happyend までは終われない   作:パッパパスタ

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昔の太ってた頃のピカチュウ並に初期のイギー好き


第6話 水と炎のコントラスト



 

 

 

 

 砂漠、それは年間を通して降水量がほとんどないという過酷な環境。時たまオアシスという場所もあるが、それ以外では植物が育つことすら育たず、さらに昼夜の気温の差も激しいという不毛の土地。

 

 

 ディオを倒すという1つの目的でこの過酷な砂漠の上にいるにジョースター一行達。

 

 

  一行を焦がすまいとしている太陽の下には、この砂漠には似つかわしくないものが存在していた。

 

 

 

 

 

「な、なんだぁ〜、ありゃあ!!」

 

 

 それはグルグルと空中を旋回しながら、周りに風を巻き起こし大きな音をたてながらゆっくりとこちらへと近づいてきている。

 

 

「フフ.....来たか」

 

 

 ようやく、といった風にジョセフ・ジョースターが呟く。

 

 

「あれはヘリコプターだ、ポルナレフ。見ればわかるだろう」

 

「んなこと分かってんだよ花京院!俺が、聞いてんのは、なんでこのサハラ砂漠にヘリがあるんだってことだよッ!!」

 

 

 お前はいちいちつかかってくる野郎だなぁちくしょう、そう悪態をついたポルナレフにジョセフが再び口を開いた。

 

 

「あれは私が呼んだヘリコプターだ、思ったより遅い到着だったなァ」

 

「じじい、てめぇもしかして次はあれに乗るんじゃあねぇんだろうな?あんたと共に乗り物に乗るのだけはもうゴメンだぜ」

 

 

 何のことを言ってるのかさっぱりじゃとケタケタ笑いながらジョセフはヘリコプターの尾翼部分を指さした。

 

「あれを見ろ。SPW財団のマークじゃ。わしがこれから先の敵の事を考えて応援を頼んだんじゃ」

「そういやSPW財団っていえば、日本のお袋の看病をしてくれているじじいの古い知り合いか」

 

「実は助っ人は2人おるんじゃ。片方の助っ人は問題がないんじゃがちともう片方の性格に難があってのォ」

 

  助っ人に関してなにか知っていることがあったのか、アヴドゥルが声を荒らげた。

 

 

「ジョースターさんッ!やつは人の指図受けようとしないんです!やつが私達の旅に同行するなんて無理です!!」

 

「なんだアヴドゥル、お前知っているのか?」

 

 ああ、よーく知っているよ。そう含みを持たせて言ったアヴドゥルに承太郎からの問いが続く。

 

「おい、ちょっと待ちな、助っ人ということはもちろん、2人ともスタンド使いなんだろうな?」

 

 

 まさに満を持して、といったようにジョセフがその問いに答える。

 

「愚者 ザ・フールのカードを持つ暗示のスタンドの使い手、そして暗示の意味するカードを持たないスタンド能力者だ」

 

「ザ・フールぅ?」

 

 へへ、なんだか頭の悪そうなやつだなぁとポルナレフが小馬鹿にした態度を取る。しかしそれをアヴドゥルがたしなめる。

 

 

「ポルナレフ、お前じゃあ到底勝つことができないぞ、両方共にな」

 

「な ん だ と、アヴドゥル.....!どっちにもってお前喧嘩売ってんのか!」

 

「ただお前より強い。だからお前は勝てないと言っているだけだろう」

 

その言葉にカチンときたのかさらにポルナレフはヒートアップする。

 

「てめぇ、口の利き方には気をつけろッ!」

 

「なんだこの手は、痛いぞポルナレフ」

 

「んだとッ!元はと言えばお前が────」

 

「2人ともっ!やめてください、もうヘリが着陸します」

 

 

 ゆっくりと到着したヘリコプターの運転席の扉が開く。すると運転席から2人の男が降りてくる。そしてジョセフの方へと駆け寄った。

 

「よくぞご無事で、ミスタージョースター」

 

「わざわざここまでありがとう、感謝する」

 

「おいじじい。で、だ」

 

 

 承太郎がヘリから降りてきたSPW財団員をジロジロと観察をする。

 

 

「こいつらが助っ人とかいうやつか?」

 

「いえ、我々ではありません。後ろの座席にいます」

 

 

 そう言いながらスピードワゴン財団の操縦士が後部座席に視線を向けた。承太郎が後部座席のドアに手をかけようとする。するとその瞬間にヘリコプターごと後部座席の方が揺れだした。

 

 中からはなにやら焦っている男の声と、犬の吠える声が聞こえてくる。

ああ、言わんこっちゃないと急いで財団員が後部座席のドアを開く。

 

 

すると勢いよく男と、男の頭に噛み付いている小さな犬が飛び出してきた。

 

 

 

 

 

────

 

 

 

 次の任務のために時間がかかりすぎた。

 

 1番の課題だったのがSPW財団とのコネクションを持つことだった。まずまず神様転生的なにかでしかも特典的なやつももらったと言えども、それが直結してSPW財団に繋がる訳じゃあなかった。

 

 1番はじめはSPW財団に直接電話をかけた。

 あいにく自分は超能力が使えるんですと言った時点で受付のお姉さんに切られてしまった。スタンドといえばわかるんじゃないかと何回も電話をかけるがまずスタンドという前に切られる。

 

 直談判しに行こうとするが本部は遠い。日本支部もどこにあるかわからない。

 

どうしようかと迷っていた自分にまさに奇跡が起こる。

 小遣い稼ぎがてらの路上で能力を使ったエセマジックをしている時、まさに奇跡が起こった。

 自分のマジックを見て面白いと思った商店街の役員の方が今度の祭りの余興でやってくれないかと話を持ちかけてきてくれたのだ。次に大きいショッピングモールでマジックを披露。そして次に新聞記者の目にとまって、それをみたテレビ関係者の方の目にとまってと、まさにトントン拍子のようにテレビに出演するまでになってしまった。

 

 

 鈴美ちゃんを養子としているが、それを考えてもお釣りがめちゃくちゃ余るほどに稼ぎまくった。自称マジシャンからのガチマジシャンへの進化。なるほどこれが神の加護か(白目)

 

 

 

 

 

 

 そしてテレビ出演してから少したったある日。

 

 

 その日自分はテレビ出演の休憩がてら、近くの公園のベンチで休んでいた。

すると背中合わせになっている自分の後ろのベンチに誰かが座る音が聞こえた

 

「君は、ビジョンというものを感じたことはあるか?」

 

 

 まさに『熱』を感じた。恐怖で熱を感じたとかいうことではなく、リアルな熱さ。だんだんと温度が上がっていく。それも息ができなくなるほどに。

「赤い荒縄《レッドバインド》」

 

 この技でわかった。こいつ、アヴドゥルか....!

 赤い炎が首の周りに巻きついてくる。

咄嗟にスタンドを出し、レッドバインドを解こうとするがあまりの熱で解くことが出来ない。

 

「ほう、それが君のスタンドか。見たところ人型だが能力は水を操るのか.....?」

 

 ベンチの横にある噴水の水を操り、こちらへと誘導する

 

 

「どうやら君はスタンドをあまり理解していないらしいな。スタンドはスタンドの攻撃しか受けない、その攻撃ではレッドバインドは解くことは出来ないぞ」」

 

 そんなことは重々承知している。スタンドを理解しているアヴドゥルだからこそひっかかるこの罠。

 

「なッ───────」

 

 噴水の水が自分を含む2人を直撃し、レッドバインドの拘束が溶ける。

 自分のスタンドの遅くさせるというのは、膜のようなもので覆って

ものを遅くさせるようなもの。ようするになんでも武器にさせることが出来るってわけで、

 

 だからこれを利用するとだな、

 

 

 スタンドの手を丸めて、空気の動きを極限まで固める。それを繰り返し重ね繰り返し重ね繰り返し重ね────

 

 

 螺〇丸が出来上がるってわけだ。

 

 

 

「何かを企んでいるらしいが、そんな透明な球では私に傷をつけることすら出来ないぞ」

 

カチンときてしまった自分はつい、その油断のせいで額を撃ち抜かれたんですよと、アヴドゥルの額の包帯を指さし言ったてしまった。

 

「貴様ァ!もう手加減はせんぞッッ!!」

 

 マジシャンズレッドの周りに火が集まっていく。その火が段々と楔形へと分身していき......

 

あっ、死んだ。

 

 

「クロスファイヤーハリケーンッスペシャルッッ!!!」

 

 

 そこで意識を失った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




書いてる途中で文を全削除してしまい若干最後投げやりです。許して。またいずれ書き直し入ると思います。



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