵夜くんー?」

 

「いいからほら、あーん」

 

 ふんどしのショックが強すぎたおかげで、久遠がこっちに対する暴走をようやく収めてくれたからだ!!

 

 今は水着姿で一緒に風呂入ってます! やっほう!

 

「ほらアーンしろあーん。今日のために作ったバーベキューだぞ?」

 

「ひょ、兵夜くんいろいろと暴走しすぎてないー!? は、恥ずかしいからー」

 

「なんだよ、別にいいじゃねえか俺たちしかいないんだからさぁ」

 

「全くだ。ファックに恥ずかしがってるからこいつがエスカレートしたんだろうが。ほらあきらめてあーんしろ、あーん」

 

「小雪さんまでしなくていいからー!」

 

 もちろん小雪たちも一緒に入っている。

 

 こういうのは仲良くやらないとだめだからな。あったり前田のなんとやらだ。古いか。

 

「久遠ちゃんがいつまでたっても近づいてくれないので、兵夜さまも不安だったんですよ? ほら、あーんです」

 

「あれ? 久遠いらないの? だったらボクが食べる! あーん!」

 

「ベルさんもナツミちゃんも乗らないでー! まだちょっと恥ずかしいんだからー!」

 

 と、久遠が思いっきり顔を真っ赤にする。

 

 ・・・かわいいなホント!

 

「食べないなら口移しで食べさせてやろうかなぁ?」

 

「ひょ、兵夜くんワルノリしすぎー! また逃げるよー!?」

 

「ごめんなさい!」

 

 それは困ります!

 

「・・・うん、私も逃げててごめんねー。あと、助けてくれてありがとうー」

 

 と、久遠は顔を赤くしながらも俺に抱き付いてきた。

 

 ・・・柔らかいです。女の子の体。

 

 思わず抱きしめ返しながら、俺は思いっきり堪能する。

 

 うん、これが、俺の女の感触だ。

 

「・・・ったくファックに心配させやがって。無駄に心配したこっちがバカみたいじゃねえか」

 

「うんうん。ちょっと見ててハラハラしてたんだよ」

 

「これで一安心です。面倒事の前に問題が一つ解決して実質安心しました」

 

 小雪にもナツミにもベルにも心配をかけた。

 

 うん、俺も一安心だ!

 

「と、言うわけでここ最近の分を取り戻すべくイチャイチャするぞ! ほら抱き付くぜ!」

 

「わーい抱き付かれたー!」

 

「抱き付かれたじゃありません!!」

 

 と、勢いよくドアを開けてロスヴァイセさんが乱入してきた!?

 

「・・・なんだよファックな展開だな。どうしたんだいったい?」

 

 と、小雪が酒を飲みながらそう返す。

 

「未成年なんですからせめて隠すとかしてください小雪さん。・・・じゃなかった。残念ながら問題が新たに発生しました」

 

 と、顔を少し赤くしながらロスヴァイセさんが告げる。

 

「吸血鬼側で問題が発生したようです。リアスさんから救援要請が届きました」

 

 ・・・やれやれ。どうやらゆっくりするわけにもいかないようだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 イッセーSide

 

 宮白がお風呂でイチャイチャしていたころ、俺は別の場所でアーチャーさんに呼び出されていた。

 

「・・・アーチャーさん。なんでアーシアたちはアプローチがおかしいんでしょうか」

 

「別にあの子たちだけの話ではないと思うけれど」

 

 さらりと言われたよ。

 

「まあ兵夜側と比べるとアレなのは認めるわ。・・・その分社会的なダメージは兵夜の方がひどいのだからあなたたちバランスがとれてるのでないかしら」

 

「それでもやっぱりうらやましいです」

 

 なんで女の子と裸でエロゲしなければならないのかすっごく疑問。

 

 違うんだよ! エロゲってのはもっとこう・・・あれだよ!!

 

 君たち教会出身なんだからもっとこう清楚にならない? 部長たちと同じ方向性はそれはそれでうれしいけどこういうのは求めてないんだよ!!

 

「それより、パワーアップの検査をしなければいけないわ。手を出しなさい」

 

 と、俺はブーステッド・ギアを出して左腕を検査させる。

 

「で、これって一体どういうことなんでしょうね」

 

「正直調べてもわからないとは思うけれど、だからといって調べないわけにもいかないでしょう」

 

『まあ同感だ。正直相棒のパワーアップは理屈にすることが間違っている気がするしな』

 

 うるせえよドライグ!

 

 まあ、正直どうした理由でパワーアップしているのか全く分からない。

 

 なんでオッパイを犠牲にして新たな力が手に入るんだろう。どういう理屈なんだ?

 

 ああ、先代の赤龍帝たちがいたらわかったんだろうか。いや、あの人たちは面白がって理屈は作らないと思う。

 

 と、検査されている最中に朱乃さんたちが入ってきて、いつの間にか検査しながらお茶するタイミングにまでなってしまった。

 

「あらあら。アーシアちゃんたちは面白いアプローチですわ。私も真似してみようかしら」

 

「勘弁してください朱乃さん! 俺は正直あのやり方は困るのですが!」

 

「確かにそうだね。・・・正直同情するよイッセーくん」

 

 木場が心底同情してくれた。

 

 本当に、エロゲーは一人で静かにやらせてください。間違っても異性と一緒にやるものじゃないんです!

 

 エロビデオとかエロゲーには味方ってものがあるんですよ! 女と堂々とみて楽しむようなやり方、宮白だってしないって!

 

「あらあら、小雪は兵夜くんと一緒にAVを肴に酒を飲んだとか言ってましたわよ? なんでもネタに走った作品だったとか」

 

「アイツなにしてんの!?」

 

 いや、冷静に考えるとあの二人ならネタにできるのか!?

 

 くそ、前例を作られたら俺が断れないじゃないか!

 

 あのアブノーマルめ! 俺のことを考えてくれ!!

 

「まあいいわ。・・・それより報告が入ったわよ」

 

 と、アーチャーさんがいつの間にか魔法陣を展開させていた。

 

「どうやらルーマニアで動きがあったみたいね。リアスが私たちを呼んでいるようよ」

 

「マジですか!? やっぱり気やがったのかよ!」

 

 正直来るとは思ってたけど、やっぱり来やがったか。

 

 いいぜ! こうなったらルーマニアでもオカルト研究部の名前をとどろかせてやる!!

 

「それはともかく、再調整を行う必要もあるから少し待ちなさい」

 

「あ、はい」

 

 あら、意外と幸先が悪いかこれ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Side Out

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 で、ルーマニアに移動することはほぼ確定だった。

 

 どうやら吸血鬼のツェペシェ領で揉め事が起こったらしい。これをどうにかしなければどうしようもないだろう。

 

 と、いうことで俺はいま荷造りをしている。

 

「・・・なあアーチャー。この温泉の元はやはり持っていくべきだろうか? 貴族指向の吸血鬼領ならそこそこの風呂はあるよな?」

 

「いや、確かに使わせてもらうけどほかにもっていくものがあるんじゃないかしら?」

 

 と、荷物を詰め込みながらアーチャーがそうツッコミを入れてくる。

 

 だって絶対いろいろと揉め事がおきそうだから、いろいろとリラックスグッズは必要だと思うんだが。

 

「・・・だけど、まあ退屈しない聖杯戦争ね。文字通り世界をまたにかけた戦いなんてそう経験できるものでもないわ」

 

「それは同感。俺、この数か月で今までにないぐらいいろいろなところ行ってるよ」

 

 冥界なんて普通行けるわけないからなぁ。ほんと、退屈だけはしないというかできない戦いだ。

 

 前世じゃ聖杯戦争なんてありえないと思ってたが、まさかそんな俺がサーヴァントを召喚して聖杯戦争を行うとは思っても見なかった。

 

 そう思うと、ふと思い立った疑問が気になって少し聞いてみたくなった。

 

「・・・なあ、アーチャー。お前本当に聖杯に興味がなかったのか?」

 

「なによ突然。どうしたの?」

 

「いや、この聖杯戦争のシステム的に、本当に聖杯に興味がないんだったら呼ばれることはないと思うんだが」

 

 実はそのあたりが結構気になってた。

 

 現世の生活に興味があるという理由でも、聖杯戦争でも無ければ呼ばれることはないんだからまああり得るんだが。

 

「・・・まあ、しいて言えば一つあるわね」

 

 あ、やっぱりあるのか。

 

「だけどそれは無理だわ。この聖杯の力では無理がある。だから言うつもりもないわよ」

 

「マジか。結構無茶が効くと思うんだがな、この聖杯は」

 

 それでも無理とかどんな難易度なんだ?

 

「ほら、そんなくだらないことを言ってないで荷造りの準備をしなさい」

 

 おっと、それはそうだった。

 

 荷造りの方に意識を戻した時、ノックが聞こえてドアが開いた。

 

「兵夜くん、いるー?」

 

 と、久遠が入ってきた。

 

「あら、シトリーの学校建設の方があったから忙しいのではないかしら」

 

「いやいやー。愛人の仕事には手伝いに行くぐらいしますよー」

 

 と、、アーチャーに返しながら久遠が部屋に入ってくる。

 

「どうしたんだよ。教師の仕事もあるから忙しいだろ? こっちのことは気にしなくてもいいんだぞ?」

 

「いや、愛人としては少しぐらい手伝いたいしねー」

 

 と、言いながら荷物をまとめるのを手伝ってくる。

 

 何となく会話をつなげづらく沈黙していたが、やがて久遠がポツリとつぶやいた。

 

「いろいろごめんねー」

 

「?」

 

 俺はちょっとよくわからなかったが、久遠は少し頬をかいた。

 

「いや、ほんと最近逃げっぱなしだったしねー」

 

「ああ、確かにあれは大変だった」

 

 ホントに気に徹されたせいで追いつけなかったしなぁ。

 

 パクティオーカードの召喚機能で呼び出すという手もあったけど、さすがにそれはアレな気がしたし。

 

「・・・隊長、来るかもしれないから気を付けてねー」

 

「ああ、大丈夫だ。・・・次は全員総出で叩き潰す」

 

 アレは危険すぎる。

 

 まさかあの山で出会った変態があそこまでの強敵になるとは思わなかった。

 

 今度会ったら、叩き潰す。

 

「まあ、さすがにいきなり遭遇とかはないとは思うけどな」

 

「だよねー。さすがにルーマニアにはいかないでしょー」

 

 うん、だといいよね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そこ、フラグだとか言わない。

 

 

 




・・・オリジナル展開は正直いまだに考え中だったり。









なんかイッセーにダークサイドが見えている感じがして、今の展開だと兵夜ともめそうだよなぁと不安だったり。さらに次の巻が4章のエピローグらしいですし、今のうちにオリジナル展開の方向を組み立てながらその時に判断しようかと思っております。

因みにオリジナル展開になった場合ベリアル編から一気に最終章へと意向。規模的にもかなりはでに行くことになると思います。

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