ハイスクールD×D 転生生徒のケイオスワールド   作:グレン×グレン

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キャラコメ! 第五弾!!

 

兵夜「はいそういうわけで、保護者訪問のサーヴァント編始まります。今回のゲストは!」

 

アーチャー「いつも私のマスターがお世話になっているようね。アーチャーよ」

 

アザゼル「ついに俺の出番だな! アザゼル先生だ」

 

アーチャー「しかし意外と堅実にトレーニングを積んでるわね。あなたみたいな事実上の不良って、地道なトレーニングとか嫌いそうなタイプらしいけど」

 

兵夜「あまりなめないでくれ。どれだけ豪奢に見えようと、基盤もろくにできていない突貫工事なんて強風一つであっさり倒れる。重要なのはしっかりとした基礎を持ったうえで時間をかけて組み立てることだ。付け焼刃でどうにかなるほどフィフスは甘くないしな」

 

アザゼル「そりゃそうだ。奴は百年しっかり時間をかけて鍛え上げて準備して、協力者を見つけてきた傑物だ。安易にドーピングしていい気になってる旧魔王派なんかとは全く違う」

 

アーチャー「まあそうね。それにしても食事が必要ないサーヴァントの分まで用意するなんて、まねねぇ」

 

兵夜「何言ってんだ。せっかくこの飯が美味い国家に来たってのに、食うもん食わずに生活なんてばからしい。サーヴァントの衣食住ぐらい確保できずに聖杯戦争に挑もうなんて馬鹿げているだろう」

 

アーチャー「・・・何かしら。ものすごく幸運を感じるというかなんというか。これはほかの聖杯戦争の記録?」

 

アザゼル「それはともかく宮白が呼び出されたと思ったら、何やら大立ち回りの後があったわけだが―」

 

兵夜「関係者の皆様には深くお詫び申し上げますとしか言えない」

 

アーチャー「・・・また独創的な妹を持ったわね。私としては服の着せ甲斐がある娘なのでいいんだけれど」

 

兵夜「昔からなんというかあほなんだ。小学校の時にイッセーみたいなスケベが発生しないことをストレスに感じて、女子更衣室にノゾキ穴を作るという暴挙をぶちかましたことがある」

 

アザゼル「また愉快なやつだなおい。今度腰を据えて話したいぜ」

 

兵夜「やめろふざけんな収集つかねえよ。そんなことしたら蒼穹剣発動すら辞さんぞこの野郎」

 

アザゼル「いいじゃねえか。俺はあいつみたいなやつ好きだぜ?」

 

兵夜「だからいやだって言ってんだろうが!!」

 

アーチャー「まったくよ。あなたのせいでどれだけの被害が出ているかわかってるの? この事件にしたってそうでしょう?」

 

兵夜「酷かった。何がひどかったって、被害もそうだが対応もそうだった」

 

アザゼル「お前のイッセーに対する観察眼もひどかっただろうが」

 

アーチャー「それは同感」

 

兵夜「酷いなお前ら!!」

 

アザゼル「いや、普通に考えてお前のレベルは異常だからな。同類の小雪やナツミは引いたからな?」

 

兵夜「ベルと久遠はジェラシー感じてたぞ。俺に」

 

アザゼル「それぞれの症状の深刻度が今のでよくわかった。お前ら自覚が足りねえな」

 

兵夜「おいおい。サイコパス気味で愛が重いのは重々承知してるぞ? 自覚のない狂人なんて迷惑以外の何物でもないだろう?」

 

アザゼル「自覚がまだ足りてねえって言ってんだよ!!」

 

アーチャー「それはともかく本当にとんでもない事態ね。これ下手したら全国ネットでニュースになってたわよ? もう少し非常事態の秘匿とか考えなさいな」

 

兵夜「まったくだ。しかも全責任イッセーにかぶせようとするしな。勘付かなかったらどんなことになってたか」

 

アーチャー「まあ、アザゼル本人には小雪がお仕置きしてたでしょうけど。それはともかくとしてイッセーはひどい目にあってたでしょうね」

 

兵夜「本当にありがとう! 本当にありがとう! まあ普段からあれだけど冤罪はひどいから本当にありがとう! あとアザゼルはイッセーに伏して詫びろ」

 

アザゼル「お前、俺の扱い本当に悪いな!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アザゼル「で、使って兵夜のスペック説明が出たわけだ」

 

兵夜「オカ研の保護者ポジションにして大人ポジションの二人が出てきてくれたおかげで、何とかこの機会が作れたな。ぶっちゃけ俺の視点からだけだと説得力がないとか言われるし」

 

アザゼル「あの手この手で結果はもぎ取るからなお前。第三者の視点じゃないとどうしようもないだろう」

 

アーチャー「実際この時点だと、成果と実力が釣り合ってないもの。魔術師としての才能はこの時点では木っ端もいいところ。時計塔でも理論はともかく実力は評価されないんじゃないかしら?」

 

兵夜「まあ、よくて上から四番目の祭位だな。因みにこれ、魔術師としての実力外の功績に対する名誉階級だから。魔術師としての能力だけなら最低ランクの末子は越えれるだろうけど、まあその次の長子で終了、さらに上の開位なんて不可能に近いな」

 

アーチャー「まあ、真の力に目覚めたら飛び越して封印指定なのですけれど」

 

兵夜「そういう意味じゃこっちこれてよかった。余計なトラブルのネタが多すぎる」

 

アザゼル「まあ、実際のところ説明が難しいところだからな。・・・よりわかりやすく例えるなら、どんな職業を選んでも食ってく分には困らないし路頭に迷う可能性も低いが、かといって社長候補とか大出世ができるかというとそれは難しいという微妙なレベルだ」

 

兵夜「まさに器用貧乏。格下にはやられにくいが格上にはかなわないという情けないスペック・・・を選んで実際その通りのはずなんだが」

 

アザゼル「メンタルというか精神性の問題だろ。実際お前のような奴が大物殺しをする例なんてよくあるし、そこは知恵と勇気で補うタイプだな」

 

兵夜「そりゃどうも。俺としてはそんな必要に迫られてるってのがまず不幸なんだが」

 

アザゼル「それはそれとして本当に状況は最悪だな。敵のサーヴァントはどいつもこいつも油断したらのど元食い破られるような化け物ぞろい。しかも倒したら倒したで敵に切り札を発動される。・・・詰んでねえか?」

 

アーチャー「我慢しなさい。これでもサーヴァントの中では二流三流が多い方よ?」

 

兵夜「まったくだ。」

 

アザゼル「マジかよ」

 

兵夜「そもそも厳密な意味での英霊に該当するのはアーチャーだけだ。ほかはいろいろ特殊すぎるが本来ならば英霊未満といっても過言ではない」

 

アザゼル「」

 

 

 

 

 

 

 

 

兵夜「それはそれとしてオリジナル短編。できればもっといろいろ作りたいんだが、文才がないせいでこの程度」

 

アザゼル「なかなか面白い場所があるじゃねえか。俺こっちにいってもよかったぜ?」

 

兵夜「まあいろいろな部活を出して面白くしようと思ったんだが・・・。作者の文才的に限界があったのが残念だ」

 

アーチャー「そんな調子で大丈夫かしら? 最終章はオリジナルで行くと聞いたけど?」

 

兵夜「いや、トーナメント形式とかオリジナリティ出しずらいし・・・」

 

アザゼル「まあそれにしても、俺とお前のコネはそれぞれ別ベクトルにすごいって話だ。っていうかお前やくざとこねあるのに警察とつながってんのかよ」

 

兵夜「正しい意味での手段を選ばないってのは、正道も邪道も織り交ぜて運用することを言うんだよ。正攻法の方が有効なのに裏ルート使ってどうするんだ」

 

アーチャー「同感ね。殺す必要が欠片もないのにむやみに人殺しをしても、余計な恨みを買うだけだわ」

 

アザゼル「属性悪のくせにいうこと違うねぇ」

 

兵夜「ぶっちゃけここで登場するアスノミコトは、俺の神格化という固有結界と同様のパワーアップのための前振りだったりする」

 

アザゼル「この段階でロンギヌス編まではある程度のプロットができてたってわけか」

 

アーチャー「まあ、ある程度の予定はできているわよ。まったく感覚だけで適当にやってもあれでしょう?」

 

兵夜「状況次第では土壇場の変更もあるけどな。まあ、常にアドリブオンリーでやるほど作者は無謀じゃねえよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アザゼル「・・・お前の妹、すっげえ気が合いそうだな!!」

 

兵夜「お前と一対一で合わせることだけは絶対しないからな!! 意地でも阻止するからな!!」

 

アーチャー「でも、なんていうか明後日の方向にラブコールしているとはいえこれに気が付かなかったイッセーはやっぱり罪作りねえ」

 

兵夜「これは雪侶も悪い。この日本でいきなり愛人愛人連呼されれば、イッセーでもどんびくというか現実逃避するというか」

 

アザゼル「確かにがっついてるタイプだな。俺は嫌いじゃねえけどな」

 

兵夜「好みのタイプは肉食系。男はエロスに忠実でなんぼ。一回ぐらい覗き行為をするぐらいで男はちょうどいい。という持論を持つ生粋の肉食系だ。加えて俺を矯正したこともありもうベタ惚れ」

 

アーチャー「しかもかわいい子だもの。イッセーすでに勝ち組じゃない? 逆玉というやつじゃなくて?」

 

兵夜「ぶっちゃけ、この段階だとイッセーヒロインのうち一人ぐらいは俺がもらってもいいと考えていて、その穴埋めのために一人キャラを作る予定があったから作られたキャラだ。その分俺のバックボーンができてなかなかよかったとよ」

 

アザゼル「・・・ロスヴァイセといいところまで行ったのはそれが理由だ」

 

兵夜「作者はイッセーのキャラが大好きだからな。フラグをしっかりと立てて相手を惚れさせる過程がはっきりしているイッセーからもぎ取る場合、そこらへんがあいまいな数少ない例外であるイリナかロスヴァイセさんしかいないわけで・・・」

 

アザゼル「そこまで考えているわけかよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アザゼル「・・・おまえ、本当に苦労人だな」

 

アーチャー「人のことは言えないけど、あなたもたいがいいろいろ不幸ね」

 

兵夜「情けが目に染みるぜ・・・」

 

アザゼル「そりゃ清濁併せのんで手段選ばず後ろ盾求めるわな。こんなことが起きた後じゃあ、安全策はしっかりしないと夜も眠れないぜ」

 

アーチャー「しかもうっかり癖があるもの。それぐらいしないと不安ね」

 

兵夜「本当にね。俺個人としてはイッセーが親友で普通の生活しているだけで満足なんだけど、何が起こるかわからないから準備せずにはいられない」

 

アザゼル「ワーカーホリックで心配性で人がいいとか、もう苦労する以外ないだろ。なんで性格邪悪なのにこんな不安な毎日送ってんだ」

 

アーチャー「そして父親がいい人すぎるわね。このできた人物からなんでこんな癖の強い子が生まれるのかしら」

 

アザゼル「しかも裏設定だが、残りの二人もエロ方面にすごいあれな素質を持っているそうだ。・・・出せるかどうかはわからんが」

 

アーチャー「出せなくてよくない?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

兵夜「そして本作の戦闘状況本格突入。はっはっは。なんだこの意外な関係は」

 

アザゼル「実際それぐらいは普通にあり得るだろ。このレベルの企業なら悪魔の方が目をつけるって」

 

アーチャー「それはともかく学園都市の技術力を考慮して、まさかここまで目をつけられるほどすごいとか、あなたの父親の会社は驚愕ね」

 

兵夜「この段階で学園都市の技術力が大暴れするところまでは確定してたからなぁ。工業系の技術者は当然警戒するわけで」

 

アザゼル「っていうかお前、この段階で人殺してなかったんだな」

 

アザゼル「実際そこそこ模倣できてたからな。うまくすれば希望の星になるか」

 

 

アーチャー「ああ、確かに意外ね」

 

兵夜「そこ。人のことなんだと思ってんだ。大体人殺しなんてイッセーが引くだろう」

 

二人「ああ、納得」

 

アザゼル「意外にもダメージ入ってるなお前。あっさりしそうだったんだが」

 

兵夜「まあ、しいて言うならハードル飛びみたいなもんだ。なれればあとは自然にできるんだが、最初が割と大変というかなんというか」

 

アザゼル「やっぱお前サイコパス気味だよ。普通はそこまであっさりと乗り越えられないだろ」

 

アーチャー「あら、意外と簡単なものは簡単よ? 自分が絶対に正しくていい目的のためにしていると思えば、たいていの悪行は苦にならないもの」

 

アザゼル「・・・いわれてみりゃその通りだな。だからこそ宗教系の荒事が歴史上にいくつもあるわけだ」

 

アーチャー「そしてアポロベ・・・だったかしら? 何気に何度か登場してるわね」

 

兵夜「ぶっちゃけ、直死の魔眼の脅威を示すために用意したキャラだ。だからこそフェニックスという不死身が売りの種族で、実はカマセとして殺される予定だったんだが・・・さすがにかわいそうだと作者が判断して」

 

アザゼル「結果的に時々お助けキャラになってて好都合だな」

 

アーチャー「そしてその直死の魔眼を保有したレイヴンが登場したわね。今回のボスキャラだけど・・・後半サポートキャラになってない?」

 

兵夜「いうな。サーヴァントと魔術師(メイガス)ではどうしても差が出てくる。互角の方がどうかしてるだろう」

 

アザゼル「鎧前提とはいえ真正面からぶつかってて何言ってるんだ?」

 

アーチャー「正直アサシンなら生身で倒せる領域になってるわよ貴方」

 

兵夜「やかましい! まあ、それはともかくとして「さあ、聖杯戦争を始めよう」は俺の決め台詞の予定だったんだが、意外と定着しないというかやりずらいというか」

 

アーチャー「サーヴァントの数がもっと多ければ、すべてのシーンでボス格としてのサーヴァントが出たのだけれどね。まあそううまくはいかないわね」

 

アザゼル「どっちにしたって原作でも決め台詞・・・あったな」

 

兵夜「やめろ。あれを決め台詞にするのはやめろ」

 

アザゼル「それはまあいいとして、ここでついに偽聖剣が登場するわけか。お前のメインウェポン」

 

兵夜「エクスカリバーを鎧にした時から思いついてな。・・・ぶっちゃけ神格化のタイミングがかなり後になるから、それまでのつなぎ的にもメイン武装がほしかった」

 

アーチャー「インフレが激しいものね。作った私とアザゼルに感謝しなさい」

 

兵夜「ここに最高級のエールを用意しております。つまみはギリシャ料理を用意しました!」

 

アーチャー「ご苦労様」

 

アザゼル「お、うまそうだな。キャラコメが終わったらゆっくり食べるか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アザゼル「そして最後の最後で登場したのは、魔王末裔の三人組。どいつもこいつも濃いキャラだなんて、この時点じゃ想像できなかったな」

 

アーチャー「まじめさが一周して馬鹿の領域。色欲の頂点。真人間なのが逆に異質。確かに癖の強い魔王末裔ね。ヴァーリが地味に思えるわ」

 

兵夜「いや、魔王の名を冠してる連中ってどいつもこいつも癖が強いし。キャラ付けはしっかりしないと・・・さ?」

 

アザゼル「まあ、どいつもこいつもリゼヴィムたちに比べたらはるかにましだってのが酷ぇな」

 

兵夜「そりゃそうだ。この三人組の設計コンセプトは「馬鹿でもいいから小物じゃない」だ。・・・D×Dは敵が基本小物なのが欠点だと本気で思う」

 

アーチャー「そういえばそうね。男にしろ女にしろろくな手合いがいないわ」

 

アザゼル「旧魔王派は基本小物。英雄派は文字通りの英雄症候群。リゼヴィムに至っては言わずもがな。・・・こんなのに苦しめられてんのか、俺たちは」

 

アーチャー「だからといってあの二人に苦しめられてましかっていうと・・・ねえ?」

 

兵夜「まあ、テロ組織に正論言わせてもあれだし・・・ねえ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アザゼル「まあそれはそれとして、親父との関係が改善してよかったな。そして次回は」

 

アーチャー「なかなかに難産だったヘルキャット編ね。話数だけならかなり多いわね」

 

兵夜「少年漫画的なD×Dで修行メインは大変だった」

 

アーチャー「修行に手伝った私に感謝しなさい」

 

アザゼル「アドバイスした俺にも感謝しろよ!!」

 

兵夜「そういうわけで、ケイオスワールドのキャラコメを次回もお楽しみに!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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