SRWXX〜Legend of Kaiser〜   作:BLACKRX

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ダブルマジンガー無双、そして現れる最強の魔神……

二人は勝つことができるのか?


再誕!ダブルマジンガー‼︎‼︎

地球がナニカによって滅ぼされて地球時間で数週間が経過した。私は生存者がいるのではないかと思い度々隙を見ては生存者を探すべく動ける人たちを集めて探索を行なっている。

 

「状況はどうなってる?」

 

「こちら、アモン1……民間人の捜索ならびに無事だったISコアを数十機回収した、これより奴の目を潜り抜けて離脱する」

 

「こちらメインコンピュータールーム、艦の調整終了……我が輩は猫であるの改修完了」

 

「分かった、ありがとう……」

 

私は奴から逃げるべく木星圏で我が輩は猫であるを改装していた。超合金NZ(ニューZ)を装甲に使い、インパルスのデータにあった機体群を3Dプリンターで再現しその一機一機を無人化し、ISコアを埋め込む。

 

「……」

 

そしてその中にある一部の機体は有人機にしており、それらの機体はインパルスの元ととなったストライクをベースに作り上げた。

 

「収容したのは何人ぐらいだ?」

 

「重軽傷者含めて500人程度かな、割と地下で生き残ってた人が多かった……あと、有人機のパイロットになる人材を集めてきた、あの戦いの生き残りたちだ」

 

「そうか」

 

私はインパルスにそう答えると艦長席に座り、周りの状況を確認する……奴にはまだバレてないらしくこのまま予定通りに改装が終わり次第、光子力転移装置を起動させてジャンプする。

 

「こちらアモン6、輸送機に人を詰め込んだ……これより帰投する」

 

「わかった、アモン6……このままアモン1と合流して引け」

 

「了解」

 

このままいけば、初期の救助者を含めて述べ800人の生存者を確保できる……80億近くあった人類の生き残りがのこりこれだけとはな、しかもそれらの生存者を率いるのは私、篠ノ之箒だということもだ。

 

「こちらアモン2、奴に動きはない……このまま監視する」

 

「わかった、衛星ハッキングからの監視ご苦労……輸送機は今、どこにいる?クロエ」

 

「はい、500人あまりの生存者を乗せた輸送機二機は火星圏を迂回させて木星圏へと向かっています」

 

「そうか」

 

私はクロエとそう話しをするとふとアモン1、インパルスのパイロットとの会話を思い出した。

 

「火星か……そういえばテラフォーミング計画はどうなったんだ?」

 

「はい、マジンガーZEROによる大規模攻勢の後に生き残った人類たちは宇宙に逃げる人たちと地下で奴をやり過ごす二組に別れました。宇宙に逃げる人々は奴からの追撃を喰らいながらもなんとか火星圏ならびに金星圏、外宇宙へ逃亡……外宇宙へ逃げた人々の動向は知りませんが、火星圏は元々テラフォーミング計画が進んでいたこともあり沢山の民間人が生き残っていると考えられます。金星圏へ逃げた人々も火星圏に移動したようですしね」

 

「そうか……」

 

クロエからの説明を聞き終えた後、突如通信が入る。

 

「こちらアモン1、アモン3とアモン6で敵と交戦中……」

 

「なに?何があった?」

 

「分からない、火星圏を迂回して進んでいたらISらしき部隊と遭遇したとしか言えない……アモン6、輸送機の護衛はこちらに任せて一掃しろ!3は俺と共に護衛を続行!」

 

そして、その通信が切られると私はクロエの方に向く。

 

「クロエ、この調子でいけばあと何日で完成する?」

 

「はい、地球時間で輸送機が到着してから数時間と言ったところです」

 

「わかった、多分だが戦闘になる……完成を急ぐためにステルスモードを解除、そして完成次第現場所から離脱する」

 

「了解、ステルスモード解除……エネルギーを全部完成へと急がせます」

 

「鬼が出るか蛇が来るか……どっちだ?」

 

そしてそう呟くとほぼ同時に通信が入る。その内容は輸送機ならびにアモン小隊全員無事、しかし火星圏から追撃部隊が迫っているというものだった。私たちは第1種戦闘態勢へと切り替かえると同時に輸送機隊が迫る。

 

「戦闘開始!クロエ、輸送機には当てるなよ!」

 

「了解、全機発進……」

 

そして私はクロエに指示を出すと同時にハッチから大量の無人機・ザク、グフが飛び出す。

 

ザク……正式名称はザク・ウォーリアー、インパルスのデータにあった機体を再現した。性能も再現し武装も再現、性能は高く割と扱いやすい。

 

グフ……正式名称はグフ・イグナイテッド、インパルスのデータにあった機体の一つで、性能と武装を再現した。性能はザクよりも高いが多少扱い辛いらしい。

 

ザクとグフは輸送機の後方に部隊を展開すると交戦を開始する。そして輸送機が一機、なんとか我が輩は猫であるに着陸する。

 

「あともう一機だ、急げ‼︎」

 

私がそう指示を出した、その時だった……突如、2機目の輸送機が撃ち抜かれて爆発したのだ。

 

「な……あの光線は……」

 

「こちらアモン2、ZEROが!ZEROが動き始めました!」

 

「なんだと⁉︎」

 

「鬼どころか神が来ましたね。我が輩は猫であるは換装を終了しているのでいつでもでれます」

 

「各機を急いで戻らせろ!このまま我が輩は猫である、いやミネルバXはジャンプに入る‼︎」

 

そして私は全機収容すると我が輩は猫であるから改名したミネルバXを発進させる。

 

「光子力バリアーに直撃。ですが航行に問題なし」

 

「よし!飛べぇぇぇぇぇ‼︎‼︎」

 

そして私たちは光に包まれてその場から消え、ミネルバXはマジンガーZEROを振り切り未知なる世界へと飛ぶ。

 

「転移は?どうなった?」

 

「……確認しました、座標位置は同じですが移動には成功したもようです。ここは観測された世界です」

 

そして目が醒めると私たちは観測されし世界へと来ていた。奴を振り切りなんとかたどり着いたのだ。

 

「どうしますか?箒さま」

 

「決まっている、地球へ向かう……ステルスモードをオンにしておいてくれ」

 

「了解です」

 

こうして私たちは地球へと向かう。生き残った550人の命を守るための最善な行動をしなければならないからだ。

 

ーーーー☆

 

「マジンガーの性能を上げる⁉︎そんなことが出来るんですか⁉︎」

 

「ああ、この世界では真っ先に来たのが超合金Zではなく超合金NZだった、つまり整備する際にマジンガーZはパワーアップすることができる」

 

転校する前日……EDF本部にて俺、織斑一夏は先ほどの戦いで手も足も出ず無残にやられたマジンガーZを整備してもらう際に隼人司令からそう言われて驚いていた。何故なら束さんから託された最後の希望であるマジンガーZが強化されるからだ。

 

「お願いします、司令‼︎」

 

「わかった、立花技術長に伝えてくれ……Zを強化するんだ」

 

そして翌日、俺はマジンガーZが強化されたと聞いてラボにきていた。そしてマジンガーZを手渡されて纏ってみると性能が段違いに進化していたのでデータを見てみると光子力エンジンがオリジナルのグレートマジンガークラスの出力まで上がり、そして装甲強度も超合金Zから超合金NZへと変わったことでパワーアップしジェットスクランダーも強化された。

 

「これでいいかな、織斑くん?」

 

「はい、ありがとうございます!立花技術長!」

 

俺は強化されたマジンガーZを受け取ると強化してくれた人にお礼を言いに行く。

 

「ん?立花さん、娘さんがいるんですか?」

 

そして俺は頭を下げてからそう言うと何やら研究室に写真立てか置かれており、その写真には幼い女の子と仲良く写ってる姿があった。

 

「うん、今は……高校二年生かな」

 

「すみません」

 

俺はそのことを尋ねると悲しい顔をしてそう答えた、それを聞いた俺はこれに触れることはタブーだと分かり謝る。

 

「いやいや、気にしなくていいよ……多分、僕は娘に嫌われてる……僕が関わらない方が幸せになれるよ、だから僕はわざと嫌われに行こうかなとか考えてるよ」

 

「悲しすぎますよ、立花技術長……」

 

「立花さんでいいよ、一夏くん……悲しすぎるか、確かにそうかもしれないね。そういえば司令が呼んでたよ、早く行ったらどうかな?」

 

「はい」

 

そして俺は差し入れで持ってきたシュークリームをラボに置いて廊下に出る、立花さんのことは後で考えるしかない……

 

「おい、転校初日から遅刻しようとしてどうする?行け‼︎」

 

「は、はい‼︎」

 

そして俺は神司令にそうどやされると俺は急いで出立してこれから通うことになる学校、美濃席学園へ向かう。そこで俺は再会した。

 

「郡統夜っていうのか……俺は織斑、織斑一夏だ」

 

「よろしく、一夏って呼んでもいいか?」

 

昨日会った、少年……郡統夜と俺は話してみるとかなり親しみやすかった。

 

「昨日は無事でよかったよ。ところでテニアさんは一緒じゃないのか?」

 

「テニアは学園に通ってるよ、今スマホを見てみたけど刀使の授業を受けてるらしい」

 

「へぇ〜、そうなのか……」

 

転校してきたばかりの者同士で楽しく話していると突然、端末が鳴ると同時に扉が開いて黒服二人に離せ離せと叫んでいた一人の少女が放り込まれてくる。

 

「ふげ⁉︎」

 

「神さんからメール?何々、今女の子が放り込まれて来ただろ?面倒を見ろだぁぁぁぁ⁉︎‼︎」

 

俺は端末のメール内容を見ると絶句する内容だった。なんでこんなことになってるんじゃろ、と思いながら考えていると突然、統夜が立ち上がってハンカチを取り出してその女の子に渡した。

 

「何があったかは知らないけどこれで涙を拭きなよ」

 

おいおい、自称騎士様凄い……男でも惚れてしまいそうと考えているとハンカチを受け取り涙を拭いた後に鼻をかんだりした。

 

「つまり、要約すると本来なら友達と一緒の学校に通ってる筈がこうなったと……」

 

「デスデス、いきなりのことで動揺して暴れてしまったのもあります」

 

「その気持ち、分かるよ……俺もだから」

 

「うう、そうなんですか?」

 

「うん、俺も幼馴染とここに通いたかったよ……そうだ、テロるか」

 

「それ、わたしも協力するデス!」

 

「物騒なことを考えるのやめるんだ!トーヤ!そんなことをしたらここから追い出されるぞ!それにあっちは女子校だぞ!」

 

「知るか‼︎そんなこと‼︎戦争じゃ!戦争!」

 

「こうなったらヤケです!」

 

「お前ら落ち着けぇぇぇ‼︎‼︎」

 

とまぁ、あの子も加わり話の内容がかなりぶっ飛んできた……俺は困惑しているとふと女の子の名前を聞いてないことに気がついた。

 

「そうだ、盛り上がってるとこ悪いけど、名前は?」

 

「そういえば、自己紹介がまだデシタネ!私は暁切歌デース!」

 

「キリカか、俺は一夏、織斑一夏だ……こっちは郡統夜だ」

 

そして俺たちは自己紹介を終えると席に着いてホームルームと授業を受けた。キリカは冗談だったが統夜はマジでやる気だったらしい……こわ。

 

「ふい〜、疲れたデース」

 

「俺は何故か女子に囲まれてしまった……何故だ?」

 

「俺はお前のボディーガード的な何かで疲れたよ……」

 

そしていつのまにか転校生同士ということでいつのまにか一緒のグループになっていた。

 

「さて、ん?神司令から?もしもし」

 

そして帰り、俺たちは一緒に帰ってると神司令から連絡が来たので出る。

 

「一夏、大変だ……刀使隊が荒魂を狩った後に謎の敵が現れたようだ。今は衛藤くんと刀使数名が戦闘している、急いで来てくれ。データを送る」

 

「はい、分かりました。ってこいつら機械獣か?なんでここ?まぁいい、倒し尽くす。マジーンゴー‼︎」

 

俺はそう答えるとすぐにマジンガーZを纏って大空を飛び急行する、そして俺は報告のあった場所に着くとオリジナルのグレートマジンガーを纏った可奈美がサンダーブレークで消しとばしたり、千鳥で切り裂いたりしながら戦っていた。

 

「一夏おじさん、来るのが遅いよ‼︎」

 

「誰がおじさんだ!せめておにーさんと呼んで!光子力ビーム!」

 

俺は可奈美にそう返すと光子力ビームを撃って何体か倒す。こうして戦ってみると本当に出力が向上したのを実感する、

 

「可奈美、行くぞ‼︎」

 

「はい!」

 

そして俺と可奈美は戦いに参戦し周りの戦闘獣と戦い始める。刀使たちは戦力差があるのか一対一では戦闘獣の前に苦戦気味だが連携を組んで一体一体確実に倒していく。

 

「ブレストバーン‼︎‼︎」

 

可奈美はグレートマジンガーを着地させた後に御刀・千鳥を抜いて数体切り裂いてブレストバーンを放って周りの敵を倒した後に、千鳥や他の武装を使いながら巧みに使い倒して

 

「さて、行くぜ!マジンガーZ‼︎‼︎」

 

俺も可奈美に少し遅れてマジンガーZと共に戦闘獣の群れに突っ込み肉弾戦を繰り広げる。

 

「アイアンカッター‼︎‼︎」

 

新武装を試していくか。まずは斬れ味の上がったアイアンカッター、超合金Zから超合金NZに変わったことにより斬れ味が上がり尚且つ刃こぼれしなくなった。敵を文字通りスパスパと切り裂く(剣で防ごうとした敵もいたがそれを軽々と切り裂く)

 

「唸れ‼︎大車輪ロケットパァァァンチ‼︎‼︎」

 

そして遠心力で威力を底上げしてぶん殴る大車輪ロケットパンチ。その威力は従来のロケットパンチの約1.5倍‼︎しかも光子力エンジンがパワーアップしたから更に威力は上がってる。

 

「一斉射‼︎ドリルミサイル‼︎ミサイルパンチ‼︎ブレストファイヤー‼︎‼︎」

 

そして俺は大車輪ロケットパンチを撃った後に背後を取られたのですぐに蹴り飛ばして上空に飛ぶとそのままドリルミサイル、ミサイルパンチ、ブレストファイヤーを放ち周りの敵を一掃する。

 

「一夏おじさん‼︎避けて‼︎ダブル‼︎サンダァァァァァァブレェェェック‼︎‼︎」

 

「よっ」

 

そのあとにロケットパンチが戻った後に後ろを見るとグレートマジンガーが両手に電気を溜めていた。それを見た俺はすぐにグレートよりも高い高度に逃げる。その直後に真下にいた敵の9割近くが消し飛んだ。

 

「……惚れ惚れする威力だな」

 

それを見た俺はそう呟いた時だった、マジンガーのレーダーが反応したのでその方向を向くと今度は空を飛ぶ機械獣軍団が出てきた。

 

「くるよ、おじさん‼︎」

 

「分かってる‼︎」

 

「「ダブルバーニングファイヤァァァァァァ‼︎‼︎」」

 

それを見た俺と可奈美は先制攻撃といわんばかりにマジンガー合体攻撃であるダブルバーニングファイヤーを放ち、前方にいた機械獣軍団は溶け落ちるが左右に避けて無事だった奴らが囲うように迫ってくる。

 

「右は任せた!」

 

「分かったよ、おじさん‼︎」

 

それを見た俺と可奈美は左右に分かれてそのまま迎撃に入る。

 

「サンダーブレーク‼︎」

 

「光子力ビーム‼︎」

 

「ネーブルミサイル‼︎ブレストバーン‼︎」

 

「ドリルミサイル‼︎ミサイルパンチ‼︎」

 

「アトミックパンチ‼︎マジンガーブレード‼︎」

 

「ロケットパンチ‼︎アイアンカッター‼︎‼︎」

 

俺たちは武装名を叫びながら数多の敵と戦う。その中である気配があることに気がついた。

 

「この感じ……そこだぁ‼︎大車輪ロケットパァァァァァァンチ‼︎‼︎」

 

その方向に俺は大車輪ロケットパンチを繰り出す、だが……

 

「俺の気配に気づいたか……流石だ」

 

「なっ……」

 

その一撃は防がれる、生身のまま……そしてその一撃を防いだ男は浮かび上がり二人のマジンガーの前に立ち塞がった。

 

「やぁ、久しぶりだな……シロー」

 

その人物は俺の兄貴、マジンガーZのパイロットでありかつて可奈美の父である剣鉄也と共に戦った戦士、兜甲児だった。

 

「あ、兄貴……」

 

「甲児……おじさん?」

 

だが、感じる気配はマジンガーZEROそのものだった……俺と可奈美はこれから最強最悪の敵と戦うことになると予感していた。

 

ーーーー☆

マジンガーZが超合金NZで強化される前日……私、衛藤可奈美はグレートマジンガーのデータを遡る中であるデータを見つけた。

 

「ねぇ、エンペラー……お父さんがタギツヒメと戦う前にしてた姿って今はなれるのかな?」

 

エンペラーにあることを尋ねていた。それは私もあの力……カイザーの力が使えるかどうかだった。

 

「それはどうでしょうね……少なくとも"今の"可奈美ではグレートマジンカイザーになれるのは一生無理でしょうね」

 

それに対してエンペラーに無情な現実を言われて私は凹んでると、ふと言われたことを思い出した。"今の"私ではと強調していたのを思い出す。

 

「今の私じゃってどういう意味?」

 

「言葉通りの意味です。グレートマジンガーは当時と違い……大荒魂タギツヒメとの戦闘により装甲にノロが付着、そしてEDFの施設で玉鋼で補強されその際に超合金NZが調和する形で融合しそこをゲッター線により強化されたことで隠された力であるマジンパワーが解放されている状態です」

 

「マジンパワー?」

 

それを聞いた私はマジンパワーがなんなのかについて尋ねるとエンペラーはホワイトボードを取ってきた。

 

「可奈美、マジンパワーについては私も知ってることはあまり多くはない……知ってることだけを話す」

 

「わかった」

 

そしてエンペラーはホワイトボードに7つ書き込んだ、吸収、強化、自己再生、高次予測、変態、因果律兵器、皇帝化……

 

「まず、強化、吸収、自己再生は読んで字の如くです。高次予測と因果律兵器はお互いにペアで発動が必須とされてますが、グレートマジンガーには無い力です。重要なのは皇帝化と変態です」

 

「なんで、皇帝化と変態が重要なの?」

 

エンペラーの言葉に私は少し疑念が浮かんだのでそう尋ねる。皇帝化と変態……なんでその二つが大事なのかわたしには分からなかった。

 

「皇帝化と変態、それは可能性です…可奈美、貴女は剣鉄也と違う人間だ……父を超える勇者になるにはこの二つはまず必須です。そしてグレートマジンガーが無理矢理皇帝化した姿ではなく真の皇帝、勇者皇帝になるしかないのですよ」

 

「真の勇者皇帝……」

 

それを聞いた私は拳を握り締めた後に父さんから託されたペンダントを見る。

 

「エンペラー、私には勇者皇帝がなんなのか分からない、でも……これではっきりした……私は父さんを超えられない。同じように目指してるようじゃ私はただ父さんの後を追ってるだけだ。私は私だけの勇者になる」

 

「可奈美、貴女らしい答えですね……」

 

そして私はエンペラーにそう答えると千鳥を抜いて構えを取る、目の前に映るのは若い頃のお父さんとお母さん、二人とも私を見てる。

 

「え?」

 

すると後ろから誰かに肩を叩かれた気がした、私は振り返るがそこには誰もいない……だけど、その肩を叩かれたところはどこか暖かさを感じていた。

 

「応援してくれてるんだね、お父さん……お母さん……」

 

私はそう呟いた後にベットに入り眠りにつく。そして翌日……気分良く目を覚ました。ふとクローゼットを開けるとそこにはお父さんが着ていたという特機戦隊の制服が掛けられていた。それを見た私はそれを制服の上から羽織る。

 

「あわわ、何か落ちた⁉︎ってこれ……」

 

するとポケットなら写真が落ちた、それを急いで拾うとそこには結婚式を挙げた二人と祝福してくれている人たちの写真だった。

 

「行ってきます」

 

それを胸ポケットに再度しまうと扉を開けて部屋を出る。これからはお父さんとお母さんと一緒に戦おう……そして見てて、私が私なりの勇者になるところを。




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