SRWXX〜Legend of Kaiser〜 作:BLACKRX
投稿‼︎
このペースが続いてくれることを願う。
翌日……食堂にて、俺は箒に嬲り殺されそうになったがなんとか無事に明日を迎えることができた。あと窓際のところはなんとか譲って貰えた。
「にしても箒も同じクラスだったとはな、話しかけても良かったろうに?」
「いや、なんとなくだがお前の邪魔してはならないと思ってな、それに……あの状況で話しかけろというのが無理だろう?」
「そりゃそうか、教室が修理されるぐらいの事態になってるしな……」
とまぁ、こんな具合で箒と世間話しているのだが……周りの視線が痛い!痛い!てか周りからは女の敵とか認識されてるし曲解されまくってる気がする。
「大丈夫か?というか周りから視線が痛いのはほぼお前のせいだろ?」
「そう言われると何も言い返せません」
俺は箒にそう言われた後に朝食を食べ終わる。とりあえずめちゃくちゃ美味しかった……満足満足。
「さて、先に行ってるわ」
「いや、私ももうすぐ食べ終わるから待っててくれ」
「オーケー」
俺はそう答えるとオレンジジュースを取りに向かう。
「代表候補生と戦うんでしょ?教えましょうか?」
その途中にある女子に絡まれるが俺はそれらを無視してオレンジジュースを取りグビッと一飲みして元の席に戻ろうと歩く。
「ちょっと!無視しないで!」
「はぁ……」
俺はため息を吐いた後にシャフ度を行い、こう答える。
「すみません、適任者がいるので大丈夫です」
俺はそのまま立ち去ると少女はポカーンとこちらを見つめる、俺は席に戻るとどうやら箒は食べ終わっていたらしく俺は鞄を取る。
「じゃあ、行こうか」
「ああ」
こうして先に俺と箒は一足先に教室へと向かう、教室前に着くとなにやら騒がしい……すると三組の教室に一人の男子が一人の女子生徒と共に入っていくのが見えた。
「新しい転校生か?どう思ういち……ん?どうした、一夏?」
「……」
それを見た俺は少しだけ冷や汗をかいた、なんというかアイツから感じるオーラは別格だったからだ。少なくともあのセシリア・オルコットという代表候補生では到底敵わない……それぐらいの強さを感じた。
「一夏!一夏!」
「はっ……」
「大丈夫か?」
「ああ、大丈夫……教室に入ろう」
俺は箒に何度も呼ばれたことではっとなり、そう答えると教室に入る。
先ほど感じたのはなんだ?とんでもなくやばい予感しかしない……俺を襲ってきた鉄仮面の謎集団といい、先ほど感じたヤバイオーラといい……何が起ころうとしてるんだ。
俺はそんなことを考えつつも授業を受け終えて帰る準備をする。すると突然教室の扉が開きそこから一人の男が入ってくる、それは今朝見たあの転校生だった。
「よお、お前が……兜シローか?」
「……こら!海道ちゅう……海道くん!違います!今の彼は織斑一夏ですよ‼︎」
「どっちでもかわらねぇよ!おいこい!」
「お助け〜」
「待て!一夏!今、助けるぞ!」
俺は突然首根っこを掴まれるとそのままその転校生に連行されアリーナまで連れてこられてしまった、箒も後を追って来た。
「パイルダー!オン!」
するとその転校生はカイザーに似た機体を呼び出して一体化した。
「さぁ、戦ってもらうぜ?お前の実力見せてもらおうかァァァァァァ‼︎‼︎」
「勝てる気がしないけどやるしかねぇ!パイルダァァァァァァ‼︎‼︎オォォォォォォン‼︎‼︎」
彼はそう言って腰に携えてある刀を抜いて振り下ろしてくる。それを見た俺は戦うしかないと思い、カイザーをその身に宿し応戦する。
「ぐっ……」
「オラオラ!どうした?なにもできないのか?ああ⁉︎」
だが、今朝感じた寒気は気のせいではなかった……こいつは飛びっきり強い、今の俺ではやられないようにするだけで精一杯だろう。
「だが、やるしかねぇ‼︎‼︎ショルダァァァァァァスライサァァァァァァ‼︎‼︎」
たが、それでもやるしかない……俺は右肩からカイザーブレードことショルダースライサーを出して相手の刀と打ち合い鍔迫り合いになる。
「ちょっとはできるじゃねぇか‼︎‼︎しかもその動き、どこかで実戦向きの剣術を習ってたな!」
「ぐっ……」
だが、それでも相手の方が実力が上なので俺は押し出され体勢を崩されて地面に倒れる。相手は俺に一撃を入れようと襲い掛かってくる。
「光子力ビィィィム‼︎‼︎」
「なに⁉︎ちっ……」
俺はその隙を待っていたので光子力ビームを放つ。だが奴はそれを剣で防ぐ。
「取った!おりゃあ!」
俺はその隙を突いてショルダースライサーで斬り裂こうとした直後だった。
「は?」
奴は剣を捨て、その一撃を躱し距離を取り胸のブレスト部分を外して構えを取る……その動きはまるで別人のようだった。
「さぁ?どこを撃ち抜かれたい?手か?足か?リクエストにお答えしよう?」
ついでに言うと声も性格も変わった、こいつもさっきと同じぐらいに只者ではないオーラが流れてる。
「光子力ビ……」
「時間切れだ」
俺は真っ先に光子力ビームを撃ち近づいて斬り裂こうとした時だった、彼は先に牽制攻撃を仕掛けてくる。一発一発の威力は大したことはないがそれでも正確にこちらを撃ち抜いてくる。
「ぐっ…うぉぉぉぉ‼︎‼︎」
俺は何も出来ず耐えることしか出来ない、だが……俺は前に一歩足を進めた。
「ほう、近づこうとは…さすがはカイザーだな、だが……」
だが、彼はそれを見越してか足元に攻撃を集中し始め、バランスを崩した俺は地面に膝をつく。
「光子力‼︎‼︎ビィィィム‼︎‼︎」
俺は奴が足元に攻撃を集中させたのを確認すると目から光子力ビームを放つ。完全な直撃コース!勝った!とそう思った時だった。
「狙い所は良かった、だが……」
奴はそれをぐるっと躱し俺に近くそして俺の目の前に銃を突きつけて来た。
「俺の勝ちだ、まだまだだな」
俺は素直に敗北を認めることしかできなかった。実力差を考えれば至極当然のことのように思えた。だが……俺はまだ負けてないと思った。
「ファイヤァァァァァァァ‼︎‼︎ブラスタァァァァァァ‼︎‼︎」
「何⁉︎」
だから俺は地面に向けてファイヤーブラスターを放つ、そして大爆発を起こしお互いに距離が離れる、だが……
「ぐっ……」
そこで俺は時間切れが来てしまう、カイザーを操るために編入してから身体を鍛えなおし、何度も乗って制限時間を伸ばしてきたが……ここでくるとは思っていなかった。
「く、くそ……」
俺はそう呟くとカイザーは光り輝いて消える、俺が最後に見たのは迫るカイザーの姿だけだった。
「ここは……」
目を覚ますと俺は病室にいた、そこで色々と思い出した後に周りを見ると先ほど戦ってた男子生徒がいた。
「よお、起きたか?」
「見ればわかるだろう?」
そう返すと彼は少しだけ笑った。その顔は少し怖かったがとりあえず悪い人ではないことはわかった。
「そりゃそうか……今、ここの監視カメラとか色々と無力化してるから確認したいことがある。お前は兜シローか?」
「そうだよ」
突然、笑い終わると真面目トーンになりそう尋ねてきたのでそう返す……彼は少し考えた後に手紙を俺に手渡してきた。
「ほれ、お前当ての手紙だよ……これだけを渡すためだけに来たんだ、またな」
彼はそう言って手を振りながら病室を出て行った。俺はポカーンとその後ろ姿を眺めていたが、手紙の内容が気になり中身を開ける。
「科学要塞研究所所長 兜剣造?」
中に入ってたのはある人からの手紙だった、俺は中身を出すとそこには明日、会いたいという一文だけだった……その後、箒に心配されたり色々あった後に俺は千冬姉にこの手紙を見せに職員室に来ていた。
「というわけで千冬姉、行っていいかな?」
「ああ、行くといい……外出許可はだしておく」
「ありがとう、織斑先生」
俺は千冬姉にそう伝えると外出許可を貰い、その人に会いに行くことになった、それが実の父親と再会することになるとは知らずに……
感想、アドバイス、お待ちしております。