週1のつもりで投稿していましたが、投稿出来る時にはどんどん出していくつもりなので良かったら拝読して頂けると幸いです!
____正門前____
「おい、緊急クエストってなんだ?モンスターが街に襲撃に来たのか?」
「行ってなかったっけ?キャベツよキャベツ」
「「は?」」
惚けているカズマとリュウヤを他所に周りの冒険者達は収穫だと叫んでいるが、この二人にしてはさっぱりである。
すると、遠くの前方から緑色の大群がやって来た。
『キャベ、キャベ、フー』
「「何じゃこりゃああぁ!?」」
「この世界のキャベツは飛ぶわ!」
「いや、おかしいだろ!?」
「てか喋ってね!?」
リュウヤとカズマの意見はスルーしながらもアクアは説明を続ける。
「味が濃縮して収穫の時期が近づくと簡単に喰われてたまるかとばかりに。…街や草原を疾走する彼等は、大陸を渡り、海を越え、最後には人知れぬ秘境の奥で誰にも食べられず、ひっそりと息を引き取ると言われているわ。……それならば!私たちは彼らを一玉でも多く捕まえて美味しく食べてあげようって事よ!」
「俺…もう帰って寝ても良いかな?」
「か、カズマ気持ちはわかるが、現実を見ろ…」
「皆さーん!今年のキャベツは出来が良く、一玉の収穫につき一万エリスです!」
「何だと!?キャベツ狩りじゃああぁ!」
「変わり身早えな!?…ん?」
受付嬢の話を聞くや否、カズマは金稼ぎへと身を投げ出す。
すると残されたリュウヤの元にダクネスが歩み寄ってくる。
「リュウヤと言ったな、ちょうど良かった…私のクルセイダーとしての実力、その目で確かめてくれ」
「そうですね、お手並み拝見させて貰いますよ」
確かにダクネスの実力を見定めるのにちょうど良いタイミングだった為、ダクネスの後ろに下がる…と同時にダクネスは自前の剣を振りかぶりながらキャベツに特攻する。
「はあああっ!」ブン!
「たあっ!」ブオン!
「やあぁっ!」スカッ!
(あれ?全然当たってなくね!?)
「ぐわあっ!」
「はっ!危ない!」
ダクネスはキャベツにやられている冒険者を視界に捕らえた瞬間、本能のままに飛び込む。
「くっ!……ここは私が、今のうちに……くぅぅっ!」
「ダクネスさん!」
「なんの!…倒れた者を見捨てることなど、出来る…ものか!」
体を張ってキャベツの攻撃を受け続けるダクネスに周りの冒険者達は感動するが。
(…いや、あれ?喜んでる!?……なんかもう年上何だろうけども敬えなくなってきた…)
リュウヤにはとても嬉しそうにキャベツの攻撃を受けてるようにしか見えなかった。すると、そこに…
「我が爆裂魔法の前にして、何者も抗う事も叶わず」
(ここにも問題児がああぁ!?)
「っっう、あれほどの大群を目の前にして爆裂魔法を打つ衝動を抑えられようかぁ……いやない!」
「いや、あるよおぉ!中央にまだダクネスいるから!」
「光に覆われし漆黒よ、夜を纏いし爆炎よ、好摩の名の元に原初の崩壊を建言す。終演の王国の地に力の根源を
隠匿せし者、我が前に統べよ!」
めぐみんはリュウヤの制止にも、耳を傾けずに爆裂魔法を唱え始める、がダクネスの近くにはカズマもいる事に気付き、慌ててリュウヤは駆け出す。
「くそ!カズマもいんじゃねぇか!?間に合え!」
「エクスプロージョン!!」
『ぎゃああぁ!?』
周りの冒険者達が爆裂魔法の余波で吹き飛ばされる中、リュウヤはカズマに覆い被さる事で、爆裂魔法の盾になる。
「ぐぅっ!」
「リュウヤ大丈夫か!?」
「…あ、ああ、結構痛いが身体にはなんの影響も出てないな」
「マジか!流石サイヤ人、タフだな…」
「カズマさんや、あれを見ても同じことが言えるか?」
「…ああ、何かゴメン…」
爆裂魔法の中心にいたダクネスは顔を赤らめ、とても嬉しそうにはしゃいでいた。
「はぁぁ……何でダクネスは爆裂魔法を中心で受けてピンピンしてんだ?」
この後冒険者の皆さんに、めぐみんを連れて謝り回った____
9話目にしてようやくダクネスが出せましたが、出番が少ないですね(^_^;)
どうしてもめぐみんを多めに出してしまいたいという想いがあるので、他のキャラが疎かにならないよう気を付けます(^^ゞ
次回もまた明日中には投稿しますので良かったら、立ち寄って下さい!