オレの個性は地怨虞……地怨虞!?あの角都さんの!? 作:ベニヤ板
「ところで切島君はなぜこちらに?」
「ああ、怪我人の案内してたら吹っ飛んでいく親父さんが見えたから怪我人を上鳴達に任せてきたんだ。」
なるほど。
さて、ちょっと現在の状況を整理しよう。
まず相手はNO.6のヒーローとなんでこの人サイドキックなんてしてんのってぐらい強い人。
ハンデとして多分重りとかつけてるだろうな。
たいしてこちらはどちらもまだ卵。
だがしかし!
こちらはこの小説の主人公と原作キャラ!
たいしてあちらは変態ヒーローと実は番外編でオレや切島君とかがX-MENと関わる話を書こうと思って伏線的な意味合いで出したが結局その案がお蔵入りになったためなんで登場したかわかんなくなったキャラ!
勝ったな(確信)
「か、勝ったな(虚勢)・・・・・・・・・」
「え・・・・・・・どうした、角都?」
「い、いや~、よく考えてみたらテレポートならハンデで重りつけてたとしても関係ないし、親父も触手自体はオレ以上に強いしキャリアは向こうが上だし・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・あ」
「・・・・・・・・・爆豪だ!爆豪呼んで来い!!
いや、戦力になるなら誰でもいい!!
道理も外聞も捨て去って戦力をできるだけ集中させるぞ!!」
「わ、わかった!」
「それまでオレが時間稼いどくから!!」
「おう!」
そう言い残して切島君は元居た方向に走っていく。
コンビが速攻解散したがそれ相応にやばい相手ということ。
親父ことオクトパスは大きな友達ぐらいしか支持層がない、にも関わらずヒーローランキング6位、この意味が解るな?
飛段さんはまず支持どころか知名度も最底辺なので完全実力勝負、まだ支持層がある親父の方がヒーローランキングが上位になりやすいのは確かだ。
だが、所詮大きな友達程度しか支持層はないのだ。
しかも大きな友達が100%親父を支持しているわけじゃない。
つまり親父もほぼ実力だけでのし上がったのだ。
だというのに6位、かー・・・・・・・・・
「飛段さんよりずっと実力者なのは確か・・・・・・・・それと同レベルがもう一人・・・・・・・
逃げていい?」
「あ、飛段はスパイ活動とかもするためにわざとヒーローランキング下げるように申請してるらしい。
実際は大体15位くらいにはいけただろう。」
「あ、そうなの?」
「ああ、あの不死身のか。
そういえばしばらか会っていない・・・・・・・・今度事務所に顔でも出すか。」
アザゼルさん、飛段さんの先輩だしね。
・・・・・・ん?
「どっちにしろ親父たちの方が強いじゃん!
オレあの人に切島君とピクシーボブさんの三人がかりで結構苦戦したあげくボブさん人質に取られたんだぞ!?」
やべぇよ・・・・・・・・世界広すぎだろ・・・・・・・・・
オレ、世界で何番目くらいに強いんだろう・・・・・・・・・・
30、いや40番目くらい?
「だがしかし!命がけで増援が来るまで持ちこたえるのがオレの務め!
ズタボロにされようが意地でも後続につないでやる!」
「・・・・・・・・そうか。
なあ、アザゼル、ちょっとそこに座っててくれ。」
「いいぞ」
「・・・・・・・・・・え?
何、そういうハンデしてくれって頼まれてんの?」
「いいや、言われてない。
完全なる独断さ。」
独断?なぜ?こちらとしてはありがたい限りだが
しかし、なんか親父の纏ってる雰囲気というかなんというか、そういうのが変わった?
「まあいいか、嘘はついてなさそうだしアザゼルさんの不意打ちの気配はない。
万々歳やな。」
さて、行くか。
尾獣化はアザゼルさんの相手のために取っておきたい。
背中から一つだけ残しておいた頭刻苦を発動させ、背中から延々と炎が噴き出す。
これで親父はうかつに触手を展開できない。
オレも右腕に燃え移らないようにしよう。
「先手必勝!」
一気に距離を詰めて顔に向かって右足でハイキックを放つ。
親父は身をかがめてそれを躱した。
しかしそのままの回転を利用して右足を軸にしたローリングソバット。
胴体を狙ったが、虚しくそれは空を切った。
おかしい、確かに自身の足は親父の気配を蹴ったはずなのに外れている。
角都は目を開いて状況を確認する。
実は眼球が傷つけられ視力が著しく低下したが、光自体は見えるのだ。
多少このなけなしの視力でヒントを掴められるなら上々といったところだが・・・・・・・
「ん・・・・・・・この近くに日の光を遮蔽できるものなんてあったっけ・・・・・・・?」
日陰?なぜ?そんなデカイ瓦礫は近くには無いが・・・・・・・・・・
「ブガッ!?」
突然後頭部に強い衝撃が走る。
意識が飛びそうになるが口の中の肉を噛んでなんとかつなぎ止める。
感覚から右足でのかかとでの攻撃、上空から攻撃された。
炎を上空に向けて無差別に発射する。
すると一瞬遅れて後方で軽く砂ぼこりが舞い、親父の気配が炎上した。
どうやらこれは触手の化け物だったらしい。
ならば親父はどこだ?
オレの心眼は察しの通り気配で察知している。
見失ったことなど一度もない。
たとえ透明な葉隠さんだろうと口田君に地中からの虫の攻撃をされようとすぐにわかる。
・・・・・・・あ
「もしかして、気配消してる・・・・・・・?」
これはしまったな・・・・・・・・・
まさか親父にこれほどの隠密スキルがあるとは。
いや~、失敗失敗!
「ウゲェッ!!!」
今度は膝蹴りを腹に打ち込まれる。
やばいな・・・・・・・・このままじゃ嬲られて終わりだ。
ていうか個性すら使ってないのになぜ位置がわからん!!
親父、もうヒーローやめて怪盗にでもなった方がいいんじゃ・・・・・・・・・・
「慈恩角都の苦肉の策RADIO!!!
さて、今回のゲストはこの人!心操人使君です!!」
「オレを呼ぶってことはネタギレなんだな。」
「うごっ!バ、バレた!!
ええいさっさと欲しいアドバイスを話すがいい!!」
「・・・・・・・そうだな、やはり個性が知られてる相手でも返事させられるようにしたい。」
「オーケイ!まあぶっちゃけると手っ取り早いのが声の変装かな」
「声の変装?」
「うん、君は両声類というのを知ってるかい?
男と女の声、療法出せる人の事を生き物の両生類にかけてそう呼ばれている。
別に両声類になる必要はないが、違和感のない自分の地声とは違う声の高さを出せるようにするんだ。
そうすれば相手を騙して返事させることができるがよく考えたら最近の話で特殊な変声機使ってたからこの技術いらねぇじゃん!
ダメじゃん!!」
「・・・・・・・・いや、いざ変声機が使えないときのために習得しておいて損は無いだろう。
その技術はどうやったら習得できる?」
「え~と、スマホでも録音機でも何でもいいからそれ使って自分にとってこれくらいの高さの声が他人からはこう聞こえるってのを自覚する。
喉の筋肉を鍛えるのも忘れずに。
あと裏声から地声までスムーズに声の高さを変化させる練習。
これらの事をして自分とは違う声だけどあんまり人が作った感が出ない声を習得すればよろしい。」
「なるほど」