この素晴らしい中二病に祝福を!   作:アホを極めたらこうなる

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激動の…暗黒食事会

「うわ、めっちゃ美味い!」

 

 と、カズマの料理を食べた俺の口から、思わずそんな言葉が出る。

 

「だろ? 俺の料理はミシュランの三ツ星レベルだからな」

 

「みしゅらん? なんですかそれ?」

 

「俺の故郷では、最高の料理って意味だ」

 

「へー」

 

「まあ確かに美味しいけど、三ツ星は言いすぎなんじゃないの?」

 

「アクア、本当のことを言ったらだめだぞ。カズマだって自信を持って料理を作っているんだから」

 

「明日からお前らの分無いから」

 

「「すいませんでした!!」」

 

 ……いやでも、本当にうまいな。日本ならお店出せるんじゃ?

 

 と、ここでアクアさんが。

 

「ああ、カズマの料理が美味しいのは料理スキルのおかげよ。こんな引きニートが素で料理出来たら軽く恐怖するわ」

 

「やっぱお前は飯抜きだ! それも俺が食ってやる!」

 

「ああああ! 私のお肉~~~~~!!」

 

「お、おい! 食事中に喧嘩をするな! ああほら、皿が落ちるぞ!」

 

 カズマとアクアさんがダクネスさんに止められて、なんとか席に着かされる。

 

「すいません、騒がしくて……」

 

「い、いえ……」

 

 ぺこぺこと頭を下げるめぐみんさんに対し、こっちもぺこぺこと頭を下げる。謝らなくていいんですよ。

 

「おいしかったあああ! ごちそうさま!」

 

「お、早いな。皿はそこに置いといてくれ、俺が片付けとくから」

 

「カ、カズマが片付け……!?」

 

「ドレインタッチ」

 

「ああああああやめなさいよおおお!!」

 

「勇太には悪いんだが、あいにく部屋がなくてな。知らない人と一緒に寝るのは嫌だろうから、しばらくは六花と一緒の部屋で我慢してくれ」

 

「いえいえ! 部屋を貸してもらえるだけで結構ですから!」

 

「そうか、すまないな」

 

 するとめぐみんさんが。

 

「あ、あのー。カズマのお客さんなのはわかっているんですけど、二人は一体どういう関係なんですか?」

 

「えっ? ああ、エリsふぎう!?」

 

「あーなんでもないなんでもない!」

 

 ちょ!? 口ふさぐなカズマ! 息できええええええ!!

 

「勇太、こいつらにエリス様のことを言っちゃだめだぞ。特にダクネスにはだ。あいつは熱心なエリス教徒だからな……」

 

 あ、ああ、そういうことね……。仏教徒に仏様に会ってきましたーっていうようなもんなのか。

 

「? どうしたんですか二人とも、そんなにいちゃいちゃしてないで早く教えてくださいよ」

 

「え、えーっと……」

 

「まっずい! こうなっためぐみんは死ぬまで聞いてくるぞ……」

 

 死ぬまで!? こっわ! 恐怖の塊じゃねえか!!

 

 くっそ、こうなったら……。

 

「カズマ、俺に合わせてくれ、いいな?」

 

「お、おう、分かった」

 

 そうカズマに言ってから、めぐみんさんのほうを向き。

 

「じ、実は、カズマとは昔いた国での幼馴染でさ!」

 

「そ、そうなんだよ! いやーあの時は楽しかったよなー!」

 

「そうそう! 楽しかったよなあの時!」

 

「へ、へー……なんか焦ってます?」

 

「「焦ってない焦ってない!」」

 

「……まあいいです、何かあるんなら深く問い詰めたりはしません」

 

 よかった……これ以上やってたら絶対ぼろが出てた……。

 

「と、とりあえず、俺は部屋を確認しに行ってきます」

 

「分かりました。一番右の部屋ですからね?」

 

「はい、ばっちり覚えておきます」

 

 と、ソファで寝ている六花を部屋まで移動しようと思ったのだが。

 

「ふふふ……プレゼントは暗黒ビスケット……」

 

 まだブラックサンタの夢見てたのかよ!!

 ってか暗黒ビスケットってなんだよ!? 絶対なんかやばいつ入ってるじゃんそれ!!

 

「お、おーい六花、部屋にいくぞー」

 

「へ? ゆうたも欲しいの? はいどうぞ……」

 

「いらないいらない! 何かに感染しそうで恐ろしすぎるわ!」

 

 ダメだ、絶対起きないぞこれは……。こうなったらまたおんぶして運ぶしか……。

 

 と、その時。

 

「こんなときテレポートでも使えれば、便利なんですけどね……」

 

 とめぐみんさん。そうか! その手があったか!

 

 俺にはエリス様に貰った能力があるんだし、テレポートぐらい使えるんじゃね!?

 

「よっしゃいくぜ! テレポート!!」

 

 ……………………。

 

 うん。なにも起きない。無理だったっぽい。

 

 すると、ダクネスさんが笑って。

 

「テレポートは一度行った場所じゃないと飛ばせないぞ。それにテレポートが使える人も限られているから、そう簡単に使えるものではないんだ」

 

 あ、そうなんだ……。

 

「あははっ、さっきの見ましたか!? 右手を出してテレポートって! 笑いが止まりませんよ!」

 

「ああああああ思い出したら死ぬほど恥ずかしいことしてたああああああああああ!!!」

 

「ま、とにかく自分で運ぶしか……ッ方法はないぞ……ッ」

 

「必死に笑いをこらえながら言うな! 余計に恥ずかしくなってくるだろうが!」

 

 あああああ恥ずかしいいいいい!!

 

「よいしょ、それじゃさらばあああ!」

 

 六花を背負って、素早を駆けあがる。一刻も早くあの空間から脱出したい。

 

「はあ、はあ、はあ……ここか、俺達の部屋」

 

 ドアを開けると、なかなか広い部屋だった。

 

 俺の部屋の1.5倍くらいかな? まあ、二人で使うには狭いけど……贅沢は言ってられないよな。部屋を貸してもらえるだけありがたいんだから。

 

 ベットに六花を寝かして、ふとさっきのダクネスさんの発言を思い出す。

 

 確か一回行った場所じゃないとテレポートできないんだっけ。もしかしたらそれでテレポートできなかったんじゃないのか?

 

 ダークフレイムマスターの力の中に、テレポートがあったような気がするし。

 

 ものは試しだ! いくぞ!

 

「テレポート!」

 

 とさっきのポーズとまったく同じ体制で叫ぶ。

 

 すると。

 

「うおお! なんか魔法陣が足元に!」

 

 そのまま俺は光に包まれて。

 

 気づいたら、俺はリビングに居た。

 

「ゆ、勇太!? 今の魔法はテレポートじゃないのか!?」

 

「ど、どういうことですか勇太! なんで使えるんですか!? その魔法は、結構な魔力を消費するので、なかなかの魔力値じゃないと倒れてしまうっていうのに……」

 

「勇太、お前そんなことできたのか!」

 

 驚いている三人を目の前にして気分がよくなった俺は、ポーズを決めて。

 

「これがダークフレイムマスターの力だ」

 

 その瞬間、場の空気は凍った。




ここまで読んで頂き、ありがとうございます。

今回はいつもより短めになってしまいました。作者がアホすぎて用事がいろいろ重なってしまったからです。本当に申し訳ありません…。

それでは、次回も読んで頂ければ幸いです。
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