この素晴らしい中二病に祝福を!   作:アホを極めたらこうなる

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初クエストに出発を!

「クエストよクエスト! クエストをするの!」

 

 優雅な朝ご飯を楽しんでいると、突然アクアさんがそんなことを言い出した。

 

 クエストってあのクエストだよな? ゲームとかのクエストだよな!?

 

 遂に俺にもクエストをする日がやってきたのか……!

 

 そんな俺の期待とは裏腹に。

 

「行かねえよ。お金もたっぷりあるんだし、俺はゆっくりのんびり生きてたいんだ」

 

「そんな生活をしてるから最近太ってきてるんだぞ」

 

「ばっか太ってねえよ! お前こそ太ったんじゃねえか!?」

 

「うっ……いくら私でも言われたら嫌なことだってあるんだぞ」

 

「ほんとわかんないなお前……」

 

「あ、行かないんだ」

 

 やってみたかったんだけどな、クエスト。

 

 そんな俺の気持ちを察したのかダクネスさんが。

 

「なあ、どうしても行かないか?」

 

「ああ。梃子でも動かん」

 

「せっかくだから行こうじゃないか。勇太の初クエストもかねて、な?」

 

「ああ……そういえばそうだったな」

 

 と、少し考えてから。

 

「そうだな、今日ぐらいは行ってやるか」

 

 ダクネスさんが「やったぜ!」って顔をしてたのは置いといて。

 

 遂に俺もクエストデビューか! こっちに来てまだ数日しかたってないけど、やっときたなって感じがするな。

 

「なんだ勇太、めっちゃ楽しそうな顔して」

 

「いや、すっごい楽しみだよ」

 

「そうか……まあ今ぐらいは楽しんどけ。あとに絶望しないほどにな……」

 

「ちょっとまってそんな顔しながら言わないでくれよ!? しかも性格までアニメに出てくる悪役みたいになってるよ怖くなってきたよ!?」

 

 ひえええええ! なんかあったのかカズマ!?

 

 ……あれ? こういう時に真っ先に中二病発言しそうな六花がなにも言わないんだけど……。

 

 ってか朝起きてからご飯まで六花を見てないんだけど……。

 

「えっと、六花知りませんか?」

 

「ああ、六花ならめぐみんと一緒に部屋で何かをしてるぞ」

 

 と、ダクネスさん。

 

 そういえばあの二人は特に仲が良くなってたな。クラスの時のぼっちっぷりを思い出して心配になってたけど、友達ができたみたいで良かった。

 

「んじゃ、決まったことだしさっさと行こうぜ、遅くなったらモンスターに余計に襲われるしな」

 

「そうね、早くいかないとお金をいっぱい稼げるクエストがなくなるものね」

 

「では準備してくるついでに、二人を読んでくるな」

 

「よろしくー」

 

 なんか話が進んでるけど、まあとりあえず準備すればいいんだよな?

 

 ま、準備って言っても俺と六花は……

 

「リフレッシュ」

 

 って、こんな感じで魔法かけるだけなんだけどね……。

 

 リフレッシュっていうのは、俺のダークフレイムマスターの能力についてた魔法の一つ。

 

 長い間戦ってたら服とか体とかが汚れるから、と中二の頃の俺が付けたんだけど……。

 

 いや、今は便利だけどなんでそこだけ現実的なの? 中二病発症しないとこ間違えてるよ?

 

 ま、まあ六花にはそんな超現実的な魔法いてないと思って、前に使ってあげようとしたんだけど。

 

「安心して、邪王真眼に汚れるという概念はない」

 

 と言われた。その割には水たまりとか避けて通ってたし、カエルでヌメヌメにさせられたアクアさんには近づこうとすらしてなかったけど……。

 

 その後に「ゆうた、さっき言ってた魔法を所望する……」って小声で言ってきたけどな。

俺の彼女可愛すぎるんですけど。

 

 まあとにかく、そんな感じで服はこっちに来た時の制服のままなのだ。ほんと数日しかたってないけど服を変えたくてしょうがない……。

 

 と、そんなことを考えているといつの間にかみんなの準備が終わっていたようで。

 

「なにぼーっとしてるんだ、はやくいくぞ?」

 

「あ、ああ、分かった」

 

 と、扉を開けようとして。

 

「あ、俺がテレポート使えばいいんじゃ?」

 

「いいなそ「ダメだ、それではカズマの体力が付かない」

 

「いいだろそれくらい、楽させてくれよ」

 

「ダメだ。ということで勇太、歩いて行く」

 

「あ、はい……」

 

「なんかとばっちり受けましたね」

 

「邪王真眼なら飛べる」

 

「それも却下だ」

 

「うう……」

 

 六花が涙目になったところで。

 

「さ、行くぞ。久しぶりのクエストだ!」

 

「お金をいっぱい稼ぐわよ!」

 

「爆裂魔法をぶっ放すのです!」

 

「邪王真眼の力で吹き飛ばして見せよう……」

 

「ああ、悪い予感しかしねえ……」

 

「なんか俺まで心配になってきたよ……」

 

 口ではそう言いつつも、少し心を弾ませながらみんなで歩き出すのだった。




ここまで読んで頂き、ありがとうございます。

読んで頂いた方には分かったと思いますが、今回は他の回よりも短くなっております…。

実は今回の話、今日ではなくもう少し後にもっと内容を詰めて投稿する予定でした。じゃあなんで今日投稿したのかって言うとですね…。

はい、分かった人は分かると思います、今日は六花の誕生日でございます!六花おめでとう!

そういうことです、登場キャラの誕生日に投稿したいと短くして投稿してしまいました。すみません…。

内容が薄くなってるとは思いますが、次回はもっと濃く出来るように頑張りますので、どうかご容赦下さい。

とりあえず六花おめでとう! マジで! ほんとおめでとう!!!!!!

それでは、次回も読んで頂ければ幸いです。
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