SRWXX〜Legend of Kaiser〜   作:BLACKRX

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二章、三話!

次回、Zが強化される予定ですん。


異世界から来る者、騎士と魔装機神

とある平原にて……俺、郡統夜は幼馴染のフェステニア・ミューズと共に地上世界に降り立つと一足先にこの世界に来ていた魔装機神パイロット、三ノ輪銀と合流した。

 

「はい、これ……ここの身分証」

 

「高校生?」

 

「私もだ」

 

そして俺たちは彼女からこの世界に於ける身分証ならびに必要なアイテムを渡される。

 

「三ノ輪さん?これは?」

 

「この学校の制服だよ?転校手続きは済ませてあるから任せて。あと二人の住む場所は同じだから問題は起こさないようにね。またね!」

 

そして彼女はそう言うとそのまま大空へと飛び上がりどこかへ立ち去っていく。

 

「テニア、どうする?」

 

「何って決まってるよ、騎士様」

 

それを見た俺はテニアにそう尋ねると彼女は俺の腕に抱きつきこう答える。

 

「拠点に行くついでにどんな街か見て回ろう!」

 

「分かったよ、お姫様……行こうか」

 

こうして俺とテニアは拠点となる住所に向かいつつ日用品を集めに買い物に向かった、その時……ふと一瞬だけオルガンエクストラが反応した。

 

「なんだ……」

 

俺は聖王機、グランティードのセンサーを確認する……付近にサイトロンエナジーの反応が無くまた、この辺り一帯に俺達二人以外の反応がない。

 

「気のせいか……」

 

俺はテニアに引っ張られながらもそう考えながら引きずられる。その時ふとあの変な竜巻が目に移った。

 

「ここからかなり距離があるのに見えるのはおかしい……っ⁉︎」

 

「トーヤ?どうしたの?」

 

竜巻を見ていると不気味な気配を感じるとともにその中に微量なサイトロンエナジーを感じた。

 

「テニア、拠点に向かう前にあっちに向かおう」

 

「うん。じゃあ、乗ってく?」

 

「ああ」

 

「バシレウス‼︎」

 

そしてテニアは神龍バシレウスとなった小さな龍、リオを呼び出しそして神龍バシレウスに姿を変えるとその上に乗ってあの竜巻方面に向かって飛ぶのだった。

 

ーーーー☆

 

あの謎の生物、インベーダーと戦った後……俺は神隼人さんに呼ばれて事情聴取を受けていた。

 

「ふむ、剣鉄也の甥か……そして訳あって引き取られ今の名前になったというわけだな」

 

「そういうことです」

 

そして知ってることを全部喋ると神さんはメモを取っていた秘書に目線を合わせると秘書さんは部屋を出て行く。

 

「さて、二人きりになったわけで単刀直入に聞こう……君の持つアクセサリーの中に彼が来た時と同じ反応を示したわけだ、君も同じように使えるのか?」

 

神さんはカイザーのことに気がついたのかそう尋ねてくる、とほぼ同時に思い出が蘇る。

 

『もちろんよ!』

 

『いっくん、君にこの世界を託す‼︎』

 

『シローくん……助けてくれて……ありがとう……』

 

俺はその思い出が脳裏によぎった後に待機状態となってる白式を見る。白式ガントレットは灰色に染まっておりそれを見た後にこう伝える。

 

「はい、でも……今は使えません」

 

「そうか、何か事情があるのだろう……だが君の力は必要だ、だから君にお願いしよう」

 

神司令は俺の表情を見て何かを察したのかそう言うと俺にある書類一式を渡して来た。

 

「君のこの世界における身分証明書だ、一応……明日には指定の高校に通ってもらう、それでいいかな?」

 

「はい、分かりました」

 

こうして俺は書類一式を書き終わった後、暇になったので表に出る。外はそんなに暗くなくまだ明るい、その中で俺はある竜巻が目に入った。

 

「確か、転校する学校が向こうだから見に行くついでに向かうか」

 

そして俺はあの竜巻が気になったのでマジンガーZを纏い空を飛んで向かう。

 

「これがここの資料に書いてあったゾーンか……中に入ったら出られなくなる牢獄」

 

俺は転校するであろう街に着地すると周りを探索する、近くには色々あって引っ越した私立リディアン音楽院がありその学校は私立なのに学費が安いこともあって人気だ。その近くで俺はその先にあるキープアウトと書かれたビニールテープが巻かれたところからあの竜巻を見る。

 

「ん?なんだ?」

 

その中である光があの竜巻から出た気がした、俺はその後を追おうとするがその前に気配を感じて振り返る。

 

「誰だ!」

 

俺はそう後ろにいた二人組に尋ねる、木の影から茶髪の同い年ぐらいの男性とオレンジ色の髪をした少女が出てくる。

 

「……貴様こそここで何をしていた?」

 

「え?ゾーンが気になったから見にきてただけだが?」

 

「そうか俺もだ。あとここに人がいるとは思わなかったからつい隠れてしまったんだ……ほら危ない人だと思ったら危ないだろ?」

 

「それもそうか、疑って悪かった……」

 

「いや、大丈夫……俺もだから」

 

そして俺たち二人はそう会話すると少しだけ気まずくなった。

 

「じゃあ、俺はこれで」

 

「では僕たちも」

 

こうしてなにかの縁なのか俺たちは特に喋ることなく山を降りて、別れたあとだった。突然爆音が街の方から聞こえてきた。

 

「「‼︎」」

 

俺たちそれに気づくと走って向かう、街中に着くと謎の怪物たちが警官の車両を壊しながら街を破壊して歩いていた。

 

「二人は逃げててくれ!行くぜ、マジーンゴー!」

 

それを見た俺はマジンガーZを纏い、空を飛んであの怪物たちに突っ込む。

 

「ロケットパンチ!ドリルミサイル!並びにミサイル発射!」

 

俺は空を飛びながら空中からの制圧を図るべくロケットパンチ、ドリルミサイルそしてミサイルパンチを放つ、だが……

 

「グォォォォォォ‼︎‼︎」

 

「効かない?ぐあ⁉︎」

 

怪物の周囲にいた謎の兵士は倒せたものの、その怪物には効いておらず逆に反撃されてしまい、地面に落ちる……その際にZの翼であるジェットスクランダーが折れてしまい、俺は飛べなくなってしまう。

 

「ぐっ……まだまだ、光子力ビーム‼︎‼︎」

 

それでも俺は諦めずに光子力ビームを放って応戦するが怪物はなんともなくそのまま首根っこを掴んで地面に叩きつけられる。

 

「がっ……ブ、ブレストファイヤー‼︎‼︎」

 

そして今度は頭を掴まれて持ち上げられたのでそのまま胸の放熱板から放つ強力兵器、ブレストファイヤーをフルパワーで放ち腕を溶かして脱出する。

 

「グォォォォォォ‼︎」

 

「再生した⁉︎ぐぁ⁉︎」

 

だが、奴は瞬時に腕を再生させるとそのまま俺を殴り飛ばす。Zと奴の差にある戦闘力の高さに俺はなんとか立ち向かおうとする。

 

「まだだ!喰らえ、ブレストファイヤー‼︎‼︎」

 

迷わず先ほど効いた攻撃、ブレストファイヤーを放つが奴はそれを物ともせずに突き進み、俺の前に立つ。

 

「グォォォォォォ‼︎‼︎」

 

完敗だった。マジンガーZはこの世界での初戦闘時の戦いでも思ったが……性能不足だ、少なくとも今の状態では歯が立たない……

 

「ぐっ……」

 

俺は奴から貰い受けたダメージが多かったのか立ち上がれずやられるかと思った、そして奴が拳を振り下ろしたと同時に俺の視界は真っ暗になった。

 

ーーーー☆

 

「グォォォォォォン‼︎‼︎」

 

「残念、そこはハズレだ」

 

俺はあの人から逃げるように言われたあと、物陰に隠れテニアに拠点まで行くように伝えて彼が戦う様子を見ていた、パイロット自体の動きも良くあのマシンの性能も低くはないのだろう、だが……奴と戦うには力不足だったのだろう。

 

「今度は俺が代わりに相手になる。聖王機……グランティード、参る‼︎」

 

だから俺はなにかの縁だと思い、あの人をラースエイレムで時間を止めて助けて奴の背後に回り名乗りを上げて戦うことを決めたのだ。

 

「グォォォォォォン‼︎‼︎」

 

あの怪物、ゴーレムのような何かはそのまま俺に向かって拳を振るうが俺はそれを軽々と躱してカウンターを決めて殴り飛ばす。

 

「フィンガークラッシャー‼︎‼︎」

 

そしてそのまま俺は近づいて奴に向かって手刀を用いた戦いを繰り出す。ゴーレムのような何かは超再生をするがそんなものは関係ない、単純に奴の回復速度を上回る攻撃をして核を見つければいい。

 

「オルゴンブラスター‼︎‼︎」

 

俺はフィンガークラッシャーで奴の動きを固定すると至近距離からオルゴンブラスターを放ち奴の顔を消しとばす、すると奴の核を見つけたので再びオルゴンブラスターを放ってその核を消しとばして倒す。

 

「ふぅ、これでよし……」

 

そして奴は風化し年度になる。俺は振り向くと迎えに来ていたバシレウスに飛び乗りその場を離れる。

 

「さて、バシレウス……案内よろしくな」

 

「くぅん……」

 

俺はバシレウスの頭を撫でながらそう言うとバシレウスは更に速度を上げる、そしてある場所まで移動すると降りて周りを確認する。

 

「誰にも見られてないな、バシレウス……解除」

 

「きゅん‼︎」

 

そして俺は誰もいないところで神龍バシレウスを幼竜にすると拠点になるアパートに入る。アパートの中は綺麗で内装がしっかりしていた。

 

「トーヤ、リオ!お帰り!」

 

「ただいま」

 

「くうん!」

 

そう考えてるとテニアが笑顔で出迎えてくれたので、バシレウスいやリオ(テニアと俺が付けた名前、本当は神龍の子どもに名前をつけるのはいけないことだが付けた)はテニアの頬にすり寄り俺はソファに座りゲーム機を取り出す。

 

「トーヤ、手伝って」

 

「うぐ、はーい……」

 

するとテニアからそう言われたので俺はゲーム機を置くと食器を置いたりするのを手伝う。

 

「ただいま〜、無事に着けてなによりだよ〜」

 

その途中に三ノ輪銀さんが扉を開けて中に入ってくる、手にはスーパーのレジ袋を両手一杯に持っていた。

 

「ご飯作るから適当に座って待っててよ」

 

三ノ輪さんは台所に立つと慣れた手つきで料理を始め、俺とテニアはとりあえず椅子に座って待つ。その時俺はふと彼女の片腕が義手であることに気がついた。

 

「お待たせ。はい!銀様お手製の特別料理だ!」

 

彼女は作った品々を机の上に置く、俺はまず一口食べるととても美味しく家庭の味がした。俺はそれらの品々をとても美味しくいただく……

 

「三ノ輪さん!料理教えてくれませんか?」

 

「いいですよ、あと私の方が年下なので銀ちゃんとか銀とかでいいですよ」

 

「わかった、じゃあ銀ちゃんで‼︎私のことは気軽にテニアでいいよ!」

 

「わかりました、テニアさん」

 

テニアは気に入ったのかそう彼女と会話する。そして俺は食器を片付け終わると今日の報告レポートを書き終えてから自室に入り携帯ゲーム機に電源を入れてベットに寝転がりゲームを始める。

 

「テニアとは離れ離れか……」

 

そう、テニアは長船女学園に編入されることになり俺は近くの高校に入ることになったのだ。なぜ離れ離れにする必要があるのかイマイチ理解できないが。

 

「まぁ、いいか……いくらか事情があるのだろう」

 

俺はそう割り切ると同時にゲームのクエストをクリアして、また違うクエストを受ける。

 

「トーヤ、起きてる?」

 

「起きてるけど?」

 

「じゃあ、入るね」

 

その途中に、俺の部屋にテニアが入ってくる……どうやら表情を見る限り離れ離れになるのが不安なのだろう。まぁ仕方ない、テニアはかなり元気っ子だが少し人見知りな面がある。

 

「トーヤ、明日……不安で仕方ないよ」

 

「大丈夫、テニアならどうにかなるさ……俺も不安だしね」

 

「トーヤもなんだ」

 

「うん、それに俺……外だとテニアや父さん、母さんか居ないと落ち着かないんだ……」

 

「私も……親しい人がいないと落ち着かないよね……」

 

そして俺たちはそう会話していると俺はチャンスかなって思った。今までは幼馴染だったがこれからは大切な人に……

 

「テニア、俺は……」

 

俺はテニアに告白しようと口を開こうとした、時だった……突然扉が開いてそこから三ノ輪さんが入って来たからだ。

 

「お二人とももう寝ましょう……」

 

「「はい」」

 

こうして邪魔されて俺は寝付く。ちくしょうタイミングガァァァァァと心の中で思いながら。

 

「さて、これでいいのかな?」

 

翌日……俺は朝ごはんを食べ終えた後に制服に袖を通していた。制服はどこにでもありそうな紺のブレザーを基調としておりデザインもとてもよく俺個人は気に入っていた。

 

「トーヤ、行こう!」

 

「ああ」

 

俺はテニアにそう答えて玄関の扉を開けて歩く。テニアの服装はなんというかどこかのレストランの店と言われても疑われないような服装をしていた。

 

「さて、そろそろ分かれ道だね……また家で」

 

「うん、また家で!」

 

俺はこうしてテニアと別れるとこれから通う高校へと向かう。

 

「今日は二人も転校生か来るなんて珍しい……既に一人は教室の前にいるから合流してください」

 

「はい」

 

そして俺は受付で書類を手渡すと案内されて教室の前に連れて行かれる、そこで……

 

「⁉︎、君は……」

 

「あの時の……」

 

俺はあの時のパイロットと再会したのだった。

 

ーーーー☆

 

「……」

 

三ヶ月前……私はとある研究施設である職員の日記の内容を見ていた。

 

私はここの職員だ、これを見たものへ伝える。

GG計画は失敗した、奴らにこの場所がバレたのだ……その為私たちは奥の手を発動した、GGを異世界へ転移させ避難させた。飛ばした場所は我々にも分からない、だが少なくともこの場所よりは安全な筈だ。

最後に願うなら妻と子に会いたかった。

このプレゼントを子どもと妻に渡してくれ、お誕生日おめでとう。

P.S……SSは上手く隠した、あとはこれを見つけたものに託す。

F・T

 

「……サイトロンシステム、これを使用すれば私たちは負けないかもしれませんね」

 

私、ナスターシャはFISの関連組織であるアシュアリー・クロイツ社をマリア・カデンツァヴァナ・イヴと共に襲撃しそこからあるデータを抜き取っていた、その際に私はこの日記を見つける……書いた人物の名前はフランツ・ツェッペリン……

 

「こんな出所が不明な技術を使って試作機を二機も作っていたのは意外でしたね……格闘戦に長けたものがいないのでこれは使いませんが、一応回収させてもらいましょう」

 

私はその機体を輸送機に運び入れる。アシュアリー・クロイツ社の食堂から数多の食糧は強奪させてもらっている。

 

「マム、準備終わったよ」

 

「早く来るデース‼︎」

 

そして私たちはこの場を後にして立ち去り、そして私はサイトロンシステムの解析に入る。どうやらこのシステムはフォニックゲインを使わなくてもノイズを倒せる力を持ち、そして強化パーツを付けることで更にその性能を飛躍的に向上させることができるらしい……

 

「ふむ、しかもサイトロンシステムはフォニックゲインと相性が良いですね……これならlinkerに頼らなくてもいいようになりますね」

 

それを見た私は解析を始める。まさかこんなところでlinkerの代わりになるものを見つけられるとは思ってもいなかった……

 

「なんとかして完成させないといけませんね……それに念のため、あの機体の強化パーツを作っておきましょうか」

 

こうして、私は作り始める……linkerに頼らずそして強化できる力、サイトロンシステム。時間が掛かるかもしれませんがこれをあの子達に残しておかなければなりませんね。

 

そして一月後、なんとか一つは完成したが……とても使い物にはならなかった。だがそれでも一筋の希望を求めて全てを旧FISの施設に隠した。アシュアリー・クロイツで見つけた機動兵器もサイトロンシステムも……

 

こうして、私達の戦いが幕を開けた。

 

ーーーー☆

 

そして二ヶ月半後、アタシ……暁切歌(アカツキキリカ)はマリアと調にマムの残した日記を頼りに旧FISの倉庫に来ていた。

 

「うげぇ……汚いデース」

 

アタシは倉庫に入ると顔をしかめた、なぜなら倉庫の中はあまり掃除されておらず埃が舞ってたからだ。

 

「こんなところにマムの残した遺産があるんですかねぇ……ん?」

 

そう愚痴ってるとふとなにかを感じたアタシは倉庫の真ん中にくる。

 

「この下から何かあるんデスかね?ん?あっ!あったデス!」

 

アタシは地下への入り口を見つけるとその扉を開けて中に入る、すると先ほど感じた気配が濃厚になっていく。

 

「ここは綺麗デスね……あっ‼︎ありました‼︎」

 

そしてアタシはマムの残した遺産である箱と運び込んだある機体を見つける。

 

「よし!見つけたデース!」

 

早速、アタシはパスワードのロックを解除してクストウェルを出したその直後に頭の中に声が聞こえてきた。

 

<サイトロンエナジー確認……感知。パターンFF、エナジー値規定値より30パーセントマイナス、ブラキウムへの装着現段階では不可。だが起動及び戦闘可、彼女を主人として認める>

 

内容はそんな感じの声。すると突然箱の中にあったサイトロンシステムが光り出すと同時にアタシのギアと融合する。

 

「ど、どうなってるんデス⁉︎」

 

それを見たアタシは最初は戸惑ったがそれよりも驚くことが起きたのだ。突然イガリマが展開し、クストウェルのパーツ一つ一つが合体したのだ。

 

「デ、デデデース⁉︎⁉︎」

 

そして気がついたらクストウェルも箱の中身も消えており、イガリマが解けていた。

 

「今のはなんだったのでしょうか……とりあえず全部持ち帰るデス」

 

こうして、アタシは全てのデータと箱を持ち帰る。その時ふとイガリマを纏った筈なのに疲れを感じなかったのかとふと思ったがその時に連絡が来たので急いで帰る。これがアタシの運命を大きく変えることになるとはこの時は思いもしなかったのデース……




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