私と蒼の物語 作:月姫
だいぶ遅くなった上につまらない駄文ですが読んでいただけると嬉しいです。
「あー疲れたぁ……なんで布団ってあんなに重いのかしら…?」
いつか100gしかない布団とか誰か作ってくれないかしら?
私は家の中に入ると一目散に二階にある、自分の部屋のソファに座り込んだ。
アラサーにとって布団運びは重労働なのだ。
「確か…昨日は荀子を読んだ筈だったわよね……?」
私は本棚から本を取り出す。
今日は孫子でも読んでみることにしよう。
私の中では思想書ブームが来ていているのだ。
「………………」
私が本を読み初めてから小一時間ほど経った所で、
「お姉ちゃん……聞こえる…?こっちだよ……」
また、声が聞こえた。
「また幻聴が…本格的に病院に行った方が良いのかも……」
声がした気がする方を見ても私の服が入ったタンスしかない。
もしかして私は前の職場で違法な薬の人体実験の被検体にでもされていたのだろうか?
「こっちに来てよ……お姉ちゃん…」
ヤバい、これはヤバい幻聴に私の事を呼ばれた。
これがどれくらいヤバいかと言うと、マ○ドの店内で「モス○ーガーの方が100倍美味いな!」って叫んだ時と同じくらいヤバい。
……コホン、落ち着きましょう私。
これは空耳よ空耳……間違っても加齢による難聴とかじゃないわ。
というかこの歳で難聴だとか思いたくない。
「お姉ちゃん…聞こえてるでしょ……?」
「あーもうさっきから何ようっさいわね!」
しまった、つい空耳に返事を…。
これ他人から見たら突然見えない何かに怒鳴るアラサー女よね?
「良かった、聞こえてたんだね…」
しかも幻聴が返事を返してきた。
これがアレかしら、イマジナリーなんとかって奴?
……もしそうならアレね、なんかとってもアレな気分だわ、
具体的に言うとクソ。
「こっちだよ、こっちを見てよ…」
とりあえず声がする方を見てみようかしら?
見たら黙るかもしれないし
「何よ、タンスしかないじゃないのよ。」
「こっちだってば…」
タンスの上をよーく見つめると、置いた記憶のない小さな日本人形がある。
……まさかコレじゃないわよね?一応聞くだけ聞いてみましょうか…
「もしかして……さっきから声を出してるのは貴方?」
「そうだよ!やっと気づいてくれたんだね!」
小さな女の子を象った人形が私に話しかけてきた。
……夢よね?
「……からくり人形かしら?」
「違うよ!僕はこの土地の………まあ、神様…みたいなものかな?」
「何よそれ、なんで自分のことなのにハッキリ断言しないのよ」
ちなみに私はハッキリしない人間が嫌いである。
「えっと…それは………ちょっと事情がありまして……」
「何よそれ、まあなんでも良いけど……で?さっきからなんで私を呼んでたのよ」
「それは………」
「……はぁ、まあなんでも良いわ。
とりあえず私が本を読み終わるまで邪魔しないでね?」
自称神様が何か言ってるけど私は気にせず本を読むことにした。
待ってる人なんていないと思いますが遅くなってすみません。