オレの個性は地怨虞……地怨虞!?あの角都さんの!?   作:ベニヤ板

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復ッッッ活!!!


心臓八十六個目 野生の オーバーホールが 現れた !

 

「あれ、角都は?」

 

「ああ、あいつなら公休だ。

まあ元々学問に関しては特に問題は無かったから容認してるんだ。」

 

ここのところ、角都はインターンでの公休が多い。

普通はこれだけ多いと本人の学業に支障が出るから学校側から減らすよう事務所に要請するのだが、角都は諸々の事情でその辺は大丈夫らしい。

しかし、いつも帰ってくるのは夜遅く、しかも毎回疲れ果てているのだ。

酷いときは手足に一度とれたかのような傷があることもあったし、生傷なんてざらだ。

飛段さんは凶悪犯罪などを対処する武闘派ヒーロー、特に危険な個性を持つヴィランには優先的にあたっているらしい。

ただ、よく大金も一緒に持ち帰っているのが非常に気になるが。

 

「む~・・・・・・・・」

 

「・・・・・・・・・お兄ちゃん」

 

赤奈ちゃんも不満がっている。

しかし、よくこの短期間で兄妹として馴染めたものだ。

角都のお兄ちゃん力はすごい。

 

「まあ、角都の事だ。

死ぬことはないっしょ!

・・・・・・・・・ていうか、あいつが死んだら神野区以上の大惨事が起こるだろ。

最悪世界滅びるわ。」

 

切島がいう死ぬは、完全に生命活動を停止することである。

その言葉にクラス中があーと肯定の意を示し、爆豪も同じく負けることはあるかもしれないがあの男が死ぬことはなさそうだ。

あいつのタフさと痛覚に対する耐性はもはや狂気的だ、強いけどああはなりたくないと思うほどに。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「プリンセス・パロスペシャル!!」

 

「うぐおっ!?どうせならそこの本家の人にかけてもらいたかった!!」

 

「コーホー」

 

飛段ヒーロー事務所の朝は早い。

まずサイドキックとの摸擬戦という名の実戦をする。

一区切りついたらパトロールに出かける。

晴れてワイプシの一員になった飛段さんは時に山の中を、他のワイプシメンバーが時に街をパトロールしている。

・・・・・・・・まあ、街に関しては飛段ヒーロー事務所のサイドキックのおかげで犯罪率が大分低下しているらしいが。

 

まあ、ここまではいい。

公休が多いとはいえ、多いだけ。

ちゃんと日曜日は休みだし平日も一日は休みがある。

おっと、休みじゃなくて学校だった。

ハッハッハ・・・・・・・・・

で、問題は午後。

午後には飛段さんは地下闘技場へと降りる。

地下闘技場は個性アリの違法な施設だ。

そんなところで何をしているのかというと、まあスパイ活動である。

知ってるか・・・・・・・この人、この前腹に自分の鎌で切りつけた後なんだぜ・・・・・・・・・

閑話休題。

スパイ活動というのが、その地下闘技場をつぶすことである。

しかし地下闘技場にはそこらの一般ヒーローより強いものが沢山いる。

下手に手を出すとヒーローが全滅する恐れがあるのだ。

ゆえに戦力を把握して、時には対戦相手を捕らえて闘技場の戦力を減らす。

人殺しもそこではOKだし相手が賞金首なら警察に突き出すことも許されている。

また、それぞれの選手の過去を探ることはタブー視されている。

最悪こちらが殺されるからだ。

飛段さん曰く非常に潜入がやりやすいそうだ。

・・・・・・・・・実は、そこにオレは毎日連れて行かされている。

時々大金を持って帰るのは毎回対戦相手を負かして警察に突き出すのだが、まれ~に凄い金額の賞金首だったりする。

飛段さんにこのお金って合法?って聞いてみたが、ヒーロー活動の一環で稼いだ扱いで合法らしい。

 

『さぁ~今日もやってまいりました地下闘技場!

不死身のゾンビファイター飛段が連れてきたこの男、今の所全戦無敗であります!

この前、塩漬けにされていた原始人に足を食われながらも勝利!

どうやらもう足がつながっている模様です!』

 

会場内にアナウンスが鳴り響く。

飛段さんは危なくなったら助けに入ると言われている。

顔は包帯でグルグル巻きにしている。

個性は身元バレが恐いので右腕の義手にしか使っていない。

縛りプレイですなww

まあ、我が身一つで戦っております。

 

『一部では飛段の息子説が流れておりますが、この期待の超新星を相手取るのは、まさかのこの人!

かつて地下闘技場最強の名をほしいままにしていた乱波肩動を一瞬にして負かしたこの男!!』

 

・・・・・・・・・ん?

赤いペストマスクと黒いファー付きの緑色パーカー、黒シャツに白ネクタイと白手袋を身に着けるこの男。

オレはこいつを知っているっていうか一回勧誘された。

 

『いつ帰ってきたんだ!オーバーホールだあああああああ!!!!』

 

「ファッ!!?」

 

え、バッ!?

死穢八斎會の若頭さんがなぜここに!?

花山薫かなんかかあんた!?

ツー化本当に何しに来た!!?

 

「・・・・・・・・・・お前、死穢八斎會に入れ。」

 

「え?」

 

「調べによると、戦闘スタイルは個性無しの喧嘩スタイル、高い身体能力やタフさから増強型だと思われているが、お前がこの場で個性を使ったことなどただの一度もない。」

 

「え、あ、う、うんそうだね?」

 

「・・・・・・・・・お前、無個性だな?」

 

「え?」

 

無個性?

・・・・・・・・ああ、頑なに個性使ってないのがバレてて、なおかつ使わないんじゃなくて使えないんだと推測したわけか。

いや、ここで一番まずいのは正体がバレること。

正体バレる→ここにいるってことはグレた?→無理矢理勧誘しちゃってもいいよね!→誘拐

この方程式が成り立つ!

なんとかしなくては・・・・・・・・・

 

「・・・・・・・・・個性とは、この世にはびこる病気だ。

病気は治さねばならない。

お前も、周りに個性なんてものがあるから無個性ゆえに苦労したんじゃないのか?」

 

いや、まあ確かに個性で苦労はしたけども。

 

「死穢八斎會に来い。

死穢八斎會には個性をこのよから消すことができる。

いや、いますぐではないが、いずれできる。」

 

まあ、オレがマジモンの無個性でヒーロー志してなかったとしたらいい勧誘だよね、うん。

 

「答えは、そうだな・・・・・・・・悪いが、この勝負の行方次第だ。

そのうえで飛段さんと相談して決めるとしよう。」

 

「その飛段も、できればうちに引き込んでやりたいがな。」

 

おお、怖い怖い。

とりあえず勝負の行方次第とは言ったものの、これオレ一人で何とかしていい問題じゃないよなぁ・・・・・・・・

とりあえず、勝とう。

上手くやればこいつを警察に突き出せる。

原作はもうほとんどうろ覚えだが、こいつによっておこる悲劇は止められるはずだ。

 

そういつも通り、いつも通り・・・・・・・・

 

『さあ、今始まりのゴングが』

 

いつも通りゴングが鳴る前の不意打ち!

すぐさま駆け出し、地面をけり上げ顔面に砂をぶつける!

 

『おぉ~っと!まだゴングなってないぞ~?

早速この男の残虐ファイトだ!!』

 

その砂を頭を下げて避ける。

しかし服に軽く砂が付いてしまい、不機嫌気味である。

だが、しかし、

 

「ボディーが甘いぜ!」

 

その曲げられた腹に向かい右腕でのボディーブロー。

渾身の一撃が入り、オーバーホールの口から空気のもれる音が聞こえる。

 

「ヤロウオブクラッシャー!!」

 

『おお!言葉の意味はよくわからないがすごいやる気だ!』





飛段「う~ん、実戦経験詰ませられればなって思ってたが、そろそろやめさせるべきか・・・・・・・」

『オーバーホールだあああああああ!!!!』

飛段「よし!これが終わったら即刻やめさせよう!!
むしろ今すぐやめさせたい!!」
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