ハイスクールD×D 転生生徒のケイオスワールド 作:グレン×グレン
・・・ここまで、長かった!
状況、混乱中
割とやばいことになった。
人間社会ではついに戦争が勃発。アフリカを中心とするクージョー連合と、アメリカを中心とする国連との間で小競り合いが勃発している。
それはそれとして大変だが、こっちもこっちで大変なことになっている。
・・・ライザー・フェニックスとディハウザー・ベリアルのレーティングゲーム中に、二人及びレイヴェルが行方不明になったというのだ。
「姫様。それで追加の情報は出ていますか?」
俺は期待薄でそう尋ねるが、姫様は静かに首を振った。
「残念だけど入ってこないわ。三人とも、今だ行方知れずのままよ」
クソが!
どこもかしこも大事件じゃねえか。クーデターの心配がなくなったと思ったら、なんだこの大惨事は!!
「兵夜さま。教会のほうも捜索隊の派遣を打診しております。実質乗った方がいいのでは?」
「それについては同感だ。・・・ちょっとこれはファックすぎるだろ」
ベルや小雪も顔色が悪い。
ああ、そうだろう。
皇帝の戦闘能力は魔王クラスだ。それが行方不明になるほどの大事件、ふんどしクラスがかかわっているとみるべきだろう。
冗談抜きで大事件だぞ。これ、やばすぎる。
「・・・お前ら、追加情報だ」
と、アザゼルがこちらも険しい顔で入ってきた。
「アザゼル先生! レイヴェルたちは大丈夫なんですか?」
イッセーはすごい剣幕で詰め寄るが、アザゼルはその肩に両手を置く。
「それについてはまだわからん。だが、レーティングゲームで非常システムが起動したという報告が入った」
非常システムだと?
たしか、想定外の事態が起こった時に備えての緊急システムだったな。
「で、どんなの? 異空間に引きずり込まれたとか?」
ナツミが首をかしげるが、アザゼルの表情はさらに厳しい。
「・・・不正対策だ。つまり、どちらかが何らかの不正を行った可能性がある」
おいおい、冗談だろ?
「不正って、皇帝がですか!?」
そこでストレートにディハウザー・ベリアルの方が不正をしたと思うぐらいには、イッセーはライザーを信用しているようだ。
とはいえ、そんなシステムが発動するような不正をする必要性は浮かばない。
今回の試合は半ば出来レースのエキシビション。・・・何があったという。
いや待て。そもそもこのイベントはあくまでタイミングが良かっただけなんじゃないか?
「・・・姫様、今回の件について心当たりが」
「なんなの? 今は何でもいいから教えて頂戴」
姫様は即座にそう答えるが、しかし俺としては一瞬躊躇する。
「・・・クレーリア・ベリアルの殺害の件ですが、ゼクラム・バアルは彼女が
「・・・・・・・・・それについての心当たりは」
「俺の口からはとても言えませんよ。これ、下手したら冥界で内乱が起こりかねない極秘事項です。・・・サーゼクス様達四大魔王ですらいまだどうしようもないことだといえば、わかってくれるのでは?」
王の駒についてはかなりヤバイ。何がやばいってトップランカーに使用者がいるということがヤバイ。
なにせトップランカーが不正をしているのだ。そんなことが知られればどんなことになるかなんて想定ができてしまうからできない。
冗談抜きで内乱が勃発しかねない。そんなことになれば冥界は本気で崩壊しかねないぞ。
くそ、これっていったいどうすればいいんだよ!!
そんなわけで、夜の空を眺めて、俺は息を吐いていた。
いろいろと嫌になったので、月を肴に酒を飲んでいる。
今回の件、ディハウザーが黒にしろライザーが黒にしろ、間違いなくクリフォトが絡んでいるだろう。
レイヴェルのみが真剣に心配だ。さて、どうしたものか。
「・・・いろいろと詰まっているようね」
と、いつの間にか隣にアーチャーが座っていた。
「い、いつの間に?」
「五分以上前からいたわよ。あなた、さすがに疲れてるんじゃなくて?」
そういわれると返す言葉もない。
ああ、完璧に疲れているともさ。
なにせ今回、表も裏も大騒ぎだ。
クリフォトが糸を引いているにしろいないにしろ、間違いなく奴らは行動を起こす。
「なあ、アーチャー。・・・俺の体、細工は完了しているか?」
だから、念のためにしておいた改造について聞いておく。
「まだ六割・・・といったところね。サーヴァントの魂を封じ込めるには足りないわ」
と、アーチャーからはまあ順調と考えるべき説明が返ってきた。
聖杯戦争において、ホムンクルスを小聖杯にするという手段を構築した輩がいる。
それを参考に、サーヴァントを至近距離でボコる俺が小聖杯の機能を持つことで聖杯の完成を阻止しようという発想があった。
念のために少しずつ改造をしていたが、しかしこれは厄介だろう。なんか間に合わないような気がしてきた。
「・・・なんか、本当に悪い」
自然と、そんな言葉が口から洩れた。
「どうしたのよ?」
「いや、いつも思うけど、お前には苦労かけてばっかりだなって思ってさ」
思えば最初っからこいつのことを振り回しっぱなしだ。
いきなり失敗するはずが成功したなんてすごい理由で召喚するし、そこから酷使しているし、真剣に謝るべき内容だろう。
俺、こいつに迷惑かけっぱなしだよなぁ。
「いえ、そうでもないわよ」
だから、そんなこと言われるとどういい返していいかわからない。
「可愛い女の子にかわいい服を着せるのは楽しいもの。少なくとも、仕事の分のチップは十分もらってるわね」
「だけどさ、この聖杯はフィフスが記憶を頼りに作った試作型だ。・・・もともと余分な機能である願望機が、どこまで使えるかわからない」
そう、冬木式の聖杯は本来願望機ではない。
英霊七騎を生贄にすることにより、世界に壁を穿つ魔術礼装。それこそがあれの本来の目的だ。
だが、アーチャーはかぶりを振った。
「・・・前に言ったわね、私にも願望がないわけじゃないって」
「ああ」
「でもそれは、冬木の聖杯だって変えられない。それだけは断言できるわ」
すごいこと言うな。その気になれば国だって作れるだろう。
「あんなもの。この世界の人間にわかりやすく言うなら「お金があれば何でもできる」みたいなものでしょう。私の願望をかなえるには到底足りないわね」
・・・え、マジで?
「貴方気づいてなかったでしょう? 例えば、歴史の改編などは解釈代えが精いっぱい。もしその重要なポジションを抹殺したとしても、人理が「代役」を用意するわ」
あ、確かにそれはあるかも!?
「それに、下手に大きく変動したとしても今度は世界がそれで消滅しかねない。この世界はともかく、あの世界はそのあたりは狭量なのよ」
・・・うわぁ、マジですか。
「まだまだ勉強が足りないわね。今度付きっきりで指導してあげるわ」
「マジすいません先生。俺はまだまだ未熟でした」
素直に頭を下げる。
うん、これは赤っ恥ものだった。
ま、それはともかくとして難易度が非常に高いから危険なんだけどね!
ええい、何とか頑張ってサーヴァント一騎ぐらい何とか封印できるようにならねば!!
「・・・だから、まあ・・・ね」
アーチャーは少し言葉を濁したが、そのまま席を立つとこう告げる。
「ええ、十分いいものをもらってるわ。参戦しただけの施しはもらったわよ」
それは、俺にとっては結構いいものだった。
ただ、これ死亡フラグだぞ?
ストーリーもクライマックスに差し掛かっていることから、どいつもこいつも死亡フラグを立てていくスタイル。
それはそれとして最近思いついたことがあります。
この作品は神様転生とかあほじゃね? 俺なら転生モノはこう書くね! ・・・という形で書いております。
最近、もう一つこれはいけるんじゃね? 敵なのを思いつきました。
様々な異世界をめぐる行為生命体が、興味半分で異世界の一つを蹂躙しようと決意。
その際の戦力として、適性のある魂を無理やり殺して引っ張り込んで、異世界の能力を与えて先兵として偵察させる。
その多くはその生命体の指図もあり禍の団にはいってテロ活動を行うが、一人現世の生活で改心した主人公は、異世界能力とこの世界の神器を使って戦うのだ! ・・・てきな。
・・・ニーズ、ありますかね?