---冒険者ギルド内---
アクア「……来ないわね…」
アクアが寂しそうに呟いた。
求人の張り紙を出した和真とアクアは未来の英雄候補様を待ち続けている。
それと張り紙を出した当の龍哉は、まだギルドには来ていなかった。
和真「…なぁ、ハードル下げようぜ。目的は魔王討伐だから、仕方ないっちゃ仕方ないんだが…。流石に、上級者のみの募集は厳しいだろ」
アクア「うう…だってだって…」
和真「ここは大人しく龍哉が書いてくれたあった通りに戻しと…」
和真がそういって立ち上がろうとした時だった。
?「上級職の募集を見てきたのですが、ここで良いのでしょうか?」
和真達の目の前にはどう考えても12~13歳ぐらいにしか見えない、典型的な魔法使いの少女だった。
その少女は突然バサッとマントを翻し、
めぐみん「我が名はめぐみん!アークウィザードを生業とし、最強の攻撃魔法、爆裂魔法を操る者!」
和真「……あ、冷やかしは結構です」
めぐみん「ち、違うわい!」
アクア「…その赤い瞳。もしかして、あなた紅魔族?」
めぐみん「いかにも!我は紅魔族随一の魔法の使い手、めぐみん!我が必殺の魔法は山をも崩し、岩をも砕く!……と言う訳で、優秀な魔法使いはいりませんか?」
和真「まぁ、取り敢えずはその魔法がどれ程のものかみして貰わないとだし、…俺らが途中で断念したクエストがあるから龍哉が来てから行くか!」
めぐみん「龍哉!?今龍哉って言いましたか!龍哉がこのパーティーにいるのですか!?」
和真「ちょ、落ち着けって顔が近いから//」
龍哉の名前を聞いた瞬間に、興奮ぎみにといつめるめぐみん、そこにちょうど待ち人がやってくる。
龍哉「うぃーす、わりー遅れた…あれめぐみんじゃん?オッス昨日ぶりだな」
めぐみん「龍哉!ホントにこのパーティーにいたのですね!…ならば、尚更このパーティーに私を入れて欲しいのですが!」
龍哉が来たことにより、今度は龍哉の元に全力で駆けつけ、期待の眼差しを龍哉にぶつけるが、
龍哉「あぁ、募集の件で来てたのか。…悪いが俺がパーティーリーダーじゃないからな、和真に聞かんと…」
めぐみん「それなら、今から私の実力を見定める為のクエストに行くことになっています!私の実力を龍哉のパーティーの人達にも魅せてあげますよ!ほら、行きましょう龍哉!」
そう言いながらグイグイと龍哉を引っ張り出すめぐみんに龍哉はなすすべもなく連れていかれる。
龍哉「ちょ、ちょっと落ち着けって!和…!?」
このままだと和真達が置いてけぼりになってしまう為、和真とアクアを呼ぼうとするが、二人の方を見るとニヤニヤした顔をしていた。それはもう盛大にニヤニヤしていた!
和真「ニヤニヤ(。-∀-)」
アクア「ニヤニヤ(。-∀-)」
龍哉「く、口に出さんでいい!早く行くぞ//」
めぐみん「あ、待ってください!速いですよ!」
二人の視線に耐えきれなくなった龍哉は、めぐみんを逆に引っ張り出すようにクエストにむかうのであった。
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めぐみん「爆裂魔法は最強魔法。その分、魔法を使うのに準備時間が結構かかります。準備が整うまで、あのカエルの足止めをお願いします」
和真「おし、行くぞアクア。今度こそリベンジだ。お前、一応は元なんたらなんだろ?たまには元なんたらの実力を見せてみろ!」
アクア「元って何よ!?ちゃんと現在進行形で、女神よ私は!アークプリーストは仮の姿よぉ!」
涙目でカエルに突っ込む自称女神を、めぐみんが不思議そうに。
めぐみん「……女神?」
和真「…を、自称している可哀想な子だよ。たまにこういった事を口走ることがあるんだけど、そっとしておいてやって欲しい」
めぐみん「!可哀想に…」
アクア「何よ、打撃が効きづらいカエルだけど、今度こそ女神の力を見せてやるわよ!見てなさいよ和真!今の所活躍してない私だけど、今日こそはっ!」
勢いよく走り出すアクアだが、明らかにカエルの舌の方が長くあっさりと絡めとられてしまう。
アクア「ちょ、ちょ和真さああん助けてえ!り、龍哉お願い助けてぇ!」
龍哉「……あいよ!オラアアアァ!」
別のカエルと戦っていた龍哉だが、アクアの助けを聞いた瞬間に風の如く参上し、そのままダイレクトにカエルの腹を殴り付ける。
本来ジャイアントードは打撃は聞かないモンスターだか、龍哉にその法則は通じなかった。
アクア「わ、わあぁ落ち、落ちるうぅ!」
急な痛みにより、思わずカエルは捕まえていたアクアを空中で取りこぼし、アクアはそのまま重力に従い、中々の高さから落下するがすかさず龍哉が走り込み、お姫様だっこの状態で助け出す。
龍哉「っと、大丈夫かアクア?」
アクア「有り難おぉ龍哉ぁ!」
アクアは余りにも恐かったのかそのままの状態で龍哉に抱きつく。
龍哉「ちょ、アクア!?お、落ち着けって//」
いや、まずお前が落ち着け
龍哉「おーい、今なら魔法を使うチャンスだぞー」
和真「あいよー。めぐみんじゃあ…ひぃっ!?」
龍哉からの合図を受け取り、めぐみんに確認をとろうとする和真だが、どう見ても怒のオーラが漂ってそうなめぐみんに思わずたじろうてしまう。
めぐみん「……ましい、羨ましい!」
和真「お、落ち着けってめぐみん!あ、あれだ明日とかにでも龍哉を一日好きにして良いから!」
めぐみん「!ホントですか!嘘だったら承知しないですよ!良いんですね!ホントに良いんですね!?」
チョロイ、和真は心の中で龍哉を思わず売ってしまった事を詫びながら、本来の目的をめぐみんに告げる。
和真「あぁ、勿論!その為景気ずけにあのカエルに一発ぶちかましてくれ!」
めぐみん「ふふん、良いでしょう見ていて下さい。これが、人類が行える中で最も威力のある攻撃手段。…これこそが、究極の攻撃魔法です。『エクスプロージョン』ッ!」
瞬く前に、平原に一筋の閃光が走りぬける。その直後に目を眩む強烈な光、そして辺りの空気を震わせる轟音と共に、カエルは爆裂四散した。
和真「……すっげー。これが魔法か…」
だか、感心するのも束の間、魔法の衝撃で目覚めでもしたのか、一匹のカエルが地中からのそりと這い出てきた。
和真「めぐみん!一旦離れて、距離をとってから…」
和真はそのまま動きを止める。
そこにはめぐみんが倒れていた。
めぐみん「ふ…。我が奥義である爆裂魔法は、その絶大な威力ゆえ、消費魔力もまた絶大。…要約すると、限界を超える魔力を使ったので身動き一つ取れません。あっ、近くからカエルが湧き出すとか予想外です。ヤバイです。食われます。すいません、ちょ、助け……あれ?」
デジャブを感じつつも、何時までも来ないカエルの方を向くと、片手でアクアを抱えたままで、片手で伸びてきているカエルの舌を掴んで止めている龍哉がいた。
龍哉「ギリギリセーフかな?」
アクア「ちょ、ちょっと行きなりは辞めてよね、心臓が止まるかと思ったじゃない!」
龍哉「わりぃ、わりぃんじゃ残り全部蹴散らすからめぐみんを連れて下がっててくれ」
アクア「えぇ任せたわよ龍哉!」
投稿する直前に気がつきました。
自分の気に入ってる、めぐみんの
ヤ、ヤメローのシーン入れてなかったです。
何とも悔しいですが、また次回!