ハイスクールD×D 転生生徒のケイオスワールド   作:グレン×グレン

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活動報告更新しました。

興味があるならぜひコメントで報告ください。前向きに善処します。


二重で、デートです!!

 ある晴れた日、俺は久遠とデートに出かけた。

 

 ほかの連中はどうした、なんて質問は受け付けない。そんなもんしてるにきまってるだろう。

 

 別々にデートするときはもちろんあるし、五人そろってデートに出かける時だってもちろんある。場合によっては何人かだけでデートって変則パターンもあるし、特に隠されてないけどあいつらだけでほぼデートと言っていいようなことしてる時だってある。

 

 最近俺を一番上の頂点とした四角錐のような関係に収まってるからな。まあ特殊だけどいい関係ではあるだろう。

 

 それはともかく、今回のデートは服の買い物中心だ。特に女の子の服を買うが、男共もマフラーを買ってもらうことになってる。

 

 最近ぼろかったしちょうどよかったが、しかしこれは大事にしないと。あと手編みのマフラーとか作るつもりだったがこれは避けとかないと女のプライドを粉砕しかねないな。

 

 しかしまあ、今の久遠は人生でもトップクラスのいい表情だ。

 

 なんだかんだで普通の女の子の側面も見せてくれるからいいが、面倒見のいいお姉さんとしての側面も見れて面白い。

 

 俺らといるときは面白がってからかう立場に来ることも多かったからな。こういうのを見れるのも新鮮だ。

 

「・・・なあ、これはこれでいいものだと思わないか、匙」

 

「・・・いや、なんでこうなった」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 大体わかったと思うが、これはダブルデートである。

 

 会長と匙のデートに対して、サポートメンバーもかねて俺と久遠がセットでついてきてるというわけだ。

 

 前座でカラオケ行ったときに、調子乗って魔法少女の歌をメドレーで歌ったのもいい思い出だ。姉に付き合わされている会長もそこそこ歌えたし、大友向けのを匙がしっかり歌えたのも想定内だ。

 

 え、俺? イッセーとの付き合いでミルたんとカラオケ行ったこともあるから大体できるぞ? ダンスの振り付けもいくつかは習得してるし、クリスマスのかくし芸用に衣装作ってるし。

 

 まあ、それはそれとして服を選んでいる久遠と会長を見ながら、俺は匙と馬鹿話をしてみようかと思ってます。

 

「あの野郎堂々とデートに混ざりやがった。ある意味一番の難敵だと思ってたけど、ここにきて別の意味で強敵になりやがった・・・っ!」

 

「まったくだ。気づかれないようにしっかりと天の上から見守るのが正道だろうに」

 

「お前兵藤相手にそんなことやってんのかよ? 馬鹿だな」

 

 酷い!?

 

「あ、兵夜くんー! このフリルだらけなのとパンツルックとどっちがいいー?」

 

「・・・・・・・・・・・・・・・たまにはフリルも見てみたいです!」

 

 久遠が訪ねてきたのでハイスピードで熟考して返答。俺の女はどいつもこいつも機能性を考慮して動きやすい服装なので、できればかわいさ重視のものも見てみたかったのです。パーティの時もスーツだったからね!

 

 そしてそれにつられながら、会長がものすごく顔を真っ赤にしながらこっちも服を手に匙に尋ねる。

 

「さ、さ、匙? その、ど、どっちの方が・・・」

 

「え? ・・・そんなどー」

 

 匙があほなことを言おうとしたので、俺は速攻で口をふさいで耳元に口を近づける。

 

「こういう時にどっちもはなしだ。女の中には自分がどっち切るか決めてるから何か言ってくるやつもいるが、あの二人は本気で相手に選んでほしいんだよ」

 

「お、おう。だったら・・・」

 

 俺の注意を即座に受け入れて匙は久遠と会長を見比べて・・・。

 

「そっちのフリル付きでお願いします! だ、ダブルデートなんだし久遠とおそろいの方向で!!」

 

 ・・・ふむ、こいつなんだかんだでできるな。

 

「了解了解ー。じゃ、会長一緒に着替えましょうかー」

 

「え、ええ。それではちょっと待っていてください」

 

 と、恥ずかしそうにしているソーナ会長を引っ張りながら、久遠が着替えに衣装室に入っていく。

 

「・・・匙、ナイス選択。俺は間違いなく萌えられるぞ」

 

「お、おう。セラフォルー様が知ったら嫉妬で殺されるかもな」

 

 いやぁ眼福確定だねぇ。

 

 ま、それはそれとして・・・。

 

「だが気をつけろよ匙。お前本当に劣化イッセーの道をまた一歩進んだぞ」

 

「ど、どういう意味だよ」

 

 ああ、やはりこいつ気づいてなかったか。会長しか見えてないという意味ではイッセーよりかはましかつ普通な理由なんだが。

 

「ドラゴン宿してたり魔王血族の兵士だったり、女子眷属に()()()()()()()とか、かぶりすぎなんだよ。教師目指して独自属性を確保しておけ」

 

「・・・え? まって最後から二つ目待て! 俺が、もててるだと!?」

 

 やはり気づいてなかったか。こいつはどこまでイッセーの劣化コピーになれば気が済むんだ。

 

「会長がお前の好意に気づかなかったのは先にそっちに気づいたからだ。二人に悪いしそんな風には考えないようにしよう・・・だとよ」

 

「うっそー。俺モテ期到来かよ」

 

「まあ、冥界はハーレムOKなんだからそこまで気にすることもないだろうが、本気で行くんだったらちゃんと気づいてやれ。イッセーの場合は相手からすっごい勢いで迫ってくるから、属性外すためにも一度同僚見直して自分で気づくことをお勧めするぞ」

 

「お、おう! そうだよな、そうじゃないと失礼だもんな」

 

 気合を入れなおす匙をみて、これはこれで面白いことになりそうだとも思ったりする。

 

 まあ、無責任なまねをする気はないし、答え合わせぐらいはちゃんと手伝ってやろう。

 

「にしてもあれだな。教師もなかなか面白い」

 

「だよなぁ。生徒が先生先生って慕ってくるのはすごく来る」

 

「これが高校とかだったらそんなこと全然ないもんなぁ。マジで子供の学校だからこそ気持ちいいというかなんというか」

 

 などとだべりながら待っていると、ついにカーテンが開いて二人の姿が目に見える。

 

 ・・・属性を似通わせることで結果的にペアルックになると思ったが、これはすごいな。

 

「ど、どうですか・・・?」

 

「ふふ~ん。似合うでしょー?」

 

 きなれてない服を着て恥ずかしそうにしている会長と、いつもと属性が違うことを自覚しているのか誘惑するように流し目をする久遠。

 

 まあ答えは一つなわけなんだが。

 

「「久遠グッジョブ! 眼福です!!」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イッセーSide

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そういえば、宮白たちはどうなってんだろうな?」

 

 リアスと映画を見終えた後、俺は俺でジュースを飲みながらそう思った。

 

 ちょうど宮白はダブルデートの真っ最中。なんでも桜花さんにせびられて断り切れなかったとか。

 

 ・・・俺の時もすごいことしてたみたいだし、転生者組は愛が重いよ。今度デートするときは宮白にだけは内緒にしないと。ばれそうだから木場に足止め頼もう。

 

「あ、イッセー」

 

「イッセーくんですか」

 

 と、そこにナツミちゃんとベルさんが・・・って。

 

「二人とも服がはだけてないですか!!」

 

 うぉおおおおおお! 眼福!

 

「うわぁ!? っけねぇ、ちっとばかし気が緩んでたか!?」

 

「あら? やっぱり二人で別々に着付けると隙が出ますね」

 

 顔を真っ赤にしてサミーマモードで慌てて直すナツミちゃんと、冷静に普通に直すベルさん。この辺、ノーマルなところはノーマルなナツミちゃんと、平均値が普通にずれてるベルさんとの違いがよく分かる。

 

 最近は小猫ちゃんもだいぶエロスに寛容になってきたから、突っ込み入れてくれるナツミちゃんや青野さんが貴重に感じてきたよ。今度何かおごりたいから、宮白経由で好みきこうかな?

 

「ひょ、兵夜様の好みに合わせようと、時間があったらあった人たちでいろいろと試しているんですが、今日はいろいろと失敗でした」

 

「ベル! ひっさしぶりに時間できたと思ったら何言ってんのさ!!」

 

 ナツミちゃんが顔を真っ赤にしながらツッコミを入れてるけど、それってつまりそういうことなわけで・・・。

 

「イッセーも鼻血出さない! みぞおち殴るよ、ナフラで」

 

「ごめんごめん。っていうか五人とも仲いいよなぁほんと」

 

 なんていうか宮白がハーレム作ってるんじゃなくて、もう五人で一組になってる感じまでするよ。

 

「まあね! うん、だって同じ(大好き)だもん」

 

 ナツミちゃんは、そういうと少し困ったような笑顔を浮かべて、ベルさんもそれに同意するかのようにいうなづいた。

 

「実質そうですね。同じようなもので、同じように弱くて、同じようにかっこよくなろうとしてるから、どうしても私たち五人は実質共感してしまいます」

 

「だから仲良く共有されたいんだよ。俺様達は壊れてるからこそ、一人じゃとてもいられない」

 

 それは、あんまり自慢できることじゃないけど、けど誰にも否定できないことだよな。

 

 うん、俺もリアスたちがいてくれたからここまでこれた。だから、あの恐怖を乗り越えようとできる。

 

「これからもよろしく! 二人とも頼りにしてるからさ!」

 

「カッハハハ!  んなこと言っても惚れたりしねえから残念だったなぁ?」

 

「なかなかに素晴らしいとは思いますけど、イッセーくんでは兵夜さまにはかないません。人には冷たさも必要なタイプがいるのですよ、実質」

 

 俺が笑顔で答えると、二人とも満面の笑顔で答えてくれる。

 

 うんうん。宮白は幸せ者だ。

 

 と、ベルさんが部屋の時計を見ると慌てて上着を羽織って歩き出した。

 

「実質すいません! そろそろゲンさんの指導の時間なので失礼します!!」

 

「いってらっしゃ~い!」

 

 ベルさん熱心だなぁ。

 

 でもゲンさん強かったし、俺たちが知ってる中で唯一のベルさん向きの指導者だもんな。この機会に強くなりたくてたまらないんだろうなぁ。

 

「でもさあ、プラモづくりっていったい何の役に立つんだろうね」

 

「だよなぁ」

 

 ほんと、俺もその辺は疑問符だよなぁ。

 

「それに久遠のデートも大丈夫かなぁ。・・・だって兵夜だぜ?」

 

「ほんと、だよなぁ」

 

 サミーマモードに同意するぐらい心配だ。

 

 いや、なんだかんだで宮白が俺のデート覗いていた時もフォローはうまかったからそれは安心なんだよ? そういう意味じゃあ守護神なんだよ?

 

 だけど重いっていうかぐらヴィトンっていうか。別の意味ですごい心配。

 

「特に久遠が「か、会長と〇姉妹ハアハア」とかやらかしたらどしよっか? 兵夜と匙が〇兄弟とかなったらすごく気まずくない?」

 

「・・・だれだぁあああああああああ! ナツミちゃんにそんな言葉教えたのはぁあああああああああ!!」

 

 見つけ次第本気ぶんなぐってやる!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Side Out

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・すこし、気分が楽になりました」

 

 ダブルデートの途中で、変則的な二人組で行動するという謎現象を久遠が提案してきた。

 

 まああいつのことだから何か考えがあるだろうと思ってのっかってみたが、そしたら会長がそんなことを言ってきたのだ。

 

 なるほど、責任感の強い会長じゃあ、自分の眷属相手には話せないこともあるだろう。そのあたりを俺に話させようという話か。

 

 さすがに部隊長をやっていたこともあって人心面でも頭が回る。ああ、マジで優秀だあいつ。

 

「宮白くんたちはいつから知っていたんですか?」

 

「エクスカリバー破壊作戦が成立したあたりですね。イッセーの暴走にあいつがのっかって、俺の夢は会長とのできちゃった婚だ! とか暴走して。・・・防音結界はるのがあと少し遅かったらどうなってたか」

 

「それは苦労を掛けしまったようです」

 

 会長は苦笑するが、しかし真剣に悩んでいる感じではなかった。

 

 だいぶ気持ちが軽くなったみたいで何より何より。

 

「まあ、真面目に答えてやってくださいね。匙は割と、そのために頑張ってるところもあったんですから」

 

「ええ、本当にそうしなければいけませんね。・・・今まで少し甘えてました」

 

 まったくもってその通りだ。これに関してはフォローできない。

 

 割とわかりやすい態度を示していたのに、まったく気づかなかったのは怒られても反論できないだろう。ましてや匙に対する花戒や仁村の想いはわかってたんだから。それなら方向性はしっかり把握しておけよあんたって感じか?

 

「まあ問題はセラフォルー様ですが。魔王対龍王の戦いはもはや確定事項で、問題はどこでやるかの準備なんですよねぇ」

 

「苦労を掛けます。学校の件でも尽力してくれたのに」

 

 間違いなく起こるであろう「ソーナちゃんがほしいのなら、この魔法少女レヴィアたんをたおすのよん!」という叫びがどうしたものかと俺を悩ませる。

 

 最悪手伝う気満々だが、できれば一対一で蹴りをつけないとやはり不満も出るだろうしな。炎VS氷だから比較的匙有利なんだが。

 

「そういえば、教員免許もとるつもりだと聞きましたよ?」

 

「ええまあ、眷属はアウロス学園の卒業者も何人か取ろうかと思っておりますので、より良い眷属づくりのために協力は惜しみませんよ」

 

 その辺は真剣に考えている。

 

 子供のころの勉強やトレーニングは、いかにやる気を引き出すかが重要だ。俺が全方位で優秀になれたのもひとえにそのおかげだしな。第一次及び第二次成長期の鍛え上げは、間違いなく成功のための重要なファクターだ。

 

 代々スポーツ選手とか医者の家系とかが期待に応えることがあるのはこれが理由だ。最初のころから専門技能を身につけておけば、身に沁みつきやすい。

 

 とはいえ子供のころからそんなことを考えるのはそれはそれで大変なのだ。特に文明が発達しているところは遊びに困らないから勉強をしたがらない。

 

 だからまあ、やる気をどう引き出すかに重点を置いた非常勤講師として活動するべきかとも思っている。

 

 幸い話術も多少は習得している。本格的な教育は本職に任せるとして、ここまで手を貸したものとしてよりよくする手助けぐらいはしておきたい。

 

「ぜひその時は仕事くださいね、会長?」

 

「ええ、あなたなら期待できますから」

 

 おお、会長の自然な笑顔、プライスレス。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・ふっふっふー。下手に意識しちゃった匙くんよりも兵夜くんのほうが笑顔引き出せると思ったよー。さあ、あれを自力で見れるように努力してねー?」

 

「おう! 必ずあの笑顔を俺の前だけで見せてくれるように頑張るぜ!!」

 

『我が分身もその盟友も変わり者だな。・・・神喰らいよ、頑張るといい』

 




もはやハーレムというより別の何かになっている兵夜ハーレム。

それもこれはも同類意識が原因でつながっているのが原因です。お互いに嫌いじゃないからどんどん深くなってこんな感じに。



そして久遠は堂々とダブルデート持ち込みました。頑張れ、匙。出し抜かないと単独デートはできないぞ!!
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