とりあえずあけましておめでとうございます 新年初ガチャはさよつぐの☆4でしたフォ━━━━━━━ヽ(▼∀▼)ノ━━━━━━━!!!!!!!
「つぐー!今日は店番無い日だよな!ひまりが美味しいクレープ屋行こうって言ってんだけど一緒に行かねーか?」
もうすっかり冷え込んできた11月、私たちAfterglowの今日はお休みの日である。巴ちゃんは相変わらず寒さも吹き飛ばすくらい元気でむしろ制服の裾は腕まくりをしている。見ているこっちが寒くなりそう。
「うん!いいよ!行こう行こうー!」
甘い物は大好きなので断る理由は無い。強いていえば友希奈とも一緒に行きたかった。
退院以来友希那との関係は前よりもずっと良くなった。口数は相変わらず少ないが二人で居る時の距離はずっと近くなり、私も友希奈もお互いの為に頑張ろうという気持ちも持つようになっていた。
「つぐー!早く行くよー!」
頭の中で友希那の事を考えていたらひまりちゃん達が既に荷物を持って教室のドアのところから私を呼んでいた。いけないいけない、最近ちょっと時間があったらすぐに友希那の事を考えてしまう。
(好きだから、仕方ないよね)
そう、私は友希那が好きだ。大好きでたまらない。だから、もっと追いつけるように、頑張ろう。
「うっわぁー!」
「凄い行列...」
ひまりちゃんの言うクレープ屋さんの前には物凄い長蛇の列が出来上がっていた。どうやら最近オープンしたばかりなのと、駅の近くにあるということで特に私たちのような女子学生にはかなり人気があるらしい。甘い物だし当たり前ではあるが、まさかここまでとは予想していなかった。
「ひまりちゃんどうする...?並ぶ?」
「うーーーーーん...何分くらい待ってるんだろう...」
流石にこの行列だ、ひまりちゃんも難しい顔をして悩んでいる様子。
「私ちょっと最後尾見てくるよ、ひまりとつぐはここで待っていてくれ」
そう言って巴ちゃんはパッと走って行った。
「うー...ごめんねぇつぐぅ〜」
「だ、大丈夫だよ...私もこんなに並んでるなんて思わなかったし」
ひまりちゃんは目をうるうるさせながら店先のショーケースに展示されている見本のクレープを見ている。 バナナやいちご、チョコレートといった沢山の種類のクレープがあり、変わったもので抹茶醤油クレープなんてものもある。見本を見ているだけで食べたくなってきた。
「ひまりー!つぐー!最後尾1時間待ちだってよ、どうする?」
「1時間かー、今から並んだら6時過ぎちゃうよー」
今の時間は17時15分、この時期なので既に暗くなり始めている。
「私は一応大丈夫だけど...1時間も並ぶのかー......」
この寒い中1時間も外にいるのはちょっと嫌だなと思った。こういう時、寒さに強い巴ちゃんが羨ましいと感じる。こういう時友希奈ならどうするだろうか...。
「あら?羽沢さん、それに...宇田川さんに上原さんまで」
うだうだと悩んでいると聞き覚えのある声。そこには友希那と紗夜さん、あこちゃんと燐子さんらRoseliaのメンバーと、
「あ!ひまりちゃんにつぐみちゃん!やっほー元気ー?」
巴ちゃんにも負けないくらいいつも元気な日菜さんがいた。
「日菜さんはいつも元気そうですね、みなさんもクレープを食べに?」
「えぇ、今日はスタジオが取れなくてどうしようか相談してた所へ日菜が美味しいクレープ屋があるから一緒に行こうと誘われて」
「リサも来れれば良かったのだけれど、バイトだから来れないって言われたわ」
私達もモカちゃんを誘ったのだがシフトが入っているからと断られた。今頃は2人でまた話しながらレジでのんびりしているのだろう。ちなみに蘭ちゃんは華道のお稽古の日だ。
「それで、上原さん達は一体何を?」
「並ぶかどうか迷ってまして...最後尾が1時間待ちらしくて」
「えー?並ぼうよ、折角来たのに勿体ないじゃん」
日菜さんやあこちゃんたちは並ぶ気満々らしい。燐子さんはあこちゃんにがっちりと腕を捕まれていて逃げられない様子。何かを訴えるような目で私やひまりちゃんを見ている。
「あこは紅鮭といくらのクレープが食べたいだけだろう?ったく、絶対不味いからやめとけって」
「ふっふっふっ、どんなに邪道な食物であろうと我が胃袋に...にー、にー...」
言葉が途切れた。たまにあこちゃんは言葉が思い浮かばない時こうして詰まる時がある。そういう所が本当に可愛い。
「あこちゃん...えっと、えっと...」
燐子さんもいつもならサッとあこちゃんのサポートをするのだが今日はあわあわと落ち着かない様子。
「とりあえず何でも食えるってことだろ?...って本当にどうする?並ぶなら早くしないと本当に遅くなっちまうぞ」
巴ちゃんの言う通りこうして話してる間にもどんどん時間は過ぎていく。
「私と羽沢さんは並ぶわ、多少遅くなってもバンド練習の時間に比べればどうって事ない」
友希那は私の手を取って言った。友希那の手はひんやりと冷たかったがすぐに暖かくなった。
「そうですね、折角来たんですし、みんなで話しながら待っていれば暇を持て余すことも無いでしょう」
そして私たちはぞろぞろと列に並んだ。日菜さんとひまりちゃんからの好奇な視線をずっと感じるが気の所為、だと信じたい。
「お待たせ致しました!こちらコーヒーとバニラのクレープです。落とさないようにお気をつけください、ありがとうございましたー」
並ぶこと1時間ちょっと、やっとの事で私たちはクレープを購入することが出来た。店の中では食べれそうになかったので近くの公園に移動して食べることにした。
「友希那さんは何にしたんですか?」
「私はチョコレートといちごのクレープよ。...思ったのだけれどこのお店、変な組み合わせのクレープが多くない?」
確かに多かった。あこちゃんが食べたがってた紅鮭といくらなんてとてもクレープと合うとは思えない。少し気にはなるが...。
「そこも店の売りらしいですね、話題を呼ぶためにあえて出してるのだとか......あ、1口貰っていいですか?」
「ええ、いいわよ」
私はパクッと小さくかぶりついた。チョコの甘さといちごの甘酸っぱさが噛み合っていてとても美味しい。
「ん〜、美味しいです〜!」
「ふふっ、良かったわ。私も羽沢さんの1口いいかしら?」
「はい!いいですよー」
私はクレープを差し出す。髪を耳に掛け、はむっとクレープを食べる友希那はとても優雅で可愛かった。見ているだけで幸せだ。
「少しほろ苦いけど美味しいわね」
苦い物が苦手な友希那もなんとか食べれるようだ。
「お2人さんは相変わらず仲がよろしいようで」
「ふぇ?」
ひまりちゃんのじとーっとした声が聞こえて、見るとみんなの視線が私たちに向けられていた。気づいたら私は友希那にくっ付く形で座っている。
「いやー、つぐちゃんと湊さんは見ててほんわかするよー」
カスタードとココアのクレープを食べながらにやにやと日菜さんがこちらを見る。なんだか少し恥ずかしくなってきた。
「日菜、食べづらいから少し離れてくれるかしら」
日菜さんも紗夜さんにべったりとくっ付いている。紗夜さんは迷惑そうな言い方だが少し嬉しそうな表情。ただその手に持っているのはナゲットとアボカドのクレープ...流石はジャンクフード好きの紗夜さんだ。あこちゃんと燐子さんも2人でぱくぱくとクレープを食べている。やっぱり紅鮭といくらのクレープを頼んでいて2人の表情からして意外と美味しいというのが窺える。巴ちゃんとひまりちゃんは互いにバニラと抹茶のクレープ。うん、私と一緒でとても普通だ。私たちはわいわいと公園で話をしながら少しの時間を過ごした。
「うぅ.....」
「そんな難しい顔をしないでいいのよ」
「だってこの状況は...ちょっと...」
私と友希那はあの後まだ2人で居たいということで友希奈が私の家に泊まることになった。そして食事を済ませ、シャワーを浴び、ちょっと雑談を楽しんでいざ寝ようと現在に至る。
「ふふっ、可愛いわね」
「そ、そんな...可愛くなんて...」
「力を抜きなさい、大丈夫...すぐに気持ちよくなるから」
「ちょ...駄目っ...あ...」
「羽沢さん、あまり動かないで。まだ私も慣れてなくて...」
「友希那...さん...私......もう...駄目っ...」
背筋がぞわっとする感覚が私を襲う。私はベッドのシーツをぎゅっと握りしめ快感に耐える。
「あっ...うぅ...」
手は震え目からは一筋、涙が頬を伝う。こんな姿を友希奈に見られているのが恥ずかしくなり、私は枕に顔を埋める。
「ふぅ...このくらいかしら。足裏のマッサージって案外難しいのね」
「......友希那さんのいじわる」
「いじめていたつもりは無いわよ...それにやってほしいと言ったのは羽沢さんじゃない」
確かにそうだがそれでもこんなに気持ち良いなんて思って無かった。最初はちょっと痛かったけど。
「友希那さん...私...」
頬を赤らめ潤んだ瞳で友希那を見つめる。頭がぼーっとして殆ど何も考えていなかった。
この後私と友希那は朝方までイチャついていた。次の日に寝ぼけながらバンドの練習に行ったのは言うまでもない。
次回「つぐ×友希那異世界転生」