テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~   作:モニカルビリッジ

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 青年カオスはアローネ、タレスと共に旅をしている。

 かつての友ウインドラと戦い戦闘中にオーバーリミッツを取得したカオスだったが勝利後に彼からマナを封じる手錠をかけられ捕まってしまう。

 なんとか手錠を外して脱しようとするカオスだったが…。


監禁と救出

王都レサリナス 城東 騎士団修練場 物置小屋 明朝

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 あれからどのくらい経った…?

 

 

 

 陽射しが入り込んできたってことは外はもう朝なのか。

 

 

 

 扉は依然として固く閉ざされている。

 

 

 

 枷がどうにもならないと悟って扉だけでも壊そうとしたけど駄目だった。

 

 

 

 破砕音なんて気にせず破ろうとしたけどこの状態じゃどうにもならなかった。

 

 

 

 アローネ達には俺がどうなってしまっか伝えられなかった。

 

 

 

 今頃どうしてるだろうか…?

 

 

 

 心配して探し回ってるだろうか?

 

 

 

 素直に二人の忠告を聞いてさえいれば………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 結局俺は何をやってもこうなるんだな。

 

 

 

 やることやることがどうしてこうも裏目に出るのか………。

 

 

 

 どんなに良いことがあってもそれを塗り替えるような不幸がその後にやって来る………。

 

 

 

 どうして俺はこうなってしまうのか………。

 

 

 

 嘆いたところでここから抜け出すことは出来ない…。

 

 

 

 ここで時間が立つのを待って騎士団の誰かに見つかるかウインドラが戻ってきて連れていかれるかしか出来ない…。

 

 

 

 次に扉が開くとき、俺の運命が決まるだろう。

 

 

 

 そうなったら俺にはもう成り行きに任せるしかない。

 

 

 

 アローネ達は怒っているだろうか…?

 

 

 

 こんな馬鹿な俺を………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フ~、ネミィナァ…カエリテェ。

 

チョット!イイダシタノハアンタナンダカラシッカリシナサイヨ!

 イマワルイコトシヨウトシテルンデショ!?

 

ソウハイウケドヨォ、コノジカンニオキトクノキツクネ?

 

アタシダッテソウソウコノジカンマデオキテナンカナイカラキツイワヨ!デモタイセツナコトナンデショ!?

 

ソウナンダケドヨォ…、トシヨリニハキツイゼ。

 

タイシテカワラナイデショウガ!?ガマンシナサイ!!

 

ハァ!?アタシ、アンタノゴバイハトシクッテルンデスケド!?モットイタワッテホシインデスケド!?

 

ジャアオバアチャンモウスコシガンバロウネ?

 

ダレガオバアチャンダ!コムスメガッ!

 

アンタドノクライニミラレタイノヨ!?

 

ソンナモンミタメドオリデイインダヨ!

 

………オバサン?

 

ダレガオバサンダァ!?オネェサントイエオネェサントォッ!!

 

………キッツ…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 誰かが来たみたいだな…。

 

 

 

 女性みたいだけど…?

 

 

 

 恐らく騎士団の人なんだろうな。

 

 

 

 こんなところに来るなんてそれしか………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ガタガタッ!

 

 

 

カギガカカッテヤガンナァ…。ジョシュ!チョットマワリミハットケ!カイジョウシテミル。

 

?コンナトコロアケテドウスルノ?

 

ココハナァ、ムカシアタシガモノヲカクスノニツカッテタコヤナンダヨ。イマデモノコッテンジャネェカナァ。

 

ジャアココニワクチンガ?

 

アァ~、ソンナモンジャネェカラ………

 

ガチャリッ

 

ヨシヒライタ!!ジャアサッソク………。

 

 

 

ガラッ…!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「!?」

 

 

 

「んあ!?

 ………お前は?

 こんな所で何してやがんだ………?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

王都レサリナス 東北部 カーラーン教会

 

 

 

「………帰ってきませんでしたね…。」

 

「やはり………あのご友人に連れていかれて………。」

 

「だから言ったんですよ…!

 ボクが付いていきますと…!

 カオスさんは……!」

 

「………探しにいきましょう…。」

 

「…それは今は止めた方がいいですよ。

 さっきから外が騒がしいですからこの間言っていた集会か始まるんたと思います。

 この中で人一人見付けるなんて無理ですよ。」

 

「ではどうすれば…!?」

 

「人がいなくなってから探すしかありません。

 それなら探しやすい筈です。」

 

「カオス………

 どうか無事で………「頼もォォォォッ!!」!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おや?

 カタスティア同志は御不在ですかな?」

 

 

 

「トーマスさん?」

 

「今日はどうなさったのですか?」

 

 

 

「おぉ、お二人はこの間の!

 おはようさんでござる!

 して、どうなさったとはおかしなことを…。

 本日はこの間から待ちに待ったアルバート様が降臨なされる日ですぞ!

 教会の方々は見に行かぬのでござるか!?」

 

 

 

「いえ私達は………。」

 

「カタスさんから留守番を頼まれているんです。

 ですからその集会は参加できないんです。」

 

 

 

「ムムゥ…、

 そうであったか…。

 ですがこの機会は一生に一度しかないのでござるよ!?

 よいのでござるか!?」

 

 

 

「…と申されましても…。」

 

「今ちょっと取り込んでてそれどころじゃないんです。」

 

 

 

「んん?

 何かお困り事でも?」

 

 

 

「え、えぇ…

 カオ………サタンが昨日から帰ってこなくて。

 それでサタンを探しに行こうかここで待っていようか迷ってまして………。」

 

 

 

「あのオールバック牧師殿でござるか?」

 

 

 

「………そうです。」

 

 

 

「ほむぅ…、

 では我も協力するゆえ捜索いたしましょうぞ!」

 

 

 

「「え!?」」

 

 

 

「安心なされよ!!

 サタン殿は直ぐ様見つけて参ろう!!

 集会が始まるのはもう少し先のことである。

 その間に我輩のファンクラブの同志達を募りサタン殿を見つけてしんぜよう!!」

 

 

 

「…そこまでしてもらわなくても…(汗)」

 

「そうですよ、そのうち帰って来るかもしれないですし。」

 

 

 

「何を悠長なことを!!

 この街では人斬りや誘拐など日常の一つかのように起こるのですぞ!?

 そんな場所で座して待つなど油断もいいところ!!

 人がいなくなったのなら早期解決に臨むのが賢明な判断でござる。

 では我輩はファンクラブに伝えて来るでござる!

 お二人はここにて待たれよ!!」

 

 

 

「それは助かりますが…、

 どうしてそこまでしてくれるんですか?」

 

「そうですよ、

 私達はこの間一度お会いしただけの仲でしかないのに…。」

 

 

 

「何を他人行儀なことを…。

 この教会におると言うことは三人ともカタスティア同志に何かしら縁のある間柄なのでござろう?

 それならば三人は我らとも同志でござる!」

 

 

 

「「え?」」

 

 

 

「我等ファンクラブは元々は初代会長と二代目元会長カタスティア同志の発足で集まった者達でござる!

 カタスティア同志にはその過程で何かと助けられてきたのでござるよ!

 アルバート様とカタスティア同志は何の見返りもなく我等に手を差しのべてくださった!

 なれば今度は我等がカタスティア同志にそのご恩をお返しする番でござる!

 カタスティア同志のお客人ならカタスティア同志にお返しするも同然!

 我等ファンクラブ一同はサタン殿捜索にご助力いたそう!!」

 

 

 

「トーマスさん…。」

 

 

 

「騎士団は今日の集会で宛には出来んのでござろう?

 ………普段からそういったことを宛に出来ん輩であるからして、こういったことは我等が動くしかないのでござる!

 我等の結束力は騎士団を越えるものなので宛にしてくれてよいでござるよ!

 では行ってまいる!!」ガチャンッ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「カタスは本当に慕われていますね…。」

 

「…ボクも最初は疑っていましたけど信じてもよさそうな人ですね。

 あんなに慕われる人なのなら。」

 

「カタスはウルゴスでもそうでしたから…。

 疑うなんてしなくてもいいんですよ。」

 

「………養子の件…

 考えてもいいかもしれませんね。

 あの人の息子になれると言うのなら。」

 

「そうなったらタレスは私の甥になりますね。」

 

「アローネさんはカタスさんの御兄弟とはまだ籍は入れてなかったんでしょう?」

 

「籍は入れてませんでしたが私の姉のような存在には変わりありませんから………。」

 

「………これでカオスさんが見付かるといいんですけど…。」

 

「そうですね…。

 今どこにいるのやら………。」

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