魔法?劣等生?しるか!今を生きるので大変なんじゃ!   作:魔剣姫の従僕

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4 蒼衣くんいや、師匠と呼ばせて下さい

「はぁ、昨日のアレでお呼び出しかぁ……」

「やっぱ、《食害》とかやり過ぎたかなぁ?」

生徒会室前で俯きブツフツ独り言を喋っている人がいる

確認するまでもなく私だ

 

今朝、達也君が生徒会長に呼ばれたときに

「あ、香狩さんは絶対に来てくださいね」

と釘を刺されたのが運の尽き

昼までどうやってごまかすか考えていたが

(思いつかないし、当たって砕けるかぁ)

「1-E 時野香狩 呼ばれてきました」

「どうぞ、入って」

「失礼します」

入る、睨まれる

(うわぁ、風紀委員長やっぱ怒ってるなぁ)

「どうぞ掛けてね」

「ありがとうございます」

先に来てたらしい司波兄妹の方の席に座る

その机の上には自配機から出されたと思える

ランチボックスが

 

「お肉とお魚、精進どれがいいですか?」

「お水だけで良いです」

「え?」

 

「固形物、食べられないんです」

あまり、言いたくなかったことを話す

瞬間周りの空気が凍った気がするけど仕方が無い

《断章》関連(特に《黄泉戸喫》が影響してる)でものを食べる行為に苦手意識を持ってしまい

最低ゼリー状でないと飲み込めず

それでもたまに吐き戻す

 

「ごめんなさい、そうとは知らずに……」

「別に気にしないでください」

 

悪いのはあの意地悪女神だ

前世に出来たら戻りたい(´;ω;`)

 

「それで、何のために俺達を呼んだんですか?」

空気を読むかのように達也君が話題を変えてくれた

 

司波兄妹に関しての話が始まり

コントのようなやりとりをぼーっとみていた

「それでは、時野さん」

口調を正し私を呼ぶ会長

どうやら私のターンのようだ

「あなたの固有魔法について、教えてくれませんか」

(あ、そっち?)

てっきり昨日のお咎めが来るかと身構えてたのに

「昨日のアレについても教えてもらいたいがな」

(風紀委員長からつつかれた!)

あぁ、昨日の私よ何であんな張りきって馬鹿なマネやったし!

荒れる心をポーカーフェイスで押さえつつ問う

「どこまで知ってらっしゃるんですか?」

「《断章》という名前であることだけです」

「……」

マズい、どこまで言ったものか

効果(エフェクト)》の説明は絶対にしない

かといって、説明をしないこともこの空気では無理

 

落としどころは……

 

「簡単に言えば、記憶の再現です」

嘘ではない

「記憶……?」

「過去にあったことで、今を浸食する」

それが私の固有魔法です

そう締めくくり

「もういいですか?ここくらいまでしか答えられませんよ」

「えぇ、大丈夫です」

「では失礼します」

部屋を出た

 

このままだと間違いなく暴発する

私の中で最も扱いづらい《断章》が

 

(あっぶな、嫌悪感で拒絶しかけた……)

 

蒼衣くん、やっぱアンタはイカレてるわ

いくらコレよりまだましだろうけど

拒絶しないってことがどんだけ難しいか……

 

 

 

 

 

 




断章辞典 2巻
《目醒めのアリス》
常時発動型断章にして
香狩ちゃんの胃痛の元その1
原作とは違い
見続けるだけで、相手を理解していく
この副作用で、魔法式、CADの登録魔法、抱く感情、何を思っているかまで分かる(ハイパーなプライバシーの侵害)
その理解したことを一つでも拒絶すると相手が消失する

女神様によるありがたい(笑……えねぇよ)改変により原作よりも使いやすく、扱いづらくなった

拒絶がトリガーのため暴発もしやすいが
記憶が復活してからは一度も暴発はさせていない
(頑張った by香狩)



香狩「ねぇ、これイジメ?イジメだよね」
作者「ドンマイ」
香狩「……」
作者「いや、ほんとゴメン」orz
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