「ヒュマオ君ですね……はい、これをどうぞ」
「ありがとうございます!」
「いえ、頑張ってくださいね」
冒険者を育てるための教育機関、『ドワーナ学園』の学生証を受けとると、改めて自分が入学したことを実感する。
「じゃあ次の方~」
邪魔になると思い、先生から離れて再び学生証を見る。自分の名前の『ヒュマオ』と種族『ヒューマン』、自分の所属している『普通科』と顔写真が印刷されている。学生証を裏返しにして見ると注意書が書いてあるので、読みながら職員室の扉に手を掛ける。
「えーっと、何々……転科した場合、速やかに届け出ること、紛失した場合速やかに……
「いたぞ!ソロ新入生だ!」
「ヒャッハー!ファイガン!」
「千鳥!」
なんだ!?急に俺目掛けて、炎と雷が飛んでくる!
反応できない避けきれない、もうだめだ!
「あっぶなーい!」
横から凄まじい力で吹き飛ばされ、間一髪飛んで来たものを避けるが……
「がぶっ」
「あっごめんなさい!とっさだったし、かばうを持ってなくて…」
受け身を取れずに思いっきり背中を打ち付ける。
「おうおうおう!邪魔すんじゃネーよ!」
「待ってください、この人私のパーティーメンバー何です」
くらくらした頭で見てみると、恐らく俺を吹き飛ばしたであろう白い服とバンダナを着けた女バハムーンと、それに対峙する学生三人が見える。
「……何だ、もうパーティーに入ってたのか悪かったな」
「見間違えてすまんな!だけどオレらも今入りようでな」
「もー、気を付けてくださいね?」
学生三人組はそのまま立ち去っていった。……一体なんだったんだ?と混乱していると、スッと手を差し出された。
「大丈夫?」
「あ、うんありがとう…」
差し出された手を握り立ち上がる。
「何だったんだ一体……」
「あれは冒険者学園名物新入生狩りだね。新入生を捕まえてその装備を剥ぎ取って売るの」
「そんなことが許されて良いのか!?」
「うん、実際にこの時期には購買部で良く見るらしいよ」
……入る学園、間違えたかもしれない。
「と、言うことで今後ともヨロシクゥ」
「へ?よろしくって……」
「今言ったじゃない。パーティーメンバーだって」
「パーティーって……冒険の?」
「それ以外に何か?」
パーティー、冒険者にとっては祝い事などではなく、冒険をするときの組単位を表すのだが……
「いや、急にそんなことを決められても」
「パーティーに入んないとさっきみたいに襲われるけど良いの?」
「……とりあえず仮契約で」
「イェーい、ヨッロシクゥ」
ヒュマオ入学一日目、初めてのパーティーメンバーができました。……仮だけど
第一回とともの勉強会
レベルについて
ととものではキャラクターの経験を表すレベルと学科の経験を表す履修度があります
レベルは基礎的なステータス
履修度は魔法やスキルの習得に必要になります
100レベルでも履修度が低ければ魔法は使えませんし
履修度が高ければどんな魔法も使えます(使うMPがあればですが)
普通科
普通科です
全武器を装備できます
単体攻撃、回復魔法を覚えます
つまり何でもそこそこできる魔法戦士です
範囲攻撃やからめ手はできませんし爆発力もありません
パーティーに1人いると便利です
ヒューマン
いわゆる人間
バランスの良い能力を持つ
適正はなんでも
専用学科はガンナー
バハムーン
龍の血を引いている種族。
力と体力に優れている
適正は戦士系
ガッチリした体と、背中に小型の羽が生えているのが特徴。
肉体能力に優れており、ブレスを吐くことできる。
専用学科は竜騎士。
新入生狩り
ヴィザードリィの頃から良くあること
類義語 装備剥ぎ
パーティー
冒険者の団体の単位。
1~6人で構成される。
かばう
かばいます
ナイトや竜騎士など防御系の学科で習得できます
ファイガン
炎属性範囲魔法
千鳥
範囲攻撃の特技