オレの個性は地怨虞……地怨虞!?あの角都さんの!? 作:ベニヤ板
( ゚д゚)ポカーン
「ぎゃぁぁぁあああぁあぁぁ!!!
助けてぇぇぇ!!」
周りの人達は皆、恐怖に顔を歪め、とある化け物から逃げようとしている。
「いやああぁぁぁ!!!!誰かあああぁぁぁ!!!!!」
女の子が一人、化け物に取り込まれながら助けを求めている。
だが誰一人として助けには入らない。
いや、悲鳴にさえ気づかないだろう。
この場で冷静なものなどほんの一握りしかいない。
因みにこの状況の原因は・・・・
「なんだか後ろが騒がしいな。まあ大方オレが原因か。」
今作の主人公、NARUTOの角都さんの能力を貰って転生した、慈恩角都であった。
~数時間前~
やあ、読者諸君。
角都です。
中学三年生になりました。
今、オレは雄英の推薦入学試験会場に来ています。
推薦入学試験とはいえ人多い。さすが雄英。
進路を普通科からヒーロー科に変えた時、先生に勧められたんで受けに来ました。
落ちるのは怖いけどオレの個性強いし大丈夫・・・・だよね?
あっ、でも筆記試験は大丈夫かな?不安になってきた。
そういえば轟君とか八百万さんとかいるかなー?(現実逃避)
因みに轟君と八百万さんっていうのは原作で推薦入学した人たちです。
八百万さんならともかくフレイザードの轟君はすぐ見つかるかも。
「えー、どうも。試験官です。
これから試験に関する説明をします。」
結局見つけられなかった・・・・
おっ、でもあの小汚い人、相澤先生じゃん。
相澤先生とはヒロアカの主人公のクラスの担任。
「まず筆記試験について。
なんとなくわかるな。もちろんカンニングしたら帰らすからな。
次に実技試験。
実技試験は一般試験用の市街地でレースをしてもらう。
因みに妨害、破壊、近道遠回りなんでもありだ。
そのレースの順位と筆記の成績から合格か割り出す。」
なるほど、なんでもありか。轟君の初見殺しに注意しよう。
「最後に皆にこの学校の校訓をプレゼントしよう。
"Plus Ultra"(更に 向こうへ)
それじゃあ皆、全力で勝ち取りに来い。」
「ふう、なんとか筆記試験を乗り切ったぜ。」
やあ、筆記試験を乗り切った角都です。
一応模試がA判定だったんだがそれでも難しいもんだね。
問題は全部埋めれたが、実技のほう頑張んないとなぁ。
・・・・・それと今は休憩時間なんだけど周りに人がいません。
それだけならまだいい。
でも遠巻きに見てくるのは止めてほしい。
いや、ホントに、マジで。
「はい、皆さん席についてください。
実技試験の詳しい説明はその後です。」
ありがとう相澤先生。すごくいやな空気から脱出できました。
「ルールはさっきも言った通り、個性使用可能なレースだ。
妨害などはアリだが怪我させるような事はさすがにダメです。
それじゃあ試験会場に十分以内に集合してくださーい。
十分たってもこなかった人は実技は0点になります。」
ふむ、まあ遅れるような事はないでしょ。
この見た目のおかげ・・・・いや、この見た目のせいで皆、道を開けてくれるし。
~相澤サイド~
「おっ、来たかイレイザー。
もうちょっとで始まるぜー。」
こいつの名前はプレゼント・マイク。
オレの同期で雄英の教師だ。
因みにこいつのイレイザー呼びはオレのヒーローネーム、『イレイザーヘッド』から来ている。
ていうかこいつ、推薦入学試験をF1レースみたいな目で見てないか?
「・・・・お前は気楽そうだな。」
「ああ、オレは一般枠担当だからな。
F1レースを見るような気分で見れる。」
「(・・・・こいつ)」
「どうした?」
「・・・・何でもない。」
「そうか。それよりそろそろスタートの時間だぜ?」
「ああ、そうだな。『スタート』」
動揺している生徒たち。
オレはマイクほど甘くない。
スタートの合図で走り出せない奴にはなんにも言わない。
今年も合図とともに走り出した奴は1人も・・・・いや、1人いるな。
腕を触手で分割して長くして、それで某蜘蛛男のような移動をしている奴がいる。
マイクもそいつに反応を示す。
「おい、なんだこいつ?スタートで出遅れなかった奴、こいつが初めてじゃね?
ていうか個性キメェ!!」
「こいつは・・・・」
カメラからわかる身体の特徴を基に名簿から探す・・・・・あった。
「こいつの名は慈恩角都。出身は結田付(むすたふ)中学校。
個性は『地怨虞』。見ての通り体内の触手が操れたり、人から心臓を奪ったり、化け物を造ったりと、結構いろいろできる個性だな。」
「完全にヴィランのそれじゃねーか!!
しかも超強いじゃねぇか!!
こいつがヴィランじゃなくてよかった・・・・ん?
こいつの体から触手が背中の仮面と一緒に分離したぞ?」
「これは恐らく、さっき言ったように化け物を造ってるんだな。」
「はぁ!!?分離した触手の塊は3つあるぞ!!
これはつまり実質1人で4人分ってことか!!?」
「いや、正確には1人で5人分だ。
この化け物の数はこいつの心臓の量に比例するらしく、心臓は最大5個ストックできるらしい。
ただ、現在は心臓が4つしかないようだ。」
「・・・・マジモンの化け物じゃん・・・・・
こいつがヴィランにならないようにしないとな・・・」
「ああ・・・・・そうだな・・・・・」
モニターに目を戻す。
そこには周りの受験生を片っ端から捕まえてる4体の化け物と、立体的な動きをしている化け物の親玉がいた。
はい、本日4度目の視点切り替えです。
いやー、後ろがうるさいうるさい。
しかしゴールはどこだ?
この試験は、ゴールも自分で探さなくてはいけない。
妨害は化け物達に任せてるからいいが、八百万さんとか轟君は掻い潜れただろうな。
速くゴールを探そう。
ビルの上に登ってみるか。
腕を能力で伸ばしてビルの壁の出っ張りを掴む。
長さはこれが限界。
しかし、だいたい30mぐらい伸びたな。
・・・・字面だけ見たら完全にゴム人間だな。
「よし、このまま触手を体内に戻して上にあがっ!!?」
突然の寒気に手を離してしまう。
さっきまで手があった場所は凍り付いている。
氷・・・・・あっ(察し)
多分、轟君だろうなぁ。
氷が屋上から伸びてきている。
おのれ轟。仕返しとして呼び捨てで呼んでやる。
しかしどうするか・・・・・・ティン!!
「よし、思いついた!!あー、あー、化け物諸君、化け物諸君、もう妨害はいいからゴール探しを手伝え。」
よし、これでゴール探しは捗るだろう。
1人よりも一人と4匹だ。
本当、化け物の命令がテレパシーっぽい不思議パワーでいけるのはありがたい。
さて、オレも・・・!?
足が・・・・凍ってる!!
しまった・・・・テレパシーに集中してて気づかなかった。
そんなオレの前にオレの足を凍らせたフレイザードが出てくる。
「くっ!!殺せっ!!半分こ怪人フレイザード!!」
「お前に頼みがある。」
クソッ!!なんて強いスルースキルだ!!
「ふーん、頼みか・・・・内容を聞かせてもらおう・・・・」
「ああ、実はゴールを発見したんだがな、鉄扉で塞がれていて通れない。
扉の破壊を頼みたい。ゴールまで案内してやるから協力しろ。」
「ふむ、しかしなぜオレに頼む?」
「・・・・お前は化け物を使役したり、腕を分割したりしてるから色々規格外なお前ならできるかなって思ってな。」
「なぜ自分で破壊しない?」
「オレの個性は半冷半燃。右で凍らせ左で燃やす。だが左の炎は使いたくない。
右の氷は凍らせることはできるが破壊はできない。」
「・・・・訳アリか。いいだろう。協力してやる。
オレの名は慈恩角都。
(本当は知ってるけど)お前は?」
「轟焦凍だ。
・・・・後、聞きたいことがあるんだが・・・・・」
「なんだ?」
「いや、オレにフレイザードとか言ってきた後、突然クールになったが・・・・お前って多重人格者?」
「・・・・・それは無いって言いきれない。」
その後、化け物達を集合させて轟の案内でゴールまで向かう。
そこには大きな鉄扉があった。
「機動力とか判断力とか破壊力とか、このテスト一体何を求めてるんだ?
まあいいや。
頭刻苦!!圧害!!偽暗!!同時発射!!」
それぞれ、背中の火、風、雷の性質変化を持つ仮面、いや化け物の顔を扉に向けて放つ。
強力な風で強化された炎が電気と共に鉄扉に襲い掛かる。
ドゴォン!!!
巨大な爆発音が鳴り響く。
化け物に攻撃された鉄扉は無残にもバラバラに飛び散る。
「ドヤァ」
「よし、鉄扉は壊れたな。」
そう言ってオレのドヤ顔を華麗にスルーして轟はゴールする。
「・・・・・褒めてくれてもいいのに。」
オレもちょっと拗ねながらもゴールする。
忘れてはならない。
彼の体はNARUTOの角都さんそのままで、声も恐らく同じであろうことに・・・・・
今回やっと角都の化け物ブラザーズが出てきましたね。
あと半分こ怪人フレイザード。
あー・・・・これヤオモモ一般枠になるな。
まあ青山君が出ないのはタグでわかってるだろうし、大丈夫か・・・・な?
こちらでもミスを修正しました。
ご指摘してくれた人に足向けて寝れない・・・・