ハイスクールD×D 転生生徒のケイオスワールド 作:グレン×グレン
イッセーSide
まずい、まずいまずいマズイ!
まずいことになった!
「ドライグ! 俺はどうなんだ!?」
『透過の力で何とか抑え込んでいる。消耗そのものも分散しているから致命傷には程遠い。だが、これ以上続けば人間から順番に枯れ果てるぞ!』
クソッタレ!
フィフスの奴、他人の生命力で覇を使いやがった!
こ、こ、このままじゃリアスがまずい!
けど、どうするんだ?
「う、うぉおおおおおお!?」
トリプルシックスの砲撃はすさまじく、すでに山が結構あったのに更地になっているどころか窪んですらいる。
なんだよこの密度の砲撃は! ヤ〇ト!? 宇宙戦艦!? スペースオペラ!?
ち、近づけない!!
どうすればいいんだ、このままじゃ、このままじゃみんなやられるのに、どうすることもできない!!
『陽動部隊、損耗率五割を超えました!?』
『もう限界に近い、そろそろ何とかならないのか!?』
『だめだ、こっちもフィールドに近い奴から死んでいってる!!』
『そんな! 主要幹部は全滅したってのに―』
通信からみんなの悲鳴が聞こえてくる。
それなのに、俺は、何もできないのか・・・っ!
仲間をやられたってのに、俺は何もできないのかよ!!
涙すら浮かんで悔しくなっているとき、しかし、俺の耳に声が届いた。
『お、イッセー無事か? 無事だな?』
その声、アザゼル先生!?
「せ、先生!? どうしよう、このままじゃ!」
『ああ、わかってる。だから・・・お前がフィフスに一泡吹かせて来い』
え? でも、血清が足りなかったから宮白しか使って・・・。
『俺たちもお前らに任せっぱなしじゃいられないからな。・・・こっちも最後の仕掛けを準備しといたぜ』
そういいながら、アザゼル先生は映像を映し出した。
そして、俺は一気にすべてを忘れるぐらい興奮した!
う、うぉおおおおおおお!? おっぱいぃいいいいいい!?
攻撃が何発が当たるけど、そんなことを気にする余裕がないぐらい俺は興奮した。
い、いろんなおっぱいがいっぱいあるよ!? なにこれ、なにこれ、なにこれぇええええええ!?
『宮白から面白い技術をきいたんでな。前からサーゼクスに資金だしてもらって作ってたんだよ、お前用に』
お、俺用?
『さあ、聞こえるだろう?』
そういうアザゼル先生の声に続いて、歌が聞こえてきた。
―とある国の隅っこに、おっぱい大好きドラゴン住んでいた♪
・・・ああ、聞こえる、聞こえるよ。
子供たちの歌だ。これは子供たちの歌だ。
子供たちがおっぱいドラゴンの歌を歌っている!
俺たちの勝利を願う応援歌だ、これは!
『・・・行くぜイッセー! お前は今から乳龍帝を超える』
アザゼル先生はそういうと、さらに続ける。
『お前は、今から―』
Other Side
突如吹き荒れた吹雪が、アサシンたちの猛攻を押しとどめる。
フィフスが放ったと思われる莫大な生命力の消費のなか、これは福音といっても過言ではなかった。
「これは・・・」
リアスはそれに思い当たり、そしてどういうことかを気づく。
そして、それを口に出すより早く、ヴァーリ・ルシファーがそれに答えた。
「令呪でライダーの宝具を強化した。これで、時間を稼げるはずだが」
そういうヴァーリの消耗も莫大なレベルに到達している。
莫大な消耗を生み出す覇の領域を、まさかこのような方法で解決するとは。
そしてそれは、それだけの相手を敵に回しているということ。
「兵夜・・・っ」
このままでは、兵夜は負ける。
そして、今の自分たちも持たないだろう。
この圧倒的な消耗の中では、自分たちはまともに戦えない。そしてアサシンは何とか抑え込んでいるが、フィフスが出てくれば何とかなる。そうなればあとは各個撃破されるだけだ。
情けない。ここまで来て結果がこれなどとは。
リアスは、兄に、父に、母に、友に。そして下僕たちに申し訳なくて涙を流す。
そして、それが地面に落ち―
―・・・とある国の隅っこに、おっぱい大好きドラゴン住んでいた♪
―歌が、聞こえた。
「・・・え?」
どこからともなくおっぱいドラゴンの歌が聞こえてくる。
それは、消耗の苦しみを和らげこそしないが、心の苦しみを和らげてくれる。
そして、どこからともなく光が飛んできた。
「・・・ほう、これはすごいであるな」
吹雪を限界を超えて生み出しながら、ライダーは感嘆する。
「まさかアラヤを再現するとは。これは、いけるかもしれないな」
「ライダー、どういうことだ?」
ヴァーリがこの現象を面白そうに見ながら尋ねる。
それに対して、ライダーはにやりと笑った。
「簡単なこと。世界中の人間の多くが、フィフス・エリクシルをどうにかしてほしいと願っているのだよ」
―集合的無意識、という概念がある。
それは人々の潜在的な意識によるある種のネットワーク。
特に守護者は強力だ。死にたくないという潜在的な願望は人間のほぼ全員が持っているため、必然的に全人類の力をバックアップに受けることができる。
そして、世界中の人間はフィフス・エリクシルに振り回されている。
被害をこうむった国はもちろん誰であろうとフィフスに潜在的な敵意を持っている。クージョー連盟も、事実上フィフスの好きにされているため不満があるだろう。
そして、フィフスを倒そうとする者たちがいる。
一度は人々の夢とつながった男は、今でもあきらめてはいなかった。
そして、アザゼルたちは聖書の神のシステムを利用してそれをつなぎ合わせた。
・・・だが、まだ足りない。まだ足りない。
兵藤一誠という男が、アラヤのすべてに関与できるわけではない。そんなことを許すほど、集合的無意識は生半可な存在ではない。
だが、一つだけ例外がある。
その一念であらゆる事象をゆがめ、一年もの間奇跡を起こし続けた強い思いがある。
それを、リアスたちは知っている。
「・・・ええ、そうね。そうだったわ」
いつも、いつでも、どんな時でも。
兵藤一誠は、そういう男なのだから!
リアスは、アーシアは、朱乃は、小猫は、ゼノヴィアは、イリナは、ロスヴァイセは、そしてその失念に当てられ、無意識でも堪えよと思ったすべての女性は立ち上がった。
その全員を代表して、リアスは声を上げる。
「さあ、イッセー! 私たちの胸を使いなさい!!」
「我、目覚めるは、乳の神秘に魅了されし赤龍帝なり!」
それは、常識では計り知れない異才の赤龍帝。
「夢幻に続く夢幻の煩悩とともに、王道を行く!」
それは、異界の神すら手を差し出す、強大たる願いを持つ者。
「我、赤き乳の帝王と成りて―」
それは、子供たちのヒーロー。
乳龍帝おっぱいドラゴン・・・否!
「汝に乳房のように輝く天道を魅せつけよう!」
その名は、赤龍の
Side Out
おっぱい\(゚▽゚)/=\(゚▽゚)/おっぱい
おっぱい\(゚▽゚)/=\(゚▽゚)/おっぱい
おっぱい\(゚▽゚)/=\(゚▽゚)/おっぱい
おっぱいぱい∩(゚∀゚)∩パーイ!
・・・失礼しました。
おっぱいを究極レベルにして最終覚醒させるのは、イッセーをオリジナルパワーアップさせると決めたときから決定しました。
ですが、少し考えてアラヤの設定を追加した結果とんでもないことに。
みんなー! 俺におっぱいを分けてくれー!
大変! フィフスが息してないの(笑