…End   作:吉良吉影に憧れる者

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第12話

1時間ほど経つとレイは起き出した。

「レイ、おはよう。少し話があるから、寝起きですまないが聞いてくれ」

俺が一息でそう言うと、イヴとレイの顔が恐怖で歪む。もしかして勘違いさせてしまっただろうか?

「あ、いや!別にお説教とかじゃないよ。ただちょっとレイに…いや、イヴにもか…、2人に話があるんだ。」

2人は頭にはてなマークでも付けるかのように、首を傾げる。少し可愛いと思ってしまった自分がいる。

「俺は『…End』を完全攻略したいと思っている。神になるためだ。だから、2人の綺麗な顔や大事な体がズタボロになるかもしれない。それどころが死ぬかもしれない。今なら、2人は家にいてもらって、ある程度のお金を渡してから好きに生活してもらっても構わない。改めて聞かせてくれ。」

「2人は俺と一緒に『…End』で戦ってくれるか?」

さっきは戦うと言ったかもしれない。でも、実際に倒れてみて、倒れたところを見て、嫌になるかもしれない。それに生半可な気持ちで『…End』に来て実際モンスターと向かい合った時に足が竦んで動かないと言われても、俺は助けることは出来ない。

「何回聞かれても、私は戦いますよ。戦わなきゃいけない。そのための()()なんですから。」

「私は…イヴ姉について行く。そうすれば間違いないから。」

2人に何があったのかなんて聞けないな。少なくとも今は…

「そうか…2人の事情は聞かないけど、来てくれるならいいんだ。」

2人が来ると言うなら、この秘密も話すべきだろう。

「じつは…俺も呪い子なんだ。」

2人の驚く声が重なる。それもそうだろう。いや、もしかして呪い子って2人だけしかいないの?

「クエイフ様は別の種族とのハーフなのですか?」

種族が関係してるらしかった…。まずいな…ゲームになかった設定だから、いまいち分からんぞ。

「えーっと…この世界の生物じゃないんだ。いわゆる異世界の人間とのハーフなんだよ。」

半分嘘だ。けど、半分ホント。

「へぇ!異世界にもモンスターはいるんですね!」

「いや、俺は異世界の人とこの世界の人とのハーフなんだ。」

「それでチート獲得出来るの?…出来るんですか?」

純粋そうな綺麗な瞳がこちらに向けられる。これを濁っているというやつは感性がおかしいのではないか?

「ああ、俺のチートは【ジョブ変更】ってやつだ。ジョブがその場で変えられる。スキルさえあればな。」

まぁ、そんなふうに言ったって実際に戦わないとわからないことも多い。

『…End』1階【イグの洞窟】

「今日は2階まで駆け上がりたい。でも、敵は容赦なく殺すよ。そのつもりでよろしく。」

基本的な戦闘方法としては、俺が一撃叩き込んだらすぐに下がる。そこをイヴが魔法を打って、その隙にレイの矢で止めを差す。もし、仕留め損ねても、俺の攻撃硬直は終わっているはずだから、2人にダメージは行かない。

「上手く行けばの話だけどね」

続く

 

 

 




次は…End内での戦闘の話。だと思う?
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