魔法?劣等生?しるか!今を生きるので大変なんじゃ! 作:魔剣姫の従僕
9話でございます
香狩「遅れた理由は、筆まめじゃねぇ作者のせいだ」
作者「日常回って苦手かも」
香狩「オイ、作者オイ」
達也君と一緒にあの4人を医務室に運び、
急いで校門に向かう彼を追いかけると
深雪ちゃんの頭を撫でている彼に出会った
(さすが美男美女、絵になるわー)
ってそうじゃなくて
「いやー、ゴメンね深雪ちゃん達。」
息を整えつつ彼女達に話しかける
「お詫びとして、ちょっと奢られてくれない?」
満場一致で賛成の声が上がった
てな訳で、
カフェに入り話に花を咲かせた
私はその話を聞きつつ、ラベンダーの香りが立ち上がる液体を口に含み飲み下す。
心落ち着かせるその香りは、けれど私の心を揺さぶった
「香狩さん?どうかしたんですか」
美月ちゃんが私の顔の歪みに気がついたのか、小さな声をかけてくる。
「大丈夫、なんでもない」
【もう気にしないで】を込めた一言
それは、確かに伝わり
彼女は、みんなとの会話に戻っていった
「そういえば、香狩は今日なにしてたんだ?」
レオくんがそう聞いてくる
「特になにもしてないよ」
「……クラブとかは?」
「わたし、放課後に仕事があるから」
全く、あのおせっかい先生め
なーにが
『あなたには、毎日放課後にメンタルテストを受けてもらうから』よ
自分の
こみ上げてくる感情に蓋をしていると
「じゃあ、やっぱりアレはお前がやったのか」
達也君がつぶやくように言った
「別に私はなにもしてない、ただあの人達が自滅しただけ」
それに応えるように、私もつぶやいた
「なら、香狩の昔の話を聞かせてよ」
エリカちゃんがそう言葉を重ねる
え、それ私に振る?
大半覚えてなくて(断章のせいで)
覚えてるのはほぼ悪夢のようなもの(断章のry)
こんな私に昔話を話せって言う?
いや、知らないからだろうけど……
ふと、手に持ったカップに目がいく
「じゃあ少しだけ」
そう前置きしてから
「とある理由から私は、近くに住んでいた叔母と一緒に暮らしていたんです」
思い浮かべる
「私はその時、不眠症のようなものを患っていました」
みんなが真剣に話を聞いているのが伝わってくる
「ある日、叔母が眠れぬ私の所にマグカップを持ってきて」
『一緒にお茶しよっか』
「あの人の優しさとその時に作ってくれたラベンダーのハーブティー」
それは、忘れられない私にとって数少ない幸せ
「それからは、寝る前のハーブティーと叔母との時間が何よりも楽しみになっていました」
『ふぅん』
ちょっと後ろから、遥のイライラした声が聞こえるけどここで終わりだし、まぁいっか
「それでは、今も叔母さんと一緒に暮らしているんですか?」
「いえ、今は独りで暮らしてますよ」
胸が更に痛んだ
断章辞典 6巻
《黄泉戸喫》
不老不死となり、どのような傷でも意思とは関係なく瞬時に治る
また、自身の血を相手に与えることでその相手がを《異形》にすることができる
他の断章の影響下にある部分(《雪の女王》のために傷つけた左腕や《軍勢》のくび等)には、効果が弱くなっている(その部分がなくなるような怪我なら《黄泉戸喫》が優先される)
達也君の再成との違うところは
・本人の成長が止まる
・自分の意思で発動をキャンセルできない
・断章自体を消滅させない限り、肉体が再生する(たとえ、ブラックホールに巻き込まれようともその都度再生し続ける)
香狩「……これはヒドイ」
作者「あ、怪我するとき気を付けてね」
香狩「なんで?」
作者「流した血が一滴でも人間に入っただけで《異形》化待ったなしだから」
香狩「ほんと使えねぇな、オイ」