オレの個性は地怨虞……地怨虞!?あの角都さんの!? 作:ベニヤ板
どうも、角都です。
なぜか化け物達が暴走してるな・・・・・
「こんなこともあろうかと!」
「?」
「携帯電話!(某青狸風)これは上鳴君の耳のあのなんちゃって携帯につながっている。
もしもし?上鳴君?」
『お?どうした角都?今テスト中だろ?
電話とかしちゃっていいのか?』
「緊急事態だ。すぐに今から言ったことをオールマイトに、いや近くの教師に伝えてくれ。」
『え?何だ急に?』
「マジでヤバい事だ。オレの個性の化け物が暴走した。
恐らく後頭部についている小さな機械が原因だ。
ぶっちゃけオレと麗日さんとオレと13号先生じゃブラックオールマイト4体を相手にしてそう長くはもたない。
すぐに、大至急、大急ぎで応援を要請する。切るぞ。」
『え?ちょっと待て状況が読み込』
「よし、オレらは13号先生と一緒にブラックオールマイトを食い止めるぞ。
丁度触手の弱点である炎の属性の心臓が残ってる。
だが心臓は消費したくないから本気でやれないがな。」
「・・・・・・角都君ってやるときはやるよね。」
すぐに地面に降りる。
そして13号先生に襲い掛かろうとしているブラックオールマイト、ああ面倒くさい!こっからは化け物と表記しよう。をオレ自身がブラックオールマイトになって殴り飛ばす。
「13号先生、怪我は?」
「か、角都君!?え!?今襲い掛かってきたのって角都君が自由に命令できるはずじゃ・・・・・・」
「いつの間にか化け物達に変な機械が取り付けられてるんですよ!
それが原因でこいつら命令を聞かなくなったんです!」
むくり、と殴り飛ばした化け物が起き上がる。
「さきほど携帯であっちにいる人と連絡とって応援要請しました。
応援が来るまで持ちこたえますよ!」
そしてもう一度殴り飛ばす。
どうやらこいつら躱すとかそういう知能は無いらしい。
「角都君!こっち一体無重力にしたよ!」
「よくやった麗日さん!13号先生は今目の前にいる奴を頼みます。
そいつの心臓に属性ついてないんで最悪チリにしちゃって構いません!
オレは暴れているもう二体を麗日さんと鎮圧します!」
こいつらに知性は無いため、無重力状態での動き方などわからないだろう。
実質麗日さんは一度触っただけで倒せるな。
「(生徒なのに適格な指示、麗日君の方も迅速に対応できている。これは試験を続けていても合格していただろう。)わかりました!
しかし君達は生徒、いざとなったら逃げるのも重要であることを忘れないで!」
「わかってますよ!しかし、仮にも教師が生徒に戦わせるだけじゃなく指示まで受けちゃっていいんすか?」
「教師だからこそです!
生徒の安全が第一!しかし私一人で4体相手するより三人で4体相手にする方が合理的で安全です!」
「違いないっす!」
(話に入れない・・・・・・・)
「さあ行くぞ麗日さん!麗日さんの個性なら一発で無力化できる!」
「えっ!わ、わかった!」
さて、オレと麗日さんは化け物×2と対峙するわけだが、ここで一つ問題がある。
オレの化け物を暴走させてるあの機械、破壊していいもんか・・・・・・
あれを破壊したら化け物はオレの支配下に戻るだろう。
しかし、あれを警察に渡したら結構貴重な物になりそうだ。
多分この事態の犯人はヴィラン連合の黒霧だろう。
それ以外にオレがちょっと目を離した隙に機械を化け物に取り付けられるわけがない。
原作じゃこんなこと無かったのに・・・・・・
まあいいや!
「オラァ!」
化け物に拳を叩き込もうとした瞬間、化け物も同時に拳を突き出してくる。
「ファッ!?」
咄嗟に突き出してない方の腕で防御し、化け物も同じ動きで防御する。
まるで、鏡から出てきた自分を相手にしている気分だ。
(・・・・・まさか、攻撃と防御の型が体ならぬ触手にしみこんでたのか?
この化け物達は敵と対峙した時の動きを記憶してて、知性はなくとも本能のようなもので使用してるんだ!)
うん、これアカンやつや。
この状況、どんくらいアカンかというと、ザコだと思ってた敵キャラが普通に強かったといった感じだ。
これはブラックオールマイトを解いて本気モードにしとこう。
と、思ったので形態チェンジをする。
久しぶりっていうかブラックオールマイトが便利すぎるんだよなぁ・・・・・・
一応あれにも属性が使えないっていう弱点あんだけどなぁ・・・・・・
「そんなことも言ってられん!頭刻苦!」
頭刻苦は普通に命中。
化け物は燃えてる時は暴れてたが、途中からおとなしくなる。
機械が壊れたのだろう。
「・・・・・・・え?弱い・・・・・え?」
「・・・・・なんか、困惑してるね、角都。」
「・・・・・・そうだな」
どうも、切島です。
何でも角都から化け物が暴走したと上鳴に連絡があったそうだ。
それで皆作戦会議を一旦やめてモニターを見に来てる。
今の状況はなぜか化け物をワンパンで沈めた結果角都が困惑した、といった感じだ。
「頑張って角都!他の化け物の鎮圧を手伝って!」
『・・・・・・チラッ』
「角都がこっち見た!?
こっちの声は聞こえないはずだろ!?」
「ブラックオールマイトもどきを倒すの!他の二人を援護して!」
芦戸の声に反応するように別の化け物の方向へ歩いていく。
『・・・・・・・チラッ』
「またこっち見たぞ!?」
「振り返らないで!」
「そ、そうだ!ダッシュだ角都!」
そうしてようやく化け物の方へ走り出す。
「ふう、やっと行ったね。」
「しかし、そういえばここで一つ疑問が浮かんだんだが・・・・・・
なんで角都の相手が13号先生?」
「その質問については私が答えるよ。」
「リカバリーガール先生!」
「角都の個性的にブラックホールは天敵だが、まあ学校側が求めてるのは麗日のサポートさ。」
「まあそれは前回角都が説明してたから読者の皆は知ってると思う。
切島は前回の話はまだ未読?」
「うわっ、メタい事言い出した・・・・・・」
この作品のキャラクターは作者とのシンクロ率に比例してメタい事を言うようになる。
現に最初の方はオレ達もメタい事わかんなかったし。
「実は、学校側が本当に角都の課題と考えてるのは他にある。」
「と、言うと?」
「角都の課題は、ズバリ自覚さ。」
「ジカク?」
「そう、自覚。
角都はいまいち自分の実力にたいしての自覚が無い。
まあ自分が強いってことは自覚してるだろうが、どのくらい強いかはいまいちわかってない。」
「え?そうなの?」
「ああ、だからUSJでの脳無に挑んだ。
相手が自分より強いと判断したなら真正面から挑む事はせず、もっと策を組んで皆を助け出そうとしただろう。」
「でもそれは相手の実力を見誤っただけじゃ・・・・・・・?」
「いいや、見誤ってなんかない。
イレイザーの話によると、緑谷、蛙吹、峰田の三人にイレイザー自身を運ばせたらしいじゃないか。
まあこの三人じゃヴィランに勝てないと踏んだんだろう。
実際その通りだ。
だから、戦えないイレイザーを運ばせて、ついでに三人を避難させるような指示を出した。」
「えと、つまり・・・・・総合的に考えて、他人の実力はわかるけど、自分の実力がよくわかんないってこと?」
「その通りさ。
いつかに角都が鬱になった後、あんたらに角都の境遇を聞いたろ?」
「ああ、描写はされてないっすけどね。」
「聞くところによると、中学二年生まであんたらの練習のスケジュール管理、個性の強化用の道具作成などサポートしか行っていなかった。
一緒に修行を始めたのはそこから、つまり二年間しか修行していないのにここまで強くなった。
だが二年で強くなったのがいけなかった。
自分の想像以上に成長してってるせいで自分はこのくらいの実力だろうというのと自分の実力がズレてゆき、やがてその差は途方も無く大きくなってる。」
「確かに最近、昔より角都に食らいつけなくなってるよね・・・・・・」
「ああ、オレの得意な接近戦でも角都、個性無しでオレに勝ったしなー・・・・・・」
「その差のせいで、自分の実力をどこまで自覚してるかが時によってブレブレだ。
勝てる相手なのに勝てないと考え逃げる、もしくは勝てない相手なのに勝てると生きこんで負ける。
角都の最大にして唯一の弱点はそこさ。
だから13号と戦わせたのさ。
個性は強いが、戦闘力は弱い13号にね。」
「あー、だからセメントス先生やミッドナイト先生が相手じゃなかったのか。」
「確かに角都が考えてた作戦はブラックホールに吸い込まれないように天井を移動してたけど、別に吸い込まれそうになっても普通に脱出できそうだしね。」
「そうさ。今回の試験で角都には自分の強さを確認させたかったのさ。
そう考えると一番簡単な課題だったかもね。」
「なるほど。」
その後、無事にプロが現場に到着したが、その時には化け物はすべて鎮圧されていた。
麗日がちょっと負傷していたが、まあ軽傷だった。
13号先生が相手にしていた化け物と角都が最初に相手していた化け物はどちらもチリになっていたが、麗日が無力化した化け物から化け物を暴走させる機械が発見された。
今回はワープ系の個性のヴィランが原因のため、特に責任問題などは発生しなかった。
残りの試験は後日行われ、
その時角都は鬼のような形相をして、今にも校長先生の元へ飛び立とうとしていた。
角都は角都自身が思ってるよりもチート。
はっきりわがんだね。
まあぶっちゃけ成長スピードが尋常じゃないからな・・・・・・・
緑谷君の倍も修行期間があったとはいえ、なぁ?