魔法?劣等生?しるか!今を生きるので大変なんじゃ! 作:魔剣姫の従僕
気分を悪くした方は、罵倒の言葉をどうぞ!
香狩「いや、何で罵倒なんだよ」
作者「え、今の君に効くだろ?」
香狩「ホント最低だなお前」
「……ここ……は……」
「ようやく起きましたか」
目の前の椅子に縛り付けた男性が
「てめぇ……俺たちの組織に盾突いたら「五回目の台詞どうもありがとう、やはりテンプレートかなにかですか?」どういう意味だ」
(忘れている、いえ思い出したくないのかな?……じゃあもう一度)
テーブルに置いてある鋏を手に取る
そしてその先を顔の前に突きつけた
「これが、何だか分かりますか?」
「ただの鋏だろ……いったい何の……!?!?」
突然震えだし、狂ったように叫び続ける男
爪を肌に突き立て、その表面より血がこぼれる
大きく開かれた瞳に光はなかった
「あ、思い出した?」
「やめろやめろやめろやめろろろろろ」
「別に発狂して欲しいわけじゃないんだけど?」
泡を吹き出し、痙攣し始めた彼
その姿を見るのはまだ、二回目だったが
「はぁ、加減って難しいな」
手に持った鋏を開き、閉じる
血が顔に飛び
絶叫が止まる
「取り敢えず、今日はもう無理そうですね」
彼的にも私的にも限界みたいだ
部屋の隅に置いていた、バケツと解体用ナイフを持ってきて
彼だったモノに突き刺した
「やっぱり、ある程度消すだけじゃ駄目ですか」
ため息をつきつつ部屋を出た
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「尋問っていうか、拷問というか……ぶっちゃけ処刑だよな、アレ」
部屋の入り口で待っていたヒナさんが声をかける
そちらの方を見ようとしてふらつく体を彼女が支えてくれた
「やまさんは?」
「オッサンなら聞き込みにいったぞ」
「見て無くて……よかった……」
現に、ヒナさんは吐き気を堪えるようにしてここに居る
刑事ということを差し引いても、辛いモノがあるだろうしね
「まぁ、アンタは休んどけよ」
「勿論そのつもりですよ」
(さすがにアレ5セットはやり過ぎだった)
けっこう心に大ダメージを負っている私
ヒナさんから少し離れると
『香狩ちゃん、せっかくだから九高戦見に行かない?』
『あら、奇遇ね』
2人が話しかけてきた
「いいよ、行こっか」
少し震えが止まった体で会場まて歩く
会場に着いたとき
様々な感情(特に興奮・好意、更には敵対心)の中で
何故か少し違和感を感じた
(感情の種類はあってるから質だな、ものすごく黒い悪意だな……どこからだ)
感じた方を見ようとしたが
人が多く、見分けがつかなかった
(チッ、人がたくさん居るせいで《アリス》がキツい……)
隅に逃げ人を眼に入れないようにする
それでも、朝から《断章》を使い続けて疲労した私には限界だったみたい
(あの2つとも、制御がクソ大変すぎだろ)
失っていく意識の中で、なんとかベンチに倒れる
「香狩ちゃん?」
補足説明
《目醒めのアリス》の副作用
視界に入った人間を読み取るため
人が多いと、情報量で精神的に押しつぶされる
また、特定の情報が欲しい場合
それについて相手が意識していなければ読み取れない
そして、オンオフが出来ないという最大の問題点がある
香狩「効果が拡大したせいで起きた副作用だけじゃねぇな」
作者「常人はすぐ廃人になってもおかしくはないレベルの情報量」
香狩「私が、普通の人間じゃないとでも?」
作者「女神に体弄られてないとでも?」
香狩「oh」
作者(本当はどうでもいいことは《食害》ですぐに忘れていくからだけどな)