魔法?劣等生?しるか!今を生きるので大変なんじゃ!   作:魔剣姫の従僕

8 / 21
原作でいう
剣術部乱入事件があった日

香狩ちゃんは別件に巻き込まれたお話しです



これ、少しずつ
過去編小出ししていこうかなと
書いてる内に思いました

と言うわけで、多分次回は幕間・記録編1の予定です

香狩「なんで前書きで次回予告してんだよ!」


8 私とイジメとときどき爆発

「あ、達也くん風紀委員として頑張ってね!」

午後の授業が終わり、

時間つぶしのためにそこら辺をぶらぶらしていると

腕章をつけた達也くんが歩いてきた

「香狩か、何をしてるんだ?」

「待ち合わせ……かな?」

そうか

と言って、それ以上聞かずに去って行った

 

それから大分時間がたち、辺りが少し赤く色づく

(あ、もうこんな時間か……)

時計を確認し

呼ばれた場所へ向かう

 

「遅かったなぁ、死神さんよぉ」

「別に、予定通りじゃないですか」

「二科生が一科生より遅れてくるのがどうだって話だよ」

呼ばれた通り校舎裏向かうと

そこには、恐らく1年生と思われる男が4人

中心にいた、リーダー格が憎悪を抱いた目をしてこちらを見ている

キラリと光るロケットが首元で光っていた

 

「それで、何のご用ですか?」

「あぁん?決まってるだろ」

化物退治だよ

そう言って、隠し持っていたCADを見せびらかす

それを操作しその後、足下の石を投げた。

石は目で捉えられないスピードを出し

私の左胸を貫いた。

「いきなり人を殺そうとしないでください」

「ほら、お前ら見ただろコイツは化物だって」

《黄泉戸契》により傷が癒えた私

そして、私を化物を見るように見てきた取り巻き3人

「化物が人間様のとこに居ちゃいけねぇよなぁ」

今度は全員が私に向けて魔法を起動している

「お前みたいな、死神は居るだけで人を不幸にするんだよ!」

狂ったように叫ぶ

確かに、間違いなく私は化物だろう

人でないとも言える

両親や叔母さん、遥に皐月さん

それ以外にたくさんの人を巻き込んだのは私だ

彼らが死んでしまったのは、限りなく私のせいだ

でも、だからこそ

(あの人達を不幸なんて言葉で片付けて欲しくない)

 

私は右手をポケットに入れる

ポケットに突っ込んだ鍵を

その鍵についたウサギのぬいぐるみを

潰すように、堪えるように握りしめた

 

「なんだ……魔法が発動しない…?」

「サイオンがどんどん吸われて……」

「なんだ、何が起こってる!?」

取り巻き3人が目の前で起こる出来事に狼狽え

「おめぇかぁ、何しやがった」

苦悶の表情を浮かべつつ、こちらを睨んでくる

「貴方たちの方でしょ、校則違反してるんだから」

「そして、貴方たちの理論で行けば人様の法律で化物は裁けないでしょ」

苦虫をかみつぶしたように私を見てくる

「それとその魔法、もう少しで暴発するよ」

私が、そう言ったと同時に許容限界を超え

小規模な爆発が起こる

 

私を含めた全員が校舎の壁や木にに叩きつけられた

私は、すぐさま起き上がり周りの様子を確かめる

《食害》による人払いのお陰で今の爆発を聞いてこちらに来る人はいない

 

ふと足下に倒れているリーダー格

その彼がしていたロケットが開いていた

そこにあったのは

今より若い彼と……少女がぎこちないながらも笑顔で笑っている写真

その少女はーーーーー

(うん、君のつらさも分かるよ。だから好きなだけ殺しに来て、それで慰めになるならいつまでも受け入れてあげるから)

 

立ち去り際にこちらへ走ってくる達也くんがいた

「香狩、今の爆発を聞いたか?」

「うん、ちょうどそこで人が倒れてるよ。誰か呼びに行こうと思ったんだけど……医務室運ぶの手伝ってくれる?」

「……分かった」

渋々ながらも引き受けてくれた達也くん

2人で協力し、医務室へ運んだ後

 

妹を待たせている彼と共に校門へ向かった

 

 

 

 




断章事典 5巻
《グランギニョルの索引引き》
恐らく対魔法師最強の断章
自宅の鍵についたウサギのぬいぐるみを握りしめている間発動する。
周囲で発動している魔法式を書き換え
使用者のサイオンを取り込み続ける術式に変換する
発動せず、貯まっていくサイオンを制御できなくなったとき、暴発する。

その後、魔法を使う度、一定確率で暴走するようになる

あくまでも、魔法式に干渉するため
もう発動し終えた魔法には効果がない
等の欠点もある

香狩「使い勝手悪!」
作者「でも一度改変しちゃえば、ぬいぐるみを放しても暴走し続けるよ」
香狩「それを差し引いても使いづらい!」
作者「それに、周囲って言ってるけど、自分が認識できる範囲全部だから!」
香狩「まじで、本来の夢見子ちゃん状態じゃん」
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。