この小説を書くにあたって、一番最初にイメージしたのはこの話の後半のシーンです。
ですが、流れを意識しながらも、キャラを自然に動かしていくと、当初思ったものから少しずつ離れていきました。
この感覚は結構好きになる。
「人間を・・・やめる?」
ゴンは耳元で囁いた文に対してその意味を問うた。
「そうです。人知を超えた強大な力を手にするには、人間のままにはいられないのです」
まあ人間でありながら妖怪と大差ない、それどころか神の力すら超えているとしか思えない者もごく少数ながらいるのですが。
「なんでオレにそんなことしてくれるの?」
「それはあなたが欲し・・・いや、使える部下が欲しいからですよ」
「どれくらいの間?」
「しばらくの間、ですね。いつからいつまでとは確約できませんが」
しばらくと言っても、それは人間じゃなくて私の、妖怪の基準ですが。
「どうです?あなたにとっても悪い話ではないはずですが」
このくらいの年代の子どもだ、悪魔との契約であっても悪しきを考えず、いい面だけを気にするはず。
「じゃあいいや!」
・・・え?
「むぅ・・・理由を聞かせてもらえますか?」
正直予想外だ。何か重大な使命でも背負っているのだろうか。
「オレさ、ハンターを目指してるんだ。くじら島からここまで船できたのも、ここらへんでハンター試験が始まるからなんだ」
ハンター、ですか。この地にたどり着いてから何度か耳にしましたが、何でも屋を高級にしたようなもののように感じましたが。
「たしかハンターには老若男女いたはず。試験の間隔はそれほどまでに空いているのですか?」
「ううん、試験は毎年やってる。でもオレ、早くハンターになりたいんだ!」
「それは、憧れというやつですか?それとも、君の年代の頃にはすでになっていた人がいたとか?」
「両方。オレの親父がハンターなんだ。それも、オレと同じぐらいの頃にはハンター試験に合格したんだって!」
「・・・それはすごいですね。」
その親父さんはもうあなたに見切りをつけたようですが。
「親父はオレのことをほっぽりだして仕事してるんだ。でもさ、子どもをお母さんじゃない人に任せてまでやりたい仕事ってどれだけ面白いんだろうなって思ったんだ!」
なるほど、重大な使命とかそんなものじゃなくて、父親に対する情景と当てつけですか。なんとも面白い。
「だからゴメン!その話はさ、オレがハンターになってその楽しさがわかってからにしてほしいんだ。それにオレ、妖怪の力ってすごいと思うけど、ハンター試験はオレの力で突破したいんだ」
小さいなりの、男の子の矜持ってやつですか。
「・・・だめ?」
上目遣いで頼みこんできた。 かわいい
「いえいえとんでもない、数年程度なら問題ないですとも。ただ、妖怪の適正というのは子供の頃こそ純粋でなりやすいもの。はやくハンターになれるといいですね」
まあ、そのまま育ってくれるなら問題ないですが。
「なんかバカにされた気がするけど・・・ありがとう!」
「私も良い返事が聞けて何よりです」
こんないい子を捨ててしまった親は何処の誰でしょう。ありがたくいただかせてもらいます。・・・ですが、少し気になってきました。
「ところで話は変わりますが、分かれる前の父親はどうでしたか?」
「ううん、オレ親父のことは親父のことを知っている人の話と写真でしか知らないんだ。なんせ
「そうでしたか、私も君の知る親父さんの話を聞きたかった・・・」
まて、今なんて言った?物心付く前には出ていった?それはいい。じゃあ船を降りたあたりから親に見捨てられたのはなんでだ?
船の中で見限ったわけじゃないのは、そりゃそうだ。そんな短時間でハンターになりたいっていう夢を持つほうが不自然だ。
罠・・・いや、理性では最初から罠だとわかっていた。だからあとはおそらく父親が雇ったであろう、私を討ちに来た刺客を返り討ちにするだけ。
意識を集中して、周囲の風の流れを読む。枝が揺れ、木の葉がこすれる音がする。五感では全く不自然なものの気配はない。
だが、私にはわかる。風そのものを感覚器官として操れる私には、そこにものが存在すれば、風の流れが遮られることで、そのことがわかる。盗み聞きとはいい度胸ですね。
「・・・どうしたの?」
あまり残虐な立会の場を見せたなら、契約をためらうかもしれない。
「少し所用を思い出しました。それではまた次の機会に」
この子に見せるわけには行かないので、黙って行くことにしました。
「えー、せめて元の場所に戻してほしかったなー。・・・ここどこ?」
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ちっ、気づかれたか。"絶"には自信があったんだがな。
ジンは森の影に隠れて会話を聞いていた。
ゴンを追った文に追いつかなかったジンは、文が再び山の方角へ向かったのを追った。
幸いゴンを抱えている影響か、帰りはなんとか追いつける速度になっていた。
その後、山の中に着陸したのを見たジンは、念の基本技術"絶"を用いて自身の存在感そのものを希薄にした状態で登山を開始した。
やがてゴンと文の声が聞こえるようになってからは、親しげに会話していることからすぐに危害を加えないと判断し、なるべく情報を集めることに専念した。"舌"では見捨てる発言をしたものの、危ない雰囲気になったらすぐに登場する予定だった。
「盗み聞きとは感心しませんね。それで?いつから聞いていらしたんですか?」
「神とか妖怪とか、どうにも眉唾ものの話をしていた頃からだな。新しい宗教観に目覚めた気がするよ」
あえて嘘を吐くことも考えたが、その意味もなさそうなので、正直に話した。
どのみち第一印象はお世辞にもいいとは言えない。だが、関係を持てただけで一歩前に進んでいると考える。
「それはまあ薄情な。私が弾幕を出したときに子どもが危ないと思わなかったんですか?」
「大切にここまで運んできて、懇切丁寧に説明してたんだ。そんなすぐに殺したりしねえって判断した」
言葉こそ冷たいが、その間しっかりと目を見て話すことで、理性的な人間でありながら、『俺はお前を信用している』という感情面からもアピールする。
だがその時本当は、本能的にはやばいと思っていた。
奴が"弾幕"と呼んでいる行為の最中もその様子を潜んでみていたが、あれは念能力として感じ取ることはできなくとも、一つ一つが放出系能力者の念弾と同じエネルギーを感じ取れた。
自分であれば一発食らっただけでアウトではないが、あれだけの量を続け様に喰らえばマズイことはわかった。
そんな攻撃を、たかだか子供一人を勧誘するためだけの演出に消費できる実力がある、と気を引き締めることにした。
「そういうことでしたか。・・・ふむ、その顔、もしやゴンくんと何か関係でも?」
この質問はどうする?正直にゴンは俺の子だと言ったなら、こいつを騙したってことになる。それに騙した方法も聞いてくるだろう。必ずしも隠さなきゃいけない情報じゃないが。
年の離れた兄弟とか、あるいは叔父ってことにしたらどうだ?・・・叔父なら悪くねえとは思うが、こいつがどこまで察したか、
たとえ俺が本当に叔父だったとしても、やつの中で『父親だ』と思ったなら、それ以外は嘘だと思われちまう。
「あぁ・・・俺はあいつの、ゴンの父親だよ。それがどうした?」
正直に話すが、それでも何をしたのか、どうしてそれをしたのか、その詳細については白を切っておく。
「一応私、狙う人間は決めているんです。あなたが姿を現すまであの子は両親に見捨てられた子どもだと感じ取っていました。どうやって私を騙したんですか?」
「騙しただぁ?俺はそんな感覚ねえからわかんねえよ」
もちろん心当たりはあるが、ここは嘘をついてもいい場面だろう。あまり手札を見せ続けるのもよくない。
「うーん・・・私のほうが間違えた・・・?いや、あれは私をおびき寄せるためにやったとしか・・・」
ブツブツと独り言を言いながら考え始めた。
「(何かしたってことはわかりますが、これ以上聞いても白を切り続けるだけでしょう)であれば何も知らないということにしておきます」
「そろそろこっちもいいか?聞かれっぱなしなのもフェアじゃない」
「いいでしょう。何を聞きたいですか?」
こいつの行動指針とか目的はすでにわかっている。なら・・・
「お嬢ちゃんのやってきたところ・・・暗黒大陸って言うんだが」
「ちょっと待ってください」
「なんだよ」
「お嬢ちゃん呼びはやめていただけませんか?訂正を要求します」
「どっからどう見てもガキンチョだろーが」
文は大人びた言葉遣いこそしているものの、高い足をした下駄を除けばその身長は小学生程度。傍から見ればジンと文はもはや親子のようにしか見えない。
「失礼な。あなたが巧妙に人間のふりをした人外でもない限り、私のほうが年は上です」
「じゃー何歳だってんだよ?」
「女性に年齢を聞くとは男がなってませんね。千本桜を数えてから出直してらっしゃい」
千本桜・・・少なくとも千年前から生きてるってことか。
「・・・とんだショタコンロリババアじゃねえか!」
「あー、よくわからないけどなんかバカにされた気がする」
「驚いた時の常套句みたいなもんだよ。他意はない」
嘘だ。
何に怒るかを知ることによってその人を知ることができるってのが俺の持論・・・ってことでちょいとカマかけて見たが、よくもまあ変な情報が手に入っちまった。
まったく、ゴンもとんだやつに好かれたもんだねぇ。
「まあ呼び方はゴンと同じで文でいいんだろ。話を戻すが、俺たちは偶然海の上を飛んでいるお前を見ていたんだ」
(俺たち・・・組織で動いているということですか。考えてみれば当然ですね)
「おそらく文が飛んで来た場所・・・調査隊の一員が偶然空を飛んでいる文の姿を見たんだ。俺たちはそこを「暗黒大陸」と呼んでいる。その中に幻想郷ってのがあるのか?」
だとすれば、暗黒大陸の中に人が住める環境があるってことだ。調査が飛躍的に進む。
「ふむふむ、あの島の名前は暗黒大陸と呼ばれているのですか」
文は手帳を取り出すと、その表紙にペンで「暗黒大陸」と記した。
・・・!表紙に記したってことは、もしやあの中身は暗黒大陸に関するものか!?
いや、無理に見ようとして手番を減らすのは愚策だ。滞在日記ぐらいなら調査隊にも出せる。
「幻想郷については、全く違います。といっても私自身よくわかってないのですが」
文は木の棒を持ち出すと、地面にガリガリと簡単な図を描き始めた。
「私の住んでいた世界がこの円だとすると、この中に小さく幻想郷が存在します。幻想郷は世界から切り離されているわけではなく、認識の結界によって、本来は地続きになっているのですが、その存在を知らない者には入ることはできません」
「じゃあ戻れるってことか?」
「話は最後まで聞いてください。私は幻想郷で何不自由なく暮らしていたのですが、前触れもなく幻想郷の外に追い出されてしまったのです。当初私は外の世界、つまり幻想郷の外を囲んでいた世界に来てしまったと思っていたのですが、どうにも様子がおかしい。あの暗黒大陸と呼ばれている化け物の住まう大陸なんて聞いたことありません。恐竜のような巨大な生物が跋扈する世界ではないのですよ」
山のようにでっかい生物はそこらへんにうようよいるんだがな。そんな平和な世界、想像もできん。
「ということで私はこの外の世界ではなく、別の世界に来てしまったと結論付けたわけです。幻想郷には数こそ少ないものの、世界を渡る能力を持つ者はいますから」
「そういった能力を持った奴がたわむれに文を外に出したとでも?」
「可能性がある程度です。当然私には世界を渡る力なんてありません。私は輪廻転生なんて信じてませんから、死んだら元どおりになるなんて考えませんよ。むざむざと死ぬのも嫌なので、この世界で生き延びるべく行動したわけですよ」
畏れを得るってのは本当に生きるために必要なことだったってことか。
「わかった。じゃあ次の質問だ」
一つ質問するだけで随分と脱線しちまったが、まあいい情報だった。
「文が弾幕って呼んでたやつ。あれってなんだ?」
「幻想郷における代表的な決闘方法ですね。人間と妖怪のように、力の差がありすぎる者たちの間で勝敗を決したい時に、弾幕ごっこをします。役割を分けて、片方がぎりぎり回避可能な射撃を打ち、決められた回数耐えきれるかどうかで勝ち負けが決まります。ちなみに当たると結構痛いですよ」
そういうと文は空に弾幕で幾何学模様を生み出した。
「ぎりぎり回避可能な射撃を打つ?それに無駄な弾が多すぎる。勝ちたいならいくらでもズルできるじゃねえか」
「無駄こそ美しさ。無駄こそ個性。無駄な弾幕によって品性を示すのですよ」
「踊りで会話する民族がいるように、それも一種の文化ってやつか。なかなか興味深いねえ」
ふむ。攻撃方法についての敵情視察として質問したが、この機会にもうちょっと調べてみるか。
「人間も弾幕ごっこをするっていったな。俺にもその弾幕は出せるのか?」
「力があれば。妖怪には妖力が、神に準ずる者には霊力が、魔の道をいく者には魔力があります。そういった力を弾幕にするのです」
「あいよ」
しめた。予定通りの流れだ。
軽く力を込める、ふりをする。並の念能力者では何も見えないだろう。だがすでに球状のオーラが俺に手に宿っている。「隠」によって巧妙に隠されているが。
横目て文の様子を見ると、棒読みで「がんばれー」と言っている。この状態ではまだ見えてないようだ。
この状態でさらに力を込めるジェスチャーをしながら、少しずつ「隠」の精度を落としていく。その都度文の様子を見るのを忘れない。
これは、俺が弾幕を出す練習・・・に見せかけた、文の「凝」の精度を確かめるものである。どの程度の「隠」を使えば念能力の発動を隠しながら効力を発揮できるか、その境目を探っているのだ。
しばらく続けると、文の目にも光の球が見えたようだ。その精度は、およそ二流の念能力者の普段使いの「凝」ぐらいか。まあまあだな。
本来の俺だったらストレッチがわりに球状にしたオーラを身体中に移動させるぐらいのテクニックは持っているが、今はそれを見せる必要はない。多少ぎこちない程度に見せながら、5個の球を宙に浮かせた。
「上手上手」
ぱちぱちと手を叩いてくれたので、「へへっ」と笑いながら、たわむれにゆっくりとしたスピードで弾を文に向けて射出した。当たっても避けない方が悪いと言えるように。
「おっとあぶない」
とからかうように話しながら、懐からカメラを取り出し、俺の念能力の弾幕を撮影した。
カメラに写った
「!? おい、消えちまったぞ!」
除念・・・だと!?
あのカメラの能力・・・それとも文がカメラで撮影した念能力は消え去る・・・?
「このカメラは弾幕を撮影するために河童に頼んで作ってもらいました。妖力を込めてシャッターをきることで、それに写った射撃は消えるんです」
そう言うと、文はたった今撮影した写真を現像してジンに見せてきた。
「よく取れているでしょう?」
「あ、あぁ、なかなかだな」
手帳といい、カメラといい・・・まるで暗黒大陸で言う"リターン"みたいじゃねえか。だとしたらリスクは・・・それこそ子どもをさらう天狗がのさばる街っていう風評被害か。
だが奴は空を高速で飛べる。逃げに徹されると不味いな。やるなら手帳とカメラを壊さない方法で、なおかつ確実に殺せる場面でないといけないな。そのためには・・・
「じゃあ最後の質問・・・いや、頼み事と言ったほうが良いか」
「できることなら」
「手合わせを願いたい」
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「力比べですか。いいでしょう。ルールはなんですか?弾幕ごっこ?頭脳戦?」
この世界に来てからまともな戦いがなくて、身体がなまっていたんですよ。そろそろ発散したい。
「喧嘩っ早いな。言っておくが戦うのは俺じゃない」
なんだ、貴方じゃないんですか。
「じゃあ誰を呼んでくるんですか?弱っちいのと戦うのは時間の無駄ですよ」
「安心しな。見た目は爺さんだが、俺たちハンター協会の中でも相当な上位の人間だ」
爺さん・・・協会・・・私の力を測るための捨て石とでも言うのでしょうか。
協会というのは災害対策本部のような立場でもあるとすれば、この事実を持ってして私に対処していると公表したいのでしょうか。
私が僅差で勝ったとすれば、より上位の人間か、私の対策を施した人間を用意する。
同じく僅差で負けたとすれば、対処可能として大々的に発表されることでしょう。
私が圧勝すれば平伏するが、あるいは現世にもある大量破壊兵器を繰り出してくるかもしれません。
逆に私が圧倒されれば、大したことない問題として頃合いを見て処分される。
私が圧勝するのはまずありえない。曲がりなりにも子どもをさらう私の姿を見ながら手合わせを願ってきたのですから、少なくとも勝機はあるのでしょう。
ただの喧嘩をするのはいいですが、こうも不利益ばかり目立ってくるなら・・・
「前言を撤回します。さようなら」
「まあ待て。理由を聞こうじゃないか」
私が承諾すれば、そのまま通すつもりだったのでしょうか。
「私にとって百害あって一利なし。妖怪相手だったとしても、互いに利益のある契約にするべきでしょう」
「(気づかれたか)勝ち負けの結果は公表しない。これでどうだ?」
「誰に、ですか?」
「誰にも、だ。もちろん観戦者は認めない」
「であれば、人払いはそちらでしてください。無関係の人間は許しませんよ」
そういったしがらみが無いのなら観戦者はむしろどんと来いなんですが。
「私は幻想郷に置いては新聞家業も嗜んでいました。破ることがあれば、あなた方ハンター協会を調べ上げて、あることないこと記事にしてやります。それで?私にとっての利はなんですか?」
「ゴン」
「・・・・・・別に、素質のある子なら誰だって良いんですよ?」
「ほーう、素質があるのか、良いことを聞いた。親バカじゃねえが、世界中回ってもあいつみてぇな原石はそうそういないぜ」
「親であっても、子どもを見捨てたあなたには関係ないでしょう」
「あれか。なんでそうなったわかんねえってのはすまん、ありゃ嘘だ。たぶん同じ方法で撤回できる」
ちっ・・・嘘を言っている顔ではないな。
「ふん、あとは私の自由を不当に侵害しないと約束するなら、こちらも雲隠れはしないと約束しましょう」
ハンター協会にとって一番やっかいなのは、おそらくこちらを捕捉しないうちに完全に関係を絶たれることでしょう。
「こちらも了解した。場所と時間はここに書いてある」
ジンは紙にメモを記すと、文に渡して下山していった。
リターン3
天狗のカメラ
文が新聞を作るときに愛用しているカメラ。
妖力を込めて弾幕を撮影することで、その弾幕を写真の中に取り込むことができる。
写真の中に取り込む条件は、「カメラの持ち主を意識して放たれた射撃」に限定されている(第三者視点で弾幕を撮影する際にかき消さないようにするため)
文が射撃だと認識できれば人間や妖怪が放ったエネルギーの弾幕に限らず、質量を持った銃弾、はてには砲弾も取り込める。
人間にも使用できる。その場合、念能力や霊力、魔力を、取り込む対象のエネルギーに比例して消費する。
射撃だと認識できるなら、限定的な除念能力として扱える。
ただし、「カメラの持ち主を意識して放たれた射撃」に限定されているため、他人の除念には利用できず、持ち主が対象を認識していない限りカメラのレンズには映らず、その効力を発揮することはない。
盾として使うよりも、むしろその真価は戦闘後、呪い系統の念を除念できる可能性があることだ。
背後霊のように自身にまとわりつく念能力をつけられた場合、自身で対象を撮影することで消すことができる。
ただし、毒のように体内に侵入された場合には被弾判定として取り除くことはできない。
オカルトパワーを解析できれば、改良や生産の目処もつく可能性がある。