…End   作:吉良吉影に憧れる者

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1話から見直す機会があったので、おかしなところを修正しました。


第11話

白い翼をバサリバサリとはためかせながら地面に降り立つレイ。可愛いドヤ顔をしながらも、濁った目は濁ったままであるのが不思議だ。何が彼女をそうさせたのかはのちのち分かるだろうなんて、呑気に考えていた。

「えーと、なんで飛んでるの?そういう魔法?」

魔法じゃないことは、分かりきっている。初見回避の謎の声が仕事をしてないところを見ると、スキルの類ではない。それが反応しないのは同じチートということだよう。

と、俺が思考の渦にハマっていると、レイはその場に倒れてしまう。

「レイ!?おい!大丈夫か!?」

すぐに医療用ロボットを使い、自分の体を改造する時などに使うベットに運ぶ。まぁ、要は手術用のベットだ。

[原因は栄養失調です。あとは背中で超急激に栄養を使用したことによる貧血だと思われます。]

機械のくせに機械らしくない声で原因を説明する。

当然だがあの謎の飛行能力は、チートにより体を変形させて飛んだり跳ねたりしているのだろう。

レイの持つチート【肉体変形】は、デメリットとして自分自身の栄養を使う。すると当然、ほかの場所には栄養がいかないわけで…。そんな複雑怪奇な栄養失調が起きるわけか。

なら栄養があればいいんだな。

〔スキル【天才発明】を使用します。知識ロール開始…血統により、強制クリティカルとなります。製作が成功しました。〕

血統…?どういうことだ?チートではない何かしらの力…かっこいいけど謎だ。

それでも、思ったものが出来上がったようで、実験はしてないが実質成功みたいなものだろう。クリティカルって言ってたし。

ここで、スキルとジョブと適性の違いについて、説明しておこう。ゲームの受け売りで申し訳ないが。

スキル─適性とそのスキルを獲得するための努力をすることにより増える。適性ではなくスキルになって始めて、技を覚える。

適性─秘めたる可能性。ただし気づかない限りは技を覚えることは無い。

ジョブ─特定のスキルを持っていることにより就くことの出来る役割ソードマンに必要なのは剣術1以上、ソードナイトになるには剣術30以上、ソードマスターは剣術100以上、アルティメットソードマスターはシリーズによって違うのでわからない。が、剣術を最高レベルにすれば問題ない。

まぁ、こんな長々とした説明を入れてまで何を作っていたかと言うと、エネルギーの塊みたいなものだ。

材料は、三人分の栄養バランスのいい夕食。

これに、効果を高める薬や栄養を体全体に行き渡るようにする薬とか必要そうな薬をとりあえずぶち込む。

どんなチートがあるかは知らないが、この手の発明は自動クリティカルになるらしい。

この薬を量産するとなると、機械に任せる方が早いけど…。その手のプログラムを組むのもお手の物。(元々知識は無かったんだけどな…)

「レイ、大丈夫?これ飲んで。」

流石に毒だとかという警戒はされなかったもののかなり不審な目をしている。

しかし、1口飲むと体がかなり楽になったのか、表情は落ち着いてくる。

「クエイフ様…凄いですね。お医者様なのですか?」

イヴが片方だけが翡翠色をした目を輝かせて聞いてくる。

残念だが、俺は医者なんて大層でかっこいいジョブじゃない。

「医者じゃない。俺は医者みたいな偉大なお仕事は出来ないよ。ただの()()()()()みたいなものだよ。」

きちんとしたジョブをすることなく、全ての適性と全てのスキルを習得できるだけの、ニートもどきみたいなものだ。だから、ただのフリーターだ。

続く




チートの名前を変えました。
補足をあとがきでちょいちょい入れていきたいなと思います。
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