魔法?劣等生?しるか!今を生きるので大変なんじゃ!   作:魔剣姫の従僕

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ようやく、書くための時間が……ガクリ


7 小休止

俺の胸に残っている言葉

俺の兄貴が何回も繰り返し伝えてきた言葉

 

今、俺が兄貴と同じ立場になって強く意識するようになった

 

だからこそ思う

兄貴の背中は、まだ遠いと

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「問題としては」

「ん?」

「証明するための証拠が一切ないって事だ」

3人でテーブルを囲み、食事をとっていると

やまさんがそう呟いた

「その点は問題ないよ。軍相手に情報のリークしたから、後は向こうが好き勝手にやるさ」

「はぁ?」

「そもそも、私達の目的はアレの使用を防ぐためにここに居ます」

「大会で起きた事故はあちらサンに任せよーってことよ!」

私とヒナさんで決めた作戦に対して

先に言っといてくれ、と呟くやまさん

 

「じゃあ俺等の取れる手段は……」

「待ちの一手ってとこだな」

「計画が潰れて、自暴自棄の一手を狙う……かな」

 

「「「はぁ~」」」

全員でため息をつく

今まで、緊張状態で捜査していたが

打てる手が無い今、全員から気が抜けた

 

「さて、それじゃどうするよ」

「警戒しつつ、待機でいいんじゃね」

フレンチトーストの一切れを頬張った

ヒナさんの意見に賛成し、自由行動とした

 

皐月さんに、見回りを頼み

遥と二人で休憩する

「さて、どうしよっか?」

『決めてないのね』

「真っ昼間から訓練するわけにも行かないし。あ、そうだ」

『どうしたの』

「ぶらつきながらデートというのはどうかな?」

『あら、お誘いなら受けるわ』

 

二人でホテルの中を歩き回り

私が侵入者を捕まえた所までくると

一人の男性が缶コーヒー片手に立っていた

 

「こんにちは」

「ん?あぁ、こんにちは」

 

笑顔ではないけど返事を返す位にはいい人だとは分かった

 

「キミはここで何をしているんだ」

「私はサポートメンバーですからね、必要がない限り自由行動なんですよ」

「そうか」

「お兄さんは?何してるの?」

「息抜きに外に出てきた」

「そうなんですか」

話が終わる

しばらく無言の時間を過ごし

彼は「じゃあな」と言葉を残し、建物に消えていった

 

それから少し時間がたった後

「遥」

『ええ、わかってるわ。それにしても貴女は運が良いわね』

「運がよかったらこんなことやってないよ」

『……それもそうね』

私から離れた遥を見つつ

電話をかける

 

ーーーヒナさん、見つけた。

ーーうん。

ーーあと1つお願い

ーー彼らの身元を引き取って

ーーお金は私から払うわ

 

 

ーーーーーーーーーーーー

この仕事は失敗できない

俺の首だけで済む話じゃない

 

あいつらの兄貴として

 

あいつらだけは、絶対に生かしてやる

 

俺を生かした兄貴のように

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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