ハンク(偽)が逝く戦場のヴァルキュリア   作:第2戦闘団

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今月多忙だったので、かなり短くなっていました。

次は何とかなる……なる?

他のキャラとどう接触させるか妄想が捗るンゴ。

でもその為に年単位で時をすっ飛ばすか、戦争に入るまでの期間に接触させるか思考中。

今の所、もう少ししたらすっ飛ばしてしまうかと思っております。





責任が持てないのなら生き物を拾ってはいけません。

 

 

 

 

 

 

 

 予定にない事はしないで欲しい。

 

 本当にね?、毎度毎度セルベリアを説得なり言い聞かせるなりが大変なんだよ。

 

「何処にも行かせたくないから両足切断してもいい?」とか言われた時は本当に生の終わりを感じた程だ。

 

 おかしいなぁ、どんな育て方と教育したらあんな言葉がスラスラ出てくるんだろう?

 

 最近依頼送ってくる奴は俺の死因を作っていると言っても過言ではない。でも流石に腹違いとは言え、身内を殺すなんてしない……と願おう。

 

「で?、何だ頼み事ってのは。くだらん事だったらはっ倒すぞ。」

 

「解ったから怒るな。そう殺気立って居られちゃあ俺さんも話が出来んし進まんだろ?」

 

「……分かった。で、頼み事って何だ?」

 

 こいつ(クロウ)が言う頼み事ってのは、受けて簡単だった試しがねぇ。何だ?「水道管破裂したから取っ替えるの手伝え」だぁ「倉庫の整理手伝え」とか…

 

 業者か中佐の権限使えば済む話だろ?、それと倉庫の管理ができないのなら使用人くらい雇え。

 

「あ〜、子供を引き取ってくれないか?」

 

「おいお前俺を便利屋か万屋と勘違いしてないか?」

 

「実際そうだろ?」

 

「……言葉も無えや。」

 

 ……え?、やばい。子供引き取れとかどうセルベリアに説明しよう?。これ下手したら俺自身、屍になりかねないぞ…

 

「……何で?」

 

「仕方ねえだろ?。子供とは言えダルクス人を嫌悪せずに引き取る人間なんて、俺の知る限りじゃぁお前さん位しか出てこなかったんだよ。」

 

 なんか納得出来ない。それだったらギュンター家とか言うホワイト家が、このガリアには居るじゃないか。

 

 今時、差別を気にしない人間なんて珍しい方だし、何処となくその感性には共感が持てる。

 

「だったらギュンター家が居るだろ。あそこだったら、そんな感情を持たずに引き取るんじゃねえのか?」

 

「それだけだったらそっちに頼んでいるさ。だがな?、今

回はそうも行かん。」

 

「何だ?、まさか赤子とか言うんじゃないだろうな?」

 

「いやな?、どうやら大多数の人間に復讐するとか言っててなぁ…」

 

 うっわ面倒クセェ。何でそう言うのを俺に回すんだよ。

 

「殺しを教えるのならお前だけでも十分だろ?」

 

「そうだな、だがな?。俺さんとお前さんじゃ歴然の差だ。そこで、お前さんに奴を育ててやって欲しいんだ。」

 

「おい待て、俺は軍事顧問になった覚えはないぞ?」

 

「なに、その経験をちょびっと分けてくれって話だ。」

 

「…………」

 

 ピッケルで頭貫いてやろうか?。お前が拾ってきたんだからちゃんと面倒見ろよ、ましてや人間だぞ。

 

 だが、こいつには何気に助けられた事がある上、貸しを作られちまってる……ん?、そうだ。今回の件で貸しは無くしてしまえばいいか。

 

「…頼む分にはタダじゃない。これは条件だ。」

 

「よし!、決まりだ。」

 

「貸しもなしだ。」

 

「それで構わん。今すぐ…と言うと、お前さんが誰かさんに殺されかねないから、まぁ泊まってけ。」

 

「余計死ぬ確率上げてないかぁ?」

 

「その間にでも言い訳は作っておけ。」

 

「……前と同じ部屋借りるからぞ。」

 

「おう!、そんじゃ俺さんも眠たいんでまた明日。」

 

 

 

 

 

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 眠れん。全く寝ようとする気が起きん。何故かって?、戦闘と殺し以外に働かない禄でもない脳をフル回転させながら必死こいて言い訳を考えて居るんだよ。

 

 取り敢えず勝手に使って勝手に作った紅茶は、喉を通すどころではないので全く手をつけていない。

 

 これ又勝手に拝借した蜂蜜を紅茶に入れて飲もうとしたが、これも喉を通す気にならない。匂いだけでお腹いっぱいです。

 

「あ〜やばい…このままでは俺の命がない……一体、どうすればいいんだ……助命でもこうか?」

 

 セルベリアもそうだけどトランシーバーが未だ見つからない。リディアとも連絡取れない、取れたとしても結果は…うん。前門の虎後門の狼とはこの事か。どっちに転んでも待ってるのは同じ結果か……

 

 

 ガチャッ

 

 

「え?」

 

「ん?」

 

 え、誰?

 

「……誰?」

 

 大丈夫、俺もそう思った。

 

「まぁ、一時的な保護者とでも言えばいいか?」

 

「…人殺し?」

 

 君の様な勘のいいガキは嫌いだよ。やっぱり子供ってのは侮れない。

 

「よく解ったな。」

 

「…目がそれだった。」

 

 一瞬怪しんだのが解ったのか。どうしてこうして、いつの時代も女性ってのは勘や頭が冴えてるんだか。

 

「…私を見て何とも思わない?」

 

「何をだ?、子供と言う以外に浮かぶものがかるのか?」

 

 てか、あの野郎。この子供に使わせてるの忘れてやがったな?、俺はどこで寝ろってんだよ。

 

「…不思議。」

 

「飽きる程言われてる。俺からしたら、最高の褒め言葉だよ。」

 

「………」

 

「何だ、もう夜も遅い。俺は出てくからさっさと寝とけ。」

 

「!…待って」

 

「?、夜が怖いとでも言うのか?」

 

「…1人で居るのが…嫌だ。」

 

 ほうほう…いじってみるか。

 

「夜が怖いのか?」

 

「ち、違う!」

 

「どっちも一緒だろ?」

 

「全然違う!」

 

 最近冗談の通じない相手が増えてから気がするし、こう言うのはいいな。個人的には楽しい。

 

「まぁ落ち着け。ビ…紅茶でも飲んでリラックスしな。」

 

「…ありがと。」

 

「で?、結局怖いんだな?」

 

「おい!!」

 

 

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  「すぅ…すぅ…」

 

 やっと眠ってくれたか。

 

 流石に寝たい。言い訳も考えるのが面倒になってしまったよ。

 

 と、言うことで下手に嘘つくくらいならと思って隠さず話すことにした。破滅への片道切符を掴むんなら、一瞬の地獄の方がマシだからね。

 

 ……直ぐ寝て忘れたい事が沢山だ。

 

「…名前聞いてねえや。」

 

 なんて呼べばいいかわからんが、さっさと朝を迎えたい。もうここで寝ればいいか。床しか寝るとこないけど

 

「…父さん……どこ…」

 

  寝言がこれって相当やばくないか?、ダルクス人って聞いた時はまぁ察したけど。

 

  まぁいい、明日になれば聞ける事だ。寝よう。

 

 兎に角何もないと願おう。特に明日。

 

  「はぁ〜あ…おやすみ…」

 

 


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